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【油脂クレンジング】に関する話題で、最近以下のような質問を沢山頂いています。
「ニキビができやすい肌質なのですが、油脂クレンジングは使えますか?」
というものです。
ちなみに「油脂クレンジング」 というのは、
僕が昔からお勧めしているクレンジングの種類ですね!
▶毛穴を改善できるクレンジングはこれ!敏感肌にも優しい【オススメ油脂クレンジング】TOP5!
主成分がミネラルオイルなどの炭化水素や、パルミチン酸エチルヘキシルなどのエステルではなく、
「オリーブ油」「コメヌカ油」「馬油」「マカデミア種子油」などの【油脂】になっていて、他のオイルで割り物をしていない、というタイプのものです。
一般的に市販で購入できる安価なオイルクレンジングとは別物なのでご注意ください!
割り物をしているもの(混合系)や、油脂クレンジングに見せかけて違うというタイプのものについてはこちらの動画でも解説しています。
一般的に「オイルクレンジングは乾燥しやすい」と言われていますが、
油脂クレンジングは決してそんなことはなく、
オイルなのでメイクは意外なほどスッキリ落ちるのに、
主成分の油脂分が保湿成分として働くため洗い流し後に乾燥しにくいという
不思議な特徴を持っています。
(ただし、原材料が高価なので市場にはほとんど売っていないというのが弱点…)
そんな馬鹿な!と思うかもしれませんが、
お勧めの商品も沢山紹介しているので気になる方はとりあえず試してみると良いと思います(^-^)
個人的には油脂クレンジングは数あるクレンジング種類の中で最も汎用性が高く、
しっかりメイクの方にも、薄めメイクの方にも、敏感肌の方にも、強靭肌の方にも、
毛穴が気になる方にも、幅広くお勧めできるものです。
ぜひみんな使うべき!!…とすら思っているのですが、、
そんな中で忘れてはならない、重要な注意点があるんですね。
それは、「油脂」は「ニキビ」の原因になりやすいということです。
◎「ニキビ」と「油脂」は相性が悪い?
そう、
有名な話ですが「油脂」は「ニキビ」の原因になりやすいという特徴があります。
これは、油脂の成分は「皮脂」の主成分でもあり、
皮膚常在菌によって分解される特性があるのでニキビの原因であるアクネ菌の餌ともなりますし
分解して生成した遊離脂肪酸などが皮膚刺激物質として働くことでニキビを悪化させてしまうということもありえます。
ですので、
僕自身ニキビ肌質の方には油脂を用いたスキンケアをするのは基本的に推奨しておらず、
そもそも油脂に限らず乳液やクリームなどで油分そのものを補給することを推奨してません。
なので、
「ニキビ肌質なのですが油脂クレンジングは使えますか?」
という質問が出てくるのは当然のことです。
クレンジングなのでスキンケアとは異なり油分残存量は少ないのですが、
実際、油脂クレンジングは場合によってはニキビ肌質の方にはリスキーな選択肢といえます。
◎しかし、「油脂クレンジングでニキビが出来にくくなった」という人も多い!?
でもでも、実は僕はニキビ肌質の方にも油脂クレンジングを推奨したいと思っている部分もあるんですよね。
というのは、これまでずっと油脂クレンジングをお勧めしてきて、
かなり多くの方からお聞きしているご感想で
「油脂クレンジングにしてからニキビが出来にくくなりました!」
というお声を本当に沢山頂いているんです。
実は僕の家族(兄弟のお嫁さんの妹さん)にも、実際に油脂クレンジングを始めてから一気にニキビが出来にくくなった家族がいます。
ブログとかYouTubeとかツイッターでもコメントとかでお知らせしてくださる人も沢山いらっしゃいます。
以前には、イベントでお顔を出してくださって「本当に良くなった」というお声を聞かせてくださった方もいらっしゃいます。
だから、油脂クレンジングはニキビ肌質の方は使い方の面で注意すべき点が幾つか実際にあるのですが、
それらの点をしっかり対処すれば、むしろニキビ肌質の方にも良いのではないか?と考えています。
本来、ニキビにとって油脂は敵のような存在にも関わらず、
どうしてそのようなことが起こるのか?
