こんばんは~
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日もお忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
比叡山は、
滋賀県大津市と、
京都府左京区に、
またがるようにそびえ立つ
標高848メートルの霊山で、
山のほとんどが
ここは、
伝教大師最澄が、
延暦4年(785)に、
開山して以来、
1200年余りも
法灯を守ってきた
天台宗の総本山です。
その悠久の歴史を背景に、
比叡山には、
様々な
不思議な話し
怪奇な話しが伝えられているのですが、
特に有名なのは、
「比叡山の七不思議」の
ひとつである
「なすび婆」の話しです
なすび婆が
出没するゾーンは、
東塔(とうとう)の
南光坊で、
ここは、
「南光坊跡」と記されていますが、
南光坊は、
昔は
大きな坊舎だったそうです。
それで、
ある夜更けに、
南光坊の門を叩く音がしたので
小僧が出てみると、
そこには、
恐ろしい形相をした
妖怪が
立っていたのです
びっくりした小僧は、
そのまま気を失ってしまったのですが
その妖怪が
呪文を唱えると、
小僧は息を吹き返しました。
そして、
小僧が目にしたのは、
恐ろしい妖怪でなく、
なすび色の顔をした
お婆さんでした。
どこか
小僧は惹き付けられるように、
声をかけようとすると、
お婆さんは、
消えてしまったのです。
この話は、
全山に知れ渡り、
そのなすび色のお婆さんは
何者なのかを
調べてみると、
一人の女官が
浮かんできたのです。
800年ほど前に、
宮中に仕えていた
位の高い女官がいたのですが、
この女官は生肉が好物で、
人目を避けては、山中の動物を
殺して食べていました。
そして、
女官は死後、
その報いにより、
魔界に堕ち、
しかし、
この女官は生前に、
自らの悪行を悔やみ、
晩年に、
比叡山の仏の加護を祈り続けたため
身は魔界にあっても、
心は比叡山に住むことが
許されました。
それで、
人目に付かない夜になると
山や境内を
歩き回っているそうなのです。
なすび婆には、
別の言い伝えも残されていて、
織田信長が、
比叡山を焼き討ちにした夜
大講堂の鐘楼(しょうろう)の大鐘が、
急を知らせるために、
けたたましく鳴り響き、
信長の襲来を
全山に知らせたことがありました。
後日、
その金を鳴らしたのは、
誰かということになったところ、
「髪を振り乱した老婆が
鐘楼から立ち去るのを見た」とか
「老婆が呪文を唱えながら、
南光坊に消えていった」という
証言があったことから、
鐘を鳴らしたのは、
なすび婆で、
信長の焼き討ちから
比叡山を守ろうとして、
急を知らせるために、
早鐘を乱打したと
いわれるようになったのです。
なすび婆は、
今も、
比叡山に何かあると、
現れると
いわれています。
そして、
鐘楼の大鐘は、
開運の鐘として有名で、
参詣者の多くが、
開運を願って一撞きしてから
根本中堂へ向かうそうです
そして、
なすび婆は、
死後に
身は魔界にあっても、
心は比叡山に住むことを
仏に許されたとのことですが、
私は、
なすび婆のような霊は
多いと感じます。
人は、
死後に魄(幽体)が
分解して、
ブロックのようになり
魔界的な所に行き、
「聖地」のような所に行くことは
稀なことではなく、
とても
よくあることです。
それは、
人間が生きているときに、
悪い感情も
良い感情も持ち、
悪業も
繋がっていると
感じます
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神社の参拝法についての記事です。
いわゆる「ニ拝・ニ拍手・一拝」のやり方と「拝」と「礼」の違い
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