午前九時ゲレンデ広き足慣らし
スキー疲れと筋肉痛とを宥めようと、今朝も日課の筋トレとウォーキングをこなした。春先の道に迷ふよ夢ごこち昨夜の膝から下の痛みには、『三里に灸すゆるより、松島の月まづ心にかかりて』の芭蕉も据えた足三里(を含む膝下一周)への湿布で対処したので、厳しい痛みはもう無い。酒よりも湿布の匂ふスキー宿4時間休憩なしの一人スキーってのは凄いよ。なにしろほっとできるのはリフトで運ばれている間だけ。リフトの待ち時間はほぼゼロだし、高速なので短時間で降ろされる。喚声の斜面明るき春スキー昨日は2月半ばなのに、雪は湿っぽく且つ少ない。そのバーンをさえボーダーが荒すので、スキーヤーには手強い斜面になっている。山頂近くは少し冷えるからスキーらしいスキーができるけど、その他では重い雪を押しのけるだけの体力勝負になってしまった。午前九時ゲレンデ広き足慣らしゲレンデの中央の小さな食堂が火事を出したらしい。こんな場所では消防の術もなかったのだろう。吹雪の日には避難する客のうどんやら汁粉やらで賑わった。ただゲレンデを拡張してきたスキー場としては小屋が無い方が使い勝手が良さそうで、権利関係は分からないけど再建の許可は出ないだろうな。雪原の火事痕鉄のドア二枚見物する時間も惜しみ滑り続ける日だったが、飯士山からはホームゲレンデとは違う角度で六日町盆地が眺められた。山頂からは隣の舞子スキー場のリフト小屋が見える。盆地の反対側には十日町から野沢へ抜ける便利な道があるけれど、雪崩や土砂崩れがかつてはあったから、今でも通りたくないな。見渡す空はグラデーションで美しく、白っぽい上はもしかして成層圏かなとか喜んでみたが、どうなのか知らない。盆地から山頂へ這ふ雪解風山頂から続く狭い斜面で写真を撮っていたら、知らないおっさんから「止まらないください」と声を掛けられた。えっと思って上を見たら、足のすくんだ女性が緊張した面持ち(きっと)でこちらを見下ろしていた(たぶん)。ゲレンデは急片斜面すくむ人湿った雪は身体への負担が大きくて、雪を蹴る動作が辛くなる。スキーは落下を楽しむスポーツなので、それをコントロールできなくなると怖い。湿雪を蹴散らし散らし春スキーメインゲレンデから離れたところにある静かで穏やかなバーンが好きだったけれど、ウィークディだからか閉鎖されていた。部分的に通過することはできたので一度だけホワッと滑ってみた。高い空を戦闘機が飛び去った。困ったな、武器は必ず使われる、間もなくかな。幾時代かがありましてスキーの空に戦闘機疲労感が脚に激しくなるころ、比較的緩い斜面に戻ったら成蹊大学の一団が来ていた。生まれて初めて組はもっと麓に居るはずだし、少しは経験のある学生達なのだろう。この合宿に出れば単位がもらえるみたいなことで、いやいやかもしれないけれど滑っていた。ゼッケンを渡されスキー講習会何事もなく一日を終えたら無料の更衣室を使って着替えて、トイレの前にしかないベンチに座って寛いだ。20分ほどでシャトルバスが出るから。ああしんど無事にスキーを終へにけり新幹線自由席大宮発着切符にリフト一日券付き¥7700-也。言ってみれば片道料金で一日遊ばせてくれた。昼飯は食べないし、スキー場往復は無料のシャトルバスだし、ロッカー代金¥500-の他には帰りの越後湯沢駅で飲んだ自販機の水代だけが追加費用だった。以前、前日に思い立って出かけた時は全部で¥15,000-だったので、半値ってことだ。3割引き程度はあったけれど、ここまで安くなっていたとは。。スキー客激減の果大値引き帰宅したら、家内がチョコレートをくれた。山下りてバレンタインの日と知りぬ