僕の現在の考えをまとめてみます。
◎大人のニキビでは、皮脂(の中の油脂分)が多くてニキビができている人は意外と少ない
まず一つ挙げられるのがこちらですね。
▶大人ニキビの原因は肌の油分量ではなく水分量の減少 - 富士フイルムが確認
富士フイルムさんが2013年に発表しているもので、
20代~30代のニキビのある人とそうでない人の肌質を分析したところ、
ニキビができやすい人とニキビが出来にくい人では、
お肌の油分量はほとんど変わらなかった
という結果が出ているんですね。
(むしろ水分が不足しているのだそう)
これは確かにその通りだなと思っていて、
思春期ニキビのように、性ホルモンの影響を受けて短期間で突発的に皮脂量が増加する場合は、
たしかにこれまでの皮脂量と比べると圧倒的に量が増えるので
それでニキビができやすくなるというのはうなずけます。
しかし、20代以降ともなればそれほどの皮脂量が出てくるということは中々考えにくく、
(もちろん場合によってはありえますが)
大半の大人のニキビ肌質では
皮脂が多くてニキビができているわけではないのでは?と僕は考えています。
こういった場合であれば、
多少クレンジングなどで油分が肌に残っても、
ニキビに直結しませんし、影響も少ないと考えられます。
大人のニキビ肌質であれば、油脂クレンジングがダイレクトにニキビの原因になるケースは少ない可能性があります。
ただし、大人の方でも皮脂量が多くてニキビができやすい方はいると思いますし、思春期時期の皮脂量過多の方にはやはり推奨はしにくいと思います。
特に皮脂量が豊富なTゾーン中心にニキビができやすい方は注意していただいた方が良いでしょう。
◎油脂の角層柔軟効果で「毛穴の詰まり」を解消できる
また、油脂クレンジングに変更したことで格段にニキビが出来にくくなる人のお声を、これまで結構な頻度でお聞きしてます。
これはおそらく、その方の肌質的にそれまで何らかの要因で
「毛穴が詰まりやすい状態」になっていたため
これを油脂クレンジングが解消してくれたことが改善の要因になったのではないか?と僕は考えています。
そう、ニキビは皮脂量が多いだけではできません。
— かずのすけ (@kazunosuke13) June 30, 2020
出発点は必ず【毛穴のつまり】です。
毛穴のつまりを招く要素は幾つかありますが
・刺激による角化亢進(かくかこうしん)
・メイク成分の残存
・毛穴を引き締める成分
・毛穴を埋める成分
・皮脂の酸化…etc
1番は「刺激による角化亢進」が有力です。 https://t.co/W78wJY9eP6 pic.twitter.com/kXe33lYpZa
ニキビの発生は、
実際には皮脂量が多いことよりも「毛穴の詰まり」という現象が第一に起こる必要があります。
普段のスキンケアで肌に負担を強いていると、「角化亢進」という現象が起こり、どんどん角質が厚くなっていきます。
すると皮膚が固くなって、毛穴が詰まりやすくなるわけですね。
特に大人ニキビの場合はこちらの方が原因として考えられる気がします。
対して、「油脂クレンジング」は、僕が毛穴の角栓や毛穴の詰まりの解消法として推奨しているアイテムで、
【肌の柔軟効果】が高いため、毛穴を柔軟化して角栓が詰まりにくい肌状態に導く効果が期待できます。
これで、
簡単に言えばお肌が柔らかくなりますので、
毛穴が詰まりにくくなってニキビが出来にくくなるということです。
これは僕自身すごく実感していて、
お肌が柔らかく保てている部位ほどニキビは出来にくいです。
ちなみに、
油脂クレンジングに限らず、オイル洗顔などをすることでニキビが出来にくくなる人が多いのも同様の理由ではないか?と僕は考えています。
