朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -144ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

こういう秘密を知りました。

過去や未来に行って目的の人と出逢えても過去や現実は変えられない。

けれども、その人の気持ちや未来に対する行動は変えられることができるのだ。

 

この本に流れている思想であり意味するところが以下の文章に集約されていました。

 

382P

玲司がボロボロになるまで読み込んだ『もし、明日、世界が終わるとしたら?一〇〇の質問』の最終ページのあとがきにはこう記されている。

「私は思う。人の死が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから……」著者 時田ユカリ

 

 

 

 <目次>

プロローグ  

第一話 「ばかやろう」が言えなかった娘の話  

第二話 「幸せか?」と聞けなかった芸人の話   125

第三話 「ごめん」が言えなかった妹の話   219

第四話 「好きだ」と言えなかった青年の話   299

 

1971年生まれ。大阪府出身。1110プロヂュース脚本家兼演出家。著書に「コーヒーが冷めないうちに」など。

顔には自信がない。

でも。

例えば、ワクワク、ドキドキした面白く楽しい人生を歩んでいければ。

 

243P

繰り返す日常の中で、なにかしら新しいことを見つけたり、ほんの少しでも新しいことにチャレンジしてみたり。どんな小さなことでも見つけて感動し、外からの刺激を喜ぶ気持ちさえあれば、顔は変わっていくのです。

 

よく動かす顔面筋の動きで自分のやってきたことに即したような顔になっていくという。

自分の満足がいく人生を送っていければ、満ち足りたようなそんな顔になっていくはず。

素敵な日々を過ごしていきたいと思った。

人や社会の中で「一生現役、終身現役」を人生の羅針盤にして。

 

245P

平均寿命がどんどん延びて、人生が長くなってきた今、よりたくさんの人とのつながりを持つ機会もできてきたわけで、顔を通しての人生の喜びは広がっていくのだと思います。年齢に沿って、より広く、より多くの顔を見ることができるように、自分の視野と包容力を広げることができたなら、いくつになっても素敵な人生が待っているのだと思います。

 

 

 <目次>

はじめに

第1章 美男美女は得をするのか(自分の顔に責任を持てるか、美男美女の呪縛 ほか)

第2章 顔の“印象”は何で決まるか(写真に写った自分とどうつきあうか、写真撮影で気をつけたいこと ほか)

第3章 社会における“顔”の役割(顔を扱う職業とは、化粧の基本は「いかに騙せるか」 ほか)

第4章 “好かれる顔”の世界標準は存在するか(毎朝、どんなふうに鏡を見ていますか、自分の顔を観察する ほか)

第5章 もう損しない!得する顔になる(顔は顎と目からできている、好感度を上げる証明写真のコツ ほか)

おわりに 

読書案内

図版の出典・クレジット

 

1964年神奈川県生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達学専攻修了。中央大学文学部心理学研究室教授。博士(人文科学)。専門は実験心理学。著書に「発達障害の素顔」など

気になるタイトル。

「終わった人」は、定年を迎えた男性だった。

「すぐ死ぬんだから」は、美しさや若さを保つ努力を怠らない後期高齢者の78歳の女性が主人公。

人生100年時代に対して、加齢にどこまで抗えるのか。

どうすれば品格のある老後を迎えられるのかが合目的だった。

 

312P

「希望を持っている人は、年齢に関係なく若いんです。逆に言えば、希望をなくした人は老けこむんです」

322P

「品格ある衰退」「美しく老いる考え方」

これら言葉の方向性を信じ人生の先輩の足跡を真似していきたい。

自分なりにできることを試行錯誤して実績を積み続けていきたい。

将来の希望を持ち続けて行動していきたいものだ。

 

また人生後半には自分に自信を持てる人とそうでない人とに二分されることを知った。

外見を意識していくことで内面に良い作用を与えることから、それを頭の隅に置きながら行動していくことで、イキイキと凛とした第二の人生を過ごしていきたいと思った。

 

 <目次>

第一章

第二章

第三章

第四章

第五章

第六章

第七章

第八章

あとがき

 

1948年秋田県生まれ。脚本家。テレビドラマの脚本に「ひらり」「私の青空」など。

著書に「終わった人」「女盛りは心配盛り」など。

6年間の記憶を失った刑事は、ほんとうの記憶喪失だったのかどうか!

