回顧録「いつか見た映画 1991」76『ロビン・フッド』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

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■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『ロビン・フッド』
☆☆☆☆★★[90]

1991年/アメリカ映画/155分
監督:ケビン・レイノルズ
出演:ケビン・コスナー/モーガン・フリーマン/クリスチャン・スレイター/メアリー・エリザベス・マストラントニオ/アラン・リックマン/ニック・ブリンブル/マイケル・マクシェーン/マイケル・ウィンコット/ジェラルディン・マクイーワン/ダニエル・ニューマン/ジャック・ワイルド

■1991年 劇場公開作品 76本目

当時「鶏」が「史実」と勘違いしたくらい「面白かった」のを覚えてた。今になって調べると、「ロビン・フッド」が歴史上実在した人物かさえも定かではないことを思い知った。「2010年」「リドリー・スコット監督」の『ロビン・フッド』を「1回」しか見てないのは、もう「殆ど何も覚えてない」が、「1991年」「ケビン・コスナー」版『ロビン・フッド』の方が「面白かった」と思ってしまったからだったのを覚えてる。

「歴史上実在した人物かさえも定かではない」から「完全創作」だと知ったが、史実を基にしてるように見えるリアリズムにビビった。「敵」が「もの凄く悪い」のが僕の興味を引いた。

「女性向け」の「爽やか」なアクション映画になってるため、「こんなうまく行かねぇだろ」と思う部分はあるが、「爽やか」を止めて徹底した極限のくそリアリズムに「話」を修正したら、「もう『ブレイブハート』だった」までの「ど派手アクション」が、もう「1991年」からあったことが「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」だった。

『ダイ・ハード』の「悪役」で「圧倒的存在感」を見せた「アラン・リックマン」が、「これでもか」というまで「やりすぎ」の「悪」を見せた。観客に「こいつ絶対殺せ」と思われるのは哀しいが、「こいつ絶対殺せ」と「全世界」に思わせられるのは、本当に芝居がうまい証明。「アラン・リックマン」がいなければ「ケビン・コスナー」はここまでカッコよく輝けなかった。「これでもか」というまで「悪」に「徹底」した「アラン・リックマン」にもビビった。

『スカーフェイス』『ハスラー2』『アビス』の恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「メアリー・エリザベス・マストラントニオ」の「極限の美」を、「30年間」ぶりに「これでもか」と思い知らされた。改めて「時間が止まった」。

また最期に登場した「王」を、「殆ど何一つ砂粒ほども覚えてない」ことに「震撼」「驚愕」「絶句」。「30年間」「知らなかった」「オチ」におしっこ漏らした。どれほど「男に興味ない」かが「反省」「償い」だった。


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「いつか見た映画 1991」71『オスカー』
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「いつか見た映画 1991」73『キンダガートン コップ』
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「いつか見た映画 1991」75『真夜中の恋愛論』
「いつか見た映画 1991」76『ロビン・フッド』
「いつか見た映画 1991」77『ブルーラグーン』
「いつか見た映画 1991」78『ジャーニー・オブ・ホープ』
「いつか見た映画 1991」79『ふたり』
「いつか見た映画 1991」80『愛を止めないで』
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画像 2020年 3月