雑草とニューノーマルな暮らし

MYヒーローは、


不毛のアメリカにりんごの木を植えていった、ジョニー・アップルシード。


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  • 19Oct
    • 【二拠点生活】どちらかを選ぶのでなく、どちらも選ぶことにしました

      諸事情で、田舎と都会を行き来することになって1年以上になります。私の住む都会は、近所にコンビニもスーパーもリサイクルショップもあり、なんといっても最新設備が揃った病院がたくさんあります。夕方ともなれば食料品やお弁当が割引になり、ちょっと足を伸ばせば映画館もスーパー銭湯も(普通の銭湯も)、まあ、たいていのものはあります。田舎は、歩いていける範囲には銀行も郵便局も病院もスーパーもなく、買い物ができるコンビニまで歩くと20分しかないという僻地です。しかし今はAmazonもあるし、ネットで通販もいろいろある、といっても、そのインターネット環境がありません(契約していないだけですが)都会的な生活を求めるのであれば不自由このうえないのですが、よいことと言えば緑が多いことやご近所の助け合いがしっかりしていること(人によっては人間関係が難しいこともあるかと思いますが)田舎まで行くには、車があれば高速インター出口が近くにあるので案外便利なところですが、車のない私は電車とバスを乗り継いで約2時間の移動。しかしこれも料金さえこだわらなければ、都内から直通の電車があるので、1時間の間、こうして携帯をいじったり本を読むことができます。ただ、荷物を持ち歩くのは大変だし、データはクラウドになんて言っても、紙の資料や大量の読みかけの書籍などを持ち歩くわけにもいかず。田舎は、長男である弟が後継ぎとしているので、そもそも帰るつもりはなく、わは都会の片隅でおひとりさま暮らしをエンジョイしていればいいわ、と思っていました。しかしながら、コロナがあったり、そのほかにもいろいろな事情があり、昨年から行ったり来たり生活が始まりました。そして始まると同時に「これからどうするか」「どうしたらいいのか」を考えてきました。引っ越しが好きで、これまで10回以上引っ越しをしているとかいう友人などは、もともとが引っ越しベースで暮らしているので、モノも少なく、ヤドカリのように住処を替えるたびにモノも暮らしもアップデートしていますが、私にはとても無理。捨てるのも大変。整理するのも大変。費用もかかるし、手続きもあるし。うーん、どうしようかなあ。引っ越しするとしたら、まずは荷物の整理だな。それから、あれとこれと。ん?待てよ。引っ越し、しなければいいんじゃない?だって、片道2時間なら「通勤」距離じゃね?確かに、若い頃は私も通勤していましたし、通勤している人たちもたくさんいますから、無理なことではないはず。ということで。二拠点生活に決めました。住所は都内ですが、田舎も所在地にしています。田舎でイベントなどやっている家は「仕事場」とすることにしました。こうすれば交通費も経費になります(そうだ、経費だ!!!)二拠点で生活すると決めたら、気持ちがスッキリしました。どちらかに決める必要はなかった。両方選べばよかったのです。移動時間は案外、リセットする時間として有益なようにも思えます。「都会のネズミ、田舎のネズミ」というお話がありましたが、そのお話ではネズミたちがお互いの環境を羨ましく思って交換したものの、「やっぱりうちが一番」というオチだったかと思います。では、私は、どっちが落ち着くうちかというと、多分、両方、なのだと思います。都会の暮らしと、田舎の暮らし。どちらもが大切。どちらも捨てがたい。これが私の「贅沢」な暮らし方です。田舎のネズミと都会のネズミAmazon(アマゾン)150円都会と町と山のねずみAmazon(アマゾン)210円ベイブ 都会へ行くAmazon(アマゾン)1,092〜10,589円

  • 18Oct
    • 「鎌倉ニュージャーマン」と山形のりんご農家のこと

      鎌倉駅前に「鎌倉ニュージャーマン」というケーキ屋さんがあります。このケーキ屋さんは昨年だったか、神戸のモロゾフという会社が買い取り、名前は継承したものの、実質はモロゾフとなっているようです。鎌倉ニュージャーマンでケーキ職人だった高野さんは、もともとはジャーマンベーカリーで修行をした人で、ドイツ風のケーキを作っていました。ザッハトルテやオペラ、クランツ、アップルパイなどなど。鎌倉の岐れ道というところで創業したとき、高校生だった私はアルバイトをさせていただき、「将来希望するなら店を出してあげる」とまで言われたくらい、頑張ったものです。そして時は流れ、平成14年(2002年?)「ふるさと財団」の補助金で、「山形県白鷹町の農家とこだわりのある消費者をインターネットで結ぶ」というモデル事業をプロデュースしました。奇しくもその年に農薬問題が起きて、山形県のりんごやラフランスなどが大量廃棄されることとなりました。問題の農薬を使っていない人も、風評被害で「山形」というだけで売れなくなりました。そのとき、鎌倉ニュージャーマンの社長(高野さんの奥様)と工場長が白鷹町に赴き、農薬を使わずに栽培していた農家さんの紅玉を仕入れてくれることになりました。当時は、ケーキ屋さんが農家さんと直接取引することはなく、ましてや農薬の有無や栽培について生産者から話しを聞くことなどできない時代でした。また、農家さんは一般消費者のために「甘いりんご」を作る努力をしてきていましたが、アップルパイには酸味が強いりんごが求められるとか、コンポートにするりんごやラフランスは小さなサイズがいいといったことなど、農家さんにとっても意外な需要発見もありました。生産者の名前が書いてあるアップルパイをインターネットで紹介したものとしては、たぶん、鎌倉ニュージャーマンが日本初だったと言ってもよいのではないかと思います。鎌倉ニュージャーマンのアップルパイは、ドイツ風で、スパイスが効いたなんとも美味しいものでした。ケーキ職人としては最高の腕前だった高野さんが亡くなったあとも、職人さんたちがレシピを守り、アップルパイは鎌倉ニュージャーマンの季節限定の味となっていました。しかし、いろいろな事情が重なり、鎌倉ニュージャーマンはモロゾフに買収されることとなりました。私はモロゾフも大好きなお菓子屋さんですし、時代の流れのなかで、いろいろな変革があることについては決して意を唱えるつもりはありません。しかし、今日、山形の農家さんからのメールを見て、愕然としました。「注文がないので電話をしたら、モロゾフになったから、もうアップルパイは作らないのでりんごはいらないと言われた」と。実は、私は昨年、モロゾフの社長宛に手紙を書きました。これまでの鎌倉ニュージャーマンについて、私が知る限りのことと、アップルパイのストーリーについて。日本で初めて、生産者の顔が見えるアップルパイを作ったんですよ、と。社長自ら、ご丁寧なお返事を頂戴しましたが、結局は「いままでとは違う、モロゾフなりの鎌倉ニュージャーマンにします」ということでした。それはそれでいいです。でも、20年間も、毎年仕入れていたりんごを、突然「いりません」というのは、あまりにも切ない話です。農産物は工業製品ではないし、ナマモノです。毎年の契約があれば、売り先を見越した栽培をしなくてはいけないはずです。「売るところがなくなってしまいました」農家さんのメールは、なんとなく、恨みがましくもあるように読めました。せめて私が間に入っていれば、ことの成り行きを説明することもできたかもしれません。直接取引をしていた農家さんにも油断があったのかもしれません。取引先が突然なくなる。そんなことはよくある話かもしれません。でも、私が関わり、おつなぎして、20年も(え?本当に20年!?)継続していたことだっただけに、なんとも悲しいできごとです。山形の農家さんには新しい取引先が見つかることを祈ります。鎌倉ニュージャーマンはもはや私の知るところのかつての鎌倉ニュージャーマンではありませんが、新しい体制で、新しい鎌倉土産を発信していくことを期待しています。そして、もしできたら、また、山形の農家さんのりんごでアップルパイを作ってほしいと、願っています。

