動詞 “approximate” | 流離の翻訳者 果てしなき旅路

流離の翻訳者 果てしなき旅路

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴16年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な翻訳の独り旅を継続中

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特に数式を含む文章を英訳する場合に、単語”approximate”を動詞として使うことがよくある。


元々”approximate”は、副詞”approximately”の形で「およそ、約」の意味で使うことが最も多い。この場合に、”approx.”という略語の形も結構お目にかかる。


She is approximately seventy. = She is seventy approximately. 「彼女はだいたい70歳だ。」


“about”よりやや堅い語のようである。


・・・・


この”approximate”が動詞として使われる場合「・・・に近似する。おおよそ・・・になる。」「・・・を概算する。見積もる。」のほか「・・・を・・・に接近させる。近づける。」等の意味を持つ。


以下に例文を列挙する。


The weight will approximate 3,000 pounds.

「その重さはざっと3,000ポンドになるだろう。」(他動詞)


Could you approximate the population of this city?

「この町の人口はどのくらいになると思いますか?」(他動詞)


The total income approximates to 10,000 dollars.

「総収入は10,000ドルに近い。」(自動詞)


He told a story that could approximate to the truth.

「彼はもっともらしい話をした。」(自動詞)


An amount of oxygen can be approximated by the following formula.

「酸素量は次式で見積もる(近似させる)ことができる。」(他動詞)

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