朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -192ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。



日本人の遺伝子をオンにしましょう!




「どのような境遇に置かれても、常に感謝の気持ちを持つようにすると、遺伝子のスイッチはONになりやすいんですよ。」


博多の歴女・白駒妃登美さんの著書「感動する!日本史 日本人は逆境をどう生きたか 中経出版(2013/03)」の中にも同じように書かれてあったのを思い出しました。





この思いがほかの方ともつながっているのがわかってうれしい。





60P「子どもたちも、一直線に正解へたどり着こうとしなくてもよいのです。


一見、ムダだと思うようなことをしてもいい。少し立ち止まって考えてもいい。


なかなか成果があがらなくても、自分なりに工夫したり、さまざまな方法を試してみたりする経験こそが、子どもたちの心や思考に深みや厚み、奥行きや豊かさを与えてくれるのです。」




ぼくは、この文章を読んでなるほどと唸ってしまいました。


今まで目標に対して一直線で行けたほうが少なくて回り道したことが多かったように思います。


このほうが自分のためになるという考えにまったく同感です。






72P「なぜ、科学者は研究に打ち込むのでしょうか。


それは、一生懸命にコツコツとやっていれば、一生に何度か「今まで誰も知らなかったことを、私たちが世界で最初に見つけた」という瞬間に出合えるからです。


その時の喜びというのが、あまりにも強烈かつ感動的で、たとえようがありません。


もともと、人間にとって「知らないことを知る」のは楽しいことですが、科学者はケタ外れの大きな喜びを目指して、コツコツと地道な努力を重ねていくのです。それこそ、「科学者魂」です。




ぜひ科学者の方々に聞いてみたいのです!


このとおりなのですか?


毎日地道な努力を重ねていく科学者魂に敬服します。




知らないことを知るって楽しいですね。


ぼくはこの気持ちを持ち続けていきたい!


知らないことを知るために、これからもずっと学んでいきたい!






157P「自分の利益を望むのと同じくらい、あるいはそれ以上に他人のために働く生き方。


それは、現代社会の効率主義から見れば、鈍く愚かに見えるかもしれません。


しかし実は、それこそが遺伝子本来の意思に沿った生き方なのです。


常に「おかげさま」「ありがたい」と周囲に感謝する心を忘れず、「おたがいさま」と周りの人のために尽くす利他の生き方。


それが、結果的に自分の幸せをも確かなものにする、真の賢者の生き方だと思うのです。」




「利己ではなく、利他の生き方」


村上和雄さんは、ある意味、自分の生き方を悟っておられる方だとよくわかります。





140P「ありがとう、いただきます、おかげさまなどの、ひらがなの言葉には「感謝」と「利他」の深い心が隠されている。」







 <目次>


まえがき 「遺伝子にはスイッチがある」

第1章 遺伝子がスイッチ・オンになるとき―人生を変えるスイッチ(エンジェル・スマイル、知識や社会のルールは既製品 ほか)

第2章 子どもには無限の可能性がある―マイナスの環境でこそ目覚める力(ムダの中にこそ意味がある、落ちこぼれなど、ひとりもいない ほか)

第3章 笑いと陽気な心でイキイキ生きる―「笑い」が人生を変える(「笑い」は最良のクスリ、毎日をイキイキと生きるために ほか)

第4章 ゆずり合い、助け合う利他の心―協力し合う遺伝子(ひらがなの言葉は利他の心、働くことはみんなを幸せにする ほか)

第5章 大自然の偉大な力、サムシング・グレート―「祈り」が人にもたらす力(大自然に生かされている、昼の星にも価値がある ほか)

あとがき 「さあ、日本人の出番だ」






◎筑波大学名誉教授。1936年奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科博士課程修了。米国オレゴン医科大学研究員、米国バンダービルト大学助教授を経て、筑波大学応用生物化学系教授となり、遺伝子の研究に取り組む。1983年昇圧酵素「レニン」の遺伝子解読に成功、世界の注目を集める。


1996年日本学士院賞受賞。2008年全日本家庭教育研究会第5代総裁に就任。2011年瑞宝中綬章受章。現在、国際科学振興財団バイオ研究所所長。著書に「生命の暗号」など。



両親の家の荷物を整理するとき、あなたなら、どうしますか?




