【No.489】凶獣 石原慎太郎 幻冬舎(2017/09) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

神がおられるのならば、なぜこのような凶悪な獣を創ったのか?

あの事件はいまも事実として忘れられない。

宅間守は、2001年6月8日、大阪府池田市のある小学校に刃物を持って侵入した。

逃げまどう児童8人を殺害し15人に重軽傷を負わせた事件。

記憶から忘れられない。

家庭内暴力が大きな犯罪につながっているのは犯罪を起こす人によくある話だ。

日常茶飯事に父親からDVが行われていたという事実。

死刑囚宅間守のDNAに抑えられてきた狂気というものが環境によって呼び起こされたのか。

彼が強姦や暴力などの犯罪を犯してきたのも事実。

なぜこんな悲惨な事件を起こしてまったのかという深い真相は本人でしかわからないものだろうが…。

こういった本のように事件を生み出した背景や時代を考証すべきであると思う。

忘れてはいけないし忘れることができないほど衝撃があった事件だった。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 事件

第2章 公判

第3章 奇行

第4章 結婚

第5章 発端

第6章 長谷川臨床心理士取材インタビュー

第7章 心奥

第8章 戸谷弁護士取材インタビュー

第9章 不条理

おわりに 

 

1932年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文學界新人賞、翌年芥川賞を受賞。『化石の森』(芸術選奨文部大臣賞受賞)、『生還』(平林たい子文学賞受賞)、ミリオンセラーとなった『弟』、2016年のベストセラーランキングで総合第1位に輝いた『天才』など著書多数