2026年3月6日、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。1月2月はエリントン特集だったが、今月のインスト(歌無し曲)はチャーリー・パーカー特集。まるで鳥が飛ぶようにアルトサックスを自由に演奏するからか“バード”の愛称で親しまれたモダンジャズ界のレジェンドだ。


【ママのオムライスアートもバード?梅に鶯?メジロ?】
いつもはテナー・サックスの御子柴さんも今日はパーカー特集だからアルト・サックスだ。「Confirmation」「Moose the Mooche」「Parker’s Mood」「My Little Suede Shoes」「Dewey Square」「Segment」と続く。今日はセッション参加者の春山さんも準レギュラーの上代さんもドラマーだ。

【左:十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(as)、右:春山さん、上代さん】

2nd.setのヴォーカルタイムは、今日がライブデビューというEmiさんが堂々たる「Cry Me a River」、彼女をプロデュースした本多バンマス夫人もピアニカで参戦。2番手の中村美津子さんは「Fry Me to the Moonをバース(前歌)から歌う。jazz素人の私はこの曲のバースを初めて聴いた。


3番手マッキーこと牧かおるさんは「I Wish You Love。このバラードはフランス由来のジャズスタンダードだが彼女にピッタリとハマっていて唸らせられる。4番手の大津晃子さんは「Falling in Love with Love (恋に恋して)」、なんとも大津さんらしい洒脱な選曲だ。


私は「La Violetera」「Sabor Ami」に続くラテン第3弾で「Begin the Beguine (ビギン・ザ・ビギン)」(*1)。この曲はコール・ポーター作曲だから本来はベタベタのジャズ。シナトラマイケル・ブーブレなどの音源があるが、私は敢えて一味違うフリオ・イグレシアス盤通りにスペイン語で歌った

このフリオ・イグレシアス盤は1981年に大ヒット(全英1位)し私も当時のシングル盤を持っている。リズムがビギン(*2)ではなくロック(8ビート)だしスペイン語で歌っている。スペイン語が原詞の「キエンセラ」を英語詞の「スウェイ」で歌うと雰囲気が変わる(*3)が、これはその逆バージョンだ。

そしてこの曲はAメロ(ディ16小節)×2→Bメロ(16小節)→Aメロ→Cメロ(16小節)×2の計96小節で1コーラスを構成しているが、彼は短調のBメロ(とその直後のAメロ)を歌っていないので明るく現代的な雰囲気だ。そこで(Bは歌ってないのでスペイン語の歌詞もないし)楽譜もBを抜きAACC形式とした。


♪Begin the Beguine・・・2026年3月6日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッションにて♪


そして“1金の美空ひばり”こと益田伸子さんが大人の雰囲気で「Left Aloneを響かせた後、トリは“1金の三波春夫”こと柳田勝史さんの“旅立ちの3月”に因んだ「Galaxy Express 999 (銀河鉄道999)」で店内が一挙に盛り上がる。そして最後は特集に戻って「Yardbird Suite」でお披楽喜となった。

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*1:タイトルは「あのビギン(の曲)を始めよう」という掛け言葉。コール・ポーターが1935年(昭和10年)に作曲し、アーティ・ショー楽団盤が1938年(昭和13年)に大ヒット。
*2:「ツタータ・ツタ・ツタ」というラテンリズムの一種。
*3:言語と曲調の関連については下記ブログご参照。
思い出す春の日一人ぽっちの夜 | Saigottimoのブログ

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昨年末に始めた自室の片付けでワンサカ出て来た昔集めた缶コーヒーのオマケ。そのうち精巧なダイキャスト製のミニカーはケースに入れて飾った(*1)。残ったプラスチック製のチョロQタイプは、精巧に作られたダイキャスト製のミニカーとは違って外観も可愛らしくデフォルメされている

これらは缶コーヒーWONDAのオマケで「チューンドカー・シリーズ」5車種×2色=10種類のうち、全車種1色ずつ5台あった。チューンドカーとは、量産車を改造したりエンジンをレース用にチューニングしたクルマだ。ベースとなる量産車メーカーもホンダ、日産、マツダ、三菱、スバルと多彩だ。

