日記「今日見た映画 2007」1『ロッキー・ザ・ファイナル』 | やりすぎ限界映画入門

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■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『ロッキー・ザ・ファイナル』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2006年/アメリカ映画/103分
監督:シルベスター・スタローン
出演:シルベスター・スタローン/バート・ヤング/アントニオ・ターヴァー/ジェラルディン・ヒューズ/マイロ・ヴィンティミリア/トニー・バートン/ジェームズ・フランシス・ケリー三世/A・J・ベンツァ/タリア・シャイア/マイク・タイソン/ヘンリー・G・サンダース/ペドロ・ラヴェル

■2007年 劇場公開作品 1本目

「生涯のベスト1」の「史上最強極限領域やりすぎ限界映画」は、『ロッキー2』か『ロッキー・ザ・ファイナル』か「どっちか」だろう。「今」も「判断できない」。

「1990年」「5作目」『ロッキー5 最後のドラマ』が「完結編」のはずだったが、「パンチドランカー」で「引退」、「脳障害」、「資産全部失う」、「弟子に裏切られる」、「二度とリングで試合しない」、「マイナス方向」な話となってしまった。「すべて私の失敗」と思うほど、ずっと「死ぬに死ねない」「後悔」だったのかもしれない。

「全世界資本主義国大ウケ」を狙いすぎて「金を儲け過ぎた」。「1985年」『ランボー 怒りの脱出』と『ロッキー4 炎の友情』で「金を儲け過ぎた」「つけ」は、「全世界の映画評論家」達を敵に回す、「シルベスター・スタローン」が「反共」に見える「印象」を焼きつけた。「1984年」から「1996年」まで、「ゴールデンラズベリー賞」「13年連続」最多「受賞」「ノミネート」記録保持者への「地獄の道」が始まった。

「名誉回復」を狙った『オスカー』や『刑事ジョー ママにお手あげ』が、「さらに」抜け出せない「泥沼」に墜とした。「1998年」からも「ゴールデンラズベリー賞」から逃れることはできなかった。「全世界の映画評論家」に「90年代」スタローンの印象を、「最低」と認識させた。

だが『ロッキー5 最後のドラマ』から「17年」、「2006年」「還暦」「60歳」となった「天才」スタローンの「脳みそ」「想像力」は、「クリント・イーストウッド」レベルの領域に到達してた。「ゴールデンラズベリー賞」最多「受賞」「ノミネート」記録保持者である「不名誉」「後悔」から、『ロッキー・ザ・ファイナル』で描かれた話と「全く同じ」、人生「再出発」「再挑戦」の心境に駆られてた。

映画宛ら「全世界」が、「60歳のロッキー」を「大笑い」しかけた。だが「全世界」が「天才」スタローンの「怖さ」に「泣きながら」ビビッて震え上がり、「ごめんなさい」「本当に申し訳ありませんでした」「心から謝罪致します」と、「反省」「懺悔」「償い」+「約30年間」分の「謝罪」をしなければならない「事件」が起きた。『ロッキー・ザ・ファイナル』「ゴールデンラズベリー賞」「ノミネート落選」の報道に「全世界」が、「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」+「敬意」「賞賛」「崇拝」まで追い込まれた。「2008年」には『ランボー 最後の戦場』が、「2009年 第66回 ヴェネチア国際映画祭」「監督・ばんざい!賞」受賞の「極限領域」に到達する。

「17年間」の間に、「スタローンになれなかった男」にも「いろいろあった」。「俳優」「映画監督」などあきらめて「引退」も考えた。日本劇場公開「2007年」「鶏」「37歳」。「1976年 第49回 アカデミー賞 最優秀作品賞」『ロッキー』が、「遠い昔の記憶」になろうとしてた。

■「50代で戦った名選手は
  皆 惨敗していますね
  戦う理由は?
  勝機はないと思いますが?」

「トニー・バートン」「デューク」が「狂ってる」。

■「勝機は常にある
  白熱した試合になるよ」



「鶏」は「見てはいけないもの」を「見てしまった」。



「45歳9ヶ月」で、「WBA・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ」「最年長王座獲得記録」となった実在のプロボクサー「ジョージ・フォアマン」をモデルにした「創作」に見える。

「本当に走らなければ本当に走ってるように見えない」「本当に殴らなければ本当に殴ってるように見えない」。恐るべき極限のくそリアリズム、“本物” であることが「一番」「重要」な理由は、「嘘」の映像で観客を騙すことなどできないから。

■「昔ながらの戦法
  重いパンチでいくしかない
  重くて強烈で
  脳天にズシリとひびくパンチ
  墓の中の先祖も
  吹っ飛ばすパンチだ
  1発食らう度に
  列車とキスしたような衝撃
  強烈なメガトンパンチを
  作り上げるぞ」

「還暦」「60歳」の「狂ってる」「トレーニング」「試合」「筋肉」を見た「37歳」「鶏」は、「ごめんなさい」「本当に申し訳ありませんでした」「心から謝罪致します」、「泣きながら」大きい方を漏らしたあげく「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」「史上最強極限領域」まで、「反省」「懺悔」「償い」+「全人生」「謝罪」に「また」追い込まれた。

■「明日は…
  心は年を取らないと
  証明して見せて」

『ロッキー・ザ・ファイナル』の真の「怖さ」は、「還暦」「60歳」で、ここまで「狂ってる」「トレーニング」「試合」「筋肉」映画の「出演」「監督」を、「本当にやってのけた」こと。「今」僕はリアル「アラ50」で、実際僕自身が「還暦」「60歳」になった時、一体何ができるだろうか?

「6作目」「7作目」「8作目」は、恐るべき極限のくそリアリズムが「極限領域」 “棲息速度域” まで到達。「ロッキー・バルボア」が「実在の人間」に見える。

『ロッキー4 炎の友情』と「大違い」。“本物” の「元WBA・WBC世界ライトヘビー級チャンピオン」「アントニオ・ターヴァー」と、当たったジャブが「本当に超痛そう」な試合を見せる。とうとう「シルベスター・スタローン」は、「実在のボクサー」「ロッキー・バルボア」になった。

■「ディクソン 強烈な左!
  拳を痛めたか!」
 「今だ!」

「これが」、「人間」「人生」の「真実」「現実」、「史上最強極限領域」「恐るべき極限のくそリアリズム」に見える。「何が起きるか解からない」。「想像通りに行かない」。だからまだ生きてるのだと思う。




「いつか見た映画 1977」1『ロッキー』
「いつか見た映画 1979」2『ロッキー2』
「いつか見た映画 1982」1『ロッキー3』
「いつか見た映画 1986」3『ロッキー4 炎の友情』
「いつか見た映画 1990」1『ロッキー5 最後のドラマ』
日記「今日見た映画 2007」1『ロッキー・ザ・ファイナル』
日記「今日見た映画 2015」40『クリード チャンプを継ぐ男』
日記「今日見た映画 2019」51『クリード 炎の宿敵』

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画像 2021年 8月