親御さんがおられる方なら、いずれ訪れるであろう課題でないかなと思って。



いまから、そしてこれから少しずつこのことを頭の隅に置いて準備(行動)していってもよいのではないかな!



まずはこの本の題名に惹かれて読んでみました。






43P 親と協力して片付けを行うときはポジティブな動機が必要

「なんのために片付けなければならないのか?、誰のための片付けなのか?」を明確にして、本人に理想の老後の暮らしを思い描いてもらってから片付けをスタートしてください。





54P「仕分けをしていくうえで重要なことは、それを「使うか」「使わないか」で判断すること。親御さん世代は、「まだ使えるから」「いつ使うかもしれないから」という曖昧な判断基準でモノをしまっておきます。





これは、なるほどだと思います。


両親の家の片付けだけの課題ではなく、常日頃の我々の生活時の片付けの際にも当てはまる規則ですね。






63P「これから生きていく人に大切なモノはなにか、それを見極めることが重要だと気づかされた」




80P 残された家族にとっていちばん大切なのは「自分たちのいまの生活と未来である」と、ある程度割り切ることも必要です。親にとっても子どもの幸せがなによりも幸せなのですから。




残された家族の現実をしっかり見極めて、未来に向かってゆっくりと歩き出すためのよい機会になるのではないかな。



現在の自分たちに必要なモノは何なのかとじっくりと問いかけることになるのでは!





「断捨離」に通じる考え方か。



気の巡りもよくなるし、考えもポジティブになります。





最終的には、これを機に自分自身を見つめ直す機会になると思いますね。




 <目次>


はじめに 

第1章 親自らが率先して片付け

第2章 親とともに片付け

第3章 介護施設入居にともなう片付け

第4章 実家の荷物を子どもが片付け

第5章 有料サービスに依頼して片付け

第6章 物品別!両親の家の片付け方 

おわりに




◎幸せ住空間セラピスト。整理収納アドバイザー1級。

1998年、富裕層向けの掃除サービス会社に入社。

2000軒以上のお宅を訪問し、整理収納のメソッドと技術を習得する。

個人宅での整理収納コンサルティングの傍ら、大手住宅機器メーカーの収納開発に協力

「愛を掘り下げ、性を突き詰めた。



引かれ合い、落ちていく「男と女」にこだわり続けた渡辺淳一さん。



理屈では割り切れない人間の内面を探りたいという、


終わりのないテーマを追い求めた作家人生だった。(加藤義久さん 共同通信記者)]


※平成26年5月6日(火)北日本新聞朝刊25面より抜粋







応援していた作家がまたひとり旅立たれました。





彼の本は、いままで十冊以上は読んでいるものと思います。







性描写が単に刺激的であったからだけではありません。





人間の本質が色濃く表れる情景に惹かれて、自分がそこに重ねあわせることができたから。





渡辺淳一さんのご冥福を心からお祈りいたします。






 <目次>


第1章 おとずれ

第2章 愛のさなかに

第3章 定まりぬ

第4章 ときめき

第5章 さまざまな男女

第6章 神秘の森を学ぶ

第7章 性のかたち

第8章 新しき恋

第9章 夫人への告白

第10章愛しきゆえに

第11章同期の仲間

第12章京への旅

第13章人間らしく

第14章回春科

第15章愛 ふたたび



◎1933年北海道生まれ。医学博士。58年札幌医科大学医学部卒業後、母校の整形外科医として医療にたずさわるかたわら小説を執筆。


作品は初期の医学を題材としたものから、歴史、伝記的小説、男と女の本質に迫る恋愛小説と多彩で、医学的な人間認識をもとに、華麗な現代ロマンを描く作家として、常に文壇の第一線で活躍している。


70年『光と影』で直木賞受賞、80年に『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞、2003年には菊池寛賞受賞。


