【菊と稲荷】美保関編。
12月の美保神社さまレポ最終話です。
旅の終わりの時間をどうぞ!
あなたの事を待っている神様との絆を
繋いで結ぶ赤い糸
神仏広告代理店・菊田です
神繋ぎ実績:3年半で500万円以上
オリジナル寄付企画への応援、
ありがとうございます!
菊田の自己紹介はコチラ。
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【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』
<あらすじ>
『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』
六甲山上の稲荷神のその言葉から始まったのが、
【菊と稲荷】という菊田フィルターを通しての神と人との物語。
いつの間にやら【菊とゑびす】のような流れになっておりますが、
まだまだ清高稲荷大明神さまの子狐眷属と共に、
神仏広告代理店として成長したいともがく日々のお話です。笑。
続きです→
いつの間にか美保関に顔見知りさんが増えて、ご挨拶に走り回るのも幸せな私♪
そんな私がまったり腰を下ろしてくつろぐ場所の一つ……
それが『みほっこ土器工房』さん✨
ワンコインで陶芸体験もできる青石畳通りの素敵な空間です♡
差し入れに参道の鯛焼きを買ってご挨拶に伺うと、
鹿児島・長田神社の鈴緒奉納奉告祭にも参列下さった、保頼さんが陶芸中♪
昨夜の宵宮でお会いして、この日は午前中から陶芸と聞いていたので、
彼女の分も鯛焼きを用意していきました。
店主のキク先生が美味しいコーヒーを淹れて下さって、のんびりおしゃべり♡
先生の作品に囲まれての工房は本当に心地よくて……
ついついまったり過ごさせていただいてしまうのです♡
美保神社の本当にすぐそばなので、もう出たり入ったり(笑)
そろそろ御神事の時間……となったら「行ってきます!」と境内に向かうのです。
午前の新嘗祭には、招待された崇敬者さんが拝殿の中で参列されます。
たくさんの参列者さん。
兵庫県からの団体さんもいらして、めっちゃテンション上がった✨
新嘗祭後にキク先生の工房にいたのですが、
青石畳通りを神職様や巫女様、上下姿の氏子衆の方々が足早に通り過ぎて行かれます。
境外末社の客人社での御神事に向けての移動です。
菊「………わあ……かっこいいですね……✨」
どんどん進行する特殊神事の時間。
そして『諸手船神事』のメインである船に乗っての御神事の時間も近付きます。
参道で待っていると、神門から装束を身に付けた方々が降りて来られます。
真冬ですが裸足です。
これから二艘の船に乗り、お互いに海水をかけ合います。
カメラマンがビシッと並んでいて、この特殊神事を記録しようと構えています。
緋色の装束の宮司様は幕にお隠れで、そのお姿は近くからは見えません。
太鼓が鳴り、海上での御神事が始まります。
菊「………さっちゃん、私、本殿の方に行ってくるね」
『青柴垣神事』の時もそうなのですが、
なぜか私はクライマックスの時、本殿のそばにいたいのです。
拝殿を前に端っこの方にポツンと立って、そこで御神事を体感します。
菊「やっぱり聴こえる」
ここまで海上で上がっているかけ声や、御神事の太鼓の響きが届きます。
拝殿には一人の神職様が座っていらっしゃいました。
菊「………」
一人いるだけで
何かの最中だと分かる
事代主大神様からだろうか……言葉が渡された。
その一人の在り方で
その何かの格が決まる
菊「一人いるだけで……
そしてその一人の在り方で、格が決まる……」
真っ白な装束の神職様が、ただ一人でお座りになっている。
その姿がとても真摯で。
ただ座っているだけなのに、そこに "祭り" がある。
菊「……しかもそのお祭りの大切さが伝わる」
その一人の在り方で
その何かの格が決まる
菊「……確かに。一人だから余計に。
その姿に全てが映るんですね」
私はよそ者でありながら、ご神域への力添えの企画をする。
私が何かを発信するという事は、
何かの最中を訴えているという事になる。
菊「格……そうですね。大切です」
御神事の中心の場から離れた場所に一人いる
神職様の姿は、
とても大切な心根を教えて下さった。
私は拝殿の天井を見上げた。
菊「屋根があって、人がいて、神様がいらっしゃる」
子狐1「神がいて、人がいて、屋根がある」
子狐2「……"家" みたいだね*」
菊「"家" ……。ほんまに」
私はいつも笑顔で迎えて下さる、美保関の方々を想った。
子狐2「ママ、贅沢だよね♪」
菊「贅沢?」
子狐1「"家" って、一つあるだけでも安心だし、心強いでしょ?
あると無いとじゃ大違い」
菊「うんうん。ほんまに」
家は人生を守ってくれる場所。
ただいまって帰る事ができる場所があるという事の有り難さよ。
子狐2「ママにはそんな場所が、ここにも高野山にも三輪にも鹿児島にもあるんだから♪
ただいまですー!ってお詣りするじゃん✨」
子狐2「もちろん旅から帰ったら、
えびす大神さまの所にも♡」
ほんまやー
めっちゃある。。。
子狐1「神職さんが増えたよ」
見ると一人だけだった神職様同様、静かにその場の風景を整える方々が並んでいた。
子狐2「似た人が並ぶんだよね」
菊「似た人……(言い方💧)」
でもその通り。
真摯さの隣に並ぶのは、やはり真摯な存在。
菊「ちゃんと立っていたら、
似た人が集まって風景を創ってくれるんですね」
神様の前では誰だって“自分自身” で立つ。そう思う。
色んなスタンスがもちろんあるのが当然だけど、
分かりやすく伝え続けていれば、ちゃんと "仲間" が集まって来る。
そう。
同じ方向を見て進む仲間が集う。
菊「……事代主大神さま。ありがとうございます」
参拝の一歩先。
それはご神域が、自分の "居場所" になっていく事。
菊「自分の "家" だと思ったら、絶対に守らねば🔥となりますもんね」
海の方角から祭りの声と音が聴こえる。
心安らぐ美保関。
私の居場所。
またお詣りに上がります。
「ただいまです」ってお詣りに上がりますね。
事代主大神さまが微笑んで頷いて下さった気がして
私はそのまま拝殿で
御神事の終わりを迎える事にした。
→⛩【菊と稲荷】次のお話はこちら*
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