    • 武田双雲さんの「感謝」と「丁寧道」

      武田双雲さんは非常にアーティスティックな書道家として活躍されていますが、三歳のころから、書道の先生であるお母様から基礎を学ばれたものの、書道家になるつもりはなく、一般企業に勤められたそうです。企業のなかでメモを書道のように書いたりしていたことがきっかけで、同僚のある女性から名前を書いて欲しいと依頼されます。深く考えることもなく書いたところ、その女性が泣き出して「自分はこれまで自分の名前が大嫌いだった。でも、こんなふうに書いてもらって、今日から好きになれる」というようなことを言われ、それを機に辞表を提出。書道で身をたてようと考えたといいます。書は、人の心を映したり、癒したりするものであるとしたとき、その書を書く自分の心が乱れていてはいけない。だからいつも「感謝」という言葉を大切にしているのだそうです。そして、感謝という言葉を行動に表すこととして、日常の動作などひとつひとつを丁寧に行ってみようと考え、それを「丁寧道」と名づけたそうです。たとえば歯を磨くとき、顔を洗うとき、ひとつひとつの動作を丁寧に行う。それはすなわち感謝につながる。そのようなことをETV「達×達」の番組でおっしゃっていました。細かいところで文言などは違うかもしれませんが、「丁寧道」という言葉、考え方はいいな、と思いました。日常でいえば、毎日がなぜか慌しくて、「さっさとやる」とか「手際よく」とか「時短」とか、なにかと雑にものごとをこなすことをヨシとする昨今の風潮がありますが、なにかひとつからでもよいから、「丁寧に」行ってみよう。そう思いました。「丁寧」にしようと考えるとき、モノやコトについて、正面からじっくりとなりたちを観察することから始まり、自分自身の内面に向き合うことでもあるように思います。そもそもが大雑把な私は、細かいことが苦手だし、つい「めんどくさい」とか思ってしまうのですが、「めんどうである」ということが「手間をかけること」であり、貴重な行動なのだと認識することで、少しは丁寧な暮らし方ができるようになるかしら、なったらいいなと思います。丁寧道。まずは歯を磨くあたりからでよいようですよ。

    • SNSプロフィールを公開しました。

      SNSで副業とか、お小遣い稼ぎとか、アフィリエイトとか、そうした使い方をしている方たちと違って、私の場合はただ、無駄に、時間と、エネルギーを使っているだけのSNS。しかし、それなりに使っている歴史も長く(アメブロはスタート時からやっていますし)使い分けをしています。私の場合は、アメブロは、会ったこともない人にも言いたいことや考えていることなどを発信しているつもり。Twitterは、世間や社会に対しての意見や憤りや感想などを書いているつもり。(最近は高齢のお母さん介護をしている人たちとのつながりが多くなりつつあります)Facebookは、主に仕事関係。だけれど友人のようにつながっていたい人たちとの交流。インスタは、食べ物についての忘備録。(もう少し真面目にやったほうがいいのかもですが)そのほか、Slackは学会関係のコミュニケーション。Whatsappsは、アメリカのビジネス仲間とのチャットに利用。Linkedinも、アメリカのビジネス系とのつながりづくり。LINEはもっぱら家族用。仕事のメールはGmailですが、FacebookのMessengerも便利。オンライン会議はzoomがメイン。たまに、フェイスタイムやGooglemeet。これだけ使い分けるのは結構大変。これ以上はもういらない感じ。そして、「友達」も、志を共にする人や同じ信条の人だけでよいです。ClubHouseは1週間で飽きました。

    • 近藤ようこさんの原画展を観てきましたの画像

      近藤ようこさんの原画展を観てきました

      近藤ようこさんの原画展を青山のビリケンギャラリーで開催されるというので、はるばる行ってまいりました。(残念ながら、10月14日までです)世の中はDXだのなんだのとやたらデジタル化をすすめていますが、手描きの美しさというか感情の噴き出るような原画はデジタルでは伝わらないものがあります。特に、墨で描かれた漫画の原画。墨の厚さとか、勢いとか、テカリとか。美しい迫力です。会場にいらした近藤ようこさんともお話ができました。哲学的でシュールな作品を描かれているというのに、小柄で、非常にエレガントで、楚々とした女性でした。写真撮影をさせていただきましたが、なぜかアメブロにはアップできないので割愛します。「先生はにこにこしながら、キリのように鋭いものでぐいっと刺して、にこにこしながら、ぐいぐいと捻るような作品を描かれますね」と言うと、「そういうの、好きです」とにっこりされていました。最新作など、サインをしていただいて、大人買いをしました。今月末には小野弥夢さんの猫の絵の展覧会もあります。高丘親王航海記 I (ビームコミックス)Amazon(アマゾン)792円死者の書(上) (ビームコミックス)Amazon(アマゾン)733円猫の草子 (ビームコミックス)Amazon(アマゾン)822円兄帰るAmazon(アマゾン)880円高丘親王航海記 II (ビームコミックス)Amazon(アマゾン)792円水の蛇 (ビームコミックス)Amazon(アマゾン)871円戦争と一人の女Amazon(アマゾン)1,000円夢十夜Amazon(アマゾン)1,430円異神変奏 時をめぐる旅 (幽COMICS)Amazon(アマゾン)1,231円見晴らしガ丘にて完全版Amazon(アマゾン)1,460〜20,850円

  • 17Oct
    • 年寄りは小さいりんごと大きいりんごとどちらを選ぶか?の画像

      年寄りは小さいりんごと大きいりんごとどちらを選ぶか?