平成26年4月30日午後11時42分東京都内の自宅でお亡くなりになられる。






「『女性は、男性と違って、セックスだけを求めているわけではないのです。


それ以外の、愛の言葉や接吻もなければ、男を受け入れる気になれないのです』



女性はそれより優しく抱き締められ、沢山の愛の言葉を受けて接吻する。


そうした、どちらかというとソフトな面を好んでいる。


セックスは、その結果として生じる一つの行為にすぎない。



『互いに触れ合って、男と女で、求めているものは違うのだよ』」





横浜市長である林文子さん経歴はもう半端じゃないくらいすごい。



待機児童が全国最多だったのが、彼女がゼロにしたというくらいしか知りませんでした。




彼女の言葉の中でこれがいちばんがーんと心に響きました。


まさしくいま実践していることだから。




186P「人との出会いの中には人生のヒントが眠っています。ぜひいろいろな場所に参加して、さまざまな人に会って絆づくりをしてください。


そうすると、自分の夢や生き方は見えてくると思います。


いつの世にも決して、光がない、夢がないということはないのです。自分の生き方によって夢を作っていくのです。」



出会いからチャンスが生まれます。


チャンスは人が運んできてくれます。



チャンスが目の前を通り過ぎないように気をつけて!


チャンスは準備をしている人の前にしか現れません!




つぎに、ある年代以降になったら、次世代にバトンを受けわたしていくような心構えが大事だなと気づいていました。


その意味をわかって語っていただいたので彼女にとても共感します。



3P「社会のなかでキャリアを築いてきた大人は、それを語ることが使命だと、私は思っています。


将来への不安を抱く若い人に、経験を積んだ一人の大人として、これまで歩んできた道を語ること。


若い人にとってのサンプル、モデルとなる体験をなるべく率直に、なるべくたくさん差し出すことが、大人の使命だと思うのです。」






 <目次>


はじめに

第1章 「人」こそが学びの原点

第2章 何をどう学べばいいのか

第3章 感性を育てよう

第4章 生を体験することの大切さ

第5章 仕事で自分を磨く

第6章 人間関係の極意

第7章 リーダーとは何か

第8章 人生を豊かにする共感力

おわりに 



☆横浜市長。1946年東京都生まれ、東京都立青山高等学校卒業。東洋レーヨン(現・東レ)などで勤務の後、77年ホンダの販売店に入社。87年BMW東京事業部へ。その後、ファーレン東京(現・フォルクスワーゲン東京)、BMW東京、ダイエー、東京日産自動車で代表取締役社長などを歴任し、2009年より現職。



また、国の男女共同参画会議議員、第30次地方制度調査会臨時委員、東京女学館大学客員教授を務める。米フォーブス誌「世界で最も影響力のある女性100人」選出(05年)、ハーバードビジネススクール女性経営者賞(06年)、米フォーチュン誌「世界ビジネス界で最強の女性50人」選出(08年)など、受賞歴多数。



著書に『失礼ながらその売り方ではモノは売れません』(亜紀書房)『一生懸命って素敵なこと』(草思社)などがある。




ぼくもその時期になったらこのようになりたい。











トップビジネスマンリーダーのあの佐々木常夫(東レ経営研究所特別顧問)さんも推奨されていた本です。


 


 

 

◎「君に読んでほしい本」キングスレイ・ウォードの「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」


 


 

ビジネスマンとしての働き盛りを2度にわたる心臓の大手術を受け、死に直面した彼は、生きているうちに自分のさまざまな経験から学んだ人生の知恵やビジネスのノウハウを息子に伝えたいと切実に願うようになりました。

 


 

そこには礼儀正しくふるまうこと、身だしなみを大切にすること、人に会う前はきちんと準備しておくこと、お金は大切に使うこと、部下、友人、顧客とは丁寧に付き合うことといった細かなことから、経営者としてとるべき手法、事業運営上の留意点といった大きな問題に至るまで、あふれるばかりの愛情に満ちたアドバイスが書かれていました。


 


 

父親としての愛情とビジネスマンとしての熱意を込めて息子に30通の手紙を書いたのです。

 

 

「ひとりの父親は百人の教師に勝る」です。


 

※「そうか、君は課長になったのか 佐々木常夫 WAVE出版 (2010/03)」より抜粋

 

 


 


 


 

