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大変おまたせしましたが、大人気の【乳液特集】もようやく終盤となってまいりました…!!
少し間が空いてしまったのですが、
前回記事はコチラになります↓!
▶【乳液特集Vol.3】市販人気乳液9種を一挙比較!かずのすけのイチオシ乳液はどれ?<化粧品編>
前回では「化粧品」のプチプラ乳液をランキング形式でご紹介していったのですが
今回は【薬用化粧品(医薬部外品)】の乳液の紹介をしていきますね!
こちらも以前Twitterで募集したコメントを参考に集めたものになります!
- アクアレーベル ホワイトアップエマルジョン
- アクアレーベル バランスアップエマルジョン
- 肌ラボ 白潤プレミアム 浸透美白乳液
- 肌ラボ 白潤 美白乳液
- IHADA 薬用しっとり乳液
- ミノン アミノモイスト 薬用アクネケアミルク
- アルージェ モイストトリートメントジェル
- キュレル 乳液
の全8種類を揃えてみました!
今回も前回のようにランキング形式で…!!
と、言いたいところなのですが、、
今回扱っていくのは「医薬部外品」のため、ランキングではなくて
有効成分による効能に合わせて「効果別オススメアイテム」
という感じで解説していきたいと思います!
◎「薬用化粧品(医薬部外品)」について簡単な説明!
今回扱っているアイテムはすべて「薬用化粧品(医薬部外品)」です!
医薬部外品というのは、
「化粧品」と「医薬品」の中間にある
薬理的効能を少しだけ持っている化粧品類
のことを指しますね。
また医薬部外品の中には化粧品ではない製品(染毛剤や殺虫剤など)もあるため、
医薬部外品の中でも化粧品として使うものを「薬用化粧品」と呼びます。
化粧品にはない特定の「有効成分」を配合しているため、
その有効成分による『効果効能』を持っているのが特徴ですね!
また、医薬部外品は化粧品と違って「全成分表示」の義務を持ちません。
(旧表示指定成分だけは必ず書かなければなりません)
ただし、
現在の医薬部外品のほとんどは「有効成分」と「その他の成分」が書いてあり、
成分の並びも全成分表示と同じ書き方がされているものもあります。
(ほとんどの場合はその他の成分は順不同表記です)
このため、医薬部外品の成分を見るときは全成分は参考程度に見て、
有効成分による効能がどのようなものか?を知るのが一番大切だと僕は考えています。
これが分からずに適当に薬用化粧品を選ぶと、
かえって肌荒れしやすくなったり目的の効果が全く得られない…
なんてこともありえてしまうわけですね…!
というわけで、今回はどの乳液がどのような効果を持っているのか?を中心的にまとめていきます!
◎「美白作用」の乳液について
「美白作用」とは、
一般には「肌を白くする効果」と思われがちですが、
実際には「肌が黒くなったりシミを作ったりしにくくする効果」がより正しいです。
現在知られている美白成分は、
今あるシミを薄くしたり、顔色を白くするという効果よりも、
「日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ」とか「シミの元になる酵素の働きを妨害する」とか
「シミを作るシグナル物質を妨害する」とかそういう効果のものがほとんどで、
見るからに肌を白くしていくというものではありません。
そこは是非勘違いしないで欲しいと思います!
美白効果の乳液は、製品名やパッケージなどから読み取りやすいものが多いです。
必ず「美白」とか「シミ対策」などのような言葉が使われていると思います。
◎プレミアムとの違いは?【肌ラボ 白潤乳液】について
というわけでまずは美白系の乳液を見ていきましょう。
最初はこちらの「肌ラボ 白潤 薬用美白乳液」。
肌ラボシリーズの美白ケア用ライン「白潤(シロジュン)」の乳液になります!
