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是非この機会に気になっていた商品などお試し頂けましたら幸いです！(^^)ゞ
というわけで本題に移りまして、
今日は「朝の洗顔」についてのお話をしようと思います！
最近結構な頻度で頂く質問なのですが、
「朝の洗顔では洗顔料を使ったほうが良いですか？それともお湯のみで洗った方が良いですか？」
というもの。
こちらについて僕の見解とそう考える理由等について色々お話していきたいと思います。
◎かずのすけが推奨している「優しい洗顔」の基本
まず、こちらについて軽く触れた内容を今日のお昼くらいにもツイートしました。
（補足もありますのでツリー全体にも是非目を通してみてください！）
かずのすけ@kazunosuke13
優しい泡洗顔の基本 ・「泡」を使う洗顔は基本1日1回まで ・夜泡洗顔したなら朝はお湯のみ ・必ず泡立てネット等を使って泡立て ・泡を乗せたら泡を転がすように洗いできるだけ擦らない ・泡を乗せる時間は20秒以内、できるだけ速く流す… https://t.co/RcQcAtpeq9
2020年04月16日 12:30
以上から、まず最初に僕の結論を述べるのであれば、
夜に泡洗顔（洗顔料を使った洗顔）をした場合は、「朝の洗顔」はお湯（ぬるま湯）のみが推奨です。
生活サイクル上昼夜逆転している場合もあると思うので、
基本的に「泡（＝洗顔料）」を用いての洗顔は1日1回まで、というのが僕の考え方です。
なぜそう考えるのか、解説してみます。
◎「洗顔料＝界面活性剤」、洗浄には必ず刺激が生じる
健康な肌状態を維持するためには「適度な洗浄」というのは必ず必要になります。
人は常に皮脂を分泌していますし、皮脂は時間経過によって酸化したり分解したりすると、
肌に対して悪影響になる過酸化脂質や高級脂肪酸などを生じてしまいます。
また、皮膚上に多くの常在菌が住んでおり、これも適度な数であれば問題ありませんが
これも増えすぎると肌に悪影響を及ぼします。
これらの状態を常に正常に維持するためには適度なタイミングで洗浄を行う必要があるので、
適度な洗顔というのはどうしても必要になっています。
そして、現代では洗顔は「洗顔料」を用いて行うのが一般的ですよね。
洗顔料には洗浄成分が配合されており、
お肌の油分や汚れを的確に洗浄することができます。
お湯や水だけでは落とせない汚れも、洗顔料を使用することでキレイに除去することが可能です。
しかし、その洗浄成分というのは「界面活性剤」という成分を使用しています。
一般に知られる「石鹸（せっけん）」や、
石油系とかアミノ酸系とか言われているその他の洗浄成分も、
泡が立つものは全て界面活性剤です。
洗浄用に用いられる界面活性剤（主に陰イオン界面活性剤）というのは、
種類によって強弱はあれど、どのような成分であっても刺激を生じます。
▶頭皮・頭髪用洗浄剤 (シャンプー) としてのN-アシル-N-メチルタウリン (AMT) の開発と工業化
洗顔料に最も多く使われている「石けん」は累積刺激（皮膚上で塗り起きした場合の刺激）は非常に低いものの、
浸漬刺激（洗剤溶液に一定時間浸漬して水で流す場合の刺激）はかなり強いですし、
アミノ酸系やタウリン系などの低刺激と言われる洗浄成分も、
全く皮膚刺激がないわけではありません。
また、個々に示されている成分単品の接触刺激だけでなく、
肌の保湿成分や皮脂、セラミド等のバリア物質を除去してしまうことでの間接的な刺激もあります。
これを考え見ると、洗浄成分を用いた洗顔というのは
多かれ少なかれ多少なりは刺激になる要素があるため
特に肌が弱い人や敏感肌の方は
極力洗顔料を用いた洗顔の頻度は下げるのが理想的である
と僕は考えているのです。
その理想的な頻度が、最大で1日1回というわけです。
◎「就寝時に分泌した皮脂が朝には酸化する」説について
しかし、これを言うとよく聞くのが
「夜寝ている間に皮脂が分泌されて、それが酸化して肌に刺激になるから朝も洗顔料でしっかり洗うべき」
という意見ですね。
最もらしい話ではありますが、
しかしこれについては先日も別の記事で詳しく言及しています。
▶オレイン酸などの「不飽和脂肪酸」を含む油脂は毛穴に悪い？【油脂をスキンケアに使用するコツ】
こちらの記事にて、以下のように説明しています。
屋内生活で１日過ごしたあとの過酸化脂質の増加量は以下の通りでした。
白枠は初期値の過酸化脂質（遊離脂肪酸）量で、斜線枠が１日後の量。
（縦軸が過酸化脂質量、横軸がテープストリッピングの回数）
ご覧の通り、わずかに増加した程度だったのです。
屋内での生活では、たとえ1日経過しても過酸化脂質ってほとんど増えないんですよね。
夜間に就寝している際は当然屋内にいるのが一般的だと思いますので、
