一日一回のランキング投票にご協力ください。
↓クリックで投票完了↓
今日は以前からリクエストを頂いていた
【赤ちゃんのおしりふき】
についての記事を書いていきます!
◎赤ちゃんのおしりふきに大切なこと
先日書いた記事
▶除菌ウェットティッシュは「ノンアルコール」にこだわるべきか?
がとても反響があり、
その関係で「赤ちゃんのおしりふきもぜひ見て欲しい!」というリクエストを沢山頂いていました。
「赤ちゃんのおしりふき」とは一体どういうものなのか?という話を軽くまとめておきますと…
つまり「赤ちゃんのお尻をふくためのウェットシート」ですね!\(^o^;)/(そのまま)
まぁ赤ちゃんと言えばうんちでお尻が汚れやすいですからね。
簡単に拭けるアイテムがあると便利だよねということで
現在では何かと忙しいお母さんにとっての育児の必需品となっています。
ただおしりふきもなんでも良いわけではなくて、
やはり赤ちゃんは普通の大人に比べてお肌が弱いですので
その分【成分】にもこだわって欲しいなぁと僕は思います。
「赤ちゃん用なんだからそんなに悪い成分は入っていないでしょ?」
と思うかもしれませんが…
今回有名商品やネット上でいろんな製品の成分を見てみますと、
それが意外と「これはどうなの…?」と思うような成分になっている商品もチラホラありました。。
(というか有名所はどれもう~ん…な感じで…ゴニョゴニョ…)
特に日本だと乳幼児のアトピー罹患率は20%近くかそれ以上あると言われていますので…
お肌の弱いお子さんには特にあまり成分のよろしくないおしりふきは使用しないであげて欲しいと思います。
これは今回の記事で最後にもまとめますが、
結局の所おしりふきも価格に比例して内容が良くなっていく傾向があります。
消耗品だから安いもので…という選び方をしていると、
それが大事な大事な赤ちゃんの肌荒れにつながってしまう可能性もあります。
ということで、
今日はお母さん必見!の「注意したいおしりふきの成分」のお話をまとめていきますね!!
用意したのは
- メリーズ おしりふき
- ムーニー おしりふき
- パンパース ふわふわシート
この商品はいろんなおしりふきの中でも特徴的なのが「トイレに流せる」ということです。
シートが水に溶けるタイプになっているんですね。
そのため容器もトイレに置けるようなハードケースが付いてます。
水、DPG、塩化Ca、ラウレス-9、安息香酸Na、メチルパラベン、BG、ハマメリスエキス
ざっと見る感じ、
以前の記事で指摘したような「安全性謎の防腐剤」が配合されてないという点は非常に評価できると思います。
花王さんはやはりその辺はとても常識的なメーカーなのでよく分からない防腐剤は使わない様子。
「ノンパラベン」とかどうでもいいことに拘らないのは潔くて好きです。
ただ実はやや難ありな成分がひとつ入っていて、
それがすごく問題なんですよね…^_^;
とりあえずシートを出してみるとこんな感じでした。
大きさは20×14cm。
背面が普通に透けて見えるくらい薄いシートです。
トイレに流せる仕様のせいかイマイチしっかり感の無いシートで
拭いてるうちに破れちゃうのでは…という懸念が(*_*;)苦笑
実際ちょっと引っ張るとすぐ破れますね。。
そして、
手で触ったときにすぐに分かるんですが…
このシートには明らかな刺激感を感じます。
あくまでアトピー体質のかずのすけだから感じる、というのはあるかもしれませんが
指先が明らかにピリピリしますね。
主成分の「DPG」は化粧品の解析では多少刺激の要素の話はしていますが、
実際には目刺激があるくらいの成分で皮膚への刺激はあまりないはず。
(触ってすぐに感じるほどではない)
特に指先くらいの厚い皮膚で刺激を感じるのは変です。
個人的には体拭き用のシートの主成分としてであればDPDはそんなに悪い成分ではないと思います。
なのでこの刺激感の原因は恐らく、
その背後に入っている【塩化Ca】だと思います。
塩化Ca(えんかカルシウム)は吸湿性を高めるなどでシートを乾きにくくするために入っているのでは?と予想できますが、
実は全く肌に優しい成分ではありません。
によれば、
塩化カルシウムを梱包する作業者(複数)の皮膚に紅斑、剥離が認められることから、塩化カルシウムはヒトの皮膚、粘膜に強い刺激性を示すとしている(SIDS(2002))
とありますので…
普通、赤ちゃんのおしりふきに入れる成分かな…??と僕は思います;;
経口毒性は無毒性値なので口に入った時の危険性は低そうですが…。
(食品添加物には頻繁に使われているし塩とカルシウムみたいなものですからね;)
基本的に化粧品の成分でも塩化Caが入っているのはほとんど見たことがないので、