こちら、購入してパッケージをじっくり見るまで「ハクジュン」と読んでいたことは秘密の話です!(^o^)笑
さっそく成分を見ていきましょう。
有効成分は「アルブチン」という成分で、
メラニンを作る「チロシナーゼ」という酵素を阻害するタイプの美白成分ですね。
紫外線によるシミ・そばかすを予防するのに優れている成分のひとつです。
ちなみにアルブチンは、美白成分の中では市販品にもよく使われていますが、
美白効果自体は比較的穏やかな成分ですね。
あと主成分はあくまで経験則からの予想になりますが、
水分のベースはDPGで、オレフィンオリゴマー(スクワランと似た油分)がメイン油分ですね(多分)。
ジグリセリンやメドウフォーム油などしっとり系の成分も配合です。
美容成分は肌ラボ特有のヒアルロン酸系の他に、
ビタミンCリン酸MgやビタミンEなどの酸化防止剤も配合です。
使用感としては塗った直後は浸透感が良好でしっとり感重視の使用感です。
ただ、ちょっとだけアトピーのかずのすけには刺激を感じますね…。
ベースのDPGやビタミンC誘導体なども結構ヒリヒリしやすいですし、
アルブチンも人によっては相性が良くないときがあります。
ちなみにこちらのシリーズにはさらに
「白潤プレミアム 薬用浸透美白乳液」
という上位タイプがあります。
こちら似ているのですが、どのように違うのか解説してみますね。
まず普通の白潤乳液は一本750円程度の価格で、プレミアムのほうは900円くらいです。
「プレミアム」とあるように、若干プレミアムの方がお高くなっていますね。
そしてこちらが成分表示になりますが、、
まず決定的な違いとしては、
有効成分が「トラネキサム酸」という成分に変わっています。
アルブチンと同じく美白有効成分のひとつなんですが、
効果のメカニズムが違っています。
こちらは「プラスミン」というメラニンシグナル物質を抑えるという効果で、
平たく言うとメラニン発生の元になる「炎症」を抑制することでシミやそばかすを防ぎます。
このため、「抗炎症効果」も同時に持ち合わせている成分なので
予防として事前に使用するだけでなく、
日焼けなどの後に炎症を抑制する目的で使用することもできます。
これがアルブチンと少し違うところで、
アルブチンはあくまで予防的に使わないと意味がない成分ですが、
トラネキサム酸は主に炎症ケアとして事後に使用しても効果がある成分です。
ただし、その一方で炎症が関係しないシミには全く効果がない成分です(^^;)
(肝斑や日焼けダメージによるシミ・そばかすに有効)
すでにあるシミ等にはほとんど効果なしなのはアルブチンと同じです。
刺激が出にくいですし気楽に使いやすいのがメリットですね。
ちなみにその他の成分は白潤とかなり似ていて、
オレフィンオリゴマーがスクワランになっているという程度ですね。
(どっちも使用感は似た成分だけど)
そのため使用感も非常によく似ています。
つまり両者の違いとしては有効成分がアルブチンからトラネキサム酸に変わっているというのが決定的な違いになるでしょう。
ちなみにかずのすけならどちらを買うか?というと、
ちょっとお高いプレミアムの方を購入すると思います。
理由としては、
トラネキサム酸が特に敏感肌向けの成分ということもありますが
レギュラー白潤のアルブチンの美白メカニズムは
チロシナーゼ活性阻害作用というのですが、
敏感肌にはあまり適したメカニズムではないため普段から極力避けているんですよね。
この辺の詳しい話は↓こちらの記事を参考にしてみてください!
まぁチロシナーゼ活性阻害系の中ではアルブチンは一番優しい部類なので比較的マシなのは確かですが(^^;)
それでも僕はあまり使いたいとは思わないんですよね。
また数年前のロドデノール事件を発端に
業界的にもチロシナーゼ活性阻害系の成分があまり使われなくなってきています。
今後はそれ以外のメカニズムのものが注目されていくでしょう。
◎白潤プレミアムと似てる?【アクアレーベル ホワイトアップエマルジョン】
美白系としてはもう一つ
「アクアレーベル ホワイトアップエマルジョン」も人気ですね!