記憶を失ってしまっているという事実から、6年前からタイムマシーンでやって来た男なのではないか!

SFのような展開がさきに予想されたのだがそれは違っていた。

最後まで読むと、この荒唐無稽にみえる展開に深い意味があったのがわかった。

 

事件の真相を求めて、男は女性記者とともに香港を駆けずり回る様子が映し出された。

香港の地名を知っていてその地を訪れていたなら、その情景を想像することができ楽しめるだろう。

 

この小説を理解するためのキーワードとして。

慢性硬膜下血種による頭痛、嘔吐、知能障害、意識障害、記憶障害やエピソード記憶、PTSD、解離、精神科医、スタントマン等々。

 

読み終えて思うと、犯人へ導く伏線がたくさんはられていた。

意外な人が犯人であったラストのどんでん返しに驚嘆した。

 

 <目次>

序 章

第一章

断片一 二〇〇二年十月十二日 ほか

 

1975年生まれ。香港中文大学計算機学科卒。台湾推理作家協会の海外会員。「世界を売った男」で第2回島田荘司推理小説賞を受賞

266P「希望が死んだ夜みたいな真っ暗なこの国」

貧困やDV、教育格差等々あまりに重くせつないテーマが流れていた。

 

表面上に見えるまぶしくキラキラした姿勢と、それに反して実際の状況が違っているのは、芸能界だけじゃなくて現実の世の中の家庭でもあることなのだろう。

 

女子中学生の冬野ネガが同級生の春日井のぞみを殺した理由が想像できない。

気持ちに違和感があってなかなか落ち着かなかった。

途中からその違和感を解消するため小説に取り込まれてしまいほぼ最後は一気読みだった。

 

のぞみの姿をネガに見せることによって、ネガが死なないようにさせたかったのぞみの思いに馳せる。

感情移入が避けられない巧みな筆致と哀しくも温かい結末からとてもつらい気持ちになった。

 

貧困や生活保護を受給されるような状況になったことがない。

「アフリカの子どもたちに比べると……」というような、中学校の担任からの不誠実な軽い発言もあった。

 

振り返ってみると恵まれた環境で育ち安定した職業についた者として、軽々しく「頑張ればいつか……」というような無責任な発言ができない。

 

ただ、

268P

それでも、誰かの苦境に思いを馳せることができれば―

 

 

1978年生まれ。「キョウカンカク」でメフィスト賞を受賞しデビュー。他の著書に「葬式組曲」「謎解き広報課」など

これからも寿命がずいぶん延びていくという予想があり。

いつか100歳まで生きることができる時代も来そうだ。

そうなると50歳ぐらいから迎えるという第2の人生は、まったく余生ではなくなる。

第2の人生への種まきは40代からでも早くはない。

できることなら、人に感謝されるとか人に役に立つことができればよい。

例えば社会保険労務士とか行政書士など定年のない職業の資格を持つなど、人に関われる、指導ができる技術を持っていることがぼくには大切だと思っていた。

 

1920年ごろの平気寿命は40歳、2020年は80歳を超えている。

食事や医療など生活環境が前より良く変化してきているから。

50歳までの第一の人生は、子孫を残すための役割をし家族のために生きてきた。

50歳からは、子孫を残す役割が終わって生物としては終わるという。

第2の人生は、世のため人のためになるようにして生きていければ、健康で長生きできることにもつながっていくという話に一定の理解ができた。

兎に角、人や社会となにかしら関わって楽しく健康に生きていきたいものだ。

 

