☆昭和の犬 perspective kid  姫野カオルコ 幻冬舎 (2013/09)☆ | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。




これも第150回直木賞受賞作品。





「↓うまい表現ですね。」これに惹きつけられて読んでしまいました。




6P「そのころは今から見ると遠くにあり、小さい。だが、そのころまで近づくと大きい。大きくてすべてを掴めない。


とくに幼稚園児や小学生にはとても。だが、今いるところまで瞬時に視点を引けば瞬時に小さくなり、掴める。


ならばパースペクティヴ(遠近法、遠近画、遠景)に話そうと思う。犬、ときに猫のいる風景を。」




近くにいた犬を伴なって、その時々の物語が進んでいきます。





柏木イクは、犬と一緒にいることで、平々凡々と生きてきた時間がキラキラと輝く時間となります。





平凡な生活を受け入れていくことで、人生が開化していくような感じかな。



何となくわかるような気がして!



 <目次>


ララミー牧場

逃亡者

宇宙家族ロビンソン

インベーダー

鬼警部アイアンサイド

バイオニック・ジェミー

ペチコート作戦

ブラザース&シスターズ



☆姫野嘉兵衛。1958年滋賀県出身。


1997年『受難』(文春文庫)が第117回直木賞候補、2004年『ツ、イ、ラ、ク』(角川文庫)が第130回直木賞候補、06年『ハルカ・エイティ』(文春文庫)が第134回直木賞候補、10年『リアル・シンデレラ』(光文社文庫)が第143回直木賞候補になった。


著書に「受難」「ツ、イ、ラ、ク」「ハルカ・エイティ」など多数。