【左:チョロQは全部で5台、右:無限 MUGEN S2000】
↑1977年設立のレーシングエンジンコンストラクターである無限がHONDAのS2000をフォーミュラーカーで鍛えた技術でチューニングし、エアロダイナミクスも追及したマシン。

↓1984年に日産車の国内外レース車両の設計・開発を主業務として誕生したNISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)が日産と、GT-Rをベースに開発したマシン。
【左:NISSAN GT-R NISMO クラブスポーツ】

       【右:RX-7 ツーリングキット R-スペック】
↑1968年にマツダ車専用のレーシングパーツや限定仕様車のブランドとして誕生したマツダスピードが、RX-7にサーキットでの戦闘力を発揮させるチューニングを施したマシン。

↓1984年に設立されたラリーアート社は三菱自動車の各車種のスポーツパーツの開発を担当。ボンネットフード・エアダムなどラリーレース界で培ったノウハウを注ぎ込んだマシン。
【左:ランサーエボリューションX tuned by RALLIART】

     【右:レガシィ ツーリングワゴン S402 ワゴン】
↑1988年に設立されたSTI(スバル・テクニカ・インターナショナル)はSUBARUのレース用車両や部品供給を行う。S402は“究極のグランドツーリングカー”として開発されたマシン。

「チョロQ」はプルバックして離すとビューン!と突っ走るし、途中で不意に方向転換したり、後ろにコインを挟んで走らせるとウィリー走行でクルクル回ったりする楽しいオモチャだ(*2)。なのでケースに入れて陳列するのではなく、遊び方を考えながら遊びの仕掛けを作ってみることにした。

いろいろ考えた結果、レーシング・コースを作ることにした。実際に走らせてみると思ったほど長い距離は走れないのと、走り初めに方向転換して思わぬ方角に走って行くことが分かった。そこで走り始めは真っすぐ前方に進むようガイドレーンを設け、2台でマッチ・レース出来る様にした

以下はレースの動画である。5台あるので様々な組合せでレースが出来るし、やるたびに結果も違うので面白い。

第1戦:NISMO GT-R vs. RX-7 ツーリングキット
ゼロヨン(0→400m)などスタートからの加速を競うなら、やはりスカイラインGT-RとマツダRX-7の勝負を観たい。コースはシンプルに直線でガチンコ対決をさせてみた。

加速力は当初互角だったがRX-7がGT-Rをかわしてゴール!


第2戦:無限 S2000 vs. NISMO GT-R
レースで重要なのは高速走行でのコーナリングだ。ラインの選択のみならずサスペンション性能が問われる。バンクを利かせたカーブを入れたコースで無限の持ち味は出るのか?


コーナーをデッドに攻めた(?)無限 S2000の勝利!


第3戦:ランサーエボリューションX vs. レガシィ S402
パリダカを制した三菱と世界ラリー選手権で鍛えたSUBARUは、やはりラリーレースで勝負させたい。砂漠等を模したワインディングロードをコースに加えてジャンプもさせた。


レガシィがランエボをジャンプで若干上回ったか?


コースはDMで送られてきた無料の雑誌をバラして折ったりセロテープで貼ったりして作った。イイ歳こいたオトナ(てか爺ぃ)がコースを作ったり改良したり、こんなバカなことに夢中になって手間暇を惜しまずにやっているということ自体が面白い。ったく何やってんだか、我ながらバカだね~
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*1:本件に関しては下記ブログご参照。
缶コーヒーおまけミニカー発掘 | Saigottimoのブログ
*2:下記は「チョロQ」の公式Web。
チョロQ|おもちゃ情報|タカラトミー

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今年も我家で年越しをしたが今回は親戚のワンコが2匹来るので「(物置と化した私の部屋を)自分が寝れるように片付けて」とのカミさんの司令で終活を始めた。まず大量のカセットやビデオテープ等を捨てた。そして本とCD類をブックオフに売ったら段ボール5個がカミさんとの鰻重2膳に化けた。


まだ書類は手つかずだが、現役時代によく買っていた缶コーヒーのおまけミニカーの類がワンサカ出て来た。プラスチック製のチョロQタイプはオモチャとして遊ぶとして、ダイキャスト製のミニカーはなかなか精密に出来ているので綺麗に陳列してみようと思い、ちゃんとケースにも入れてみた。

