• 05 Apr
    • 女性起業家セミナー⑤-2 資本政策は最初が肝心!

      ■資本政策は最初が肝心 まず、200万円で創業し、3年後にベンチャーファンドが企業価値を2000万円で評価して、「うちで1000万円出資してください」という提案をしてきたとします。この場合、企業価値2000万円+新規出資1000万円で、新企業価値としては3000万円で評価されます。そうすると、自分の株の価値は3年で10倍になったということで、喜んで受け入れたいところですが、本当にこれを喜んでいいのか。この時点で新規出資を1000万円受けると、自分の持ち分は66%になります。そこで、この会社が今後大きくなるのに、どれぐらいの資本が必要かということをちゃんと考えておかないと、こんなに自分の持ち分を出してしまってよいのかという事態も起こりかねません。「一度薄まったら、二度と戻らない」ということを思い出してください。株の価値が3年で10倍に上がったことは素晴らしいことですが、アイデアを評価されていることはすごいことです。ただ、それで、1000万円の出資を受けてしまって、持ち分を減らしてもいいのかということも、同時に考えなくてはいけないことです。こういうことが、資本政策の具体的に直面することです。このように途中で資本を追加せずにIPOできるのであればそれでもいいし、あるいは何回か、追加しなくてはいけないときは、将来そうした投資を受けてでもIPOできるとか、50%の自分のコントロールできる権利を持っていたいと考えるのか、ということを考えていくことが資本政策です。*このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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    • 女性起業家セミナー⑤-1 創業者の株について考えておかなくてはいけない理由

      株主というのは、会社の価値そのものであり、かつ、支配権を持つ人でもあります。「50%の株をあなたに渡します」と言ったときに、会社の財産や、会社の価値を50%失うことになるし、支配権も50%失うことになります。でも、そうしてもベンチャーキャピタルや他の株主を入れたいというのはなぜでしょう。たとえば、こんなシミュレーションで考えてみてください。■資本政策は最初から考えなくてはいけない理由自分のお金だけで20年間ビジネスをして10億円の会社をつくりました。そのときに、従業員などに株を分けて、社長の持ち分は70%です。このときに、社長の財産価値は7億円です。でも、一方で、ベンチャーキャピタルや他の株主を活用して会社をどんどん成長させ、IPOして、さらに大きくなり、会社の価値が500億円になりました。そのときに、社長は株を20%しかもっていなかったとして、でも、500億円の20%は100億円です。他の人によって自分の持ち分は減るけれど、企業としてさらに大きなところを目指すことができ、結果的に社長の財産も増えることになります。「こうしたことを狙っているからこそ、他の株主を入れるといってもいいでしょう」と普川さんは指摘します。■創業者の株の持ち分は常に下がる株式を何株発行して、そのうち、何割を誰に買ってもらいたいかということを、時系列的に、企業が想定する成長に必要な資本を増やすときに、どういう割合で増やしていくかたとえば、400万円出資して、投資家から100万円出資してもらい、企業価値が500万円であるとした場合、創業者は80%の株を持っていることになります。これが成長するに従って他の投資家から出資してもらい、その時点では創業者の株保有率は60%となりますが、企業価値は5億円になっているので、創業者の資産は3億円になっています。そして、企業価値が100億円になったときには投資家の比率が60%になると、創業者の資本の持ち分は可逆的に減ります。このように企業価値が大きくなってから、創業者の保有する株の割合を増やすことは結構大変なことになります。たとえば、企業価値が5億円になってから10%の比率を動かそうとした場合、5000万円が必要となります。そうなると、動かすための資金も必要になるほか、株の売買による税金もかかってきます。一方、はじめのうちに500万円のうち10%動かすのでは50万円ですみます。これが100億円になり、1%動かすのに1億円となったら、さらに大変です。だから、創業者の持ち分は、一度薄まったら2度と高まることはないと思ったほうがよいでしょう。常に下がることを前提に考え、「大きくなってから動かすことは難しい」ということを知っておくべきです。*このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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    • 女性起業家セミナー④-3 エンジェル投資家にアプローチするには

