新宿駅【東京都】(都営大江戸線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
甲州街道のすぐ南側、東京都渋谷区北部の新宿区との境界部分に位置する都営大江戸線の駅で、都営新宿線・京王新線の新線新宿駅、京王線の新宿駅とは改札内で繋がっており、小田急線、JR線とも乗換可能な世界最大のターミナル駅の一角の担う、
新宿駅 (しんじゅくえき。Shinjuku Station) です。
 
尚、今回の記事では都営大江戸線の新宿駅のみを取り扱います。
同一構内にある新線新宿駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
 
 
駅名
新宿駅【副駅名:京王百貨店前】 (E 27)
 
所在地
東京都渋谷区 (※)
(※) 新線新宿駅など他路線の新宿駅は全て新宿区に所在。
 
乗車可能路線
都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】  
 
隣の駅
六本木方・大門方………………………………………代々木駅
都庁前方・光が丘方・飯田橋方 (都庁前乗換)………都庁前駅  
 
乗換可能駅 (連絡運輸実施)
都営地下鉄:新宿線【都営新宿線】京王新線……新線新宿駅まで徒歩6分 (改札内連絡)
京王電鉄:京王線…………新宿駅まで徒歩8分 (改札内連絡)
JR東日本:山手線(池袋方面渋谷方面)、中央線快速中央・総武緩行線埼京線、湘南新宿ライン(横浜方面大宮方面)、相鉄・JR直通線
……新宿駅まで徒歩11分
小田急電鉄:小田原線……新宿駅まで徒歩11分
 
以下の各線の駅は至近距離にありますが、乗換駅には指定されていません
都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】……新宿西口駅まで徒歩15分
東京メトロ:丸ノ内線……新宿駅まで徒歩13分
西武鉄道:新宿線……西武新宿駅まで徒歩21分
 
訪問・撮影時
2019年10月
 
 

都営大江戸線の南側出入口に相当するA1出入口です。西を望む。
再開発による超高層オフィスビル「新宿マインズタワー」(正面奥)の敷地にA1出入口があります。
ちなみに新宿駅で「A」を冠する都営方式の付番による出入口はこのA1出入口のみで、他の出入口は京王が管理している事もありでアルファベットが付いていません。
「新宿マインズタワー」の出入口の前には階段・上りエスカレーター設置の出入口が、地下駐車場出口の右にはエレベーター専用出入口がそれぞれ設置されています。
東京都交通局が管理する出入口ですが、都営大江戸線の改札内で都営新宿線、京王新線、京王線と繋がっているため、駅名看板には乗車可能な全路線の駅ナンバリングが表示されています。
手前の左右方向を通る道路(都道414号線)の地下を都営大江戸線が通っており、右側地下に新宿駅があります。
右手(北)が他社の新宿駅方面、左手(南)が代々木駅方面です。
 
 

A1出入口前より南を望む。
右手の写真外にA1出入口と「新宿マインズタワー」があります。
奥(南)へ続く都道414号の地下には都営大江戸線が通っており、後方にかけての地下に新宿駅があります。
都道の右側、歩道橋の先には「JR南新宿ビル」「JR東京総合病院」の順に立地しています。
都道の左側、歩道橋の先には「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」があり、歩道橋から東(左)へ進むと「新宿サザンテラス」へと至ります。
そして以上のビルの先ではこの道路が小田急線と踏切で交差しており、そのさらに先には代々木駅があります。
この付近はオフィス街で、大規模なビル内には飲食店などが入っているものの、全体的に商店の数は少ないです。
 
 

A1出入口前より北を望む。
左手にA1出入口と「新宿マインズタワー」があります。
奥(北)へ続く都道414号の地下には都営大江戸線が通っており、前方にかけての地下に新宿駅があります。
約200m先には甲州街道との西新宿1丁目交差点があり、そこまでの都道沿いには雑居ビルやホテルが立ち並んでいます。北へ進むにつれて商店が増加します。
そして西新宿1丁目交差点の周囲には京王管理の2番~4番出入口があります。
 
 

A1出入口としか繋がっていないマインズタワー方面改札の様子です。
「改札C」とも呼ばれています。北を望む。地下3階にあります。
都営大江戸線・新宿駅の南改札に相当します。後方にA1出入口(EV併設)があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路設置されていて、右端が幅広通路です。
左端には窓口兼有人通路(優先通路。車いす対応の幅を確保)があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。
そして改札口の先、前方には地下4階乗換コンコースに通じる階段、上りエスカレーターがあり、左側には地下4階乗換コンコース、地下7階都営大江戸線ホームに直通のエレベーターが設置されています。地下4階乗換コンコースは地下5階にある都営新宿線ホームにも通じていて、B4階とB5階の間は階段、上りエスカレーター、エレベーターで結ばれています。その地下4階乗換コンコースにはトイレ・だれでもトイレ(多機能トイレ)が設置されています。そしてB4階とB7階大江戸線ホームとの間には上下方向エスカレーターが2基ずつ設置されています。
尚、都営大江戸線・新宿駅構内に売店、コンビニは一切ありません。ご注意下さい。
また、マインズタワー方面改札外コンコースと後述のJR新宿駅方面改札外コンコースは地下では繋がっていません。
 