◎「メイクに対してクレンジングの洗浄力が足りていない場合」にも効果大
また、これもかなり多いのが
「ニキビを隠すためにしっかりカバーのメイクをしているのに、オイルを避けてジェルやリキッドのクレンジングを使っていた」
というケースですね。
ニキビ肌質の方は、やはりメイクをガッツリカバー系で固めがちです。
それこそ皮脂くずれ防止下地とか、毛穴カバー下地とか、
落ちにくいコンシーラーなどをしっかり塗っていることが多いです。
ですが、「ニキビにオイルはNG!」という情報が一般的なので、
結果としてオイル系クレンジングを避けてジェルやリキッドタイプのクレンジングを使っているという人がとても多いです。
しかし、こういったジェルやリキッドのクレンジングは基本的にメイクの洗浄力が低いです。
もちろんこのタイプのクレンジングで落とせる薄メイクであれば良いのですが、
大半の場合はそうではなくかなりガッツリカバーしているので
ジェルやリキッド系のクレンジングの洗浄力では十分にメイクが落ちていないことが多いのです。
さらに、落ちにくいメイクを弱い洗浄力のクレンジングで無理に落とそうとするため過度に摩擦を加えてしまって、刺激になってしまうと。
結果、これが原因で毛穴が詰まってしまうと…!!
通常のオイルクレンジングは洗浄力が本当に高いので、
これは確かに僕もニキビ肌質の方には推奨していないのですが
「油脂クレンジング」であればそれなりにしっかりしたメイクでも適度に落とせて、乾燥もしにくく、
さらにお肌の柔軟効果で毛穴の詰まりを解消してくれます。
クレンジングの洗浄力が足りていない場合は、ダイレクトで結果が出てくることが多いと思います。
◎ニキビができやすい肌質の方は、油脂クレンジング後は「マイルドな洗顔料でW洗顔」を必ずすること!
というわけで、
油脂自体は確かにニキビにあまり良い影響がないのですが、
油脂クレンジングは、
・ニキビの原因が皮脂過多ではない方(Uゾーン中心の大人ニキビ)
・肌質が固くて毛穴が詰まりやすくなっている方
・クレンジングの洗浄力が足りていない方
にとっては、ニキビを出来にくくする手助けとなる可能性があります。
実際にニキビが出来にくくなったという声も頂いてますので、
もしニキビ肌質で上記の条件に当てはまっていると感じる方はトライしてみる価値があると思います!
ただし、
本来油脂クレンジングはW洗顔の必要はないので、肌質的にニキビが出来にくい方はそのままW洗顔なしでOKなのですが、
やはり油分があまりに沢山残存すると、それはニキビ悪化の要因になるので、
ニキビ肌質の方にはクレンジング後には必ず「W洗顔」をして頂くのを推奨しています!
水洗前の「乳化」行程もとても大切です!
▶クレンジングオイルの「乳化」の重要性と【肌に残りにくいクレンジング】を簡単に見分ける方法
また、通常の「石けん」などでW洗顔をすると、これはかなり洗浄力が高いため
W洗顔にはアミノ酸系などのマイルドな洗顔料を用いることを第一に推奨しています!
市販で購入可能の、優しく洗える洗顔料も紹介していますので
是非こちらも参考に御覧ください!
▶アトピー肌・乾燥肌・敏感肌必見!身近で買える【優しく洗える洗顔料】Best5!
もちろん油脂クレンジングが肌に合わないという場合もあると思いますので、
1~2週間程度、一定期間続けてみて調子が良くない場合はきっぱり諦めるのも大切です。
万人に合う化粧品はありませんので、ご自身の肌としっかり相談して見極めてみて欲しいと思います。
というわけで今日は以上です!
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