ダイキャスト製のミニカーは全部で3種類、合計23台あった。サークルKサンクスで販売する缶飲料のオマケでフェラーリコレクション、缶コーヒーGEORGIAのオマケでメルセデス・ベンツのダイキャストオープンカーシリーズ、そしてUCC缶コーヒーのオマケでフェアレディZコレクションだ。


【↓左:355 Spider2色、右:F40 Competizione3色】

【↑左:599 GTB Florano3色、右:Enzo赤2台】
フェラーリコレクションは1/100スケールと小さいがラジコン模型で有名な京商製で極めて精巧。6車種3色18種中、P4とDinoを除く4車種9種10台あり百均ケース(*1)に入れた。


【↓左:SLクラス&Eクラス、右:300SLR&SLS AMG】

【↑左:300SL&350SL、右:SLKクラス&230SL】
メルセデス・ベンツのオープンカーは缶コーヒーGEORGIA特製で、シリーズ全8種類が1台ずつ全て揃っていた。これは凄い!メルカリとかに出したら高値で売れそうだゾ。

大きさはトミカと同じ1/64スケールなので息子達が使っていたトミカのケースに並べてみた。そして部屋を整理したら(自分では全く覚えがないのだが)「シーナリーシート」と書かれた鉄道模型ジオラマ用の石畳模様の紙が偶然出て来た。敷いてみたらフェラーリもベンツも欧州車なので石畳が似合う!



【左:黒Z33&赤280ZーT&茶240ZG、右:赤300ZX&銀Z34】
フェアレディZコレクションは全8種類のうち5種類あった。ハウスメーカーが作ってくれた自宅の建築模型があったので家の周りに置いてみた。車の縮尺はベンツやトミカと同じ1/64だが家に比べて若干大きいか。でもまあ、いいでしょ。


現役時代は毎朝の様に缶コーヒーを買ってたしオマケのミニカーも常に1台くらいデスクの上に置いていた気がする。最近は缶コーヒーも買わないしこんなオマケも見ない。引き出しや段ボールに入っていたらただのゴミもこうしてちゃんとディスプレイすると、うん、なかなかカッコイイじゃん!
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*1:フェラーリは、百均で下記のディスプレイケースを買い、写真の手前側を底にして石畳模様の紙を敷き並べた。


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2026年2月24日、自宅近くの医院で年1回の検診を受けた。現役時代は職場にレントゲン車が来て受診したり、35歳からは会社が加盟する健保組合の検診センターで1日かけて人間ドックを受診したが、退職してからは毎年自治体から送られてくる案内で近所の医療機関を予約して受診している。

と、ここまでは何の疑問もないのだが、自治体から送られてきた案内をよく見ると「健康診査」と書いてある。ん、健康診査?余り聴き慣れない言葉だ。通常であれば「健康診断」とするのが一般的だろう。でも案内文だけでなく封筒にも受診券にもそう書いてあるので誤植でははなさそうだ。

「健康診」ではなく敢えて「健康診」と記すとは何か違うのだろうか?改めて検査の内容を見てみると...問診、身体測定、血圧測定、尿検査、血液検査、胸部X線検査、眼底検査、心電図検査などだ。この内容であれば現役時代に受診していた人間ドックとあまり変わらないような気がする。

本当に理由を知りたければ自治体に聴けばよいのだろうが、こんな事を聴くのは迷惑でしかないのでやめた。従って以降は公式見解ではなく単に私の個人的推測である。「健康診」と「健康診」の違いは最後の一文字だけなので、私が思うに「断」という言葉を避けたかったのではないかと思う。

つまり「健康診断」だと健康かどうかを断ずることになるので、もし何等かの病気に罹っていて健診で見つからなかった場合、受信者が後から「私を健康だと診断したじゃないか、どうしてくれるんだ?」とクレームが来るリスクを負う。自治体としてはそんなリスクは負いたくないだろう。

では現役時代はどうだったのだろうか。企業で人事部門を担当していた立場で考えると、雇用者に健康診断を受診させる法的な義務を負うのは企業側であり、その企業側としては、健康だと断じてもらわないと従業員に仕事をさせられないから困る。だから「健康診」の方が都合がよいだろう。

以上は私の推測であって本当のところは分からない。それに肝心なのは検診の名称より結果だ。昨年はギリ正常範囲内だった悪玉(LDL)コレステロール値が今年はオーバーしてしまったのと眼底検査で「白内障?」の所見が出たのが変化点だ。医師からは眼科受診も勧められたので行ってみようかな?