つまり、就寝時に分泌した皮脂が、朝には酸化している説は間違いということになります。
しかし、一方で
こちらは「屋外生活」つまり紫外線直下での条件を想定した実験結果です。
（６時間自然光照射）
ご覧の通り、いきなり極端に過酸化脂質量が増えていますね。
つまり屋外などで過ごす時間がある場合は急速に皮脂の酸化が進みますので
やはり1日に1回程度は泡洗顔をした方が無難であると僕は考えます。
◎屋内生活が基本の場合は不要なら泡洗顔は1日1回以下でも良い
また、先程から「最大で1日1回」と言っているように、
泡洗顔の頻度は極力下げるに越したことはないので
肌の調子が極端に悪くならない限りは、泡洗顔の頻度は2日に1回とかさらに少なくしても構いません。
特に屋内生活の場合は皮脂の酸化も1日程度では全然進まないので、
これも可能だと思います。
昔から「脱洗顔」とか「肌断食」などで洗顔料を用いた洗顔を一切行わない美容法というのはあるので、
極力洗浄を行わないようにするのは一つの美容法としてありだと思います。
ただ、これまでの洗顔の頻度やスキンケアのやり方しだいでは、
このような方法を取ると肌が全くついて行かずに一気に激荒れしてしまうこともあります。
ただ、これまで「ガッツリ洗ってたっぷり保湿！」をずっと続けてた人が突如として洗い過ぎないケアに舵を切り過ぎると、肌の代謝機能が付いていけなくて劇荒れしてしまうということがよくあります。結局「洗わな過ぎ」も肌には良くないので、優しい洗浄に少しずつ慣れさせていく工夫がとても大切です。
2020年04月15日 23:36
肌の状態に併せて洗顔の頻度や強度は調節するのが最適解であり、
もし極力洗わないスキンケアに移行する際には
洗浄頻度及び強度を徐々に落としていくなど少しずつ慣れさせていく工夫が必要です。
まぁそこまで修行のような美容法をするほどではないという場合は、
普通に1日1回の洗顔が推奨となります。
◎朝にしっかり洗顔すると、日中の皮脂分泌が増える
また、「朝にお湯洗顔がお勧め」という話をしますと、
「朝お湯洗顔だけだと皮脂が残るのが気になります」
というご意見を頂くこともあります。
これについては、むしろ朝に洗顔料でしっかり洗うと、
日中の皮脂分泌がかえって増えてしまうので
もし皮脂量を気にする場合にこそ朝のお湯のみ洗顔を推奨します。
これについては
▶頭皮皮脂分泌量に関する研究 (第1報)洗髪後の頭皮皮脂分泌量の回復について
こちらの文献に、
顔面の皮脂分泌は洗顔後2時間で回復する
という内容が書いてあります。
（一方頭皮の皮脂は24時間かかるらしい）
顔の皮脂は洗顔によって除去すると、その後2時間までを目安に分泌量が増え、
洗顔前の状態に達すると分泌量が落ち着いていくという特性があるそうです。
ちなみにこれは出典は謎なのですが、
昔見せていただいたアセトンでおでこの皮脂を除去してから120分間の皮脂分泌速度のデータですね。
水で除去するよりアセトンでガッツリ除去した方が分泌量が多いことが分かります。
つまり、朝にしっかり洗顔をして皮脂を除去してしまうと、
そこから2時間は皮脂分泌量が増えてしまうため
日中のメイクの皮脂くずれやテカリ肌を招くなどの弊害が予想されます。
なので、朝にはあまりしっかりと洗顔を行わずある程度の皮脂を残して置いたほうが、結果的に日中の皮脂分泌を抑えることができると考えられます。
あと、朝洗顔してからメイクするときも、
ガッツリ洗って肌がカサカサの状態でメイクするより
お湯洗顔だけにしてある程度皮脂が残っている状態のほうがメイクが乗りやすいと僕は感じています。
朝にスチーム焚いて毛穴開いてクレンジングしてから洗顔までしてメイクする！という人もいるらしいですが、
僕はそれはあまり推奨はしません…。
◎「夜泡洗顔したら、朝はお湯のみ」が一番お勧め！
というわけで以上。
かずのすけは朝の洗顔はお湯のみ派です。
洗顔って簡単そうだしそこまで重要ではないと思われがちですが、
美容において洗顔というのは本当に大切な要素です。
特に肌が荒れやすい方は、スキンケアを変えようとしがちですが
まずは洗顔のやり方や頻度、使用しているアイテムなどを正してみるのが第一にすべきことかもしれません。
今一度確認してみてくださいね！
ちなみに、僕の普段の洗顔のやり方等については、
以下の動画でダブル洗顔の仕方を詳しく実践していますので
▶敏感肌のための毛穴ケア【実践＆解説編】更新！普段の毛穴ケア方法をほぼノーカット収録しました！
良ければ参考になさってみてください！
あと、最新動画がすごく反響が良いのでまだご視聴頂いていない方は是非こちらもご覧になってみてください！(*^o^*)ゞ
では本日は以上です！！
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