      ■エンジェル投資家が判断する3つの要因  ① ニーズがあるか    ~誰もが欲しいと思う商品やサービスであるか  ② 市場に適しているか    ~アイデアがよくても市場に合っていないものでは失敗の確率が高い  ③ チームができているか~いい商品であっても、会社のチームがしっかりしていないと失敗するエンジェル投資家は、マーケットでのニーズを認め、 タイミングが良いと感じ、 起業家が十分に力があること、そして成長の可能性があることを信じた上で投資します。社会的責任やピア認識なども重要な要素のひとつです。自分のお金を投資することから「感情的」な決断になることも少なくありません。そこで、起業家が投資家からのアドバイスに耳を傾け対応すること、より良い結果を出すことを期待しています。エンジェル投資家は、自分の人脈、知識、行動力などで起業家をサポートします。ベンチャー投資家などは行動によるサポートなどはしませんが、エンジェル投資家は強い会社の基礎をつくるきっかけとなる存在です。■投資家とアプローチするには日本証券協会が平成27年度に行った調査によると、日本の個人投資家は日本の人口の18%程度。約1800万人と推定されます。また、平成18年度の金融庁の調査では、個人の株主数は3、928万人。男女比で言うと、男性が6割に対して、女性が4割。約47%が年収300万円以下と、案外ふつうの人が多いことがわかります。とはいえ、所得が多い人ほど投資しており、給与所得を得ながら投資をしている人が大半。また、生活に余裕がある高齢者の投資も多く、投資額は500万から3000万円程度です。((出典)全国証券取引所「株式分布状況調査」)ITバブルと言われる時代には、こんなことも現実にありました。六本木のバーで飲んでいた化粧品メーカーのOLさんが会社のグチを言っていたところ、隣りにいたベンチャー社長が「僕がお金を出してあげるから、君が欲しい化粧品を作ってみたら?」と声をかけてきたそうです。彼女は後日企画書を持参し、何度も事業計画を練り直して、ついには起業してオリジナルブランドを立ち上げました。しかし、なかなかそんなうまい具合に話はころがってはいません。結婚相手を探すのと同じくらい、投資するほうもされるほうも、慎重になりますが、そこで「世間の評判」というのが思いのほか大きく関わってくると言われています。■投資家へのアプローチは恋愛に似ている株式会社エンジェルズインク代表取締役兼CEOのドゥゲスト・ジャックさんは次のように語っています。「投資家へのアプローチはフランス女性の立場からみた恋愛の関係に似ています。知り合ってからすぐに投資の誘いをするのはあまりに直接すぎて、望ましい効果が得られないはずです」「狙っている投資家にアプローチするにあたって、まずは友達など周りの人からあなたの魅力について話しをさせます。そして、その投資家には特に興味がない素ぶりをしながら、別の投資家から興味を持たれているような印象を作り、あなたが狙ったこの投資家を嫉妬させてしまうのがよいでしょう」投資家にとって、その会社をよく知らないときや、知り合いでもないようなときには、周りの人に会社のメリットや魅力を話してもらうことはだいじなポイントです。会社の情報を、ニュースや交流会などで知ってもらうのがよいでしょう。では、なぜ、そうしたアプローチが必要かというと、そもそも「投資するか、しないか」という判断は、人間の感情的な決断によるからです。スタートアップの資金調達のコツは、投資家の感情の部分に対し、いかにいいアピールできるかが大切です。「あの人が評価しているから」という評判は、案外重要です。決して数字だけで判断しているわけではないということも知っておきましょう。*このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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    • 女性起業家セミナー④-2 投資家にもいろいろなタイプがいます 

      ■株価より、会社の価値を見る投資家もいる世界有数の投資家であるウォーレン・バフェットはまさに「インベスター」であり、彼のオフィスには投資先の企業の商品などがたくさん置かれているそうです。バフェットの投資の基本としては「株は売るために買わない」(永久保有を前提にする)という考え方があり、そのためには自分が理解できる会社の株しか買わないそうです。ですから、「自分は理解できない」という理由でAmazonやマイクロソフトなどのIT企業の株は持っていないそうですが、投資している企業はコカ・コーラ、アメリカン・エキスプレス、P&G、ジョンソン&ジョンソン、ウォールマート、ワシントンポストなど、長期に渡って成果を上げている企業ばかりです。バフェットは株式投資をするときには、自分がその会社の経営者としての立場で投資の判断をするといいます。株式投資というのは、自分のお金をその会社に就職させること。会社が成功すれば、自分のお金も会社とともに成長していきます。それをとおして投資した人自身の人生も豊かになっていくというのが、バフェットの投資哲学です。投資家にもいろいろなタイプがいるなかで、バフェットのような「会社を愛して、会社の成長を見守る」ような投資家と出会えた経営者は幸せではないでしょうか。▼いろいろな投資家今、日本では3Fの出資家比率は7%と言われています。3Fとは家族や友達などによる出資です。VC(ベンチャーキャピタル)とCC(コーポレーションベンチャーキャピタル)は、合わせて57%になります。銀行、日本政府などは25%になっています。会社を設立して、最初は家族や友達から出資してもらっても、大きく成長するときにエンジェル投資家が少ないことが課題です。いま現在日本では、銀行や政府(日本政策金融公庫)、地方銀行などは、起業家にとっては重大な役割を担っています。*このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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    • 女性起業家セミナー④-1 ベンチャー投資家とエンジェル投資家

