肌をキレイに保つにはメイクはするべきか | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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昔から『メイクは肌に負担になるから出来るだけしない方が良い』という意見があります。

 

 

逆に『メイクをした方が肌を保護できるから良い』という意見もあり、

 

 

一見両極端なこれらの意見ですが、

 

実際にはどうなのか?

 

今日はかずのすけなりにこれを考察してみたいと思います!




◎メイクをした方が「老化」を抑制できる?!

 

 

大昔の研究で、人の『老化』の最大要因は『日光』だということが明らかにされています。

 

 

こういうのを「光老化」といって、

 


肌の深部に到達した紫外線が皮膚の繊維を作っている細胞にダメージを与え、

 

肌の弾力を司るタンパク質(コラーゲンやエラスチンなど)の正常な合成を阻害してしまうからだと言われています。

 

 

一説によると「顔」の老化の80%以上が光老化によるものとも考えられていて、

 

これを裏返せば、

 

日常的に紫外線を防ぐことで顔の老化の大部分を抑制できる

 

と言えるわけです。

 

 

 

 

この考え方でいえば、

 

『メイクアップアイテム』(主にファンデーション)にはほとんどの場合

 

紫外線を防止できる「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」が配合されているため、

 

日常的にメイクをするだけで紫外線をある程度防御することが可能です。

 

 

最近のファンデーションはほとんどの場合SPFやPA(紫外線防止指数)が併記されているので、

 

SPFやPAの高いものほどこの効果は高くなります。

 

 

 

もちろん日焼け止めをしっかり塗るのでも同じ効果が得られますが、

 

メイクを毎日するのでもかなりの老化防止効果が期待できるのは朗報ですよね。

 

 

 

 

◎「メイクをすると活性酸素が減る」という研究結果も?

 

 

 

またこれは2008年に日本メナードが発表している研究報告なのですが、

 

メイクアップは精神的ストレスによる活性酸素消去酵素の活性低下を抑制する

栃尾 巧, 森地 恵理子, 広瀬 統, 中田 悟, 久世 淳子,日本化粧品技術者会誌 / 42 巻 (2008) 2 号

 

 

人工的な精神的ストレス環境下において、

 

メイクアップを施した被験者としていない被験者との間では

 

活性酸素を除去する酵素の活性低下に有意な差があり、

 

メイクアップを施した被験者の方が活性低下が起こりにくかった…

 

という研究ですね。

 

 

 

上記の光老化の他にも人の老化には「活性酸素」というものが関与していると考えられています。

 

活性酸素は人間が生体活動の中で自ら生成しているもので、

 

外界から侵入してきたウイルスや細菌類の退治に利用されていたり体内の様々なところで利用されています。

 

 

しかし活性酸素は人の身体にも害になるもので、本来健康であれば「活性酸素消去酵素」が正常に働いて、不要な活性酸素は除去しているのですが、

 

加齢などでその効果が弱っていくと活性酸素の働きが優位になり、

 

身体を蝕んでいく=老化が進んでいく…と言われています。

 

 

これは皮膚でも起こりますが、内臓など体内の組織でも同じです。

 

 

実は元々人は「精神的ストレス」を受けると活性酸素消去酵素の働きが弱くなると言われていて、

 

 

メイクアップを施すことで精神的ストレスが和らぐためにこの研究のような結果になると考えられます。

 

 

一見眉唾っぽく見えますが、

 

メイクするとストレスが和らぐというのは非常によく分かるので

 

十分理に叶った結果ではないかなと思います。

 


著者もまとめで

 

「日々のメイクアップは精神状態の健全化と活性酸素消去酵素の活性低下を抑制する効果を持つ、優れたアンチエイジングの方法かもしれない。」

 

と綴っていますね。

 

 

 

 

そういうわけで「老化抑制」という側面で見ると、

 

科学的な根拠を参照すれば「メイクをすること」は決してマイナスではないと考えて良いでしょう。

 

 

 

 

◎肌の負担が強くなりすぎるとかえって肌の状態を悪くしたり老化を促進することも!?

 

 

 

ただし、上記はあくまで「大きな肌負担が生じなければ」という前提が必要だと僕は考えています。

 

 

 

メイクとして主に肌をキレイに見せるアイテムは「ファンデーション」が一番に上げられると思います。

 

「下地」もぶっちゃけ似たようなアイテムです。

 

 

 

最近はかずのすけもファンデーションの解析をする際に色々なファンデーションを実際に使用してみるのですが、

 

やはりものによってはもの凄く肌の負担が大きいな、と感じるものがあります。

 

 

 

特に「絶対崩れない!!」みたいに言われているアイテムは、

 

それこそ本当に肌がキレイに見えますし本気で崩れないんですが…

 

落とそうにも簡単に落とせないし、毛穴にめっちゃ残るし、

 

次の日に3つくらい吹き出物が一気に出来たものもあるし、、

 

 