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2026年2月21日(土)、朝9時前に「ピンポーン」と宅配便が来た。心当たりがないままCalbeeからという段ボール箱を開けてみると「ミーノおススメ隊キャンペーン★ご当選おめでとうございます★」の文字が・・・。え?こんな懸賞応募してたっけ?とアプリで履歴を調べたら昨年12月に応募していた。

私は毎朝、フルグラ(ドライフルーツ入りグラノーラ)を牛乳とヨーグルトとバナナとハチミツと一緒に食べ、そのパッケージを畳んだ写真を送るとポイントが貯まり懸賞応募できるというアプリを使っている。ただ、これまで何度も「カルビー定番商品詰合せ」等に応募しているが当選した事はない

昔はよく懸賞に当選したものだ。もう半世紀以上前だが母の没後に経営していた事務所を整理していたら大量の印刷済み往復葉書が見つかった。郵便局で(手数料はかかるが)普通葉書に交換してもらい、自分としては元手がかかってないのをいいことに、様々な懸賞に応募しまくっていたからだろう

その結果、キョンキョンがCMをやっていた当時超人気の「小泉トランク」や缶コーヒーの「GERGIA特製グランドコート」、アウトドア用品や様々なウェア類、日本アカデミー賞授賞式招待券や映画の試写会チケットなど、恐らく年に2~3回は懸賞に当選して賞品をもらっていたような気がする。

その当時は当選賞品が届いても応募したことを覚えてない。節操なく闇雲に応募していると懸賞は当選した時は認識するが落選したことは意識しないで済むのが良いのだろう。その点、宝くじは自分が能動的に当落を確認するから(かなりの確率で)落選を意識させられるたびにガッカリするのだ

カミさんは父親が年末ジャンボを買っていた影響でたまに宝くじを購入し「最近はネットで購入するけど勝手に300円だけ振込まれていて外れたと分かる(通し番号だと10枚3千円で300円は必ず当たるので)のが虚しい」と言っていたが、私はそもそも購入にお金がかかる宝くじなどは買わない

今回の当選賞品は「miino」というそら豆のスナック菓子で、食べきりサイズの三角パックが8個入っている袋が段ボール箱に12袋入っていたので計96パックもある。私としては「カルビー定番商品詰合わせ」の方が良かったが、こちらは毎月応募しているものの、なかなか当選しないままである。

この当選を一番喜んだのはカミさんで「わぁ、これ、友達が大好きな奴だ。3袋貰っていい?」と持って行った。下戸の私には分からないが、聞けばこのスナックは酒のツマミに丁度良いそうだ。ま、この袋もパッケージを畳んで写真を送るとポイントになるので、またせっせと応募し~ようっと。

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石貫慎太郎さんの新作オーディオ・ドラマ「雪原鉄道の夜」に出演させて戴いた。今作は「注文の多い古旅館」(*1)の続編で、私は前作と同じく妖怪ぬらりひょん役である。500年も生きているぬらりひょんは間違いなく妖怪だし、一緒に暮らしている咲子という幼女もおぞましい妖怪である。

今回はこの妖怪コンビがひょんなことから鬼と化した女と遭遇することになる。さて、彼ら妖怪は果たして他の物の怪(もののけ)に対して「怖い」と思ったりするのか、そもそも恐怖などという感情を有しているのだろうか。それは見て(聴いて)のお楽しみ、toko☆hana劇場の始まり始まり~

●「雪原鉄道の夜」【約43分間】クリック!
■スタッフ

脚本/制作/音楽:石貫慎太郎
■キャスト
ナレーション:​中田真由美
咲子:月宮はる
川上さん、天狗:能登洋宇
女:山木梨花
ぬらりひょん:Saigottimo (開始早々から登場)
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*1:前作は下記ブログをご参照。
妖怪ぬらりひょん知ってます? | Saigottimoのブログ