      投資家との付き合い方「やりたいことはあるのに、お金がない。だれか、資金をなんとかしてくれないかしら」なんて思っている個人事業主の人は多いと思います。あるいは、「資金があれば、いつか独立したい」なんて虫のいいことを考えている人も、案外少なくないようです。でも、「投資家」というのはどんな人で、いったい、どこに行ったら出会えるのでしょう?■投資家と投機家の違い社長の時間をつくる株式会社代表の普川真如さんによると、投資家には「エンジェル投資家」と「ベンチャー投資家」があるという説明でした。エンジェル投資家は、創業時であったり、会社設立の早い時期に、「応援する」ことを目的として投資をする人。ベンチャー投資家は、多くは金融機関などを通じて、スピードをもって利益が出る企業に投資をすることが目的なので「利益」が優先するということ。英語では株の取引きについて、「インベストメント」「トレーディング」「スペキュレーション」と3つの単語があります。辞書を引くと、次のように書いてあります。・インベストメント(investment)= 投資・トレーディング(trading)= 取引 ・スペキュレーション(specuration)= 投機一般的に、「インベスター」と名乗る人は、株を売る前提ではなく、株式投資を通じて会社とともに成長をしようと考える人だそうです。一方、「トレーダー」は株価が安いところで買って、上がったら売る。つまり、最初から売ることを前提にして株を購入します。「スペキュレーター」は、リスクを覚悟で短期的な売買により利益を得ようとするもので、「先物取引き」なども含まれます。このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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  • 21 Mar
    • 女性起業家セミナー③-4 事業計画に加えて必要な情報とは

      ■エクイティ・ストーリーの必要性エクイティ・ストーリーとは企業の成長戦略です。将来企業がどうやって成長していくか、成長すると株式の価値はどう増加するかを説明することを指します。「事業計画はどういった会社でも作ると思いますが、それに加えて、次のようなことの説明が必要です」と普川さん。・どういった市場で、何を、どういったお客さんをターゲットに、どのようなものを売りますか・そのビジネスは競争相手がいますか・なんで勝てるんですか・それができるリソースは手元にありますかさらに資本側の話も必要になります。・実行計画に必要な資本はどのくらいですか・誰に何株持ってもらいますか・EXIT(回収)までどのくらいかかりますか「こうした株式の価値に関する資本計画がないと、ベンチャーキャピタルや株主への説明になりません」普川さんは現在、ある食品加工について特許を取得しているのだそうです。しかし、おいしい味付けを開発するための資金と場所が必要だと思い、会う人ごとにその案件を話してまわったところ、ある大手自動車メーカーの社長が「うちの社員食堂を使っていいよ」と言ってくれたそうです。そこでは1日5万人の食事を賄っているそうで、商品が販売できるレベルになったときにはレベニューシェアとする方針だそうです。*レベニューシェア・・・最初から支払いを要求するのではなく、売り上げに応じて支払いを配分するというパートナーとしての契約このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。 たなぼた主義―自分のほしいものを作る、自分の夢をかなえる (W‐SOHO BOOKS) Amazon

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    • 女性起業家セミナー③-3 投資家に出会うには

      ■投資家と起業家が出会うには「エンジェル投資家は個人投資家です。それはどんな人かというと、たとえば、一旦上場して自分で株を売却して、100億とか200億とか個人資産ができたというIPOした経験のある経営者が多いようです。彼らは後輩を育てたいということでお金を出し、そうして育った人がまた投資をして新しいアイデアが育つというサイクルが起こります。日本はアメリカより10年くらい遅れていますが、楽天などベンチャーとして大きく成長している会社が次の投資をして、新しいベンチャーが生まれています」と、普川さんは講演のなかで説明されていました。とはいえ、新しい企業が必要なファイナンスや法律のサポートなどができるところがないと、いいアイデアがあっても、「誰に言ったらいいのだろう」と迷うかもしれません。今後IPOする会社が増えていくなかで、彼らがまた、次のエンジェル投資家になっていくサイクルができることが望ましいのですが、そうした投資家が、いいアイデアを持った人たちと出会う場所が必要です。■エレベーター・ピッチを身に着けるもし、エレベーターで、クライアントや投資家に会ったときに、どんな売り込みをしますか?エレベーター・ピッチ(ピッチとは「投げる」という意味合いから「売り込み」という意味に使われます)は、ITベンチャーブームであった1990年代に、シリコンバレーの起業家たちが千載一遇のチャンスを逃さないために行った「短いプレゼンテーション」のことを言います。15秒から30秒で文字数にして250文字くらい。プレゼンテーションの場合は、すでに集まる人たちが目的や概要を知っていて「説明を聞きたい」と思っていますが、ピッチの場合は短時間に共感と関心を持ってもらわなくてはいけません。そのためには、専門用語を使わず、短い時間に、明確な数字を提示して、共感を得るピッチを身に着けることです。セミナーや交流会などでも、自己紹介を延々としたり、意見や感想をだらだらと述べて、結局何がいいたいのかわからないという人がいますよね。端的に、わかりやすく、魅力的に。それが、エンジェル投資家のハートをキャッチするテクニックなんですね。このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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    • 女性起業家セミナー③-2 エンジェル投資家の現状