およそ毎日使用したとしたらそれこそ肌荒れ一直線みたいな商品も沢山あります。。

 

 

 

 

色々調べてみた結果として

ファンデーションなどのメイクアップ製品は以下のような要素から肌に負担が生じると僕は考えています。

 

  1. 皮膜が強すぎてその分強力なクレンジングや洗顔が必要となってしまう▶乾燥や敏感肌に
  2. 崩れにく過ぎて毛穴を閉塞してしまう▶ニキビや吹き出物に
  3. 紫外線散乱剤など金属粉体成分で金属アレルギーに▶かぶれや痒みなど
  4. 着色剤(主に染料)などでアレルギーが生じる▶かぶれや痒みなど
  5. 酸化安定性の低い油分が多い▶酸化してくすみや刺激に
  6. 紫外線吸収剤や散乱剤が肌に合わない▶刺激を感じる場合も
  7. その他いろいろ

     

 

これらの負担があまりに行き過ぎる場合は、

 

上記のような「光老化を抑制して老化を予防できる」とか「精神的ストレスを緩和してくれる」のようなメリットもあまり意味を成さなくなる可能性があります。

 

 

 

例えば、

 

 

老化によるシワやくすみをある程度抑制できたとしても、

 

毎日肌荒れが酷くてニキビや吹き出物が出来ては治ってを繰り返すとその痕が沢山出来てしまって

 

シワやくすみがなくてもキレイに見えない…、、なんてこともありえるでしょう。

 

 

 

また人間の肌は「ダメージを受ける程に老化が促進する」という性質があります。

 

人の肌を老いさせるのは紫外線だけではなく物理的な刺激や炎症なども同じです。

(刺激や炎症が起こると活性酸素が発生するので、そのためとも言えます。)

 

 

 

さらに、

 

肌荒れが酷くてそれを隠すようなメイクをずっと続けてしまうと、

 

今度はそれがかえって精神的なストレスとなってしまうとも考えることができます。

 

 

 

 

あまりにお肌に負担を強いすぎるメイクアップを日々継続してしまうと、

 

このような負の側面が前面に出てきてしまう可能性も十分ありうるというわけです。

 

 

このような場合は、

 

メイクをすることがかえって逆効果に働き、

 

肌を汚く、より年老いて見せてしまう原因になる…

 

とも言えなくもありません。

 

 

 

 

◎低負担なメイクと「この日は崩せない」時のメイクを分けて、肌負担を最小限に

 

 

 

というわけで、

 

方針としては「メイクをすること自体は老化予防になって良いよ」というのは僕も賛成です。

 

ただし、日々毎日肌に負担になるメイクを継続するのは控えた方が良いと言えるでしょう。

 

 

 

 

人の肌質は千差万別なので、

 

例えば、僕が使って一日で3つ吹き出物ができたアイテムを毎日使っても全く問題ない人もやはりいると思います(^_^;)

 

そういう人にとっては負担はそんなに無いと言えるので別に毎日使っても大丈夫です。

 

 

明らかに「使うと荒れやすい」という印象が残ったアイテムは、

 

できるだけ連日使わないようにするというのがポイントだと思います。

 

 

 

逆に肌が凄く弱い人は、ここを凄く慎重に選ぶ必要があります。

 

肌質によっては、ほとんどのファンデーションが使えないという人も実際にいます。

 

 

そういった人はもはやメイクはしないというのも1つの選択肢ですし、

 

肌の負担が軽い日焼け止めを使うなどで対応するのも良いでしょう。

 

 

 

今は崩れにくいファンデーションが人気でみなこぞってそういったアイテムを求めがちですが、

 

崩れにくいものはそれだけ肌負担が大きいものが多いですので、

 

こういったアイテムは極力使わないようにした方が肌には良いです。

 

 

でももちろん「この日は絶対崩したくない!」という日があるのは分かるので、

 

そういった日に限って使用して、

 

普段は優しいものを使うなどで上手くバランスを取れると良いと思います。

 

 

 

ただ、肌の負担が少ない製品で肌そのものがキレイになれば、

 

強固に崩れにくい製品が必要になってくる局面は減っていきますので

 

個人的にはそういう方向性の方がお肌には良いと考えています。

(とはいってもそんなのきれい事だとも思っています。笑)

 

 

 

 

一番良いのは

 

「負担も少なくて崩れにくくて紫外線もしっかり防げてめっちゃ美肌に見えるファンデ」

 

なんでしょうけど、、

 

 

ハイパフォーマンスを求めて色々成分を入れるほどに負担は上がっていってしまうのがメイクアップ製品というものなので、

 

全てにおいてパーフェクトなアイテムというのは中々ありません(;^_^A

 

 

 

今後もそんなアイテムを探し続けますし、あわよくばプロデュースしたいとも思っていますが、

 

実現はかなり難しいな…と感じています。

 

 

何かしらの技術革新が起これば或いは、でしょうか。苦笑

 

 








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