私の知り合いにみかんの産地で生産者をしている農家さんがいる。(日本語へん?)

名前を出したほうがよいかどうか迷ったのですが、

本人に確認していないので、

ここでは単に「みかん農家さん」としておきます。

 

その方と知り合ったのはかれこれ20年くらいは昔のことで、

インターネットにまだ農家さんが少なかったことに

ネットで知り合ったのではないかと思います。

 

私がその地方にたまたま講演に行くことになり、

「せっかくだから来てよ」と誘ったらわざわざ来てくださったのですが、

あとあと、同じ県でもずいぶんとエリアが広いので、

たぶん忙しいところ無理してきてくれたのではないかと

非常に申し訳なく思っています(いまだに)

 

その方は、栽培の指導などもしていらっしゃるようで、

そのほか、雑草の知識も半端ではありません。

ブログのリンクを張っておきます。(ここ

みかん山のいろいろな草花や植物、動物、鳥など、

さまざまな生態系があることがわかります。

 

そのみかん農家さんのみかん。

通販でも買えるのですが、

通販でも買えないものがあるらしい。

たぶん、一般の通販は業者さんにお願いして、

お友達は直接販売してくれるのだと思います。

(箱に詰めたり、伝票書いたり、発送したり、めんどくさい作業がありますものね)

 

前置きが長くなりましたが。

 

そのみかん農家さんのみかんが、ただならぬ味なのです。

甘いし、甘いだけじゃなくて、こくがある。

もう、こんなおいしいみかんはないよ~というくらい、美味しいのです。

 

その秘密は、どうやら土にあるらしい。

小さなみかんだけじゃなくて、おおきなみかんもとんでもなく美味しいのです。

みかん農家さんによると、

 

ふつうは大きいのは、美味しくないのですが、
これは土壌生物体系なども考えて栽培したので、こうなりました。
今まで自分で、研究機関に送って分析(有料でした)していただいていたのですが、(中略)

今年から●●●が出資して、土壌分析から生物、微生物分析、

さらに果実内容の細かい栄養などの分析をしてくれることになりました。
その分析をしてくれる先生方も、以前から知っていた先生方だったので
こちらの畑の方に来てくれて話も進みました。
ちなみに、分析する機関は、理化学研究所と福島大学(東京大学)です。

 

とのこと。

書いてしまったけれど、よかったかな。

 

有機栽培や自然栽培にこだわる農家さんは多いと思いますが、

検査や分析など、科学的な根拠や裏付けをとろうとすると個人では限界がありますよね。

しかし、農家さんがアカデミックな機関とともに研究開発していくことは

おいしさに裏付けができるということでもあり。

 

私は「おいしい」とか「おいしくない」とかという味覚は

個人の趣味もあるので、一概にどれがいいか悪いかとはいえないと思います。

うちの里山にも自然栽培の無農薬の「鎌倉青蜜柑」がなっていて、

お味は地獄のように酸っぱいですが、それもまた滋味があると思っています。

 

でもでも。

やはりプロは違うなあ。すごいなあ。やるなあ、と

みかんを食べながら感動しています。

おいしくて、どんどん食べてしまう!!!

 

そういえば、

かれこれ10年以上前に、

渋谷の松濤という日本一地価が高いエリアで、

「松濤日曜市」というマルシェの走りをやっていました。

そのときに、このみかん農家さんのみかんを販売していた時期がありました。

あまりにおいしくて、販売以上に仕入れたみかんを毎日食べていましたが、

ついには毎日絞って、生ジュースを飲んでいました。

当時、女子栄養大学に通う女子大生が一緒に仕事をしてくれていましたが、

あるとき、学校で血液検査をする機会があり、

彼女の血液が超サラサラだったと、驚いて報告してくれたことがあります。

みかんの効能です。
こちらのHP(血液サラサラにする食べ物)にみかんの効能がありました。

記事を少し編集して転載します。

 

血液中のコレステロールや中性脂肪を減ら理由は、

豊富に含まれているビタミンPとペクチン。

ビタミンPは食品に含まれる脂肪の分解を抑え、血液中に脂肪が流れ出すのを防ぎ、

コラーゲンの生成を促進したり血圧を下げます。

ペクチンはコレステロールと結びついて体の外へ排出するのに働き、血液をサラサラ維持に効果的です。
ミカンにのビタミンCは、2個食べれば1日に必要なビタミンCが補えるほど。

ビタミンCは体内で免疫力を高め、感染症やガンを予防する効果があります。

さらに、ストレスを和らげる副腎皮質ホルモンの合成に関わり、抗ストレス効果もあります。

またビタミンCはコラーゲン生成に欠かせないビタミンです。

コラーゲンは血管や皮膚、粘膜などを丈夫にする働きがあるほか、肌にハリを与え、美肌効果もあります。
ほかにも、皮膚や粘膜を保護して病原菌に対する抵抗力をつけるカロテン、肌や髪につやを与えるビタミンB群、疲労の原因物質である乳酸の生成を抑えるクエン酸なども含まれています。
β‐クリプトキサンチンという抗がん物質はミカンの色を出しているカロテノイド色素で、カロテンの5倍もの抗酸化作用を持っており、ガンや老化の原因になる活性酸素を抑えたり、免疫力を強化したりします。

ミカンの皮の白いスジにはフラボノイドが含まれており、抗酸化作用があるので生活習慣病の予防になります。

 

私、こういう理屈っぽいことが大好きです^^