      ■ エンジェル投資家の年間投資総額は米国では3兆円、日本では200億円創業から少し事業が立ち上がったあたりはアーリーステージと呼ばれ、リスクマネーの供給にエンジェル投資家に力を借りることがあります。まさににしのさんの絵本製作のように、やりたいことのために資本が必要だというときに「応援隊」として協力してくれるのがエンジェル投資家です。ベンチャーキャピタルまで行かないレベルで、例えば「プロトタイプを創りたいけれど、1000万円資金が必要」というベンチャー企業を支えてくれるのは、エンジェル投資家なのです。では、日本にエンジェル投資家はどのくらいいるのでしょうか。エンジェル投資家は日本で約1万人と言われています。経済産業省の発表でも、次のようにあります。株式会社テクノリサーチ研究所による平成20年度経済産業省委託調査報告書「エンジェルネットワークの形成促進に関する調査報告書」では、約1万人のエンジェル投資家が国内には存在し、100~300万円程度の金額を年間に投資しており、総投資額は年間200億円程度、と推計している。また、経済財政諮問会議ではエンジェル税制の利用額状況に基づいて以下に示す数値があげられており、こちらによるとエンジェル投資額やエンジェル投資家の人数はより小さなものとなる。米国では23万4千人のエンジェル投資家が1件あたり年間5000万円、総額で3兆円の投資を行っているそうですので、投資額の規模も人数も格段に違いますね。このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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    • 女性起業家セミナー③-1 ベンチャー創業時の資金調達手段

      ■創業当時は自己資金が大半ベンチャー企業がIPOを目指すとき、どんなところから資金調達しているかというと、会社を創業したときには自己資金が大半です。全国各地で創業セミナーなども開催されており、創業支援の助成金や補助金などを利用して起業する人もいます。また、ユニークな商品やアイデアに対しては、クラウドファンディングも近年注目されてきました。クラウドファンディングとは、Crowd=群衆とFunding(資金調達)を組み合わせた言葉で、インターネット上で不特定多数の人たちから資金を集めることができる仕組みです。お笑い芸人のにしのあきひろさんは『えんとつ町のプペル』という絵本を出版するためにクラウドファンディングを利用して、6257人から4637万3152円もの資金調達に成功しました。このとき、限定1セット41枚の絵を買ったのは、西野さんと面識がある投資家で、その価格は1000万円だったそうです。クラウドファンディングは少しアイデアがまとまってきた「シーズステージ」と言われる創業期に向いている投資システムですが、ここでは「儲かる」とか、「リターンがある」ということ以上に「応援したい」という人たちが投資する仕組みといえます。友人知人による資金調達は「ファミリー&フレンズ・ラウンド」と呼ばれますが、クラウドファンディングもまた、そのひとつの形態といってもいいでしょう。このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。 えんとつ町のプペル Amazon オルゴールワールド Amazon

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  • 12 Mar
    • 女性起業家セミナー②-5 B/S、P/L、C/Sの基礎

      ■B/Sを見ると会社の未来が見えるB/S、P/L、C/Sのなかで、まず、B/Sについて。B/Sは「資産」=「資本」+「負債」で表すことができます。「資産」は、会社が集めた資金の状態として「固定資産」(建物、機械、土地など)と「流動資産」(現金、有価証券、売掛金など)の2種類に分けられ、左側に記入します。右側には「資本」と「負債」を記入しますが、「負債」にも「流動負債」(買掛金、短期借入金など)と「固定負債」(社債、長期借入金)の2種類があり、どちらも返済しなくてはいけない借金です。しかし「資本」は、投資家(あるいは本人)から集めたお金と利益の総計で、返さなくてもいいお金です。「資本÷総資本」は自己資本の比率となり、これが高いほど健全な経営であると判断されます。■自己資本をこつこつ積み上げる中小企業VS資金調達するベンチャー起業これは一例ですが、株主資本を50としたとき、中小企業の場合は自己資本10以外の部分を10年かけて、利益を積み重ねていくというイメージですが、ベンチャー企業の場合は40の部分を投資家から調達してしまおうという考え方です。中小企業であれば自分で出資した内部留保のなかでの成長をするためにバランスをとった経営をしていきます。一方、ベンチャー企業の場合、ベンチャーキャピタルやエンジェル(投資家)による資金調達を行うことで、資本政策を組立てます。投資家から資金調達するとなれば、企業が成長するという予測をたてることが必要になります。また、上手に資金計画を実行するためには、投資家のことも知っておく必要があります。次回は、エンジェル投資家とベンチャー投資家について説明しましょう。このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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    • 女性起業家セミナー②-4 経理の達人になる!

