こんばんは。
我が家では、大学2年生の娘の後期授業が
ようやっと始まりました。(と言ってもオンラインですが)
最近の娘は、夕方までオンライン授業を受けた後、
ほぼ毎日、家で夕飯を食べてから塾のバイトに出かけます。
今日も、息子と娘と3人で夕飯を食べ終わった後、
そそくさとバイトに出かける準備をする娘に、
息子が
「夕飯食べた後、バイトとか、よく行くわ。信じらんね。
俺、ぜってー嫌だわ。」
と話しかけていました。娘は、
「そーゆーもんだと思って生活してるから、なんともないよ。
中学も、高校も、そうやって学校終わって部活やってから
急いでご飯食べて塾行ってたし。
ってゆーか、普通学校行ってたらみんなそうでしょうが。」
と、しれっと答えます。
すると息子、
「俺は、それがとにかく嫌だったんだわ。
学校で疲れて帰ってきて、
家に帰ってきて夕飯食べたら、もうゆっくりしたいじゃんか。
だから、どんな習い事も嫌だったんだわ。
そうそう、とにかく嫌だったな~。」
と、しみじみ答えていました・・・。
そういえば、幼稚園のころから娘は
習い事など、当たり前にこなしてきました。
幼稚園や学校が終わったあと、おやつを食べさせて
普通に準備して連れていけば
それで何かぐずることなど、滅多にありませんでした。
本人も行けばそれなりに楽しんでいたのもあるし、
単純に、「そういうものだ。」と、感じていたんだと思います。
だけど、息子はそうはいかなかった・・・
毎度毎度、どんな習い事も、行くのをぐずり、
結局長続きしたものはありませんでした。
私は、ずーっとそれを、
「この子は、いったい何をさせたら楽しく、向上心をもって
ある程度身につくレベルになるまで続けることができるんだろう?」
そう思いながら、
「何をやらせても頑張れない子」と感じていました。
中学生になって塾に入っても、サボってばかりで
そんな息子に、いつも
「もっと頑張るべき!」と思っていました。
でも、息子にとって
その習い事自体に興味がなかったのもあるかもしれませんが、
何より、
【学校から帰ってきて、またどこかに行かねばならないこと】
そのものが、何より苦痛だったんだということが
今更ながら、ハッキリわかりました。
普通、とか、常識的に、とか、みんなは、とかで考えたら
「そんなこと、みんな普通に頑張ってるし。。」
って思ってしまうかもしれないけれど
(っていうか、私も、それが当然だと思っていました。)
でも、それが当たり前じゃない子も、いたって不思議じゃない
ですよね??
考えてみたら、確かに現代の子ってかなり忙しそう・・・
朝から晩まで学校に行って、部活までして、
帰って急いでご飯を食べて、塾や、習い事に行く。
これを、多くの子が当たり前にこなしているけれど、
息子みたいに、家に帰ってきたらご飯食べて
あとは自分のペースで安心できる場所で
ひたすら自由に、ゆっくりしたい。
そう感じることって、ある意味自然な気もします・・・。
まぁ、今の息子は朝から晩まで自由にしているんだから
少しは動いてもいいんじゃないか?とは思うけどね。
それはさておき・・・
特に、ウチの息子のように、特性的なこともあって
集団生活を強いられる学校は、とても疲れる場所だったなら
なおのこと、もう家に帰ったらゆっくり休みたいのは
当然と言えば当然だったんですよね~。
だけど、当時の私は、周りのみんなが何かしら習っていたり、
中学にもなれば、当たり前に塾に行ったりしている流れに
【ウチだけ乗らないわけには行かない】、とか
【頑張らないと、後れを取る】、とか
そんなことばかりに気を取られていたんです。
疲れた。とか、休みたい。とか
そんなことは、根性が足りないだけ!って一蹴して、
息子のその足りなさを、許せない気持ちでいつも
イライラしていました。
「お姉ちゃんだって当たり前にやってきたんだから。」って
説得しようとした記憶もあります・・・。
「習い事や塾を継続させ、何か身につけなくては・・・」と
焦っていた私は、
いったい何を見ていたのでしょうね。
私は、本当は、自分自身の不安や恐れを感じたくなくって
息子の気持ちや状態に寄り添うことが出来なかったんですね。
なんのことなく、ハードスケジュールをこなせる子もいるし、
本当は疲れているけれど、
お母さんの不安や恐れをコピーして
自分を奮い立たせて頑張っている子だっているかもしれないし、
自分のペースを守ることで、自分を必死に守っている子もいる。
親子でも、兄弟姉妹でも、
違う人間である限り、一人一人、違って当然なんですよね。
「私だってそうやって頑張ってきたんだから。」とか、
「お姉ちゃんお兄ちゃんだってそうやってきたんだから。」とか
「周りのみんなが当たり前にそうやってるから。」とか
そんなの、本当は、ただの親のエゴの言い訳ですね。
息子と習い事の件でイライラしていたのは、
もうずっと昔のことだけれど
今更ながらまたひとつ、子どもたちの会話から
過去の反省をひそかに噛み締めた母でした。
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