 

都営大江戸線・新宿駅の北側に位置する西新宿1丁目交差点より南を望む。
交差点を境に北(手前)が新宿区、向こう側(南)が渋谷区です。
手前(北)~奥(南)の道路は都道414号で、地下を都営大江戸線が通っていて交差点の先の地下に新宿駅があります。
そして左(東)~右(西)は甲州街道(国道20号)で、西側にかけての地下に京王新線・都営新宿線の新線新宿駅があります。
交差点手前左側にJR東日本系の商業施設「ルミネ」があり、そこに1番出入口があります。交差点手前右側の都道414号歩道上に3番出入口が、交差点の手前右側、甲州街道沿いを少し進んで「ヤマダ電機」のビルにエレベーター併設の5番出入口があり、交差点の先左側の甲州街道沿いの古びたビル1階に2番出入口が、そしてウィラーのバスに隠れて見えませんが交差点の先右側の甲州街道沿いに建つ白いビルの1階に4番出入口があります。
この付近は商店や商業施設が多く、人通りも多いです。正面奥の都道右側には前述の「新宿マインズタワー」や「JR南新宿ビル」が見えます。
 
 

西新宿1丁目交差点より北を望む。
手前(南)~奥(北)の道路は都道414号で、地下を都営大江戸線が通っていて後方地下に新宿駅があります。
そして左(西)~右(東)は甲州街道(国道20号)で、西側にかけての地下に京王新線・都営新宿線の新線新宿駅があります。
交差点手前右側の甲州街道沿いに2番出入口、手前左側の甲州街道沿いに4番出入口があり、交差点の先、右側の「ルミネ」内に1番出入口が、左側を少し進んだ先の「ヤマダ電機」内に5番出入口(EV併設)が、そして交差点の先左側の都道歩道上に3番出入口があります。
「ルミネ」の先には京王百貨店があり、その地下2階に京王線新宿駅があります。京王線の地上時代末期はこの交差点でカーブしてルミネの場所を通り、京王百貨店の場所にあった新宿駅へと線路が通じていました。
「ルミネ」と京王百貨店の東(右)には小田急の新宿駅と小田急百貨店が、さらに東側にはJRの新宿駅があります。小田急百貨店の西側には新宿駅西口ロータリーがあり、その先には都営大江戸線の新宿西口駅と東京メトロ丸ノ内線の新宿駅があります。都営大江戸線を利用して新宿駅から新宿西口駅へ行くには都庁前駅で乗り換える必要があり、所要時間も運賃もかかるので徒歩移動した方が賢明です。地下街や地下道を移動すれば雨の日も地上に出なくてOKです。
ちなみに新宿駅を出た大江戸線は西口ロータリー付近で左へカーブして新宿西口駅からの線路と合流して西へ走り都庁前駅に至りますが、もし新宿駅と新宿西口駅を直通する線路があれば完全な環状運転ができるのに…と妄想してしまいますww
 
 

こちらは都営大江戸線・新宿駅の北口に相当するJR新宿駅方面改札です。
東京都交通局の管理で、券売機で土休日に都営地下鉄全線が1日乗り放題となる「ワンデーパス」(大人500円)を購入可能ですが、京王の乗車券は購入できません(後述)。
改札口上の案内板には「新宿駅改札」と書かれています。「改札B」とも呼ばれています。地下1階にあります。西を望む。
こちらの改札口は見かけ上、都営大江戸線しか利用できない改札口ですが、改札内で都営新宿線・京王新線・京王線と繋がっているため、京王の乗車券・定期券でも入出場可能と思われます。但し、この改札を入場すると京王新線(都営新宿線)のホームへは一旦大江戸線ホームを経由する事になるためとても遠回りで、まぁ京王に乗るためにこの改札口を利用するのは現実的ではありません。
 
右手に3番出入口や京王線・新宿駅方面への地下通路が、左手に4番出入口があり、左前方には5番~8番出入口(5番のみEV併設)や新線新宿駅の新都心口、東京都庁方面への地下道「ワンデーストリート」方面に通じる地下通路が伸びています。一方、後方には1番・2番出入口があり、左後方には京王新線・都営新宿線の京王新線口改札があります。京王新線口改札はは京王の管理で、京王の乗車券や企画乗車券などはそちらで購入可能ですが、「ワンデーパス」など都営の企画乗車券は購入できず、こちらのJR新宿駅方面改札の券売機で購入する必要があります(都営の普通乗車券は京王新線口でも購入可能です)。尚、都営大江戸線と京王新線・都営新宿線のコンコースは改札内(地下4階)で繋がっているため、京王新線口から入場しても大江戸線に乗車可能で、エレベーターを利用して大江戸線ホームへ向かうにはむしろ京王新線口を利用しなければなりません。
 