      ■「会計」と「経理」と「財務」の違い小さな会社では、社長のほかに秘書兼経理の女性がいて、入出金の管理をしていたりします。あるいは、社長が自ら記帳しているかもしれません。会計も経理も財務もいっしょになってしまっている中小企業もたくさんありますが、実はそれぞれ違いがあります。会計・・・毎日の売り上げや支払いなど、入出金の管理をすることが「会計」です。経理・・・会計の業務の一部として、帳簿の作成を行います。経費の清算や請求書や領収書の発行や処理なども経理の仕事です。財務・・・資金調達や運用など、資金繰りを担当します。資金繰りは財務担当者を専任で雇う場合もありますが、小さな会社では社長が行うことも少なくありません。英語にすると、会計や経理はアカウンティング(accounting)、財務はファイナンス(finance)と、明らかに違います。前者が過去のデータを扱うのに対して、後者は未来のキャッシュフローを考える役目があります。新しい事業をするために必要な資金を集めたり、運用したりする「キャッシュ」について考えるのが財務の仕事です。そこで、さらに知っておかなくてはいけないことがB/S(Balance Seat=貸借対照表)、P/L(Profit and Loss Statement= 損益計算書、C/S(Cash Flow Statement=キャッシュフロー計算書)の3つです。ああ、めんどくさい。もういいや。と、いささか嫌になりますが、ここを通ることができるかできないかで未来が大きく変わります。このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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    • 女性起業家セミナー②-3 貧乏な社長になってはいけない!

      ■経営者がお金持ちにならなくてはいけない理由私が起業したとき、税理士さんから「資金不足でなくても、銀行から借り入れをしなさい」というアドバイスをいただきました。きちんと返済をすることで銀行に信用ができて、いざというときにもお金を借りやすくなるというのです。また、銀行にお金を借りるためには「社長の給料は高くなくてはいけない」と言われましたが、これも、将来借り入れをする際に、社長の返済能力を見られる可能性があるからです。社長が金持ちになるということは、その会社が成長しているということの証拠でもあり、また、社員にとっても昇進や昇給の期待が高まることにつながるかもしれません。いずれにせよ、社長がお金持ちになることは決して悪いことではないのです。お金持ちになるということは贅沢な暮らしをすることではなく、後に続く人たちをさらに支援できるようになるということです。もっとも、豪勢な生活やお買い物は、それらを作った人や販売している人たちを支援するということでもあるので、浪費も支援または投資といえるのかもしれませんけれど。(魅力ある投資家についてはのちほど述べます) ウォーレン・バフェット お金の秘密を教えよう Amazon このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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    • 女性起業家セミナー②-2 「やりたいこと」はイコール「ビジネス」になるの?

      ■女性起業家は「想い」が先立つ私は1997年より女性起業家ネットワークを主宰しており、「女性起業家・リーダー名鑑~108人の108以上の仕事」「女性起業家・リーダー名鑑~女子力の時代を拓く」(日本地域社会研究所)などで多くの女性起業家の活動・活躍を紹介していますが、かつての女性起業家たちは「事業計画など作らずに起業した」というケースが大半でした。拙著「ドリームプロデューサーになる!~たなぼた主義」(ひつじ書房 初版2003年)では「事業計画なんて作ってもその通りにお金がはいるわけはないし、そんな暇があったら仕事、仕事」なんて書いています。実際、編集やマーケティングの零細企業でしたから、自転車操業で毎日が忙しいし、そもそも「下請け」ではないものの企画営業は成功しないことも多く、予定など立てようがありませんでした。なので、その後女性の創業支援の講師などをするようになっても、「計画ばかり考えているよりも、まずはやりたいと思ったことを始めてみよう」と、身の丈でできるスモールビジネスの心得を指導してきました。しかし、「身の丈ビジネスは中小企業であり、ベンチャーではない」ということを普川さんの講義でつきつけられました。「やりたいことをやる」「夢を実現させる」ということは素敵なことです。でも、ビジネスというのは、自己満足ではなくて、「誰かのために何かをすることである」と考えると、「身の丈」では多くの人たちの役に立つことはできない。じゃあ、私は、いったい、どのくらいの規模の人の役にたてるだろうか。それが事業計画によって表されるといってもいいでしょう。 たなぼた主義―自分のほしいものを作る、自分の夢をかなえる (W‐SOHO BOOKS) Amazon このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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    • 女性起業家セミナー②-1 「資金調達」の基本

