回顧録「いつか見た映画 1982」1『ロッキー3』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

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■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『ロッキー3』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

1982年/アメリカ映画/99分
監督:シルベスター・スタローン
出演:シルベスター・スタローン/タリア・シャイア/バート・ヤング/バージェス・メレディス/ミスター・T/カール・ウェザース/トニー・バートン/ハルク・ホーガン/イアン・フリード/アル・シルヴァーニ/ウォーリー・テイラー/ジム・ヒル/ドン・シャーマン/フランク・スタローン

■1982年 劇場公開作品 1本目

『ロッキー』全8部作(※2021年現在)で『ロッキー3』は「不動」の「ベスト3」。「かなり」「大好き」。『ロッキー3』には「かなり」「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」+「敬意」「賞賛」「崇拝」してきた。

「続編映画」の「3作目」を恐るべき「泣かし」に到達させ、「完璧」「極限やりすぎ限界映画」に完成させることは、「2作目」を「極限やりすぎ限界映画」に到達させるより「難易度」が高い。「2作目」が「極限やりすぎ限界映画」に到達したシリーズは「かなり」多いが、「3作目」が「2作目」を超えるか、または「肩を並べる領域」まで到達した「極限やりすぎ限界映画」は、この世に「希少」な本数しか存在しない。

『M:i:Ⅲ』『エイリアン³』『ダイ・ハード3』『マッドマックス サンダードーム』『レッド・ドラゴン』…………などは、確かに「極限やりすぎ限界映画」ではあるが、「2作目」に「肩を並べる領域」までしか到達してない。「2作目」を超えるまでは到達してない。「2作目」を超えた「3作目」で僕の記憶に強く焼きつくのは、『ダークナイト ライジング』か『エクリプス トワイライト・サーガ』ぐらいしか思いつかない。

「今日まで」『ロッキー3』も、「2作目」に「肩を並べる領域」だが「超えてない」と思ってた。だが所詮「鶏」でしかなかったのかも。『ロッキー2』って「史上最強極限領域やりすぎ限界映画」な訳で、『ロッキー2』に「肩を並べる領域」ってことはもはや殆ど「史上最強極限領域やりすぎ限界映画」。

まず「シルベスター・スタローン監督」が生み出した「創作」、「1作目の最期の試合がもしも現実だったら?」 「2作目の結果がもしも現実だったら?」 「絶対こうなる」「本当にそう見える」恐るべき極限のくそリアリズムの「怖さ」に大きい方を漏らしたあげく「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」。

「自惚れて調子に乗る」こと、そして「頂点の座から墜ちる」ことが、「絶対こうなる」「本当にそう見える」恐るべき極限のくそリアリズムに見えた。さらに「頂点の座から墜ちる」だけじゃない。この世の全ての人間が最も恐れる「一番大切な人がこの世を去る」「別れ」が、ロッキーを「極限不幸」「極限試練」に追い込む。この恐るべき「頂点の座から墜ちる」「最も大切な人がこの世を去る」「極限不幸」「極限試練」、「恐怖」「不安」の恐るべき極限のくそリアリズムに、「鶏」は「今」も、「血のしょんべん」が出るほどビビって「泣きながら」震え上がり、大きい方を漏らしたあげく「出るもの全部出て何も出るものがなくなった」まで「震撼」「驚愕」「絶句」。

誰にでもある人生の岐路の「極限不幸」「極限試練」、「恐怖」「不安」と対峙しなければならなくなった時、『ロッキー3』こそが、「人間」がやらなければならない「一番」「正しいこと」の「教え」に見える。『ロッキー2』に「肩を並べる領域」「史上最強極限領域やりすぎ限界映画」と言って大袈裟ではない。

■「勝ち目がない
  ハングリーさが欠けてる
  奴は お前を天国へ送る」

「今」も、僕には生きてて「1位」「2位」を争う「怖さ」「恐怖」に見える。あらゆることで「墜ちる可能性」は、生きてれば誰にでもある。全ての人間が「他人事」じゃないはず。

■「アポロは期待してる
  私もよ
  でも 戦うのはあなた
  ミッキーのためでもなく
  人々のためでも タイトルのためでも
  私のためでもない
  あなたのためよ
  あなただけのため」
 「負けたら?」
 「負けよ
  でも言い訳はない 恐れも
  生きていけるわ」

「俺もこうなりたい」。「もの凄く」「うらやましい」。来世で生まれ変わったら「俺もロッキーになりたい」と「死ぬほど」、「鶏時代」、「涙が出なくなるまで泣いた」のは、「極限の美」恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「タリア・シャイア」「エイドリアン」のような女と、「『ロッキー3』みたいになりたかった」から。「鶏」は「ずっと」「今日まで」、『ロッキー3』のようになりたくて生きてきたのだと思う。

『ロッキー・ザ・ファイナル』の「トレーニング」に続く「トニー・バートン」「デューク」との出逢いだった。『クリード チャンプを継ぐ男』に続く「カール・ウェザース」「アポロ・クリード」との「永遠の友情」の誕生だった。

「2作目」に「肩を並べる領域」どころか、「やっぱり」「超えたかもしれない」「3作目」を、創作した「シルベスター・スタローン」の「脳みそ」「想像力」に「大きい方垂れ流し」。




「いつか見た映画 1977」1『ロッキー』
「いつか見た映画 1979」2『ロッキー2』
「いつか見た映画 1982」1『ロッキー3』
「いつか見た映画 1986」3『ロッキー4 炎の友情』
「いつか見た映画 1990」1『ロッキー5 最後のドラマ』
日記「今日見た映画 2007」1『ロッキー・ザ・ファイナル』
日記「今日見た映画 2015」40『クリード チャンプを継ぐ男』
日記「今日見た映画 2019」51『クリード 炎の宿敵』

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画像 2021年 7月