第150回芥川龍之介賞の受賞作「穴」って何なの?
と思って読みたくなり手にとりました。
淡々と続く内容と文章。
特にこれはいいなという個所があまり思い当たらない。
突然、平凡な生活の中にひときわ異次元の世界が急に現れる。
しかし終わりまですっと一気に読み切ることができる。
これはどうこうだというような感想があまり出てこないな!
なにか不思議な魅力に取りつかれる作品でした。
<目次>
穴 5-97
いたちなく 99-125
ゆきの宿 127-157
◎1983年広島県生まれ。2010年「工場」で新潮新人賞受賞。
2013年、初の著書『工場』が第二六回三島由紀夫賞候補となる。
同書で第三〇回織田作之助賞受賞。
「穴」で第一五〇回芥川龍之介賞受賞
25P
「要は昼寝をするのが最も経済的で効率的な過ごし方なのだ。
時間が経つのが遅いのに、一日、一週間が過ぎるのが異様に早い。
様々な予定、納期、ミーティング、給料日、そういうもので時々刻々を刻まないと、時間というのはずるりと垂れ落ちてその速度を把握できなくなってしまうものらしかった。」