      さて、マルシェの話の続きです。今回、長野県でGAP認証のりんごを栽培しているチクマ農園小林さんから旬の美味しいりんごを届けてもらえることになりました。「大きいりんごと、小さいりんご、どっちがいい?」私は世田谷の「ふたこ座」というマルシェで小林さんのりんごを販売させてもらったことがあります。赤いりんごと黄色いりんごだったり、大小取り混ぜたりして、実験販売したのですが、大きいりんごを選ぶ人もいれば、「食べきれないから」と小さいりんごを選ぶ人もいます。「うーん。高齢な方が多いから、小さいほうがいいかな」さて、販売するときになったら、みんな、口をそろえて「えー!? こんなに小さいの?」というんですね。わざわざ小さいのにしてもらったのに。なんで大きいほうがいいかと聞くと、皮をむきやすいとか、家族が多いという理由。「丸かじりできるんですよ」と説明するとそれぞれ納得して買ってくれました。後日談。「子供が皮ごと食べて、美味しかった」「丸かじりできてよかった」「食べきりサイズでよかった」好評でした。しかし。お年寄りだから小さいのがいい、というのは私の思い込みだったと深く反省。マルシェってこういうことが手ごたえとなってわかるから面白い。机の上のコンサルとは一味も二味も違います^^やってみてわかることって、たくさんあります。

    • モノを売らないマルシェに人が集まる理由の画像

      モノを売らないマルシェに人が集まる理由

      鎌倉市十二所は最近では「奥鎌倉」と言うのだそうです。生まれ育った住民たちは「ええ!? そうなの??」とちょっとびっくりですが、「奥渋」界隈に居たこともある私としては、まあ、奥も悪くはないかな、と。その「奥鎌倉」である十二所で毎月開催しているミニマルシェ。10月は13日でした。天気予報は雨。でも、日頃の行いが良かったのか(!?) 雨もない1日となりました。そもそもこのマルシェは「モノを売って儲ける」ということが1番の目的ではなくて、地元の高齢者のみなさんに愉しんでもらいたいと始めたましたが、コロナ禍でなかなか人を呼ぶということもためらっていました。しかし、感染者も減り、ワクチン接種もみなさん行っていることもあり、だんだん「輪」が広がることもやっていきたいなと考えていました。そんなタイミングもあり、今回はスペシャルなゲストが集まり、スペシャルなイベントになりました。こちら、小町通りに「エンタメ茶屋 よっ鎌倉!」をオープンしたミントさん。お店で楽しめるマジックのなかから、テーブルマジックを披露してくださいました。ウクライナの歌姫 カテリーナさん。大使と晩さん会に出席されたり、各地で演奏活動をされている有名な方!バンドゥーラという楽器で弾き語りをしてくださいました。彼女を紹介してくださった、こぶた舎の信田さんは、キルギスのはちみつ「ジェベクジョル」を販売。毎回マルシェを手伝ってくださっているジブラルタ生命のMさんが話をしていますね。「鎌倉大仏前マルシェ」主宰の井出ともこさんともつながりました。そして、バイクで駆けつけてくれた アルペ難民センターのAさん、Uさん。車で再訪され、カテリーナさんとミントさんは難民センターでプチイベントを急遽開催。みなさんにとても喜んでいただいたとのことです。このほか、移動販売のお豆腐屋さん「染野屋」さんも予約が入るほどの人気ぶりで常連のお客さんたちがエコバッグをもって買いに来てくれます。たった2時間のマルシェで、売り上げよりももっともっと価値があるものを得られるのが鎌倉十二所マルシェのいいところ。「こんな素敵な音楽が聴けるなんて思わなかった」「マジックを目の前で観れて楽しかった」地元のみなさんのそんな嬉しい感想がご褒美です。お金がある人や見かけが成功している人のところには嫌でも人が集まってきます。あのゴーンさんは、逃亡先のレバノンからオンライン・コンサルティングをしていて、1回220万円とっているそうですが、そんなリッチなビジネスとは程遠い小さな小さなイベント。「儲けない人のところには、金目当ての人が集まって来ないから、結果的にいい人しか集まらない」と、ある農家の友人が言っていたことがあります。プライスレスな出会いは、お金以上の価値があり。来月は11月10日(水曜日)午前11時から2時間。スリランカの難民の方が、お茶のおもてなしをしてくださるかも。大仏マルシェの井出さんは、島根県観光大使にもなっているので、島根の美味しい海苔をもってきてくれるそうです。バンドゥリステ (Banduriste)Amazon(アマゾン)777〜2,190円

  • 15Oct
    • 親の介護で壊れる娘

      数日ぶりに帰宅すると、知人から、小さな包みが届いていました。その人は「友達」というほど親しくはないのだけれど、もしかしたらあちらは「友達」と思われているのかもしれず、時々、日常のことなどをメールしてくださったり、葉書が届きます。久々のご連絡。包みのなかにはルピシエのティーバッグがふたつ。そして、小さくたたんだお手紙。コロナ禍で、仕事が思うようにいかなくなったこともあり、親の介護をしようと腹を括って引っ越しをしたのだそう。でも、やりたいことも思うようにできず、介護どころか本人が病院に通っているということでした。私はといえば、高齢の母が入退院したばかりで、今後の生活をどうするかというのは昨年からの課題でもあり。親との生活は楽しいことばかりというよりは、むしろ、イライラとヘトヘトとうんざりがミルフィーユのようになっていることを体験しているだけに、ルピシエの紅茶を贈ってくれた「友人」の気持ちやご苦労がわかる気がします。友人の(親の)なかには、さっさと終活をすすめたというツワモノのお母さんもいますが、そんなケースはごくごく稀です。年齢を重ねると、子育てママさんたちが情報共有をしているように、高齢の親を抱えた女性たちのつながりの必要性を感じます。親の多くは施設には入りたがりません。デイケアを嫌がったり、他人(ヘルパーさん)の助けを拒んだり、お金を出せばすむことでさえ、それまで自分ができていたことにお金を出して業者を頼むことをよしとしません。そんな親を持った娘たち(もしかしたら息子も?)は滅私奉公を余儀なくすることとなります。年老いた母を看ていると、母は決して「生まれながらにして母親」だったわけでもなく、当然「老人のプロ」でもないということを考えます。育児や家事も試行錯誤しながら頑張ってきたのでしょう。そして老齢になって、今度は「としより」の暮らしを試行錯誤しています。娘たちは、親の面倒をみようという責任感から、自分を殺し、あるいは、親のことを思いながらもきつあたる自分を自己嫌悪し、だんだん壊れていく自分に絶望していきます。もっとやさしい娘になれないものか。もっと親に満足させてあげることができないものか。いろいろな葛藤があります。高齢な親を抱えた娘たちと同様に、亡くなった親の年齢を超えた娘たちもいます。その人たちは「後悔しないことをやればいい」と言います。「もっと話せばよかった」「もっと聞いてあげればよかった」ああしてあげればよかった、こうしてあげればよかったとあとあと思っても親がいなくなっては後悔にしかならないから、と言います。「親のためにと思ってやっていることは、実はすべて自分のためなのよ」とも。自分がどう納得するか。自分の人生のなかでどう行動するか。母のかかりつけ医は「いまの時代、高齢になって施設に入ることは当たり前です」と言います。「家族の介護には限界がある。施設という選択は決して親を見捨てることではありません」しかし。古い家で、お姑さんを100歳で在宅で看取った母は、自分も同じように家で看取られたいと考えています。それであれば、今後の10年間のカウントダウンをいかに満足できる10年にするかを考えるのは、高齢になった本人には荷が重いのかもしれません。Twitterには遠距離介護をしている方や、老々介護をしている方など、介護のまっただなかにいる方たちの発信がたくさんあり、力づけられたり、不安になったり、参考になったりしています。親の介護を精一杯している私には家族も「娘」もいませんので、私は母のようにはいきません。自分が母のような年齢まで元気でいられるかどうかは神のみぞ知るですが、母を看ながらも、自分の未来(ではなく終焉)を考える年齢でもあり、友(多くは戦友)のことを想う年齢でもあります。

