新百合ヶ丘駅【神奈川県】(小田急小田原線、小田急多摩線。2018年、2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県川崎市麻生区中心部にある小田急小田原線と小田急多摩線の主要駅で、駅周辺は開発が進み多くの人で賑わう麻生区の代表駅、そして将来的には横浜市営地下鉄ブルーラインが延伸予定で、益々の発展が期待される
新百合ヶ丘駅 (しんゆりがおかえき。Shin-Yurigaoka Station) です。
 
 
駅名
新百合ヶ丘駅 (小田原線、多摩線とも OH 23)
 
所在地
神奈川県川崎市麻生区
 
乗車可能路線
小田急電鉄:小田原線多摩線
 
隣の駅
小田急小田原線
新宿方………百合ヶ丘駅 
小田原方……柿生駅
 
小田急多摩線
唐木田方……五月台駅
 
訪問・撮影時
2019年1月ほか
 
 

新百合ヶ丘駅の正面口に相当する南口です。
新百合ヶ丘駅は1974年の多摩線開業と同時に開業した新駅で、開業に際してカーブ緩和の上で付近の小田原線を南東側へ移設しています。
開業当初より橋上駅舎を有していて、南北自由通路が併設されています。橋上駅舎はリニューアルされて現在に至ります。
橋上駅舎出入口は右奥の屋根の低い部分です。
出入口の左(西側)には駅ビル「小田急アコルデ新百合ヶ丘Ⅰ」があり、右(東側)には低層駅ビル「小田急アコルデ新百合ヶ丘Ⅱ」があります。いずれも専門店などのテナントが入っています。
また、広大な駅前広場が整備されていて、北側(駅舎寄り)にはバスターミナル、南側には一般車用のロータリーがあります。
駅前広場の上空には駅と駅前の各商業施設などを結ぶペデストリアンデッキが設置されています。
 
 

南口駅前の様子です。かつては多摩丘陵の雑木林でしたが、新百合ヶ丘駅開業を機に徐々に開発が進み、今では駅前に多くの商業施設が立地しています。
左のビルは「イトーヨーカドー新百合ヶ丘店」や「Odakyu OX」などが入居している小田急系の商業施設「新百合ヶ丘エルミロード」で、その手前には写っていませんが「新百合ヶ丘OPA(オーパ)」があります。そして駅前広場西側(写真右)には「イオンスタイル新百合ヶ丘」があり、シネマコンプレックス「イオンシネマ新百合ヶ丘」も入居しています。
尚、商業施設は駅前に集中しており、駅から離れると新興住宅地が広がっています。駅の南側には昭和音楽大学があります。
また、横浜市営地下鉄ブルーラインが延伸される際には、南口側の地下に新駅が設置されると思われます。
 
 

こちらは北口の様子です。南口と比較してコンパクトな構造で、ペデストリアンデッキはありません。
直接改札口へ行くには階段とエレベーターしかありませんが、左側の駅ビル「小田急アコルデ新百合ヶ丘北館」にはエスカレーターの設備があり、ショッピングをしながら改札へ向かう事もできます。
また、ロータリーを有する小さな駅前広場があり、タクシー乗り場はありますが、バス停留所はありません。北口側のバス停留所は駅周辺の道路沿いにあります。
 
 

北口駅前の様子です。
周辺は市街地でビルが立ち並んでいますが、南口側と比較すると閑散とした印象です。
背後(西側)には麻生区役所や麻生消防署、麻生文化センターがあり、新百合ヶ丘駅はまさに麻生区の中心部にあります。
やはり駅から離れると新興住宅地が広がっています。駅の北側には日本映画大学があります。
 
 

南北自由通路の西側にある中央西改札口の様子です。こちらがメインの改札口で、駅員が配置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が多数並んでいて、左端の通路は有人改札を兼ねています。
改札口の左手前にはカウンター形式の窓口と自動券売機があり、ロマンスカーの特急券が購入可能な券売機も設置されています。
トイレ、多機能トイレは改札内にありますが、中央西改札口の改札内とホーム階の間にはエレベーターがありませんのでご注意下さい。
 
 

こちらは南北自由通路の東側にある中央東改札口の様子です。
改札内と各ホームを結ぶエレベーターが設置されていて、バリアフリー対応の改札口です。
基本的に駅員は配置されておらず、駅員呼び出し用のインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端はインターホン対応通路です。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
また、駅構内改札外にはコンビニ、カフェ、洋菓子店などの店舗があります。
 
 

新百合ヶ丘駅の駅名標です。写真は2番線のものです。
小田急の新デザインで、駅ナンバリングも表示されています (OH 23)。
尚、隣駅表示は番線により異なります。
 
 

新百合ヶ丘駅は島式ホーム3面6線の地平構造で、10両対応です。ホーム上屋は全10両分設置されています。
右から1番線~6番線の順で、
1番線が小田原線下り副本線(小田原方面)、2番線が小田原線下り主本線(小田原方面と一部の唐木田方面)、
3番線が多摩線唐木田方面を主体に一部小田原方面、4番線が多摩線唐木田方面(当駅始発の各停)、
5番線が小田原線上り主本線(新宿方面。多摩線からの直通列車も使用)、6番線が小田原線上り副本線(新宿方面)です。
ちなみに1番線と6番線は多摩線の線路と直接つながっていません。
中央よりやや新宿方(写真奥)の上空には橋上駅舎があり、各ホームと改札階の間は階段、エスカレーター(中央西改札口側は上りのみ)、エレベーター(中央東改札口側のみ)で結ばれています。
ホームにはベンチ、冷暖房完備の待合室、飲料自動販売機があります。1、2番線ホームと5、6番線には売店もあります。
写真は新宿方を望む。
 
 

新宿方を望む。
すぐ先の上下線間に留置線が2本あります。これは将来新宿方から当駅が複々線化された場合、内側線に転用される予定ですが、実現の可能性は低そうです。
この先、右へカーブしながら丘陵に広がる住宅地の中を北東へ走り、新百合ヶ丘駅の駅名の由来となった百合ヶ丘駅へと至ります。
 
 

小田原方、唐木田方を望む。
外側2線が小田原線で、内側2線が多摩線です。
小田原線はこの先、下り勾配になり左へカーブして多摩線と分かれます。その後は起伏のある住宅街の中を右へカーブしながら南下し、柿生駅へと至ります。
多摩線はこの先、上り勾配になり右へカーブして小田原線と分かれ、高架区間で谷を越えてから丘陵に広がる新興住宅地の中を掘割区間で西北西へ走り、五月台駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が新百合ヶ丘駅で駅の外に出たのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。駅の規模は大きく、乗降客も多かったです。また、特に商業施設の多い南口駅前も多くの人で賑わっていましたが、駅の規模に対して周辺の道路が狭い気もしました。
 
新宿からですと小田急線の快速急行または急行に乗車して当駅下車です。また、一部の特急ロマンスカーも当駅に停車します。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅で下車、横浜線に乗り換えて町田駅まで行き、小田急小田原線の新宿方面行き快速急行・急行・各停のいずれかに乗り新百合ヶ丘駅で下車です。各停は途中の鶴川駅で優等列車を待避する列車もありますので事前にご確認下さい。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅や駅前にコンビニが複数あり、駅前にスーパーも複数あります。飲食店も駅舎内、駅ビル内、駅前商業施設内にチェーン店を含めて多数ありますが、若干敷居が高い気もします。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。小田急小田原線、そして小田急多摩線を乗り鉄の際は、新百合ヶ丘駅でもぜひ一度は途中下車されてみて下さい!
 
(参考:小田急電鉄のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)