やさしい日本語とは何か
私が広めたいと思っている「やさしい日本語」ですが、まだ認知度は高くありません。新潟市の岩室温泉の関係者に「やさしい日本語を観光に活かしませんか」という話をしに行ったの際に、改めて感じました。「やさしい日本語」とは、もともとは日本在住の外国人に情報を確実に届けるために考え出されたものです。きっかけは、1995年の阪神大震災でした。被災した外国人に生活情報が伝わりにくかった事実が教訓になったものです。外国人には英語で、という概念が強いですが、実際に日本で暮らす外国人のうち約75%は、英語を話さない国から来た人です。そうした人々にとって、英語では情報伝達ができません。この場合、多くの外国人は、日本語でコミュニケーションをとっているんです。こと、日本社会の中においては日本語は国際語といえる言語なのです。https://www.youtube.com/watch?v=XnO7WQqQHfoただ、日本語は難しく、理解の程度も差があります。そこで、短文で区切る わかりやすい表現で伝える 語尾は、です ます ~してくださいなどで表すなど平易な表現を心がけるのが「やさしい日本語」です。例えば「本日、午後2時から永田小学校において、給水車による給水が行われます」これも、本日 午後2時 において 給水車による給水 が外国人にとっては難しい表現だと思われます。これを「今日、14時に永田小学校で水を配ります」と表現すれば、伝わりやすいです。こうした表現に言い換えるのが「やさしい日本語」です。この「やさしい日本語」を観光に活かそうという動きも出てきています。そこに私も加わっていこうかと思います。どうやって観光に活かしていくのかについては、次回に書いていきます。