  • 11Oct
    • 鎌倉らしい鎌倉の小さなマルシェは10月13日開催の画像

      鎌倉らしい鎌倉の小さなマルシェは10月13日開催

      「鎌倉」というと観光地のイメージがありますが、昔ながらの住民がひそやかに暮らしているエリアがあります。鎌倉の北東、横浜横須賀道路の朝比奈インターから降りたあたりにある「十二所」(じゅうにそう、と読みます)エリアです。十二所神社があることで地名となったという説がありますが、その昔12軒の家があったから、という説もあります。(我が家はその1軒です)ちなみに、有名人や上皇后さまの父上の墓地がある「鎌倉霊園」もエリアにあります。この地域は風致地区に指定されているため、大型の建物や商業施設などを新たに建築することはできません。鎌倉のなかでも地域コミュニティがかなりしっかりしていると言われていて、一説には「鎌倉のなかで一番約束をきちんと守る人たちが住むところ」なんだとか。(これは市役所や外部の方々が言っていたことで、住民が言っているわけではありません)ここで、毎月、小さなマルシェをやっています。キッチンカーが来たり、旬の野菜や果物、地方のお菓子などを販売したりしています。私が地域ブランドづくりや地域支援をするご縁がある地域や農業者さんの商品プロモーションの場でもあります。10月は13日11時から2時間だけ。移動販売のお豆腐屋さん「染野屋」茨城県大洗まいわい市場の野菜や名産品長野県チクマ農園のGAP認証のりんご千葉県農福連携農園の生落花生おおまさり群馬県上野村 などが並ぶ予定。鎌倉市長選挙も近いので、候補者の方も顔を出してくださるようです。コロナ禍でもあり、密を避けたいこともあり、11時から13時までの2時間限り。場所は、十二所神社から20メートルほど鎌倉寄りの駐車場スペースです。これから、不用品や書籍などの交換もしていこうと考えています。お近くの方はぜひいらしてください。こちら、「おおまさり」「ナカテユタカ」「郷の里」(千葉県育成落花生品種)

    • 10月11日は平日です(みんな、知ってた?)の画像

      10月11日は平日です(みんな、知ってた?)

      私はてっきり祝日だと思っていたのですが、今年はオリンピックがあったため、祝日ではなくなっているのだそうです。そんなのいつ決まったの???私は知らなかった!!!てっきり休みだと思っていたのに!!! 内閣府政府広報Twitter\10月11日は平日です!/例年10月第二月曜日はスポーツの日。でも、今年は東京オリンピック開催に伴い、スポーツの日が7月23日に移動していましたね。カレンダーでは10月11日が「スポーツの日」になっていても、この日は平日なのでご注意を。周りの人にも教えてくださいね。

  • 10Oct
    • 「冷やし焼き芋」食べたことがある人は23.6%?の画像

      「冷やし焼き芋」食べたことがある人は23.6%?

      さて、このグラフはなにかというと、ヤフーの行ったアンケート 「冷やし焼き芋」がべたことある? の回答。2934人の回答者の7割強が食べたことがないそうです。私は、食べたこと、あります!「冷やし焼き芋」のルーツは俺だ!!!と言っているのが豊島区にあるお茶の専門店「矢島園」こんな小さなお店で、繁盛しているようには見えない(失礼ながら)けれど、こだわりのあるお茶を販売していることで有名。「冷凍焼き芋」は平成30年に地域マーケティング賞を受賞しています。店主の矢島さんは話好きで、こだわりのあるお茶の話になるとエンドレス。焼き芋は長年研究をして、焼きたてのお芋を冷凍することで甘味が増すことを発見。以来、定番人気商品になっているそうです。(以上の写真は、こちらのサイトのものを流用しています.)といっても、私が矢島園で冷やし焼き芋を食べたのはかれこれ数年前。矢島さん、いまでも冷凍焼き芋、作っているんでしょうか。矢島園の冷凍焼き芋がブームメイキングになったかどうかはさておいて、コンビニでも冷凍焼き芋が置かれるようになってきたというのが先日のダイヤモンドオンラインの記事にありました。コンビニで販売するためには、品種や品質、サイズなどを大量に揃える必要があるため、メーカーが製造するものになるとあります。ちなみに、焼き芋は植物繊維が豊富ではあるものの、GI値が高いというのが気になるところ。食後に血糖値が上がりやすい食品なのです。でも、冷凍することによって、焼き芋のでんぷんがレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)になるため、GI値も下がり、しかも腹持ちがよいためダイエットにも効果的。腸活にも最適となります。冷凍焼き芋は通販でも販売されていますので、いろいろな品種を1年中食べられるのもメリットといえます。私は、茨城県大洗にあるまいわい市場の干し芋を冷凍ストックしていて、これはこれで甘味も凝縮していて、小腹が空いたときなどには便利な非常食です。冷やし焼き芋はふるさと納税品も多いので、要チェック。鹿児島県、茨城県が豊富です。【ふるさと納税】20-12冷凍焼き芋「紅せれぶ」1.5kg【茨城県阿見町産/紅はるか使用】楽天市場6,000円【ふるさと納税】つくばみらい市産 熟成紅はるか 冷凍焼き芋3kg楽天市場10,000円【ふるさと納税】恵子農園の冷凍焼きいも約400g×3袋_waki-4661楽天市場8,000円【ふるさと納税】畑の金貨・紅はるかの冷凍焼き芋と干し芋セット!冷凍焼き芋紅はるか(1kg)と焼き芋の干し芋紅はるか(160g×3袋)をセットでお届け【甘いも販売所】楽天市場10,000円【ふるさと納税】冷凍焼き芋セット3kg(さつま芋と安納芋)楽天市場14,000円【ふるさと納税】紅はるか 冷凍焼き芋8本詰め合わせ楽天市場12,000円【ふるさと納税】本場種子島産安納いも(冷凍焼きいも)1袋500g入り×11袋楽天市場14,000円【ふるさと納税】鹿児島県産冷凍焼き芋紅はるか6kg!鹿児島県産サツマイモべにはるかをやきいもにして急速冷凍!糖度50度以上の極蜜芋はまさに自然のスイーツ♪【甘いも販売所】楽天市場20,000円【ふるさと納税】井手青果の産直・熟成「紅はるか」冷凍焼き芋 約1.2kg楽天市場8,000円【ふるさと納税】つらさげ芋の溶岩焼き芋 300g×5パック 高糖度 の 甘い 焼き芋 詰め合わせ セット 冷凍 焼芋 さつまいも お取り寄せ 浜直農園 つらさげ芋 焼き芋楽天市場13,000円