16P「夢を見るがいい―試すがいい―失敗するがいい―成功するがいい。」


 

 

佐々木さんの本を読んでから、ずっとまた読み返したいと常々考えていました。

 

 

その機会が訪れました。


 


 

数十年ぶりにこれを読み返して思ったこと。

 

「いつになってもいつ読んでもよい本だ。

そのすばらしい理念や筋の通った普遍性はまったく変わらない!」


 

 


 

こんな素敵な人(先輩)が近くにてサポートやアドバイスをくれたらいいなあ、

父親とはこれほどあたたかくて、有難い存在なのかと感銘を受けながら、当時これを読んでいたことがこの前のように思い出されてなりませんでした。


 


 

 

ビジネスマンが必ず通る道の案内役ともなるべき素晴らしい本。

 

 

「ビジネスマンの常識― ビジネスマンとしての処世の原理原則」を教えてくれる本。

 

 

そして、座右の書となる、きっと人生の道しるべになる一冊です。


 

 <目次>

実社会に出発する君へ

 

あえて挑戦を(第一通)―名門私立大学に合格したが気おくれし、やっていけるだろうかと迷っている君へ。

 

教育の設計(第二通)―いつ、何を、どう勉強すれば、充実するのか、将来に備えて。

 

成功について(第三通)―父親にかなわない?いずれ父親を振り回すようになるのに。

 

惰性的な生き方には(第四通)―「ミソサザイの翼で鷲のように飛ぶ」ことはできない。下降する成績に歯止めを。

 

実社会での最初の日々(第五通)―いよいよ実業界に足を踏み入れたが、一抹の碑安を感じないではいられない君に。

 

誠実さの代価(第六通)―ビジネスで最も重要なルールは君が真実を語らなかったと、決して人に言われないことだ。

 

「企業家」とは何か?(第七通)―冒険心と自信。危険への備えはどうするのか。

 

経験の重みに代えて(第八通)―新たに販売部長に就任した君。経験が基本条件の部署だが、しかし君にはそれがない。

 

部下との衝突(第九通)―衝突で何を得、何を失ったか。回避の道はなかったか。

 

共同事業への誘惑(第十通)― 一攫千金のうまい話にさめた目、さめた手段を。ほか

 

 

◎1932年カナダ生まれ。実業家。著書に「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」「ビジネスマン、生涯の過し方」などがある。




 

◎36P「仕事や勉強の習慣はなかなかつきにくい。学びたいという自然の欲求が必要である。集中力を養うことも必要である。

 

しかし何よりも、勤勉さが必要である。これらの好ましい、生産的な態度を身につけることは、90%の人間にとって容易なはずだが、実際に身につける人は少ない。」

 

 

 

 

◎125P「学校を卒業したとたんに学ばなくなる人もいるが、何かをしたい人、あるいはこの世で与えられた時間を有効に使いたいと思う人は、死ぬまで学び続ける。」

 

 

 

 

◎161P「他人の過ちから学べ。自分ですべての過ちを経験する時間はない。」


 

 


 

◎163P「他人の旅路や業績、問題解決のための頭の使い方を思い浮かべて見ることほど、実際の経験に近いものはない。本はそれを可能にする。

 

本は私たちの心を開いて、私たちの存在理由を考えさせ、最善を尽くすように励まし、努力を怠ることは、私たちそれぞれにこの地上で与えられた時間を浪費するのに等しいことを悟らせる。」

 

 

 

 

 

 

◎188P「人生の価値は時間の長さではなく、その使い方で決まる。長生きをしても、空しい人もいる。

 

人生に喜び(幸福)を見出すかどうかは、その身の上話ではなく、心の持ち方で決まる。」(モンテーニュ)

 

 


 

 

 




これも第150回直木賞受賞作品。





「↓うまい表現ですね。」これに惹きつけられて読んでしまいました。




6P「そのころは今から見ると遠くにあり、小さい。だが、そのころまで近づくと大きい。大きくてすべてを掴めない。


とくに幼稚園児や小学生にはとても。だが、今いるところまで瞬時に視点を引けば瞬時に小さくなり、掴める。


ならばパースペクティヴ(遠近法、遠近画、遠景)に話そうと思う。犬、ときに猫のいる風景を。」




近くにいた犬を伴なって、その時々の物語が進んでいきます。





柏木イクは、犬と一緒にいることで、平々凡々と生きてきた時間がキラキラと輝く時間となります。





平凡な生活を受け入れていくことで、人生が開化していくような感じかな。



何となくわかるような気がして!



