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先日ツイッターでお見かけして軽く触れたことなのですが
かずのすけ@kazunosuke13
「クッションファンデ」の1番の弱点で、肌に触れたパフをそのままリキッドファンデを含むクッションにつけて使用するため、通常のファンデーションと比較して雑菌繁殖のリスクが大きいです。 しかもクッション側も汚染の懸念があるのでこうなった… https://t.co/GdGKXRLlFf
2020年06月15日 19:09
元ツイートは
「酷い肌荒れが続いていて皮膚科で調べてもらったら【クッションファンデ】に繁殖したカビが原因だった…!」
という驚きの内容だったんです。。
元のツイートには一万件以上のいいねがついていて、かなりの反響があった様子です…。
今回は原因として特定できたから良かったものの、
利用者さんの中には原因もわからず使い続けているという人もかなりいそうです。
この件について今回は少し詳しく取り上げてみたいです。
◎「クッションファンデは雑菌繁殖しやすい」のは実は有名…!?
今回の一件で特に目に見える形になってしまったのかなと思うのですが、
実はこれ、昔からそれなりに化粧品に詳しい人たちの間では十分危惧されてきたことでして、
僕もかなり前に以下のアクア・アクアのクッションファンデの解析の際に
同様の内容を記載しています。
▶アクア・アクア オーガニッククッションコンパクト 成分解析
「クッションファンデ」というのはリキッドファンデ-ションを特殊なスポンジに染みこませ、
それを専用のクッションパフで塗っていくというアイテム。
メリットとしてはリキッドタイプのファンデーションをパウダーファンデーションの感覚で塗れることや、素人でもムラになりにくくキレイに伸ばせるなどの特長があります。
ただデメリットとしては肌に触れたパフが直接スポンジに触れるため菌が繁殖して腐敗しやすく、内容量を少なく設定しないといけないことや残量を把握しづらいなどの点が上げられます。
そのため全体的にクッションファンデは内容量に対して価格が高めです。
クッションファンデは形式的に非常に使い勝手がよく、近年愛用者を増やしているファンデーションの形態です。
元々発祥が韓国なので、
韓国コスメに詳しい人たちの間では結構常識のように知られていたようです。
これは一体どうしてなのでしょう。
◎クッションファンデの弱点…問題は「パフ」よりも「クッション」
以前解析したクッションファンデを幾つか持ってきてみました。
クッションファンデというのはそもそもどういうものなのか?というと
以下のようなクッション素材に水分の多いリキッドファンデーションを含ませており、
それを以下のような専用のパフで塗布して使用するというものです。
なので、製品の特性としてはリキッドファンデーションと類似のものです。
これを通常のパウダーファンデなどのような使い方で簡単に使用できるというお手軽さが人気の理由かと思います。
しかし普通のリキッドファンデーションはクッションファンデとは異なり腐敗が問題視されることはありません。
同じようにパフを使用するパウダーファンデーションも、腐敗が問題視されることはほとんどありません。
なぜクッションファンデだけこの弱点があるのか?
それはこの「クッション」に原因があります。
◎菌は「水分の多い場所」が大好き
元々カビなどの【菌】は水分を多く含むものが大好きです。
防腐剤などを勉強すると、化粧品の防腐剤は特に「水分」が多い化粧品ほどその濃度が高くなる傾向があります。
例えば水分が90%程度含まれている「化粧水」には必ず防腐剤が配合されますが、
成分の90%がオイルの「オイルクレンジング」などには防腐剤を配合する必要はありません。
菌は生き物なので、人間と同じく「水分」が無いと生きていけないのです。
オイルは水ではないので、油分が一定以上に高濃度になると雑菌は繁殖できないわけです。
同じ用に、パフを使用して塗布する「パウダーファンデーション」も、
これらのアイテムには「水分」がほとんど含まれていません。
水分を含まないため、たとえ肌に一度触れて菌が付着したパフをファンデーション側に何度もつけたとしても、そこで菌が繁殖することはほとんどないわけです。
だからパウダーファンデーションで雑菌の繁殖を懸念する必要はほとんどありません。
しかし、
クッションファンデは実質リキッドファンデーションなので、
全成分で最も配合濃度が多いのはほとんどの場合「水」なんです。
そのため、一度雑菌が付着したパフを、
そのままファンデーションを湿らせたクッションに付着させれば、
さらに水分が豊富な環境であるため
菌にとっては十分繁殖可能というわけです。
◎菌は「狭いところ」も大好き
加えて言うことに、
この「クッション」という素材自体も菌には大好物です。
(水ジェリークラッシュは厳密にはクッションではないですが、環境としては似たようなもの)
このような繊維が密集しているような狭い場所ほど菌は繁殖しやすいため、
水分豊富でかつ狭い場所という
菌にとってはうってつけの繁殖環境がここに揃っているわけですよね。
もちろん各社この問題は理解していて、
ファンデーション自体の容量を少なめにして使い切りを早くしたり
特殊な防腐剤を配合して防腐設計を強めていたりと
色々工夫はしています。
でも実際にはパフに付着した菌の量とかは人それぞれだと思いますし、
保存環境も中々理想的なものは難しいです。
実際に問題なく使える人も多いですから大半の腐敗は抑えられていると見ることもできます。
しかし、中には偶然が重なってこういった弱点が顕在化してしまうことがままあり得るわけです。
◎雑菌繁殖したクッションファンデは「本体」ごと取り替える必要あり
それで、クッションファンデの雑菌繁殖問題でよく言われるのは、
「パフ」を頻繁に洗うこと
なんですけど、
これは確かにその通りだと思います。
パフ側に菌が繁殖していれば、当然よくありません。
しかしクッションファンデの場合は「パフ」だけでは話は終わりません。
実際に雑菌が繁殖しやすいのは、パフだけでなく
「本体のクッションそのもの」もです。
大半の場合は雑菌はこっちにも移っていて、
しかもこちら側はパフのように頻繁に洗うこともできません。
なので、もし雑菌繁殖が懸念された場合は、
パフだけを取り替えてもダメで、本体側にも問題があることが十分考えられるわけです。
この形式上、クッションファンデを安全に使えるのはいかに防腐設計を工夫していたとしても
2ヶ月くらいが無難な線だと思います。
元々容量も多くはないので、
夏場は特に一ヶ月程度、長くて二ヶ月程度で新調するようにした方が良いと思います。
また、できれば使い捨てのパフを使用して2~3回で新しくするとか、
肌に一旦つけたパフはクッションに付ける前に一度拭き取るとか、
毎度エタノールシート等で消毒をするとか、
同じものを使用する場合は一週間に一回は必ず洗うとか、
洗浄後の乾燥をしっかりするとか…
パフ自体の取り扱いも注意したほうが良いと思います。
個人的にはこういったお手入れが非常に手間がかかるので、
クッションファンデはあまり好きではないのですが…。
もしご利用になっている方は、この季節は特に注意した方が良いです!
◎雑菌繁殖しにくいパフやメイクツールの洗い方について
というわけで今日はこんなところにしておくのですが、
「雑菌繁殖しにくいパフやメイクツールの洗い方」について
ちょっとひらめいたことがあるので色々検証してから今度ブログに書きたいと思います。
これについてはまた今度!
ではでは~(^^)/
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