所沢駅【埼玉県】(西武新宿線、西武池袋線。2018年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
西武グループの企業城下町と言える埼玉県所沢市の中心市街地に位置する西武新宿線と西武池袋線のジャンクションとなる主要駅で、駅前には西武鉄道や西武ホールディングスなど、西武グループの多くの企業の本社がある、
所沢駅 (ところざわえき。Tokorozawa Station) です。
 
 
駅名
西所沢駅 (新宿線…SS 22、池袋線…SI 17)
 
所在地
埼玉県所沢市
 
乗車可能路線
西武鉄道:新宿線(新宿方面本川越方面)、池袋線(池袋方面吾野方面)
 
隣の駅
西武新宿線
西武新宿方……東村山駅 (東京都)
本川越方………航空公園駅  
 
西武池袋線
池袋方……秋津駅 (東京都)
吾野方……西所沢駅  

   
訪問・撮影時
2018年12月、2019年4月
 
 

所沢駅の西口です。
所沢駅は南北方向にホームが伸びる地平駅で、橋上駅舎を有しています。現在、南側(右側)は増築工事中です。
西口側には駅ビルが存在しません。橋上駅舎の北側(左側)にはスーパーの「西友」があります。
また、駅前広場が整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が併設されています。
そして、駅前広場を囲むようにペデストリアンデッキが設置されています。
 
 

西口駅前の様子です。
駅前広場を取り囲むように、西武百貨店が入居している再開発ビル「ワルツ所沢」などビルが立ち並んでいます。
駅の北西側には「所沢プロぺ商店街」が形成されています。
周辺は市街地ですが、街の規模と比較して全体的に道路が狭いのが所沢市街の特徴です。
 
 

所沢駅の東口です。
こちら側には橋上駅舎の手前に駅ビルがあり、西武系の商業施設「グランエミオ所沢」が入居しています。
また、南側(左側)では駅ビル増築工事中で、2020年夏には前述の橋上駅舎増築部も一体となって「グランエミオ所沢」が増床予定です。
そしてロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルも併設されています。
 
 

東口駅前の様子です。
駅前には西武鉄道のオフィスビルがあり、西武鉄道の本社、西武ホールディングスの本社をはじめ、多くのグループ企業の本社が集積しています。
また、西口側と比較すると市街地化が遅れていて、商店は少なく住宅地が広がっています。
400mほど東へ進むと茶畑や畑も見られます。
 
 

西口と東口を結ぶ中央自由通路の北側に面している改札口の様子です。終日利用可能な改札口はこの1ヶ所のみです。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端にはカウンター形式の有人通路があります。
改札口の左手前には自動券売機と窓口があります。トイレ、だれでもトイレは改札内にあります。
そして、改札口の右手前には西武系のコンビニ「トモニー」があり、改札内では駅ナカ店舗が営業しています。
また、背後は工事中ですが、2020年には商業施設がオープン予定です。
 
 

こちらは東口駅ビル内の「グランエミオ所沢」に直結したグランエミオ改札の様子です。改札内より撮影。
ICカード専用で、10:00~21:00しか利用できません。
自動改札機があり、改札内外にICカードチャージ機が設置されています。
 
 

新宿線ホームの壁面に取り付けられている駅名標です。電照式です。
西武の新デザインで、英語の他に中国語や韓国語も併記されています。

駅ナンバリングも併記されています (SS 22)。
 
 

こちらは池袋線ホームにある時刻表や路線図と一体になっている建植式の駅名標です。電照式です。
新宿線と異なる独自の駅ナンバリングが与えられています (SI 17)。
 
 