  • 08Oct
    • 高齢親の入院にドタバタしないために準備しておくとよいと思ったことの画像

      高齢親の入院にドタバタしないために準備しておくとよいと思ったこと

      おかげさまで、親の入院はほんの数日ですみましたが、親にしろ、自分にしろ、いざというときの連絡網や連絡先リストを作っておくべきだと思いました。今回の私が連絡したところは1.すぐに連絡したところ  ① 新聞(不在のときに溜まってしまうと不用心でもあるので)  ② デイサービス(迎えに来てしまわないように連絡)  ③ 見守りを兼ねたゴミの個別収集(不在だと心配をかけることになるので)  ④ 毎週集まるご近所サロンの方にお休みのお願い2.おつきあい先  ① 近所の親戚(いつも世話になっている)  ② 町内会で世話になっている方  ③ ケアマネさん3.転ばぬ先の・・・  ① 保険関係の担当者  ② 銀行関係に確認4.たまたま作業中。そして支払い関係のことがあるので連絡  ① 植木屋さん  ② 塀の修繕を頼んでいた工務店3と4はたまたま進行中だったので、報告やらなにやらで連絡した次第ですが、1と2の連絡は必須。今回は無事に退院できましたが、もし重篤な病気であったり「万が一」ということになったら、親族や友人知人で連絡を取るべき人のリストをまとめておいたほうがいいなあと思いました。いまは携帯があれば、本人がある程度元気であれば連絡くらいはつけられるけれど。なお、銀行関係でいえば、「もしも」とまではいかなくても、本人が窓口までいけない場合。キャッシュカードを作っていたとしても限度額は基本は30万円~50万円くらいしかおろせないらしい。某都市銀行に電話で確認したところ、「絶対に本人が電話口で確認しなくてはいけない」ということで、本人の生声での確認がとれた場合、代理人が手続きなどを行うことが可能ですが、代理人の身分証明などが必要(マイナポイントはGOOD)。大金の引き出しはできず、他行への振り込み移行は可能とのこと。(どうやら現金で引き出せるのは100万円くらいが限度らしい)金融手続きができない高齢社本人の代わりに、親族が代わりに医療費や介護費支払いのための預金引き出しや解約については、診断書の提出のほかに複数の行員による面談、医療介護費の内容の確認、ビデオ会議など非対面ツールの利用などがあるそうです。

    • 老親に持たせるべきiPhoneと注意点

      私の母親は92歳になりますが、おかげさまで元気に暮らしています。しかし、先日、救急病院に入院することになり(良性胃潰瘍という診断でした)コロナ禍の病院では病室でも携帯OKになっていたことで、病床からテレビ電話で話をすることができました。(すごい!)母はわりとあっけなく退院できましたが(ご心配ありがとうございます)「電話」ではなく「テレビ電話」での会話ができてよかったと、つくづく感じた次第です。そもそも最初は、シニア用android携帯を弟が母に用意してくれました。しかし、android携帯は非常に使いにくい。重いし、不要なアプリがプリインストールされているわりには新たにアプリをインストールできなかったり、とにかくやたらセールスメールが届くというシロモノでした。それでも母は、電話や写真撮影に利用していたものの、しょっちゅうトラブルとなり、使えない、わからない、動かない、の連発。その後、妹が格安携帯の契約でiPhoneを購入してくれて、不要なアプリを削除したものを用意。使い方、レクチャー担当が私です。androidの際には、ダイソーでスケッチブックを買って、自家製マニュアルを製作しました。その理由は、「トップ画面」から各フォルダに飛び、そこに階層があるということが理解できない。高齢者はボタンといえば凸凹していて、がしっと押さないと気が済まないので、必要以上に画面をがしがしと押してしまうこともある。しかし、指先の水分量が足りないために反応しなかったり、目が悪いのか指先が悪いのかわからないけれど、「ここを押して」という「ここ」のアイコンにポンポイントで指がいかないこともある。とにかく教えるには根性と気力と忍耐力を要するものでした。iPhoneはandroidに比べるとわかりやすい、というか教えやすい。母の持っているものはSE(だと思う)ですが、「電話」「電話帳」「LINE」「写真」この4つのアイコンしか表示していません。それ以外は不要。「LINE」には家族のIDを登録しておいて、とにかくテレビ電話がかけられるように特訓、特訓、猛特訓。「LINE」のボタンを押すとなぜその画面が出るのかということがどうしても理解できない母。たとえば、妹と話したあと、画面は妹との画面で終了している。そこで私と話したいときにどうしたらいいか。「アドレス画面に戻って」これがわからない。「画面が出ない」「ビデオのマークを押して」何がビデオのマークかわからない。年寄り向けの携帯はアイコンは上記の4つだけでいいし、大きなボタンをつけておくだけでいいのに、なぜメーカーは作ってくれないんだろう。そもそも持ち歩かないなら小さくなる必要もないから大きくてもいいし。なんてことも思います。さて、特訓の末にテレビ通話ができるようになりました。めでたしめでたし。ではなく。画面を見ていると音が聞こえない。音を聞くと画面が見えない。音量の上げ方がわからないというのもあるけれど、耳が遠いためになまじの音量では聞こえないらしい。ということで、ブルートゥースのヘッドフォンを購入しました。まだセットアップしていません。これを使えば、音の問題は解消するはず。でも、かかってきたときの音がわからなくなる。パーフェクトなものがありません。しかし、とにもかくにも、iPhone と LINE(のテレビ電話)を強制特訓すべし!!!なお、Twitterでフォローさせていただいている遠距離介護をしている方はアレクサを活用されています。遠くから室内を監視したり、お母さんとアレクサでテレビ電話しているらしい。それもよいアイデアです。

  • 06Oct
    • 価値観と優先順位は人それぞれであるということ

      高齢の母は元気であるがゆえに、介護ヘルパーさんの手を借りることができません。しかしながら、家事などを手伝っていただく有償ヘルパーさんをお願いしています。週1回、2時間の作業ですが、母は「まあ、まずはお茶でも飲んで」なんてお茶を出したりしているので、お掃除やらなにやらが進みません。なのに毎回、不満を漏らす母にイラつく私。そこで、母がヘルパーさんに何をしてもらいたいのか、数時間かけて、じっくり話を聞きました。そして、「優先順位」をつけることにしました。ヘルパーさんは優先順位の1番から取り掛かってもらう。リストアップしたものを全部終わらなくても、「一番先に何をやってもらいたいか」ということを明確にすれば母も満足できると思ったからです。話し合うこと3時間。もっとだったかもしれません。話がまっすぐにいかない。あっちにいったり、こっちにいったり。あれもやらねばとか、断捨離だの、整理整頓だの。そしてやっとこさできたリスト。1番めが「玄関のたたき」2番めが「台所の高い窓」3番めが「敷居」4番めが「台所の床」5番めが「お風呂のぬるぬる」もう本当に理解できません。なぜに玄関? なぜに「高い窓」? なぜに敷居???私からすると、トイレやお風呂場、台所の生ごみやゴミの分別などが重要と思うのですが、何度話しをしても、母のなかでは「玄関のたたき」の掃除が一番重要なのです。そして、母のなかでは「玄関のたたきだけでも30分はかかる」と言い張ります。そこで、リスト10項目について、それぞれに所要分数を5分から10分、書き込みました。「その時間内にやれ」ということではなく、「その時間内でできることをやる」という目安。そして、ヘルパーさんに、手順などをレクチャーしました。それでたぶん、一件落着。このことでわかったことは、母の価値観や優先順位がまったく私とは違っているということ。そして「なぜ、そうなのか」と言う母なりの理由がありました。玄関や敷居などは、来客があったときにみっともなくないために。高い窓やお風呂のぬるぬるなど、自分の手が届かないところや力が入らないこと。食事を用意してもらうことや跡片付けは自分でやれると考えているようでした。私は、なんでもかんでも効率を考えるというタイプではないのですが、このときばかりは効率と時短について考えました。そして、「大切」であるものやコトの基準が人によって違うということ。高齢の親にはイライラすることが少なくないのですが、なぜイライラするかというと、自分が考えていることや価値観が違うからであり、親がやること、言うこと、考えることは、親は親の基準があるのだと思い知ると、イライラも軽減するような気がします。(気がするだけで、実際にはイライラします)リストアップと時間を明記することは仕事をするうえでは当たり前にやっていたことですが、親との共同生活のうえでもビジネスの知恵は役立ちます。心が安まる老子Amazon(アマゾン)1,100円老子と猫から学ぶ人生論 だいじょうぶ。 ニャンとか生きていけるよAmazon(アマゾン)1,100円農業女子 (ディスカヴァーebook選書)Amazon(アマゾン)825円商店経営者のためのスマホ決済PayPay超入門 (ディスカヴァーebook選書)Amazon(アマゾン)1,210円