      ■起業に必要なことは「資金調達」と「事業計画」日本政策金融公庫総合研究所が平成27年1月に発表した資料(https://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_150121a.pdf)によると、全国の18歳から69歳までの男女のうち、起業に関心がある人は15.7%。なんと6人に1人が関心を持っているということになります。ところが、実際に起業する人となると、わずか1.4%。つまり、起業に関心はあるけれど、二の足を踏んでいる起業予備軍が起業家の10倍もいるということです。では、なぜ彼らが起業しないかというと、「自己資金が足りない」「失敗したときのリスクが大きい」と、この2つが大きな原因となっています。つまり、起業予備軍を起業家にするためには、「自己資金に頼らない資金調達の幅を持たせること」と、「リスクを軽減させるための事業計画を作成することが重要である」と、このレポートでは述べられています。実際、開業費用の調達に成功した起業家や、事業計画を作成した起業家は、売り上げは増加傾向で、事業が軌道に乗った割合が高く、相対的に業績がよいとも発表されています。このシリーズは、2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」での、社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様のお話をご了解をとったうえで文章化したものです。

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  • 02 Mar
    • 女性起業家セミナー①-9 資本政策と人的ネットワークをしっかりと!

      ■資本政策は最初が肝心 まず、200万円で創業し、3年後にベンチャーファンドが企業価値を2000万円で評価して、「うちで1000万円出資してください」という提案をしてきたとします。この場合、企業価値2000万円+新規出資1000万円で、新企業価値としては3000万円で評価されます。そうすると、自分の株の価値は3年で10倍になったということで、喜んで受け入れたいところですが、本当にこれを喜んでいいのか。この時点で新規出資で1000万円受けると、自分の持ち分は66%になります。そこで、この会社が今後大きくなるのに、どれくらいの資本が必要かということをちゃんと考えておかないと、こんなに自分の持ち分を出してしまってよいのかという事態も起こりかねません。「一度薄まったら、二度と戻らない」ということを思い出してください。株の価値が3年で10倍に上がったことは素晴らしいことですが、アイデアを評価されていることはすごいことです。ただ、それで、1000万円の出資を受けてしまって、持ち分を減らしてもいいのかということも、同時に考えなくてはいけないことです。こういうことが、資本政策の具体的に直面することです。このように途中で資本を追加せずにIPOできるのであればそれでもいいし、あるいは何回か、追加しなくてはいけないときは、将来そうした投資を受けてでもIPOできるとか、50%の自分のコントロールできる権利を持っていたいと考えるのか、ということを考えていくことが資本政策です。■成長戦略をサポートするファイナンスの5つの話があったように、会社として健全に成長していくにあたり、「本業でどれだけ儲けるのであるか」とか、「お客さんがどのくらい来ますか」ということなどを考えることが創業者は得意だと思います。でも、その裏で、こうした資本政策や、資金繰り、また、会社の事業そのものがどういった損益構造になっているかということを数字で見ていくファイナンスという面も必ず必要になってきます。それら全部を社長が理解する必要はなく、そうしたところを見てくれる、いいCFOを見つけることは、成長には重要な話です。エンジェルズ・インクは、日本から世界へ躍進するベンチャー企業が出ていくプラットフォームを創る、あるいはサポートする場所を創るというところの一環で、こうしたサポートができる専門家ネットワークも今後増やしていく考えを持っています。いいアイデアを持った起業家と、エンジェル投資家、そして、そういった会社をサポートできる人々のネットワークが期待されます。(お話:社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様)この文章は2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」のレポートです。2017/11/28

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    • 女性起業家セミナー①-8 創業者の株の持ち分は減ったら増えることはないと心得る

      ■創業者の株の持ち分は常に下がる株式を何株発行して、そのうち、何割を誰に買ってもらいたいかということを、時系列的に、企業が想定する成長に必要な資本を増やすときに、どういう割合で増やしていくかたとえば、400万円出資して、投資家から100万円出資してもらい、企業価値が500万円であるとした場合、創業者は80%の株を持っていることになります。これが成長するに従って他の投資家から出資してもらい、その時点では創業者の株保有率は60%となりますが、企業価値は5億円になっているので、創業者の資産は3億円になっています。それが企業価値が100億円になったときには投資家の比率が60%になると、創業者の資本の持ち分は可逆的に減ります。このように企業価値が大きくなってから、創業者の保有する株の割合を増やすことは結構大変なことになります。たとえば、企業価値が5億円になってから10%の比率を動かそうとした場合、5000万円が必要となります。そうなると、動かすための資金も必要になるほか、株の売買による税金もかかってきます。一方、はじめのうちに500万円のうち10%動かすのでは50万円ですみます。これが100億円になり、1%動かすのに1億円となったら、さらに大変です。だから、創業者の持ち分は、一度薄まったら2度と高まることはないと思ったほうがよいでしょう。常に下がることを前提に考え、「大きくなってから動かすことは難しい」ということを知っておいてください。(お話:社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様)この文章は2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」のレポートです。