恐らく美白系では白潤よりもポピュラーな製品だと思います。
まず有効成分の特徴は、
こちらも白潤プレミアムと同じく「トラネキサム酸」を採用しています。
炎症によるシミ・そばかすを防ぎ、抗炎症効果もあります。
これも明らかに肌が白くなるというものではありません。
有効成分が同じなので、
白潤プレミアムと似た特性を持っていると言えますね。
その他の成分は、グリセリン・DPGをベースにオレフィンオリゴマー(スクワランに似た油分)とエステル油を配合。
グリセリンベースな分白潤より少しだけ低刺激でしっとりが強めかなと思ったのですが、
その先にエタノールが入っているのでむしろ若干刺激感が強めになっていましたね。
(アルコール過敏症の方には合わないと思います!)
あと香料もしっかりしていて、好き嫌いがありそうです…;
(白潤は無香料なので香りの好き嫌いは発生しなさそう)
トラネキサム酸系だったら白潤プレミアムのほうがやや敏感肌向けの印象がありました。
さらに同シリーズにはこちらの「しっとり」タイプの他に「さっぱり」と「とてもしっとり」があるのですが、
全部有効成分は同じで、
「さっぱり」はよりエタノールが増えてさっぱり感重視の処方に、
「とてもしっとり」は主成分にジメチコン(メチルポリシロキサン)を追加していてほぼクリームのようになっています。
ちなみに価格はAmazonで2000~2400円くらいなので、、
ギリギリ「2000円くらい」と言えるかな…?と思って選びはしたものの
同じ有効成分の白潤プレミアムがあの値段と考えると
ちょっとコスパに難ありかな?と感じました。。
◎その他にも沢山の美白系乳液が!次回は「抗炎症系乳液」について
というわけで今回は8つの中から「美白効果」を主軸にしたアイテムを解説してみました。
もちろん美白有効成分は他にも沢山あるので、
この3つだけでは一部中の一部でしかありません(^^;)
ちなみに【乳液特集Vol.2】で解説した無印良品の「敏感肌用薬用美白乳液」も美白系のアイテムですね!
▶【乳液特集Vol.2】無印乳液で一番オススメなのはどれ!?かずのすけの無印乳液ランキング!
あちらは穏やかなビタミンC誘導体の「ビタミンC・2-グルコシド」(とグリチルリチン酸2K)を有効成分にしていましたね。
まぁ実際のところ、
プチプラ系の美白化粧品の大半が今回までに紹介した
- アルブチン
- トラネキサム酸
- ビタミンC・2-グルコシド(アスコルビン酸2-グルコシド)
を配合していると言っても過言ではありません(苦笑)
美白有効成分って、各社が独自に作った成分とかが結構多くて
自由に配合できない成分とかもかなり多いのですね。
対してこれらの3つの成分はどこの会社も好きに配合できる「汎用成分」というものですし、
コストも比較的お求めやすい原料が多いです。
なので2000円くらいで探してしまうと、これ以外が入っていることってほとんど無いかも…(苦笑)
(極稀に「プラセンタエキス」のやつがあるくらいです;)
正直なことを言ってしまうとこれらの成分は美白効果は本当に優しくて、
あまり美白は効かないけど、安全性重視ですよ!みたいな特性のものばかりなんですよね。
だからこれらの成分だとそんなに美白効果を実感できることってあんまりないかも…苦笑
実際に前にとったアンケートでも
過半数の消費者が「美白化粧品で効果を実感したことがない」と答えていました。
▶【効果はなかった】65%…美白化粧品の『効果』はどれくらいで感じる?アンケートの考察
↑これにも同じ理由を書きましたが、
市販のコスパ重視の美白化粧品だとそれも仕方ないかもしれませんね。。
しっかりした美白効果を求める場合は、それなりのお値段のものの方が効果自体は強いです。
(ただし美白効果を強めるとその分刺激も強まっていく事が多いので、その点は要注意。)
というわけで今日は以上!
次回は残りの5点、「抗炎症系乳液」の解説になります!!
▶【乳液特集Vol.5】プチプラ薬用乳液8選!成分の特性と効果別オススメアイテムを解説!(その2)
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