  • 05Oct
    • 母が入院しました。そのときわかったこと。

      ここのところ、心臓が痛い、はぁはぁすると言っていた老母。かかりつけの病院に連れていったところ、異常なしと言われ、「もう、何があってもおかしくない年である」と、体調不全は加齢ということになりました。しかし、母は日に日に食が細くなり、水も飲めなくなってきて、体重も10キロくらい減ってしまっていました。心臓が痛いとか、息苦しいとか、本人でなければどのくらい苦しいかはわからない。しかも一緒にいると、同じことを何度も聞くことになり、こちらもイライラしてきてしまいます。「がまんできるの? できないの?」「痛いって言われたって私は治せないんだから、病院に行くしかないでしょ!!!」だんだん、意地悪度が増していきます。私は今年はほとんど母と共に過ごす日々が増えているのですが、その日は私自身が用事があり、「寝ているから大丈夫」という母を残して出かけてしまいました。しかし、妹と弟が連絡をとりあってくれて、かかりつけではない大きな病院に救急入院となりました。弟のグッジョブです。そしてわかったことは「良性の胃潰瘍の最悪な状態」だということ。ちょっとよくわからないけれど、たぶん、胃がんとかではなさそう。胃がはれてしまったことで心臓や肺を圧迫していたのだそうです。病院はコロナ禍でもあり、面会はできないのですが、(入院の手筈は弟がやってくれました。感謝!)iPhoneでのテレビ電話が病室からできるため、入院した日も、翌日も、母がテレビ電話をかけてくることができました。今回、わかったことや考えたことなどが、いくつかあります。ひとつめは、長い間お世話になっているからといって、かかりつけ医を頼りすぎてはいけないということ。今回、2週間くらい前にレントゲンをとっていたり、血液検査もしていたこともあり、「問題なし」と言われてしまい、お薬もそれまでとは変わらない処方をいただいていたわけですが、別の大きな病院で「加齢ではない」病気がわかった。お医者さんが悪いと責める気持ちはありませんが、地域の病院の限界があると感じました。ふたつめは、一緒に居ることがプラスではないと思ったこと。私がずっと一緒に暮らしていたのに、「がまんする」と言う本人の言葉を信じてしまっていたうえに、かかりつけ医の説明を聞いていた私は、「老齢だから仕方ないことなのだ」と思っていました。でも、一緒に過ごしていないからこそ、弟が救急病院に連れていってくれたのだと思います。私がそのまま一緒だったらその大きな病院(ちょっと遠い)に行くこともなかったし、母もずっと痛みや苦しいままだったに違いありません。弟の機転、判断があったおかげで入院ができたことは本当によかったと思います。みっつめは、iPhoneを持たせて、LINEを使えるようにしたことがよかったということ。以前はandroidのシニア携帯でしたが、使いにくいことこのうえなしでした。妹が「家族割」のiPhoneを手配してくれて、不必要なアプリを消すなどのカスタマイズをして、毎週1回以上、やりとりをしていたことがトレーニングになっていたように思います。病院のベッドから看護師さんとテレビ電話してきたときにはびっくりしましたが、お互いに安心です。母が入院して、新聞を止めて、ケアマネさんに連絡して、デイケアの担当さんに連絡して、ご近所の方に連絡して、保険会社や銀行などに連絡したりして、「これからのこと」を考えるようにと、後押しされているようでもあります。おかげさまで母の容態も安定して、検査をしてもらったら案外早く退院できそうです。追伸:おかげさまで退院しました。入院中の投稿は差し控えましたが、退院したので忘備録として投稿します。ご心配ありがとうございます。

  • 23Sep
    • 価値観、優先順位は人によって違うという話

      エドゥアルト・シュプランガー(Eduard Spranger、1882年6月27日-1963年9月17日)というドイツの学者は、人の価値観を6つに分類しました。Wikipediaの記事を転載すると、以下の6つです。 理論型 - 理論が通じることや真理に価値をおく。論理的に理解することで真理を追究する。 経済型 - 金銭的・社会的地位に価値をおく。利己主義的で、経済的観点から物事を捉える。 審美型 - 美的なもの、楽しいことに価値をおく。ものごとを感情を通して考える。 宗教型 - 神を崇め、信仰に価値をおく。博愛的で、人生を見つめ、道徳的に生きようとする。 権力型 - 他人を自分の意のまま従わせることに価値をおく。権力掌握に満足感を覚える。 社会型 - 社会への奉仕活動や福祉にかかわることに価値をおき、人の役に立つ行動をとる。通常、他人の価値観などについて考えることはそうそう多くはない私ですが、老母と過ごす時間が増えて、「価値観の相違」というものをひどく感じるようになりました。たとえ親子であっても、重要だと思うものやコトがかなり違うのです。シュプランガーの分類が完璧であるとは思いますが、強いていえば、私は「理論型」、母は「経済型」(専業主婦歴が長いのでコスト感覚があるんでしょう)「そんなことはどうでもいいでしょう」と思うことにこだわっているとか、こちらが一生懸命やっていることに対してスルーされるとか、イライラすることがたくさんあります(笑)そこで、「やってもらいたいこと」「やりたいこと」をリストアップすることにしました。高齢でもあり、話が脱線するし、ほぼほぼ文句と不満とグチですから、聞いているほうもウンザリしてきますが、ヒアリングをしてみて、価値観の違いが非常によくわかってきました。たとえば、掃除をする手順にしても、母がまず一番先に気にするところは「玄関」。そして、なぜか戸の桟のゴミやほこりが異常に気になるらしい。「台所」では、三角コーナーのゴミやゴミの分類よりもシンクをごしごし洗うことが最優先事項とか。私にはまったく理解不能ですが、「何を優先したいか」ということをじっくりと聞いていくことで、お互いの考え方の行き違いというのも理解できるような気がしました。自分自身ではわかっているつもりのことも、持っている定規や秤のメモリが人によって違うためにトンチンカンになり、善かれと思うことが迷惑になったり、逆のこともある。自分とは違ったことを考える人に対して、「理解不能」と切り捨てるか、自分と同じ考え方に矯正させようとするか、対応もいろいろあると思いますが、私としては「価値観が違う」ということはすべてに納得がいくように思えます。話はいきなり飛びますが、コロナ禍では価値観の相違が社会問題ともなります。マスクをつけるか、つけないか。ワクチン接種やワクチンパスポートを義務化するか、しないか。なにが正しいかどうかよりも、自分がどうするか。そして、そんな自分とは違う人に対して自分はどんな考え方や態度をとるのか。ひとりひとりの思想をどこまで尊重するべきか。SNSなどでつい持論を書き込んでしまいたくなることがありますが、良いことでない限りは「相手の価値観」についても考えてみると冷静な自分になれるのではないかと思います。文化的進化論: 人びとの価値観と行動が世界をつくりかえるAmazon(アマゾン)3,300〜9,900円心をつなげるAmazon(アマゾン)1,600円ミレニアル・スタートアップ―新しい価値観で動く社会と会社 (【BOW BOOKS 002】)Amazon(アマゾン)1,650円世界教育学名著選3 (シュプランガー) 【文化と性格の諸類型】Amazon(アマゾン)770〜48,500円

