東村山駅【東京都】(西武新宿線、国分寺線、西武園線。2018年、2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都東村山市の中心部にある市の代表駅で、西武新宿線、国分寺線、西武園線の3路線が集まる主要駅である
東村山駅 (ひがしむらやまえき。Higashi-Murayama Station) です。
 
尚、現在、東村山駅付近は連続立体交差事業による高架化工事中で、東村山駅は仮駅状態となっていて、度々移転が行われています。
そのため、私の訪問時と現在では駅の状況が少なからず変化しています。ご了承下さい。
 
 
駅名
東村山駅 (新宿線…SS21、国分寺線、西武園線…SK05)
 
所在地
東京都東村山市
 
乗車可能路線
西武鉄道:新宿線国分寺線西武園線
 
隣の駅
西武新宿線v
新宿方………久米川駅
本川越方……所沢駅 (埼玉県)
 
西武国分寺線
国分寺方……小川駅
 
西武西武園線
西武園方……西武園駅
 
訪問・撮影時
2018年8月、2019年4月
 
 

東村山駅の東口です。現在、東村山駅は地平駅で、1971年に橋上駅舎化され、東口が新設されました。
ロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルが併設されています。
写真右側のロータリー奥には東村山市出身の志村けんさんにちなんだ「志村けんの木」があります。 1976年に「東村山市の知名度を高めた」功績により市長から志村さんに感謝状を授与した際、その記念と志村さんへの激励の証として植えられたケヤキの木です。なお、志村さんは1995年に東村山駅開業百周年記念イベントの司会を担当しました(Wikipediaの本文を引用)。
また、写真奥の高層ビルは西口駅前にある「パークハウスワンズタワー」です。
 
 

東口駅前の様子です。
市街地で、整然としたビル街となっていますが、少し離れると住宅地が広がっており、所々に畑も残っています。
 
 

こちらは橋上駅舎化以前より駅本屋があった西口です。
駅前には前述の複合ビル「パークハウスワンズタワー」があり、低層階は商業施設、公共施設などで、高層階は住宅になっています。
こちら側にもロータリーを有する駅前広場が整備されています。
 
 

西口駅前の様子です。
再開発途上で、新旧の道路、建物が入り交じっています。周辺は住宅街で、こちら側でも畑を所々で見られます。
 
 

改札口の様子です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機並んでいますが、有人改札はありません。
背後に特急券売場を兼ねた窓口があり、そこに駅員がいます。背後には自動券売機もあります。
改札口の左側(改札内)には売店「トモニー」があります。改札内には蕎麦屋「秩父そば」もあります。
トイレ、車いす対応トイレ、ともに改札内にあります。
また、改札階と東口駅前、西口駅前、ホーム階との間には、それぞれエレベーターが設置されています。
 
 

新宿線の建植式駅名標です。
西武の新デザインで、新宿線の駅ナンバリング (SS 21) も表示されています。
 
 

1番線にある国分寺線、西武園線共通の駅名標です。
時刻表や路線図と一体になったタイプです。
国分寺線と西武園線は共通の駅ナンバリング (SK 05) が割り当てられています。
西武園方の行先に「所沢」とありますが、2019年夏現在、高架化工事の進捗により国分寺線と新宿線の直通運転が休止となっています。
 
 

記事投稿時点での東村山駅は、単式ホーム1面、島式ホーム2面の計3面5線の構造です。
一番右側(西側)の単式ホームが1番線で、有効長は6両です。国分寺線と西武園線の列車が使用しています。
撮影地点である中央の島式ホームの右奥が2番線で国分寺線列車が使用(6両対応)、右手前が3番線で西武園線列車が使用(4両対応)し、左が4番線で新宿線下り本川越方面列車が使用します(10両対応)。
そして左の島式ホームが右から5番線、6番線の順で(ともに10両対応)、5番線は上下線の待避列車や特急「小江戸」の発着に使用し、6番線は新宿線上り西武新宿方面列車が使用します。
 
現在、高架化工事に伴い一部が仮設状態になっています。また、ホーム中央部には橋上駅舎があり、階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターで結ばれています。そして写真手前方(北側。本川越方・西武園方)には乗換専用の地下道が設置されています(階段のみ)。
 
写真は西武新宿方、国分寺方を望む。
 
 

3番線より2番線を望む。国分寺線の2番線と西武園線の3番線は同じホームを2線に分けて使用しています。
2番線と3番線の間にはそれぞれ車止めがあり、レールは繋がっていません。
 
 

西武新宿方(左)、国分寺方(右)を望む。新宿線は複線、国分寺線は単線です。
歴史的経緯で先に開通した国分寺線が直線状に、後で開通した新宿線が左へカーブする線形になっています。
新宿線は発車後すぐに左へカーブして左手に東村山市役所を見て住宅街の中を南東に走り、久米川駅へと至ります。
一方、国分寺線は住宅地の中をひたすら南へ進み、多摩湖線をアンダークロスします。交差地点の少し東側に多摩湖線の八坂駅がありますが、国分寺線には駅がありません。その後も住宅地の中を南進し、左から拝島線が合流すると小川駅へと至ります。
 
 

本川越方(右)、西武園方(左)を望む。高架化工事により視界が悪いです。
複線の新宿線と単線の西武園線は少しの間並走します。
両路線が分かれると、新宿線は住宅地の中を北進し、埼玉県所沢市に入ると池袋線をアンダークロスした後に左から池袋線が合流し、所沢駅へと至ります。
一方、西武園線は大きく左へカーブして、右手に八国山緑地を見て郊外の住宅地の中を西へ進み、やがて右へカーブするとほどなくして終点の西武園駅へと至ります。尚、西武園駅手前の右カーブ地点にはかつて野口信号所がありましたが、元々の西武園線(当時は村山線)はこのカーブ地点をそのまま直進して西武遊園地駅近くにあった村山貯水池駅を終点としていました。1950年に右へカーブする西武園駅までの支線が開業し、分岐地点に野口信号所が設置されましたが、その1年後に野口信号所~村山貯水池の区間が廃止され、同時に野口信号所も役目を終えました。
 
 
あとがき
私が東村山駅で駅の外へ出たのは2018年の1度きりです。他の回は改札を出ずに乗換をしただけです。2018年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。高架化工事中で駅構内は雑然としていました。駅前は東口側が整然とした感じで、西口側は再開発途上といった感じでした。
 
新宿からですと西武新宿駅から西武新宿線の特急『小江戸』(別途特急料金が必要)または急行の新所沢行き、本川越行きにご乗車になり当駅下車です。拝島方面行きの電車に乗った場合は小平駅で本川越方面の列車に乗り換えて下さい。また、西武新宿駅まで行く時間が惜しい場合は新宿駅から山手線外回りで高田馬場駅まで行けば西武新宿線に乗り換えできます。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線で東京駅まで行き、中央線快速に乗り継いで国分寺駅へ。さらに西武国分寺線の東村山行きに乗り換えて終点下車です。間違えて多摩湖線に乗らないようにして下さい。または中央線で新宿、山手線内回りで高田馬場まで行き、それぞれ西武新宿線に乗り継いでも到達できます。じゅうぶん日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅構内改札外に売店「トモニー」が、駅前には複数のコンビニが、東口の南約200mの場所にはイトーヨーカドーがあります。飲食店も改札内の秩父そばをはじめ、駅前にマクドナルド、松屋、日高屋、夢庵、コメダ珈琲などがあります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、西武新宿線、国分寺線、西武園線にご乗車の際は、ぜひ一度は東村山駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:西武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)