 <目次>


ララミー牧場

逃亡者

宇宙家族ロビンソン

インベーダー

鬼警部アイアンサイド

バイオニック・ジェミー

ペチコート作戦

ブラザース&シスターズ



☆姫野嘉兵衛。1958年滋賀県出身。


1997年『受難』(文春文庫)が第117回直木賞候補、2004年『ツ、イ、ラ、ク』(角川文庫)が第130回直木賞候補、06年『ハルカ・エイティ』(文春文庫)が第134回直木賞候補、10年『リアル・シンデレラ』(光文社文庫)が第143回直木賞候補になった。


著書に「受難」「ツ、イ、ラ、ク」「ハルカ・エイティ」など多数。


45P「一匹一匹の蛆が光って見えはじめた。(中略)蛆も生命なのだ。そう思うと蛆たちが光って見えた。」


俳優の本木雅弘さん主演のアカデミー賞受賞映画「おくりびと」の原案となった「納棺夫日記 青木新門 桂書房(1993/03)」を読んだことがあります。


このことが思い出されます。

「はじめのころは書かれている内容がわかったけど、後半は、宇宙とか宗教などに飛躍して書かれてあったので、よくわからなかったな」と。


29P「生と死が限りなく近づくか、生者が死を百パーセント受け入れた時、あらゆるものが差別なく輝いて見える瞬間があるのではないだろうか。」


しかしながら、青木新門さんが何を言いたかったのか、ぼくらに何を伝えたかったのか、あれからすこし時を経て、人生をいろいろと経験してきて、そして、この本を読んでからその意味を少しずつわかりはじめてきました。



8P「表題には、『仮題「納棺夫日記」とあった。』中略……。

(おくりびとには)要するに宗教を取り上げた部分が完全に削除されていたのである。

死の実相を知るということは、必然的に宗教を知ることになり、そして、人は死んだらどうなるのか、仏教のいう往生とはどういうことなのか、そのことを知った時初めて人は安心して生きていけるものだと言いたかったのである。


私には体験から学んだ確信があった。死を恐れ、死に対して嫌悪感を抱いていては死者に優しく接することなどできないということ。


すなわち生死を超えて対処しなければ、納棺夫の仕事は務まらないということ。そのことを書いたつもりであった。」



青木さんが書いた二つの本がやっと僕の中でつながったよ!


うれしいな!



読書を通じて良い経験をすることができてよかったな!!



 <目次>


序―『納棺夫日記』と映画「おくりびと」(映画化で原作者を辞退、納棺夫が伝えたかったこと)


第1章 死の現場での体験(親族の恥と罵られ、恋人の瞳 ほか)


第2章 死ぬとはどういうことか(生と死の区別、十四歳の二人の少年 ほか)


第3章 死者たちに導かれて(仏教との出遇い、いのちの光を拠りどころに ほか)


第4章 いのちのバトンタッチ(光に触れた後の生き方―悟りと八正道、死後の世界の有無―有見と無見 ほか)


あとがき


◎詩人・作家。1937年、富山県(下新川郡入善町荒又)生まれ。早稲田大学中退後、富山市で飲食店「すからべ」を経営する傍ら文学を志す。


吉村昭氏の推挙で「文学者」に短編小説「柿の炎」が載るが、店が倒産。


1973年、冠婚葬祭会社(現オークス)に入社。専務取締役を経て、現在は顧問。


1993年、葬式の現場の体験を「納棺夫日記」と題して著しベストセラーとなり全国的に注目される。


なお、2008年に『納棺夫日記』を原案とした映画「おくりびと」がアカデミー賞を受賞する。


著書に「納棺夫日記」「転生回廊」「いのちの旅」など



とても軽快に展開する話たちに、



ぼくはついつい惹かれてしまって最後まで読んでしまう。



そんなあまり頭に重たく残らないような、



こんな軽めに書かれたエッセイを



たまには読んでみたい衝動に駆られますね!





