年末に親戚から柚子が届いた。その中に鬼(獅子)柚子が一つあってインパクト十分だった。

風呂に放り込んで一緒に入るのもなんだか恐ろし気だし、ポン酢に加えるとか考えたけどどう食べていいものか分からないし、すでに一ヶ月以上我が家に滞在している。普通サイズと並べると存在感たんもり。

 

獅子柚子や顔を基準のアホな恋

 

今年になって、毎年送って下さる方からハッサクとポンカンが届いた。段ボール箱にかなりの量なので一ヶ月以上楽しめる。

 

春待つやポンカンハッサクひと箱に

 

机の上に俎板を置いて包丁でハッサクを切り分けながら、その場でむしゃむしゃ食べるのが好き。時には台所の流しに立ったまま食い切る。

 

ふる里の冬日の届く宅配便

 

取り出したものを適当に一列に並べてみた。獅子柚子、ハッサク、ハッサク、ポンカン、柚子としたけど、ハッサクは見た目が違う2種類あるので木も2本かな?食べても違いは分からないけど。

 

一列に並ぶ蜜柑の品定

 

酸っぱい夏みかんが好きで送ってもらっているんだけど、届いたハッサクのお礼に送り主に電話で話したら、『一週間待つと甘くなる』と言っていた。ありがたい指示だけど、甘くない方が好きなんだなぁ、ホントは。近頃は洋菓子の甘みも控えめになっているのに、果物は甘くて美味しいを未だにキャッチフレーズにするいじらしさよ。

ハッサクは到着当初は酸味が感じられて快適だったけど、予言通りたちまち甘くなってしまった。『雨に打たれると苦くなるので早めに採った』らしいけど、実は苦いのも好きなので、来年は希望を出してみようか。

 

ハッサクの肌に冬日の静かなり

 

割と酸味の残るポンカンが美味しいのは当たり前だけど、種の多いハッサクよりずっと食べやすくもある。蜜柑のように剥くのもいいけれど、真っ二つに切るのも好きでよくやる。

 

ポンカンになかなか減らぬ蜜柑かな

 

二つになったポンカンはざっくり皮を切り取って、そのまま齧るあるいは一口に頬張ってしまうのは至福ナリ。

 

指先の色も(かおり)も蜜柑かな

 

ポンカンをこんな風に食べると指先の残り香も色も付きにくい。

 

昨日ネットで縄文土器の美しいものに見入った。炎の跡も織部風な紋様も魅力的だ。大きさが分からないけれど、やや縦長に徳利大のものを複製して高温で焼いたものを博物館グッズとして売ってくれないかな。お土産品のレベルでいいので日常使いに買いたい。

 

夜半の冬開く縄文土器図録