    • 日本茶AWARDと、コロナ対策としても有効な日本茶のこと

      高齢の母と過ごしていると、1日に何度もお茶をいただいています。地域では、なにかというとお茶の贈答などもあり、日本茶に明け暮れる毎日。私の場合は、朝起きて、まず、仏壇にお茶をあげて、朝食にお茶。朝食がパンとコーヒーまたは紅茶であってもお茶を飲みます。昼もお茶。おやつタイムもお茶。夜もお茶。お茶の消費量がすごいのですが、あちこちからいただきものがあるらしく、お茶というのはどうやら「いただくもの」となっているような・・・私は仕事柄、ご縁があるお茶農家さんも何人が存じあげていますが、「美味しい日本茶」の味、香り、色、様々であるのに、なぜコーヒーのように普及しないのかしらとやや残念に思っています。さて、そんな日本茶にもコンテストがあります。「日本茶AWARD」お茶というと、「静岡」や「京都」が産地として有名ですが、鹿児島や福岡、長崎、宮崎など九州方面や、埼玉(狭山茶など)もランクイン。9月16日に2次審査が終了したということで、結果がHPに掲載されています。お茶はリラクゼーション効果があることはもちろんのこと、免疫力アップとかコロナなどのウイルス対策にも強い味方になってくれるという情報もあります。(京都府立医科大学による研究論文はずばり「茶カテキン類による新型コロナウイルス不活性効果を試験管内の実験で確認)京都府立医科大学:【論文掲載】茶カテキン類による新型コロナウイルス不活化効果を試験管内の実験で確認(京都府立医科大学と伊藤園の共同研究)www.kpu-m.ac.jpこの論文を読むと、お茶に含まれる茶カテキンは飲んだら効く、というものではなくて、むしろ、消化器から血液中に移行することなどはないようです。しかし、口に含んだとき、唾液に含まれるウイルスを不活性化させる効果は期待されるようです。よくお茶でうがいをすると風邪をひかないとかいいますよね。なので、お茶を飲むということは、予防につながると考えてもよさそうです。

  • 16Sep
    • 「親ガチャ」とウォーレン・バフェット

      「お母さんは窮屈な生活をわかって自分から嫁いだのだろうけれど、私は自分が選んで籠の鳥のような暮らしをしているわけではない」大さっぱに言うとそんな感じのことを、かのやんごとなきご家族の次女様がおっしゃったとか。そのせいかどうかわかりませんけれど、「親ガチャ」という言葉が若い方のなかで流行っていて、「親を選び間違えた」と、自らの幸不幸は親に原因があるということのようです。私はいま、90歳を超えた母の相手をしているわけですが、「親ガチャ」で言ったら、まあまあいいほう、くらいなのかなあ。(母親だけだったらハズレと言いたいところがたくさんありますが)親のせいばかりにしてはいけないよ、という意見もあるはず。自分の人生は自分で切り開くべきだ、とか。親が良くても悪くても、自分次第で、よくも悪くもなる。そう思いたいし、思っていました。しかし、今日、ビル・ゲイツがSNSでつぶやいていた文章。Warren Buffett sometimes talks about the “ovarian lottery”—the fact that the circumstances of your birth can determine so much of your future. Where you live shouldn’t determine whether or not you have access to a COVID-19 vaccine, health supplies, or a diagnostic test:ウォーレン・バフェットは、あなたの誕生の状況があなたの将来の多くを決定することができるという事実である「卵巣宝くじ」について時々話します。あなたが住んでいる場所は、あなたがCOVID-19ワクチン、健康用品、または診断テストにアクセスできるかどうかを判断すべきではありませんええええ???どういうこっちゃ。「卵巣宝くじ」だと!?投資の神様と言われているウォーレン・バフェットが旅行をしているときに、舟を引っ張っている人たちを見て、いろいろ思い当たったらしい。「卵巣宝くじ(チケット)が当たった人は、当たらなかった人を敬うべきだ」と思ったのだとか?ノブリス・オブリージュみたいなことなのかな。聖書によると、「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、さらに多く要求される」(『ルカによる福音書』12章48節)ということだそうですが、ノブリス・オブリージュっていうのは貴族とか富裕層の側の考え方だから、貧民とか庶民側の立ち位置ではありませんね。「親ガチャ」でハズレを引いてしまった人というのは、「卵巣宝くじ」にもハズレている、というわけでもないかもしれず。うーん。どうなんだろう。いや、なんだか、いたたまれないなあ。ハズレでもなんとかなるから、みんなで励ましあったり慰めあったりしながら、闘おうよ。リベラルに生きていきたいよ、私は。と言いつつ。やんごとなき方がついにご成婚。心よりおめでとうという気持ちになりきれないのですが、人生には失敗もまたスパイスとなることもあり。自分がよいと思うことを選ぶ責務というのもあります。リベラルも難しい。みんな、幸せな日々を暮らせますように。老子と猫から学ぶ人生論 だいじょうぶ。 ニャンとか生きていけるよAmazon(アマゾン)1,100円心が安まる老子Amazon(アマゾン)49〜4,700円

  • 14Sep
    • 東京の猿。ついに世田谷来訪!