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    • 女性起業家セミナー①-7 会社を創るときに必要な5つのこと

      ■会社まわりの5つの話これまでベンチャー向けの話をしてきましたが、ふつうにこれから会社をつくられる方や、必ずしも上場を目指していない方にも向けて、いわゆるファイナンスとか会社まわりというお金の話はいろいろな話がありますが、だいたい、この5つに分かれます。①  儲けの構造(損益構造)②  資金繰り③  資金調達④  資本政策⑤  経営計画(予実計画)最終的には、全部社長がわかっている必要はなく、こうしたことをアドバイスしてくれる人が社内にCFOとしているか、外部にそうしたことを知っている人がいればよいことです。儲けの構造(損益構造)社長が一番必要なのは、会社の儲けの構造です。損益計算書と言われているものを読めないとしても、「ひとつものを売りました」というときに、いくらの利益が出て、それを創るのに家賃を払って、社員を雇って、いくら売らなければ経費を回収できないのかということを考えなくてはいけません。資金繰りバランスシートとキャッシュフロー。すごく儲かっている会社でも「黒字倒産」になってしまうことがあります。会社に現金がないと倒産してしまうこともあるので注意が必要です。資金調達銀行からお金を借りる負債調達や、どこからどういう割合で資金を集めればいいかという手段を考えることです。資本政策株主として誰に何株買ってもらいたいか、あるいは、今後事業を継続するためにどのくらい株が必要かというところを考えるものです。経営計画3年後、5年後に、会社がどこへ行きたいかということをまずイメージして、それを数字にすることで、それを社長が確認することが重要かと思います。これがないと会社が成り立たないのですが、作るととても楽しいです。「3年後にはこのくらいのシェアをとろう」とか「ここに支店を出してみよう」など、何年後かのことを考えて計画すると、とても楽しい。その「何年後」を実現するために「今年やるべきこと」に落として、さらに12分の1にして月次計画にする。そして、「今月はできていますか」「できていないとしたら、どこがいけないのか」ということをずっと考えていきます。PDCA(計画・実行・評価・改善)を細かく、細かく、実行していくことで、自分の目標に達する可能性が高まるということになります。(お話:社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様)この文章は2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」のレポートです。

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    • 女性起業家セミナー①-6 ベンチャーはスピードが命!

      ■ベンチャー企業はスピードが命投資家は何で投資しているのでしょう?エンジェル投資家は、個人的な趣味や「彼はとてもいいやつだ」といった、とてもエモーショナルな投資をするので、必ずしも強い結果を求めているわけではありません。しかし、ベンチャーキャピタルやベンチャーに投資する人は、次の2つの理由があります。①  高い投資リターンを求めている(ハイリスク、ハイリターン)②  投資の回収(換金)を求めているベンチャーキャピタルの場合、100のうち3つくらいは失敗すると言われていていますが、それだけリスクのある投資となります。でも、新しいものなので成功したときにはものすごく大きな会社になるため、高い投資リターンがあります。ハイリスクな投資なので、ハイリスクなリターンを求めるということです。また、ベンチャーキャピタルは他の方々から預かったお金を代表して投資しているため、換金、投資の回収が必要になります。中小企業では、株で配当を求められるかというと、実際には配当はしません。しかし、ベンチャー企業として投資した場合は投資家はお金を回収することを目的としています。投資家がお金を回収するには2つの方法しかありません。IPOするかM&A、あるいはIPOする前に大きな会社に株を売ってしまうか、です。ベンチャー企業はIPOやM&Aなどのスピード感を持つことが、投資家の回収を求めるスピードでもあり、結局「スピード感」が必要ということになります。■エクイティ・ストーリーとはエクイティ・ストーリーとは企業の成長戦略です。将来企業がどうやって成長していくか、成長すると株式の価値はどう増加するかを説明します。事業計画はどういった会社でも作ると思います。「どういった市場で、何を、どういったお客さんをターゲットに、どのようなものを売りますか」「そのビジネスは競争相手がいますか」「なんで勝てるんですか」「それができるリソースは手元にありますか」というようなことを説明します。これに一方で、資本側の話も必要になってきて、「実行計画に必要な資本はどのくらいですか」「誰に何株持ってもらいますか」「EXIT(回収)までどのくらいかかりますか」といった、株式の価値に関する資本計画がないと、ベンチャーキャピタルや株主への説明になりません。■ベンチャーから中小企業になるのは難しい路線を変更することができるかというと、ベンチャー企業から中小企業へ戻ることはなかなか難しいと思われます。投資家のEXITという話がありますが、入れたお金を戻せなくなってはいけません。でも、中小企業が、自分の持っている新しいアイデアや商品がとてもよいものだとわかったときに、スピードをあげていこうという発想になることがあります。つまり、中小企業からベンチャー企業に移行することはありうると思います。ただ、その中ですでにできてしまった組織や働いている人たちが、ゆったりとした仕事をしてきたなかで、スピード感ある大きな戦略で働くことができるかとか、「成長だ、成長だ」という舵をとったときに皆の賛同を得られるかという点は難しいかもしれません。

