今回は一問一答を使わないで合格したという合格報告です。

 

返信には一問一答に対する思いも書いてみましたので是非ともご覧になってください。

 

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はじめまして。東進で先生の授業を2年間受けていました。

 

スタンダードから、文化史、テーマ史、早慶大日本史、過去問演習と、とてもお世話になりました。

 

先生の授業は本当に面白くて楽しくて、高校入学当初は考えてもみなかった、史学科をほとんどの大学で受験しました。

 

そして、第一志望の早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修に合格することができました。

 

GMARCHも全勝できたのは、日本史のおかげだと思っています。

 

受験会場にいた誰よりも歴史を楽しんで勉強したという自信だけはあったし、もう、日本史はエンタメでした。

 

歴史を知って、今に感謝できるようにもなり、人生がより豊かになったと思います。これは全て、歴史の素晴らしさと奥深さを教えていただいた金谷先生のおかげです。

 

表解板書は私の頭にすべて記憶されています。

 

どこにどれが書いてあったのかその場所で覚えていました。

 

あの余白がなくなるくらい黒くなって、破れかけたノートは一生の宝物です。

 

因みに先生の映像は4.5回繰り返して見たものもあります。

 

それと、よくないやり方だったのかもしれませんが一問一答は一切使用せず、授業と教科書、ノート、内容理解で日本史を勉強してきました。

 

これができたのは先生の授業が分かりやすすぎたからだと思います。(笑)

 

本当にありがとうございました。

 

早稲田でも日本史をとことん勉強して、色々な人に発信していけるよう、努力し続けようと思います。

 

長文失礼しました。

 

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合格おめでとうございます。

 

そして合格の報告ありがとうございます。

 

2年間も授業を受けて下さったんですね。

 

日本史は早い時期からやることがむしろ有効であると考えます。

 

こう言うと

 

「どうせ忘れてしまうんだから直前にやった方がいいんじゃないか?」

 

という声が聞こえてきます。

 

もちろん2年前にやったことは忘れてしまいます。

 

しかし一方で大学受験に必要な日本史の内容は、直前期に詰め込めるだけの分量をはるかに超えたものとなっています。

 

「そしたらどうしたらいいんだよ」

 

という声が聞こえてきそうですが、これは時期による取り組み方で解決できるのです。

 

 

私は日本史に関しては理想としては2年間かけて完成させることだと考えています。

 

もちろんこれをスピードアップさせて1年程度に短縮させることも可能です。

 

最初の一年目は、「暗記に逃げない」という習慣をつけることです。

 

理屈を一つずつ理解するよりも暗記しちゃった方がぶっちゃけ早いです。

 

しかしそれでは忘れるのも早いのです。

 

理論は一度理解してしまえばずっと残るものです。

 

ただし理論の理解には時間がかかります。

 

直前期に、理論の理解と暗記を同時に行うのは時間的に難しいです。

 

その結果無味乾燥な暗記になってしまうという悪循環になってしまうわけです。

 

ですから例えば高校1年や高校2年で、じっくり日本史に取り組むことができる時期には

 

「日本史の理解」に主眼を置いた学習をやっていくと良いと考えます。

 

 

そしてこの理論に紐付けて一つ一つの用語や事件や人名を頭に入れていくのです。

 

理論に紐づいていれば、その理論をたどることによって芋づる式に頭の中に入れて行くことができますし、頭の中から記憶をたどり寄せることができるわけです。

 

そうやって、全ての歴史用語を理論に紐付けることに成功すれば、合格報告を頂いたこの方のように、日本史をエンタメ化することも可能となります。

 

 

私自身、色々なところでお話ししておりますが、偉人の伝記と日本史の学習漫画で日本史が好きになりました。

 

二つとも学習という体をとっていますが、どちらもエンタメです。

 

どちらも歴史のドラマです。

 

ですからそういったストーリーに興味がある方は、そちらの方向性で学習をしてみるのも良いと思います。

 

こちらの合格報告も嬉しいことに非常に熱の入った長い内容になっておりますので、続きは次回のブログで紹介したいと思います。

 

一問一答を使わないで合格したという部分についてお話ししたいなと思います。