四国は愛媛・松山の愛媛朝日テレビにエントリーシートを密かに出しました。

既卒も受験可能のありがたい局でした。

まあ、そんなこと言っても通るかどうかはわかりませんでした。

 

そして、書類提出の締め切りから少しして、一次試験の案内が届きます。

この時、いつ行われるかが重要です。

というのも、遠くの試験を受けにいく場合、前泊が必要です。それなので、移動日+試験日(終了後帰着)ということで2日必要です。2日も休めるのかどうか。試験日が平日に設定されていた場合は完全にアウトでした。

しかし、案内を見ると、試験日は日曜です。日曜日は勤務日ですが、生放送は朝と夕方のニュース・天気予報しかありません。ディレクターする番組も1つだけでした。これなら代わってもらいやすいと判断し、試験を受けに行くことにしました。

 

空路松山に入ります。人生初の愛媛訪問です、金曜日の夜に新潟を出発。今はもうないムーンライトがありがたかったです。

朝一の便で羽田空港から松山空港へ。

9時前には松山に着きました。

 

もうね、こうした地方受験の際、半分は観光です。いや、半分以上かも知れません。学生の時からそうですが、いかにこの土地が好きかを感じるために基本的に早めにできれば前日にその土地に入っていたのです。それが試験の時に活きる、少なくとも自己PRの際に話すネタになるという実利も兼ね備えていました。

 

で、松山に入り、定番ですがまずは道後温泉へ。その後、定番ですが松山城や子規堂などを観光しました。

 

ー松山城はほんとうにきれいなお城です。天守閣は現存12天守(江戸時代に建てられた天守閣が現在まで残っているもの)の1つですー

 

 

 

――この素敵な町にもう来れないかも知れないから思いっきり楽しんでおこう――

そう考えていました。夜はホテルの人の進めてくれるお店で地酒と地元料理をいただきます。

店主と談笑、「明日、愛媛朝日テレビを受ける」旨を話すと、応援してくれました。

サービスといって、一品頂いたりしました。

いえ、狙ってないですよ決して。

 

翌日、愛媛朝日テレビ本社へ。

筆記試験のあと、面接という流れで無事終了です。

 

そこからが大変でした。

松山空港から羽田空港に引き返し、ムーンライトで新津に帰るという慌ただしさでした。

いえね、新幹線で帰る手もあったと思うんですが、ケチりました。

朝4時くらいに新津に着き、家に帰ってシャワーを浴びて、5時半に出社。朝の番組で話すというきつい1日でした。

でも、愛媛の観光できたので、精神的には充実してましたので、あまり苦にはならなかったんですね。今思えば、若さゆえに乗り越えらたのだと思います。

 

少しして、愛媛朝日テレビから二次(最終)試験の案内を頂きました。

ここで波乱の最終試験が幕を開けることになるのです。

 

お世話になりました。