こんにちは~
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日もお忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
お稲荷さんを祀っている神社は、
本当に
多いですよね
2970社、
32000社とされ、
さらに、
個人や企業が屋敷神として、
祀られているのを含めたら、
日本全国で
本当に膨大な数になります。
江戸・東京には、
銀座は1~8丁目まで存在しますが、
1丁目ごとに
お稲荷さまが祀られていますし、
東京は他の町も、
「お稲荷さんの町」といっても良い程、
鎮座しています。
そうした
稲荷神社の総本宮が、
全国の稲荷神社のほとんどが、
ここから、
勧請されています。
創建されたのは、
711年で、
山城(やましろ)の豪族で、
渡来人でもある
秦(はた)氏が、
穀物神を祀ったことが
稲荷神社の始まりとされています。
「山城国風土記」には、
秦伊呂具(はたのいろぐ)が、
祭事のときに、
餅を弓の的にしたところ、
餅が白い鳥になって飛び立ち、
その山の峰に
「稲が成った」ことから、
「イナリ」の名が
社に付けられたと
記されています
その後、
秦氏が勢力を拡大する過程で、
稲荷神は、
記紀神話に登場する
ウカノミタマノカミと
結び付けられるようになったのですが
「ウカ」とは、
「食(ウケ)」と同じ意味なので、
稲荷神=ウカノミタマと
なり、
(伊勢神宮の外宮の祭神の
トヨウケノオオカミも、「ウケ」が
同一語源です)
稲荷信仰は、
農村地帯を中心に広まっていきました
そして、
稲荷神社の神使を
中世から始まったとされていますが、
ウカノミタマの別名が
御饌津(みけつ)神ということから、
あてたことによります。
秦氏の氏神であった
真言宗東寺の
鎮守神として、
勢力を伸ばすことに
なりました
秦氏は、
優れた土木の技術を持っていて、
商工業の面でも活躍したので、
稲荷神は、
農業だけでなく、
商売繁盛の守護神と
なりました。
やがて、
江戸時代になると、
稲荷社は、
東京の町で爆発的な
流行となります
地方の武士や
有力商人が、
江戸に在住すると、
稲荷神を祀ることが多くなり、
さらに
江戸の町は
人口増加で、
住宅事情から、
火災が発生することが多く
人々は稲荷神に
防火の功徳も求めたのです
(狐には、
火を制する力があると、
古来からいわれており、
12世紀に成立した
「鳥獣人物戯画」にも、
狐の尾が火を発している絵が
描かれています)
さらに、
人々は、
狐に、
疱瘡(ほうそう)などの
皮膚の病の霊験も求めました
(これは、
中国の薬学本である
「本草綱目(ほんぞうこうもく)」(1596年に刊行)に、
「狐の肉を食すと皮膚疾患に効果がある」と
記されているのが由来とされています)
そうして、
霊験が評判を呼んだ
神社や祠の前には、
参列者が列をなすようになりました
それで、
稲荷社は、
町の隅々に進出するようになり、
現在に至っていますし、
奉納されていますが、
これは、
江戸の人々が
願掛けが叶ったことの
お礼として
鳥居を奉納したのが、
始まりだそうですが、
ここまで、
「特別な力を持つ神」とされたのは、
「本当は」
空海の影響である
可能性が大なのです
空海は、
平安京遷都の際に、
官寺である
東寺の造営を別当として
営んでいたので、
稲荷山は、
空海にとって
必要不可欠な山でしたし、
空海と
秦氏の関係は、
(お互いの利害関係が一到していたこともあり)
良好であったとされています
それで、
稲荷神は、
空海によって、
東寺の
鎮守神として
祀られるようになりました
空海は、
真言宗をもたらしていますが、
稲荷神は、
真言密教の神である
習合しました。
ダキニ天は、
人の死を予知するなどの
非常に強い神通力を持つ神とされ、
祈りを捧げれば
あらゆる願いが叶うと考えられ、
稲荷神の
信仰層が、
広がっていったというのが、
「霊的な」由来なのです。
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いわゆる「ニ拝・ニ拍手・一拝」のやり方と「拝」と「礼」の違い
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