191P

はつらつとした容貌をして、ニコニコ笑って、人も笑わせて、人のためになることをし、人から感謝される。それが健康と命を守ります。これこそが第2の人生を生きる最も大切な極意です。

 

 

 <目次>

はじめに 「老後」なんてものはありません

第1章 「老後」のウソ

第2章 「寿命」のウソ

第3章 「老化」のウソ

第4章 「病」のウソ

第5章 「定年」のウソ

第6章 第2の人生論

あとがき 

 

 

 

1943年東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。工学博士。専攻は資源材料工学。旭化成工業ウラン濃縮研究所所長、芝浦工業大学工学部教授、名古屋大学大学院教授を経て、中部大学総合工学研究所教授。名古屋市経営アドバイザー、富山市政策参与。内閣府原子力委員会および安全委員会の専門委員、文部科学省科学技術審議会専門委員を歴任。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)をはじめテレビ番組出演多数。著書多数

課題本の「四日間の奇蹟」については、ミステリーというよりもファンタジー。

人との出会いや犯罪事件などいたるところで奇蹟が起こっていた。

 

人影が列をつくりゆっくりと歩み進むなどの風景描写の豊かさ。

ピアノの奏でる音色の表現力の高さがあった。

 

いまこの瞬間を大切に生きていくこと。

したいことやりたいことをして生きていくこと。

いつか迎える死を前にしても「今まで生きていてよかった」と。

幸せな死に方につながるものだと感じた。

 

一度さらりと読んだ。

もう一度読み返し描写力や筆力がある箇所や印象に残る文章を選び出した。

次に、DVDで同名映画を観て描き方、表現力などを確認した。

さらに、ショパンの子犬のワルツやノクターン第2番、別れの曲。リストのため息、そしてベートーベンの月光など、作中で千織が演奏した曲を聴いた。

しかもピアノの生演奏を聴きながら曲から醸し出された雰囲気などを想像し感じた。

最後に、この読書会に参加して課題本を基にして、自分の想いなどを熱く語り合った。

 

読書好き冥利に尽きる!

これ以上の読書の楽しみ方があったら教えてほしいものだと。

 

 

 <目次>

一章 前日 至日没

二章 前日 夜

三章 第一日 奇蹟の始まり

四章 第二日

五章 第三日

六章 成就、終焉、そして再生

終章

 

 

 

1966年、札幌生まれ。東京大学文学部卒業後、レコード会社へ就職。洋楽部ディレクターなどを務める。その後、翻訳会社、雑誌編集部ほかへ勤務。

2003年『四日間の奇蹟』にて第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞を受賞、選考委員たちの絶賛を受けてデビュー

神がおられるのならば、なぜこのような凶悪な獣を創ったのか?

あの事件はいまも事実として忘れられない。

宅間守は、2001年6月8日、大阪府池田市のある小学校に刃物を持って侵入した。

逃げまどう児童8人を殺害し15人に重軽傷を負わせた事件。

記憶から忘れられない。

家庭内暴力が大きな犯罪につながっているのは犯罪を起こす人によくある話だ。

日常茶飯事に父親からDVが行われていたという事実。

死刑囚宅間守のDNAに抑えられてきた狂気というものが環境によって呼び起こされたのか。

彼が強姦や暴力などの犯罪を犯してきたのも事実。

なぜこんな悲惨な事件を起こしてまったのかという深い真相は本人でしかわからないものだろうが…。

こういった本のように事件を生み出した背景や時代を考証すべきであると思う。

忘れてはいけないし忘れることができないほど衝撃があった事件だった。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 事件

第2章 公判

第3章 奇行

第4章 結婚

第5章 発端

第6章 長谷川臨床心理士取材インタビュー

第7章 心奥

第8章 戸谷弁護士取材インタビュー

第9章 不条理

おわりに 

 

