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アクア・アクア オーガニッククッションコンパクト 成分解析
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アクア・アクア オーガニッククッションコンパクト リフィル ナチュラルベージュ
2,789円
Amazon |
皮膜力 :★★★☆☆
凹凸カバー:★★★★☆
テカリ防止 :★★★☆☆
崩れ防止 :★★★☆☆
落とし易さ :★★★☆☆(石けんオフ○)
紫外線防御;★★★☆☆+(SPF35/PA+++)
敏感肌適正:★★★★☆
酸化安定性:★★★★☆
しっとり感 :★★★☆☆
サラサラ感 :★★★★☆
価格適正 :★★★☆☆-(9g:3024円/パクト別売り)
こちらは「石けんでオフできる」のが売りのクッションファンデです。
オーガニック系のファンデーションということで一部の利用者に大変人気です。
実際の成分はどんな感じになっているか見ていきましょう。
まず毎回説明していることですが
「クッションファンデ」というのはリキッドファンデ-ションを特殊なスポンジに染みこませ、
それを専用のクッションパフで塗っていくというアイテム。
メリットとしてはリキッドタイプのファンデーションをパウダーファンデーションの感覚で塗れることや、
素人でもムラになりにくくキレイに伸ばせるなどの特長があります。
ただデメリットとしては肌に触れたパフが直接スポンジに触れるため菌が繁殖して腐敗しやすく、
内容量を少なく設定しないといけないことや残量を把握しづらいなどの点が上げられます。
そのため全体的にクッションファンデは内容量に対して価格が高めです。
この製品もその点は変わりません。
成分を確認してみると、
全体的な印象としては「低刺激性・低アレルギー性に配慮していて負担の少ないクッションファンデ」というところです。
ただ一点気になるポイントもあったのでその点も含めて解説したいです。
主成分は「炭酸ジカプリリル」というあまり見覚えないのない成分です。
次の「トリエチルヘキサノイン」と合わせてどちらとも合成エステルというタイプの油性成分で、
比較的安定性と安全性に優れた油分ですね。
一応オーガニック系のミネラルファンデという雰囲気作りをしているので、
シリコーン系の油分は使いたくなかったのかもしれません。
(ただし成分的には普通に合成成分なども使っているので、完全なオーガニックではないしミネラル?というのも人によっては疑問が残るかもしれません。その辺は厳密な定義がないので言ったもん勝ちの世界です^-^;)
エステルベースになるとガッツリ崩れないほどの被膜形成は難しく、
比較的落としやすいタイプのファンデーションになります。
実際に落としてみると優しい洗浄力の洗顔料では落ちにくく、石けんなら十分落ちる、という感じです。
また全成分だけを見ると主成分に紫外線散乱剤などが書いていないように見えますが、
これは散乱剤の「酸化チタン」を着色剤扱いにして最後尾に記載しています。
(着色剤は配合濃度に問わず一番最後に記載できる)
SPF35/PA+++の数値は、
紫外線級取剤不使用で散乱剤のみのファンデーションとしては比較的高めの紫外線防止効果を持っているため、
酸化チタンの配合量はそこそこ多めと判断できます。
実際の使用感でもリキッドタイプにしてはパウダリーな使用感で、
悪く言えばやや粉っぽく、よく言えば比較的カバー力が高いです。
しっとりツヤ系というよりはややマット系で乾燥肌だと物足りないかもしれません。
下地でしっとり感を追加すると良いかも。
皮脂崩れ防止や皮脂吸着作用はあまり高くありません。
一応シリカが入っていますが、酸化亜鉛やフッ素系樹脂やシリコン樹脂なども入っていません。
クレンジングはしやすく毛穴にも詰まりにくい構成と言えそうです。
この点はお肌が弱い人にとってはとても良い点ですね。
「セスキイソステアリン酸ソルビタン」、「ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6」はいずれも非イオン界面活性剤です。とても低刺激な乳化剤ですね。
「グリチルレチン酸ステアリル」は肌荒れ防止成分です。
その他酸化安定剤や保湿成分としての油分やエキスがいくつか配合されている感じで、
非常にシンプルな構成です。アレルギーなども起こしにくく、非常に低刺激にまとまっていると思います。
ただ一点気になったのが、この製品は冒頭でも書いたようにクッションファンデなので「腐敗しやすい」というデメリットがあります。
実はその割には一般的な「防腐剤」が配合されていません。
一般的なというとメチルパラベンとかフェノキシエタノールとかですが、
そういった成分が入っておらず、かといって使用期限が書いてあるわけでもありません。
(つまり防腐設計は組まれているということ)
じゃあ何で防腐しているのか?というと、
「ココイルアルギニンエチルPCA」という成分以外に防腐効果を発揮する成分はないと思います。
これは低刺激タイプの陽イオン界面活性剤の一種で、
一般的にはヘアコンディショニング成分として利用されている成分です。
確かに陽イオン界面活性剤には防腐作用があるので、これを応用して防腐設計を組んでいるのだと思います。(CAEという成分で味の素社が防腐助剤としての利用法も推奨していますね)
ただ本職の防腐剤ではないのに防腐に弱点があるクッションファンデの防腐剤として適切なのかやや不安があるということと、
そもそも皮膚に塗るスキンケア製品に低刺激とはいえ洗い流し前提の陽イオン界面活性剤を防腐機能を発揮する量で配合するのは刺激面で懸念が残るのでは?
という点がやや気がかりです。
防腐剤というのは本来ポジティブリストで配合濃度に厳密な規制をかけているので、
正しく試験されているものであれば効果も刺激面も基本的には問題ないのですが
ポジティブリストにない成分の場合はその辺の効果や安全性がイマイチ担保されていません。
(メーカー独自にそれなりの試験はしていると思いますが)
低刺激性面で唯一気がかりなポイントはここです。
(僕が使用してみた感じだと、肌(頬)に直接塗るとなんとなく刺激感?痒み?があったのでもしかしたらこの成分の関係かもしれません。ただ僕はアトピー体質なので、普通肌の人には無視出来るレベルだと思います。下地を塗れば問題ないかも。)
という理由で敏感肌適正も四つ星に収まりました。
総合的に見ると飛び抜けた性能はあまりないものの、
石けんオフ可で比較的低刺激、
弱点という弱点が少ないオールマイティなクッションファンデだと思いました。
SPF35/PA+++
9.0g 3024円
いちご果汁美容液配合のみずみずしいツヤ肌になるクッションファンデーション。
パフをすべらせるだけで簡単に毛穴もしっかりカバー。クレンジング要らずの石けんオフメイクアイテムだから肌が軽い♫
水、炭酸ジカプリリル、トリエチルヘキサノイン、BG、シリカ、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6、マイカ、イチゴ果汁、ホホバ種子油、オリーブ果実油、グリチルレチン酸ステアリル、デキストリン、トコフェロール、ジステアルジモニウムヘクトライト、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ココイルアルギニンエチルPCA、クエン酸Na、ステアリン酸、酸化チタン、酸化鉄、水酸化Al
https://aqua-cosme.com/fs/aquaaqua/allitem/gd2
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