JR新宿駅方面改札には交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5通路設置されていて、一番右が幅広通路です。
左端には窓口兼有人通路(車いす非対応)があります。改札口の右手前には自動券売機がありますが、京王の乗車券は発売しておらず、逆に都営線の直通先である京急線、京成線、北総線の連絡乗車券を発売しています。
トイレ・だれでもトイレは新都心口方面への地下通路沿い(改札外)に設置されています。
そして改札口の先、前方には地下7階都営大江戸線ホームとの間を直接結ぶ階段が設置されています。何か所か踊り場を経由し、一部区間には上下方向エスカレーターが併設されています。尚、このルートは地下4階乗換コンコースを経由しないので、特にトイレが近い場合は要注意です。
 
ちなみに京王新線口改札内と地下4階乗換コンコースの間には階段、上下方向エスカレーター、エレベーター(地下4階経由地下5階京王新線・都営新宿線ホームまで直通)が完備されています。地下4階と地下7階の間には上下方向エスカレーター、エレベーター(地下3階マインズタワー方面改札~地下4階~地下7階)が設置されていて、バリアフリールートが確保されています。
 
 

外回り7番線側(都庁前・光が丘方面)の側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
都営地下鉄の標準デザインで、上下に都営大江戸線のラインカラー(マゼンタ)が表示されています。
駅ナンバリングも表示されています (E 27)。
尚、当駅の副駅名である「京王百貨店前」は併記されていません。
そして駅名標の下部には列車接近表示灯があります。
 
 

都営大江戸線・新宿駅は島式ホーム1面2線の構造で、後発の駅のため地下7階の深さにあります。
南北方向にホームが延びていて、ホーム階はシールド工法で建設されました(コンコース階は開削工法で建設)。
ホーム幅は南側(六本木方。写真奥)こそ広々としていますが、特に乗降客が集中する光が丘方(北側。手前側)は単線シールドトンネルが併設されていてホーム中央に壁ができているため、さらに都営大江戸線の規格が小さく天井が低い事も相まってとても狭く感じます。
また、ホームドアが設置されています。ホームは緩やかにカーブを描いています。
右(西)が7番線で外回り都庁前・光が丘方面、壁を挟んで左(東)が6番線で内回り六本木・大門方面です。
番線は京王線、京王新線・都営新宿線からの続番となっています。
写真は7番線より六本木方を望む。
 
 

こちらはホーム南側(六本木方)より光が丘方を望む。
南側は中央に壁がなく、広々としています。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
また、ホームの六本木方の端(後方)には地下4階乗換コンコース、地下3階マインズタワー方面改札とを結ぶEVが(地下4階乗換で京王新線・都営新宿線ホームや京王新線口にも行けます)、六本木方から中ほどにかけては(写真前方)地下4階乗換コンコース経由で地下5階京王新線・都営新宿線ホームおよび地下1階京王新線口とを結ぶ上下方向ESが、そしてホームの光が丘方の端(写真奥)には地下1階・JR新宿駅方面改札とを結ぶ階段(一部上下方向ES併設)が、それぞれ設置されています。
 
 

7番線より六本木方を望む。
新宿駅のホームは8両対応ですが、南側(六本木方)には各番線とも延伸可能なスペースが確保されています。少なくとも2両分はあります。
大江戸線の他の多くの駅のホームが8両分である事を考えると、大江戸線列車の編成が9両以上に増結される可能性は非常に低いと思われますが、当駅のホーム北側(光が丘方)が手狭であるため、混雑緩和のために停車位置をずらす目的でこのスペースを活用する可能性はあるかもしれません。
 
六本木方はこの先、都道414号の地下を南進します。左へカーブして小田急線をくぐると今度は右へカーブして、代々木駅へと至ります。
 
一方、光が丘方はこの先、新宿区に入り、京王百貨店の西側、都道414号の地下を北へ走ります。そして新宿駅西口ロータリー前に出ると左へカーブして進路を西に変え、右から来た飯田橋方面からの線路と合流して方向別複々線(こちら側が外側、飯田橋方面が内側)の形で新宿新都心の高層ビル群に囲まれた地下を西へ走ると主要駅である都庁前駅へと至ります。光が丘方面へはそのまま直通しますが、飯田橋方面へは当駅で乗換となります。その際はホームを移動しなければなりません(上下移動を伴います。エレベーターあり)。
 
 
あとがき
私が都営大江戸線の新宿駅で下車(乗車)したのは2019年9月、10月の計2度です。9月は小田急線との乗換のため、10月は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅は他路線より南寄りの相当深い位置にあり、ホームは狭い印象でした。また駅前は渋谷区に位置する事もあり新宿らしからぬ(?)風景でした。
 
東京駅からですと、中央線快速電車に乗り新宿駅下車。上野駅からですと山手線内回り電車に乗り続けるか、秋葉原駅または神田駅まで南下して中央総武緩行線または中央線快速電車に乗り継げば到達できます。品川駅からですと山手線外回り電車に乗り新宿駅下車です。新宿駅では南口、西口、甲州街道改札から出場し、南西側の地下へ向かいます。西新宿一丁目交差点の地下に都営大江戸線新宿駅の改札口があります。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅で下車、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数ありますが、意外とコンビニは少ないかもしれません。飲食店もチェーン店を含めて多数の店舗がありますが、何しろ人が多いので時間帯により待ち時間も考慮しておきましょう。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都営大江戸線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は新宿駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)