いつもご覧いただきありがとうございます。
本日はいよいよ本題である
「一問一答は必要?不要?」
について述べていきます
まずは前回の合格報告の抜粋をお届けいたします
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はじめまして。東進で先生の授業を2年間受けていました。
そして、第一志望の早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修に合格することができました。
GMARCHも全勝できたのは、日本史のおかげだと思っています。
表解板書は私の頭にすべて記憶されています。
どこにどれが書いてあったのかその場所で覚えていました。
あの余白がなくなるくらい黒くなって、破れかけたノートは一生の宝物です。
因みに先生の映像は4.5回繰り返して見たものもあります。
それと、よくないやり方だったのかもしれませんが一問一答は一切使用せず、授業と教科書、ノート、内容理解で日本史を勉強してきました。
これができたのは先生の授業が分かりやすすぎたからだと思います。(笑)
本当にありがとうございました。
早稲田でも日本史をとことん勉強して、色々な人に発信していけるよう、努力し続けようと思います。
長文失礼しました。
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本題に入る前に、この方の学習法は本当に参考になります。
映像を何回も見るといっても、ただ何回も見るのではなく必要な所に関して何回も納得するまで見ていくというのはとても良い方法です。
よく何周という言葉を聞きますが、何回見たかと理解しているかは別問題です。
自分がマスターできた所はそれこそ1回授業を聞くだけでも十分だと思います。
自分がマスターしていないところがどこかそれを確認してそれを何回も繰り返すことが重要です。
ここで一問一答の話と繋がってくるのですが。
一問一答を批判する人は多いです。
私が受験生だった頃は一問一答は使ってはいけない代表みたいに学校の先生とかはおっしゃっていました。
また「一問一答的な丸暗記」と言った具合に一問一答は悪い例えで使われることが多いです。
私も一問一答に対しては使用方法によっては批判的な態度をとります。
言い換えると「一問一答で勉強してはいけない」ということです。
一問一答は勉強するためのツールではありません。
自分がどこが抜けているかを発見するためのツールです。
教科書を漫然と眺めているだけでは、自分がどこが分かっていないのか自分がどこが分かっているのかというのは、なかなか分かりません。
だからといって問題集を解いたりすると非常に時間がかかります。
一問一答は「自分が抜けているところを最も短時間で発見することができるツール」と考えています。
自分が抜けているところが全てなくなれば、どんな大学だって合格点をとることが可能です。
つまり自分の抜けているところを無くす事が、受験においては最終目標であるということになるわけです
自分が習った内容について一問一答を使って自分がどの部分が抜けているかどの部分が弱いかというものを発見し、間違った問題については自分の使っているノートや参考書の該当部分に当たって、理解しながら頭に入れなおすという作業を行ってください。
私が一問一答を作ったのは、そういう思いからです。
ただなかなかそういう思いが伝わらずこの一問一答で勉強してしまう受験生が多いです。
もちろんきっちりとした勉強が出来れば良いのですが一問一答に載っている内容で勉強しようと思うと、ただ単にここに載っている知識を丸暗記するだけになってしまいます。
丸暗記は勉強ではありません。
ですから、今回合格報告を受けた方のように、自分の抜けている部分が明確になった状態を一問一答以外のものを使って行うことができる人は一問一答は必要ないと思います。
ただほとんどの受験生は、日本史に多くの時間を取ることができないでしょうし、自分が抜けている部分というのがなかなか明確にしづらいと思います。
ですから自分が抜けているところを明確にするためのツールとして一問一答を活用してもらえればと思っております。
ただ一問一答を持ちながらノートやテキストに当たるというのも大変だと思います。
そのために昨年出版したのが『日本史B一問一答 必修版』(東進ブックス)です。
こちらは、左ページに基本用語の一問一答、右ページにその用語に関する解説という形になっています。
一問一答に乗っている用語は基本用語だけですが、こちらの用語は、その単元を学ぶのに必要な重要用語に絞っています。
右ページの解説を読むことによって基本用語はもちろんのこと関連する用語も頭に入るよう工夫しました。
お近くの書店で手に取っていただいても構いませんし、Amazon などではサンプルページも載っています。
是非とも一度手に取ってみてください。