 <目次>


不思議な人事異動

ハゲに怯える

くさーっ

ハト男

「浮気はその日の出来心」

低い声がいい?

気の強すぎる女子の将来

おやじの年下婚

夢の中の結婚

男のメンツほか



◎1954年東京都生まれ。六回の転職を経て、本の雑誌社勤務時代にエッセイを書き始め、84年「午前零時の玄米パン」を刊行、独立する。ほかの著書に「かもめ食堂」「パンとスープとネコ日和」など



74P「他人がどんな人と結婚しても、傍があれこれいう立場にはない。



しかし娘や孫ほどの年齢差のある女性と結婚したい男性は、女性に対して、よりいっそうの懐の深さや思いやりがないと、彼らのいちばんのポイントである、老後にかまってもらうのが難しくなりそうだ。



過去に、老後を共にしたくないと、長年連れ添った奥さんから離婚された芸能人たちが、若い妻を迎えて安心できる老後が迎えられるのか、気になって仕方がない。」







第150回直木賞受賞作 言葉や文章が美しい!



 <目次>

序章 5

第1章 雪桃 24

第2章 道芝 53

第3章 星合 79

第4章 草雲雀 114

第5章 青鞜 170

第6章 八雲 233

終章 262



◎1959年、大阪生まれ。甲南女子大学文学部卒業。コピーライターとして広告制作会社に勤務後、独立。


2008年、第3回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞してデビュー。


受賞作は『花競べ向嶋なずな屋繁盛記』と改題され、講談社文庫に収録されている。人の心の機微に触れる細やかな筆遣いと一筋縄ではいかない物語運びで、時代小説に新風を吹き込み、注目を集めている。


他の著書に『ちゃんちゃら』『すかたん』『先生のお庭番』『ぬけまいる』がある。



◎人と同様に本との出会いは、まるで“奇跡”のようなもの。



すぐに出会えるようでなかなか出会うことができないかけがえのないもの!



今まで気づかなかった内容を読書好きな友といっしょに語りあうとさらに読書が楽しくなります!



読書好きな方々といっしょに本のことを語りあうってとっても楽しいし、ご縁がある本を興味を持って読みきる楽しさがさらに増しますよ!




279P「萩の舎にて過ごしし日々への思いは悲喜こもごもなれど、最期に望むはただ一念にて、中川澄殿、もとい市川登世殿の御子(三男の庸殿)を林登世に迎えることで水戸への鎮魂といたしたく候


この願いの他に何一つ望み申さぬ心境にて、何卒お聞き入れ下されたく、ただただ、伏して願い上がり奉り候」




「愛と慈悲の心、そして魂の余裕を!」




この意味を全て読み終えた方ならきっとわかりますでしょうか!



ぼくは、ここに深い意味を感じて、とても惹かれ感動をいただきました。



気づかせてくれてありがとう!












第150回芥川龍之介賞の受賞作「穴」って何なの?



と思って読みたくなり手にとりました。




淡々と続く内容と文章。



特にこれはいいなという個所があまり思い当たらない。



突然、平凡な生活の中にひときわ異次元の世界が急に現れる。



しかし終わりまですっと一気に読み切ることができる。




これはどうこうだというような感想があまり出てこないな!



なにか不思議な魅力に取りつかれる作品でした。





 <目次>


 97


いたちなく 99125


ゆきの宿 127157




◎1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞受賞。


2013年、初の著書『工場』が第二六回三島由紀夫賞候補となる。


同書で第三〇回織田作之助賞受賞。


「穴」で第一五〇回芥川龍之介賞受賞



25P


「要は昼寝をするのが最も経済的で効率的な過ごし方なのだ。


時間が経つのが遅いのに、一日、一週間が過ぎるのが異様に早い。


様々な予定、納期、ミーティング、給料日、そういうもので時々刻々を刻まないと、時間というのはずるりと垂れ落ちてその速度を把握できなくなってしまうものらしかった。」