1932年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文學界新人賞、翌年芥川賞を受賞。『化石の森』(芸術選奨文部大臣賞受賞)、『生還』(平林たい子文学賞受賞)、ミリオンセラーとなった『弟』、2016年のベストセラーランキングで総合第1位に輝いた『天才』など著書多数

「運を操る力」を鍛えて伸ばしてくために何をすべきなのかが書かれてあります。

1 動くか、動かないか。→ 不安に強くなる → 不運を避けるための方法など

2 試すか、試さないか。→ 試行回数を増やす → チャレンジの回数を増やす仕組みなど

3 気づくか、気づかないか。→ 気づく力を鍛える → チャンスを見出だせる方法など

 

印象に残った文章を羅列していきます。

ぼくの心を奮い立たせてくれるような、いまの自分にとってなかなか読み応えのある本でした。

これからも何か気づくことがあれば一つでも実践していきたい。

 

127P

幸運になりたければ幸運であるように振る舞え。

「幸運になりたければ、まるで幸運な人であるかのように行動すればいい」

「運のいい人になりきって行動することで、幸運な状態に近づける」

 

163P

(定期的な)運動によって「体を動かす→不安が軽減される→さまざまなことにチャレンジする→運がよくなる」

 

191P

長期的な視点で物事を眺めることができると、不運だと思い込んでいた悩みが小さな出来事だったと気づけるようになるのです。

 

229P

自分の特徴を伝えることに、一点集中すると対人運が上がります。人は相手の目立つ一つの特徴に惹きつけられ全体的な印象を決めてしまう「ハロー効果」につながる。

 

235P

交友関係の変化があなたの成長の証し。

 

 

 <目次>

はじめに

第1章運にまつわる5つの知られざる真実

第2章 運を操る3つの科学的な方法

第3章 不安に強くなる5つのテクニック

第4章 試行回数を増やす7つのテクニック

第5章 気づく力を鍛える5つのテクニック

第6章 運の操り方 実践編

おわりに

 

 

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズム(人の心を読み、操る技術)を日本のメディアで初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして多くのテレビ番組に出演。その後、活動の枠を広げて、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中

幻冬舎の見城徹さんのようなダンディさは真似できない。

実績から裏打ちされている言動の凄みと勢さ。

彼の人生を通じてマグマのように熱く煮えたぎる力を周りに発している。

それを感じて自分も熱くなる気持ちを大切にしたい。

一冊の本を通じて出逢えたのが嬉しかった。

 

読書は、多様で様々な価値観持つことにつながる。

読書は他者への想像力を持つことになる。

読書とは「何が書かれているか」ではなく「自分がどう感じるか」。

大切な言葉は、飲んでから時間をかけてじわっと効いてくる薬のようにすぐには身につかないものだ。

読書によって言葉を獲得してそれらがボクシングのジャブのように後になって体のなかに効いてきたらしめたものだと思う。

 

「困難は読書でしか突破できない」

こんな読書をしている彼にいつか会いたいと思うのは普通のことでないかなと。

 

50P

人間は多様で、さまざまな価値観を持つ。そうした他者への想像力を持たない者に、成長も達成もない。そしてこの力は、一朝一夕に身につくものではない。それは地道な読書によって厚くなっていくし、同時に実際の人生において、いじめられたり、理不尽を味わったり、地獄を経験すればするほど強くなっていくものなのだ。

 

<目次>

はじめに 読書とは「何が書かれているか」ではなく「自分がどう感じるか」だ

血肉化した言葉を獲得せよ

現実を戦う「武器」を手に入れろ

極端になれ!ミドルは何も生み出さない

編集者という病い

旅に出て外部に晒され、恋に堕ちて他者を知る

血で血を洗う読書という荒野を突き進め

おわりに 絶望から苛酷へ。認識者から実践者へ

参考文献

 

1950年静岡県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。幻冬舎代表取締役社長。

著書に「編集者という病い」「たった一人の熱狂」など。