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    • 女性起業家セミナー①-5 社長になって儲かる仕組みを理解しよう

      ■会社の価値が上がれば、社長の価値も上がるベンチャー企業が資本調達しないと開発が進まないという話がありましたが、資本調達して株を渡すということは、その会社に対する支配権を持つということです。株主というのは、会社の価値そのものであり、かつ、支配権を持つ人でもあります。「50%の株をあなたに渡します」と言ったときに、会社の財産や、会社の価値を50%失うことになるし、支配権も50%失うことになります。でも、そうしてもベンチャーキャピタルや他の株主を入れたいというのはなぜでしょう。たとえば、こんなシミュレーションで考えてみてください。自分のお金だけで20年間ビジネスをして10億円の会社をつくりました。そのときに、従業員などに株を分けて、社長の持ち分は70%です。このときに、社長の財産価値は7億円です。でも、一方で、ベンチャーキャピタルや他の株主を活用して会社をどんどん成長させ、IPOして、さらに大きくなり、会社の価値が500億円になりました。そのときに、社長は株を20%しかもっていなかったとして、でも、500億円の20%は100億円です。他の人によって自分の持ち分は減るけれど、企業としてさらに大きなところを目指すことができ、結果的に社長の財産も増えることになります。こうしたことを狙っているからこそ、他の株主を入れるといってもいいでしょう。(お話:社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様)この文章は2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」のレポートです。

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    • 女性起業家セミナー①-4 日本のエンジェル投資家の総額は200億円。多い? 少ない?

      ■エンジェル投資家の年間投資総額は米国では3兆円、日本では200億円ベンチャー企業がIPOを目指すとき、どんなところから資金調達しているかというと、会社を創業したときには自己資金が大半です。少しアイデアがまとまってきた「シーズステージ」と言われる創業期では、自己資金や「ファミリー&フレンズ・ラウンド」と呼ばれる友人知人による資金調達が行われ、会社が成長して企業価値が10億から30億円のミドルステージではベンチャー・キャピタルやM&Aを検討することになります。しかし、それ以前でのアーリーステージでは、リスクマネーの供給としてエンジェル投資家がよくあるパターンです。有限責任中間法人日本エンジェルス・フォーラムによると、平成20年時点でのエンジェル投資家は日本で約1万人。1件あたりの投資額は100-300万円。年間投資総額は200億円。米国では23万4千人のエンジェル投資家が1件あたり年間5000万円、総額で3兆円の投資を行っているというデータがあります。ベンチャーキャピタルまで行かないレベルで、例えば「プロトタイプを創りたいけれど、1000万円資金が必要」というベンチャー企業を支えてくれるのは、エンジェル投資家といえます。■投資家と起業家が出会う場所が必要エンジェル投資家は個人投資家です。それはどんな人かというと、たとえば、一旦上場して自分で株を売却して、100億とか200億とか個人資産ができたというIPOした経験のある経営者です。彼らは後輩を育てたいということでお金を出し、そうして育った人がまた投資をして新しいアイデアが育つというサイクルが起こります。日本はアメリカより10年くらい遅れていますが、楽天などベンチャーとして大きく成長している会社が次の投資をして、新しいベンチャーが生まれています。とはいえ、新しい企業が必要なファイナンスや法律のサポートなどができるところがないと、いいアイデアがあっても、「誰に言ったらいいのだろう」と迷うかもしれません。今後IPOする会社が増えていくなかで、彼らがまた、次のエンジェル投資家になっていくサイクルができることが望ましいのですが、そうした投資家が、いいアイデアを持った人たちと出会う場所が必要です。そうした点では、私も「社長の時間をつくる株式会社」はクラウド型サービスなので、加速的に成長させたいと思っています。この段階で誰に投資してもらおうかとうとベンチャーキャピタルにはまだ早い。そうすると知り合いで誰か、という話になってくるのですが、エンジェルス・インクさんというのはまさしく、そうしたネットワークを作ろうとしているのだと思います。(お話:社長の時間をつくる株式会社 代表取締役 普川真如様)この文章は2016年にエンジェルスインクが開催した「女性起業家セミナー」のレポートです。

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プロフィール

伊藤淳子@A-Girl Creative

性別:
女性
誕生日:
2月21日生まれ
血液型:
O型
お住まいの地域:
東京都
自己紹介:
【プロフィール】 『だいじょうぶ。ニャンとか生きていけるよ』『天職が見つかる 女のお仕事バイブル』...

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