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2026年2月14日(土)、今年も「高円寺演芸まつり」の一環として、座・高円寺(杉並区立杉並芸術会館)で座・高円寺寄席の第一弾「おしくら饅頭、四派でドカン」が開催された。私はここ数年、毎年欠かさずこの公演を聴きに行っているが、もしかすると、この企画は今年が最後になるかも知れない。


何故なら、この会館自体は杉並区のものだが、館の運営は区がNPO法人に委託しており、その運営委託先のNPO法人が来期(2026年4月~)から別の法人に交代するらしい。そうなると「高円寺演芸まつり」自体は継続しても、当館での「座・高円寺寄席」自体が継続するかどうか分からないのだ。

演芸好きの私は寄席の定席である新宿「末廣亭」の会員で、年に何回も寄席に足を運んでいる。その私が何故「四派でドカン」に拘るかというと、落語協会、落語芸術協会、立川流、円楽党、つまり東京演芸界を構成する四派が同じ高座に上がる唯一無二の特別な企画だからである。(*1)

上野の「鈴本」は落語協会のみだし、新宿の「末廣亭」などは落語協会と落語芸術協会が10日交替で主催しプログラムを組む。最近は落語芸術協会主催の中で立川流と円楽党も1枠ずつ割当てているが、四派を代表する噺家が一人ずつ、同じ高座に上がる落語会は、ここ高円寺寄席しかないのだ。


1番手は落語協会から林家彦いち。落協はずっとこの彦いちである。彼は新作の名手であり、今日も小学生男子が父親と電車に乗る噺。座っていると前に立つオバサンやら青森のお兄さんやらが話しかけてくるネタでドカンドカンと笑わせる。もはやこの人が喋ればなんでも可笑しく聴こえてくる。

2番手は立川流から立川談笑。昨年は吉笑だったが、この企画で立川流は(地元が杉並だからだろうか)ずっと談笑だった。2年ぶりとなる談笑は今日もマクラ(*2)でたっぷり笑いを取った後、あり得ない超粗忽者を扱う古典「堀之内」を、聴衆に考える暇を与えないくらいテンポ良く演って笑わせる。

3番手は落語芸術協会から滝川鯉昇。芸協は毎回違う人を送り出して来たが今年は初めて前回と同じ鯉昇の連投だ。マクラはクマ騒動を落語4団体に例えたり「寝起きに無性にどんぐりが食べたくなる」と自身の睡眠状態をクマの冬眠に例えたりで笑わせてから古典の「茶の湯」を達者に演じた。

トリは円楽党(5代目三遊亭圓楽一門会)から三遊亭萬橘。この企画では円楽党はずっと三遊亭兼好だったが彼が同じ座・高円寺寄席の「噺三昧、これぞ大磐石」という企画の方に移ったため、昨年から萬橘が務めている。二人とも円楽党のエース級だから、さすがに面白い!私は二人とも大好きだ。

この企画では「出演順は楽屋に到着した順」という不文律があるらしいが、萬橘は2番目に到着したのにトリにされた経緯をマクラにして笑わせてから、古典「大工調べ」を披露。棟梁の長口上の啖呵で万雷の拍手を取りながらもドッカンドッカンの大爆笑で「流石、大トリ!」と会場を唸らせた。


という訳で今年も全員面白くて大満足だった!この企画、会場が座・高円寺でなくても構わないので、来年以降も是非継続して欲しいと一ファンの私としては切に願うばかりである。

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*1:本件については下記ブログご参照。
落語四派は高円寺でだけドカン | Saigottimoのブログ
今年も落語四派高円寺でドカン | Saigottimoのブログ
*2:落語の本題(噺)に入る前の導入部分。ここで聴衆の受け具合などを見て本題の噺を決めたり、噺を楽しむための予備知識を仕込んだりオチ(サゲ)への伏線を張ったりする。

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2026年2月7日(土)、ミューザ川崎 シンフォニーホール。マウントあさま管弦楽団の第9回定期演奏会に或る方からご招待戴いた。この日のプログラムはベートーヴェンで、序曲「コリオラン」と交響曲第9番「合唱付き」(所謂「第九」)である。私は「第九」を2月に聴くのは初めてだ。