所沢駅は単式ホーム1面、島式ホーム2面の計3面5線の地平構造で、全番線とも10両対応です。
 
右の単式ホームが1番線(新宿線下り本川越方面)、
中央の島式ホームの右側が2番線(新宿線上り西武新宿方面)、
中央の島式ホームの左側が3番線(池袋線上り池袋方面)、
左の島式ホームが右から4番線、5番線(ともに池袋線下り飯能方面)です。
4番線は飯能方面からの折り返しにも対応しています。
5番線の東側(左側)には側線があり、手前側(北側)で池袋線に並行して敷設されている連絡線に通じています。この連絡線は秋津駅前で池袋線と分かれ、JR武蔵野線の新秋津駅へと至ります。連絡線は新車搬入時や多摩川線電車の検査の際に使用されています。
新宿線の西武新宿方面と池袋線の池袋方面は同一ホームで乗換可能となっています。
 
ホーム上屋は各ホームとも全10両分設置されています。
各ホームとも手前側(北側。本川越方・池袋方)のホーム端には乗換専用の跨線橋があり(階段のみ)、中央の西武新宿方・飯能寄りには橋上駅舎に通じる階段、エスカレーター、エレベーターが設置されています。
写真は西武新宿方・飯能方を望む。
 
 

こちらは本川越方・池袋方を望む。
上空を橋上駅舎の増床工事部が覆っています。完成の暁には南改札口が開設され、西武新宿方・飯能方のホーム端近くに階段など昇降手段が新たに設置される予定です。
また、各ホームにはベンチと飲料自動販売機があり、1番線ホームと4・5番線ホームには冷暖房完備の待合室があります。
 
 

ホーム端より新宿線・西武新宿方、池袋線・飯能方(吾野方)を望む。
歴史的経緯で駅の前後は先に開通した右(西)の新宿線が直線、後から開業した池袋線(左・東)が大きくカーブを描いています。
 
この先、新宿線は南へ進み、池袋線をアンダークロスします。その後は住宅地の中を走り、右へカーブしながら東京都東村山市へ入ると南南西へと走ります。そして右から来た西武園線と合流すると国分寺線、西武園線との接続駅である東村山駅へと至ります。
 
一方、池袋線はこの先、左へカーブして築堤を上がり、今度は大きく右へカーブして新宿線をオーバークロスします。その後も右カーブを続けながら地平区間になり、住宅街の中を北西へ走ると狭山線の分岐駅である西所沢駅へと至ります。
 
 

ホーム端より新宿線・本川越方、池袋線・池袋方を望む。
 
新宿線はこの先、左へカーブしながら市街地を進み、その後は右手に所沢航空記念公園を見て北西へ進むと航空公園駅へと至ります。
 
一方、池袋線はこの先、右側の連絡線との三線区間となり、大きく右へカーブして農地の残る郊外風景の中を南東へ走ります。そして東京都東村山市に入ると左へカーブしてJR新秋津駅へ向かう連絡線と分かれ、武蔵野線をオーバークロスすると秋津駅へと至ります。武蔵野線の新秋津駅と乗換可能ですが、少々距離がありますのでご注意下さい。
 
 
あとがき
私が所沢駅で駅の外に出たのは2014年、2018年の計2度です。2014年は新宿線と池袋線を乗り継ぐ際、時間があったので駅の外に出てみました。そして2018年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。西武の代表駅のひとつなので駅は広く大きかったです。駅前も商店が多く賑わっていました。また、2018年訪問時点では駅が工事中でした。
 
新宿からですと西武新宿駅から西武新宿線の特急『小江戸(特急料金が別途必要)』または急行に乗車して当駅下車です(拝島方面列車には乗らないように)。高田馬場駅乗換でもOKです。また、池袋からですと西武池袋線の『ちちぶ』『むさし』などの特急(特急料金が別途必要)、もしくは快速急行や急行に乗車して当駅下車です。新宿線、池袋線とも全種別が停車します。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅or東京駅へ。それぞれ山手線に乗り継いで高田馬場駅または池袋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅と駅前にコンビニが複数あり、飲食店も駅ナカ(改札内)、「グランエミオ所沢」(改札外)、駅前にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、西武新宿線と西武池袋線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は所沢駅でも駅の外に出られてみて下さい!
 
(参考:西武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)