      今朝の携帯の防災通報。「世田谷に猿、注意」え!? 世田谷ですか?まあ世田谷は都内で一番大きな区でもあるし。と思ってなにげにSNSを検索したら、我が家からそう遠くなさげな住宅地で、忍者のように屋根の上を飛んでいる猿の動画が!どこから来たのか猿!?最近、ペットショップから蛇だの絶滅危惧種の鳥だのが逃亡しているので、このお猿さんももしかしたらペットかもしれず?でも、都会は猿にも暮らしやすいかもしれない。以前、うちの猫が行方不明になったときに保健所だったか動物愛護センターだったかで聞いたのは、世田谷にはアライグマもハクビシンもタヌキもずいぶんとたくさんいるらしいとのこと。畑もあるし、都会のゴミのなかには美味しい食べ物もたくさんあるので、住みやすいのだとか。アライグマもハクビシンもタヌキも、存在がわからないせいか、あまり「困った動物」に感じられない。ネズミやゴキブリだったら「絶滅させたい」と思うのに、なぜでしょうね?都会で猿を見つけた場合は、「目を合わせない」こと。そして「餌をやらない」こと。餌をもらえるとわかると、人間を自分(猿)より下に見て、威嚇すれば餌がもらえると思うようになってしまうのだとか。山間地帯のクマやシカ、イノシシも、都会人にはに困った感」がいまひとつなところもありつつ、「狩猟したら、ジビエ料理として食べちゃえば?」なんてことを考えますよね。聞いた話ですが、トラバサミのようなワナにかかった獣は美味しく食べられないことがあり、美味しくいただくには一発で仕留めて、すぐに血を抜く(ゾゾゾ)のがポイントだそうです。しかし。猿の場合は、食べられない。食べられるかどうかよりも「殺す」ことがためらわれるのだと、農家さんたちは言います。なので、猿はオリにかかってほしくない。山梨で農業コンサルタントなどをやっている渡部久さんは猫をソトで飼って野猿退治をしてもらう「縁側猫農法」を提唱したりしています。猫は自分のテリトリーに入ってきた猿を威嚇して、追い出すのだそうです。もっともそんなワイルドな猫にするには家のなかでぬくぬくさせてはいけないし、自然のなかで暮らす猫たちは死亡率も高いというリスクもあるそうです。縁側ネコ一家 ありのままAmazon(アマゾン)1,320円ソトネコJAPANAmazon(アマゾン)1〜4,574円さる 猿 動物 イラスト おもしろ Tシャツ 半袖 イエロー MAmazon(アマゾン)3,000円

    • 村上春樹さんとユニクロの株の上り下がりの画像

      村上春樹さんとユニクロの株の上り下がり

      (「村上さんのところ」より)早稲田大学に、村上春樹さんの図書館ができたそうです。「村上春樹ライブラリー」このプロジェクトは、村上春樹氏が小説作品の生原稿・執筆関係資料・書簡・インタビュー記事・作品の書評、さらには海外で翻訳された膨大な書籍、蒐集した数万枚のレコード等を、本学に寄託・寄贈いただくことが契機となって生まれた画期的な試みだそうで、村上氏と縁の深い坪内博士記念演劇博物館に隣接する4号館で、建築家・隈研吾氏(本学特命教授)によって斬新なリノベーションを施しということが「村上春樹ライブラリー基金」のHPに書いてあります。村上春樹さんといえば、私が20代のころに、そもそもは翻訳家としての作品をいろいろ読んだことがきっかけだったような気がします。「風の歌を聞け」を発表されたばかりのころ、私はフリーの編集者として小学館や集英社の仕事をしていて、仕事をお願いしているデザイナーさんの事務所が千駄ヶ谷にありました。近くに村上春樹さんの経営する喫茶店『ピーター・キャット』があって、よく通っていたのですが、村上さんはわずか1、2年しかそこには居なかったようなので、私は貴重な体験をしていたのでしょう。店内は静かなジャズが流れていて、村上さんはいつもカウンターで本を読んでいました。会話はまったくしたことがなく、領収書は何枚も書いてもらったはずなのに1枚も手元にありません。よもやそんなにすごい人になられるとはそのときには思ってもいなかったのです。私はどちらかというと初期の作品が好きで、それよりもなによりも、レイモンド・カーバーの翻訳がとても好きでした。しかし「初期の作品が好きで」というほど読みこんでいるわけではなく、世間で評判が高くなればなるほど、冷めていくタイプであることは先のブログでも書いたとおりです。近年の村上さんの作品のなかで私的に好きなものといえば、「村上さんのところ」につきます。実は3冊持っています。何が好きって、イラストレーターのフジモトマサルさんの絵が好きなんですが、残念なことに若くしてお亡くなりになってしまいました。それだけに本当に残念。まあこの本は「作品」ではないかもしれませんが、いろいろな人の質問に村上さんが答える。それが「村上春樹」と言う人となりを感じるものでもあります。話が戻ります。作家の方々が困ることは、作品や資料がどんどん増えてしまうことで、それを保管する場所や管理をすることがとても大変で、没後、作品を集めた博物館や美術館などができることがありますが、それもまた継続していくことが大変なこととなります。漫画家さんでも、手塚治虫記念館や、石ノ森(章太郎)萬画館などがありますが、鎌倉の大仏次郎さんは生家が売りに出されている状況ですが、調べてみたら大佛次郎記念館が横浜にあり、「ねこ写真展」の写真を公募していました!話がどんどんそれてしまいました~とにもかくにも、資料や本をどうするか。図書館でもいまはなかなか引き取ってもらうことが難しいし、大作家となればなおさらのこと。「じゃあ、大学に寄付しちゃうってどうかしら」と、村上さんが思いついたのかどうかわかりませんけれど、ナイスアイデアだと思います。そして、古くて改修しなくちゃいけない状態の校舎を図書館に。話題にもなるし、寄付も集められるし、蔵書やコレクションもおいておけるし、いいことづくしです。で、その費用12億円を寄付したのがユニクロの柳井正さん。日本一の資産家で、フォーブスでも世界41位(2020年)早稲田大学経済学部OBで、村上春樹さんと同級なのだとか。建築をデザインした隅研吾さんは早稲田大学の特任教授でもあり、卒業生や関係者がみごとなフォーメーションとなってできたライブラリーといえそうです。私は正直なところ、ユニクロについては思うところいろいろあり、自分自身では買い物は控えています。(でも、妹や姪は大好きなので、彼女たちの「おあがり」をもらっています)隅さんの建築についても、ちょっと浮ついた印象(あくまでも私個人の感想)でも、こういう形で、日本に文学の拠点ができるのはいいことだと思いました。きっかけをつくってくれた村上春樹さんはやはり素晴らしいと思います。コロナが収まったら、私も足を運んでみたいと思っています。(タイトルにある「株」というのは、私のなかでのカブ(評価)のことです。株式相場の話ではありません)そして、追伸。村上春樹ファンのみなさん、村上龍ファンのみなさんには賛否両論あると思いますが、私が大好きな「負け田負け代」無料で読める尾形未紀先生の連載です。村上愛がほとばしっています。ぜひご愛読を!風の歌を聴け (講談社文庫)Amazon(アマゾン)495円村上さんのところ コンプリート版Amazon(アマゾン)941円ロング・グッドバイAmazon(アマゾン)4,500円本当の翻訳の話をしよう 増補版 (新潮文庫)Amazon(アマゾン)445〜2,810円Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 (中公文庫)Amazon(アマゾン)111〜2,592円フジモトマサル傑作集Amazon(アマゾン)2,150〜12,253円フジモトマサルの仕事 (コロナ・ブックス)Amazon(アマゾン)1,131〜4,111円ウール100%Amazon(アマゾン)1,834〜9,634円

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