海外では季節に関係なく演奏される「第九」も、日本では必ずといってよいほど年末に演奏されている。国内に数多あるオーケストラも年末の「第九」が楽団の経営を支える貴重な資金源とされ、N響(NHK交響楽団)も年末に集中的に公演しており、テレビやラジオでも大晦日に放送される。

最近は春と秋が無くなってきた感もあるが日本は元々四季が巡る国なので“土用の鰻”のように様々な事物を季節と結びつける文化があるのかも知れない。それに「第九」の終楽章のメロディや合唱が醸し出す高揚感が、ちょうど“日本の年の瀬の空気感”にフィットしているような感じもするし。

私は中高大と玉川学園だったので合唱は散々やってきた。中学生は全員ハレルヤコーラスを混声四部で歌えるし、高校では「カルミナブラーナ」も歌った。音楽祭は小学校から大学まで一緒で、毎年最後は大学生の「第九」で締め括る。大学の管弦楽団が演奏し大学1年生全員が合唱で参加するのだ。

従って私は中高6年間「第九」を聴いていたのだが全然良さが分からず退屈だった。ところが自分が大学生になって合唱する番になり、パート別に3か月ほど練習するうちに「なかなか面白いし良い曲だな」と思えるようになり、演奏する側になって初めて好きになる音楽もあることを知った。

それでも音楽祭は文化の日の前後だから11月だったし、長男が音楽大学の声楽科に入ってN響の「第九」で歌っていた時期も含めて「第九」を聴くのは、やはり“年の瀬”だった。なので今回、初めて年明けの2月に聴くので「自分が一体どう感じるのだろう?」という点に非常に興味を持っていた。

そして実際に聴いてみた。聴き慣れたメロディに加え、自分も一緒にテナーパートを歌いたくなるような終楽章の合唱の高揚感!聴き終えたら“年の瀬の空気感”になるのかとも思ったら、それが全然そんなことはなかった。聴き慣れているのに何故か新鮮で、とても明るく爽やかな気分になったのだ。

なるほど“年の瀬”に聴く「第九」もいいものだが、そんな季節感には囚われずに純粋に作品を味わう楽しさも今回の演奏会で知ったことになる。であれば“土用の丑の日”とは真逆な寒い冬の日にも鰻を食べるべきかも知れない。そもそも鰻の旬はブリなどと同じく脂がのった冬らしいし...。

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2026年2月6日(金)、渋谷・SEABIRD、第1金曜(1金)ライブ&セッション。1st.setは先月に引き続きデューク・エリントンと彼の楽団の作曲家&編曲家のビリー・ストレイホーン特集で「Lotus Blossom」「Come Sunday」「Love You Madley」「Day Dream」「Mood Indigo」と続く。


【上段:十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】

【下段のdsはセミレギュラーの上代(じょうだい)さん】


そして2nd.setのヴォーカルタイム、トップは柳田勝史さんで、バッハのメヌエットが原曲でサラ・ヴォーンの歌でヒットした「Lovers Concerto」続いて昨年7月以来の登場となる石川ルイ子さんは今回なんとジャズスポットでは滅多に聴けないRCサクセションの曲を歌う予定だったそうだ。

ところがピアニスト(旦那様?)が静岡から向かっていたが、気の毒にも山手線の事故で渋谷駅の手前で車内に閉じ込められ来れなくなってしまったので、急遽、前回の「You’d Be So Nice To Come Home To」を再演。前回と同じくバンマス夫人の恵美子さんもピアニカの伴奏で盛り上げる

3番手の私はラテンのスタンダード「Sabor a Mi」(*1)。年明けの先月(1月)がラテンの「La Violetera (スミレ売り)」だったので今年は当面ラテンで攻めようと第2弾だ。この曲はトリオ・ロス・パンチョス&エイディ・ゴーメ盤(1964年)をはじめ、様々なアーティストがカバーしている。

♪Sabor a Mi・・・2026年2月6日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッションにて♪
本多バンマスは、この曲を自身のサルサバンドでも演奏しているとのこと。そして弾き語りならぬ吹き語りで現代のチェットベイカーとも言われるTony Glausii盤をよく聴かれるそうなので、このバージョンに倣ってコーラスのラスト8小節をイントロ代わりに吹いてもらった

そして2月といえばバレンタイン・デー。レギュラー女声ヴォーカル陣3名からのチョコ菓子が配られるなか、この日は益田伸子さんもマッキーこと牧かおるさんも欠場だったので、大津晃子さんが3名を代表して定番曲「My Funny Valentineを今回は4beatではなくボサノヴァで歌った。

この日は事故などでJRに遅れが多発したようで2nd.setからようやく駆けつけた本多バンマスの同級生の加藤雅夫さんが「All Of Meを朗々と歌う。これまでカラオケ以外では歌ったことがないというから初の生バンドでのデビュー戦だというのだが、いや実に堂々たるものだ。凄い!

そして最後はまた今月の特集に戻ってリズミカルなスタンダードである「Perdido」の演奏で終演となった。開演前はりんかい線の遅れでベースの萬造寺さんが間に合わないかも?ということで急遽、多才な御子柴さんがトラの準備をするなどひやひやしたものの開演2分前に到着し拍手喝采だった。
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*1:1959年にメキシコのアルバロ・カリージョが作曲。英語のタイトルは“Taste of Me”。“Sabor”はスペイン語で“味“だが、“趣味嗜好”や“価値観”の様な意味でも使われるという。

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十年近く前から北側の窓際に大きなワイングラスにエアプランツと黄色い砂やカンガルー等が入ったミニジオラマ風のお洒落な観葉植物キットが置いてある。これは以前に朗読仲間から誕生祝いとして戴いたものだ。人は生物を見ていると何故か心が癒されるので私も窓辺に置いて毎日眺めていた。


エアプランツは根は張っていないが植物なので頻繁に霧吹きで水やりをしたり20日に1度程度たっぷり水に浸してやる必要があるがそれでも寿命はある。先日、何代目かを求めに行ったら、もうブームが過ぎてしまったのか、いつもの店にエアプランツが一つも置いてなかった

ただ小さなポットに入った観葉植物はいくつか置いてあり、ミニサボテン等が並ぶ中、異彩を放つ緑の小樹(*1)がちょこんと一つだけ売れ残っていて今にも捨てられそうな気がしてついつい買ってきてしまった。結果として元の窓辺には唐突な小樹と空虚なワイングラスのミニジオラマが残った。

やはりグリーン(植物)のないワイングラスは違和感があるし全くお洒落ではない。その後、別の店で幸いにもエアプランツを見つけたので小ぶりなものを2個買ってきてグラスに入れてみた。う~ん、ま、グラスは良くなったが、今度は緑の小樹状のミニプランツが不自然で浮いてしまった

そりゃそうだ、エアプランツの代わりの植物として導入したのに、そこにエアプランツを追加されたら、そもそも存在意義が揺らぎ、何故ここに小樹状のプラントまであるの?となってしまうのは必定だろう。やはりここはワイングラスの中で完結する小宇宙をミニジオラマとすべきではないか。

誰も頼んでないのに勝手に問題を作っては悩み、散々熟慮を重ねた結果、全てをワイングラスの中に作り込むことにした。でも小樹の生育環境は確保したいのでポットごと入れるとすると嵩上げした分は手持ちの黄色い砂では足りない。近くのホームセンターにはカラーの砂が無かった。

結局、白い石を買ってきてポットの周りに敷き詰めた上で黄色い砂を蒔きカンガルーさんを配置してエアプラントも入れた。なーんか詰め込み過ぎてお洒落ではなくなり、土が見えなくなったので「土の表面が乾いたら水をやる」という小樹の生育環境も守れるか怪しくなってしまった

よく犬や猫を飼うと可愛くて癒されるが旅行に行けないとか四六時中エアコンをかけなければならないから大変だと聞く。私は動物は飼ってないが先日来の瓦盆景(*2)の苔にも定期的に水やりをする。植物を愛でるのもそれなりに手がかかるが、それ故に愛おしいと思うのかも知れない
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*1:撮影してAIに訊いたところ、この小樹は「キングバンブー」という名だが竹ではなくドラセナ科の観葉植物と判明。
*2:本件については下記のブログご参照。
瓦盆景を始めることにしました | Saigottimoのブログ

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