これはちょっと問題ありそうですね…(x_x;)
(あと実は「ラウレス-9」は非イオン界面活性剤ですが基本は肌に触れる製品に配合するものではないです。ちょっと浸透性が高すぎて軽度の皮膚刺激があります。)
これで実際に拭いてみると、
さっぱりした使用感なんですが、やはりすごい乾燥する感じがあります。
それとなんというか拭いた後が粉っぽい?(多分塩化Caのせいか?)感覚があるのです。
ですので…
個人的にはこれを赤ちゃんに使用することはまずなさそうです。。(苦笑)
◎「ムーニー おしりふき」の成分と使用感について
お次は「ムーニー おしりふき」を見ていきましょう。
成分はこちら。
水、PG、安息香酸、ポリアミノプロピルグアニド、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、 ベンザルコニウムクロリド、EDTA-2Na、(C12-14)パレス-12
う~ん、これはまた怪しい成分になってますね…。。(^_^;)
まず主成分に配合されている【PG】という成分があります。
正直この成分の刺激性などはエタノールなどに比較すると全然少ない方で、
接触した時の刺激感とかはあまり感じないと思います。
昔作ったこの資料をもう一度貼っておきますが、
毒性や刺激性面ではグリセリン・BGに次ぐ低刺激性&低毒性の成分なのです。
ただし、
成分の構造特性から浸透性が高く、2000年ごろから度々問題視されるようになった関係で
現在ほとんどの日本メーカーはこの成分を用いていません。
(代わりに使われているのが先程出てきた「DPG」です。)
という意味でもまぁ一応避けておいた方が良いのではないかと考えています。
そして
ポリアミノプロピルグアニド、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、ベンザルコニウムクロリド
あたりは先日指摘した謎の防腐剤成分と最強の殺菌剤ですね。
規制濃度は低いもののその分毒性も高いので、舐め取りを考えるとやや気になりますね。
こちらのシートはトイレ流しNGですが、
ご覧のようにかなり薄めのシートです。
大きさは21×14cmで、薄さ的にもメリーズとそう変わらないくらいです。
ただメリーズみたいに引っ張るとすぐに破れることはなく、
薄さの割には比較的丈夫にできてます。
また実際に使った感じでは、
メリーズほどの持った瞬間からの明らかな刺激感は感じないものの、
やはりしばらく手に持っていると若干の刺激を徐々に感じてきます。
PGやベンザルコニウムクロリドが効いているのかな~と個人的には思います。
ただ今回の3つの中では拭いた時の感触は1番自然で、良い意味で「水っぽい」です。
粉っぽさやぬめっと感は残りにくいですね!
ということで成分面ではあまり使いたいものではないものの、
使ってみる限りの使用感ではそこそこ悪くないかなと思いました。
◎「パンパース ふわふわシート」の成分と使用感について
本日最後のお品はこちらです!
「パンパース ふわふわシート」の成分を見てみると、
水、クエン酸、PEG-40水添ヒマシ油、クエン酸Na、カプリル酸ソルビタン、安息香酸Na、EDTA-2Na、ビス(PEG/PPG-16/16)PEG/PPG-16/ジメチコン、キサンタンガム、ペンタデカラクトン、DPG、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル
というこんな感じになっています。
そういえば先程のムーニーのおしりふきもそうなんですが、
おしりふきって『衛生用品』だったウェットティッシュと違って『化粧品』の分類で、
しかも種類が『化粧水』なんですよね。
化粧水をシートに染み込ませているもので、
シートマスクなどと似たようなものという感じのようです(意外!)
ではこちらの成分の悪いものを挙げてみますと…、、、
うん、
悪い成分と言えそうなものはありません!\(^o^)/(笑)
主成分が「水、クエン酸…」と続いている時点で主成分ほぼ水で、クエン酸からは全部1%以下ですね。
ぱっと見は成分多そうなのですが、
クエン酸もクエン酸NaもただのpH調整剤で弱酸性にしているだけの成分、
PEG-40水添ヒマシ油とカプリル酸ソルビタンが非イオン界面活性剤(汚れ落とし用だと思います。)、
防腐剤は安息香酸Na、EDTA-2Naはキレート剤、あとはシリコーン系の乳化剤、ペンタデカラクトン(香料)と溶剤が二種入っているだけ。
なので成分的に明らかな刺激性を発揮しそうなものはなく、
まぁ強いていえばカプリル酸ソルビタンが若干構造が小さいので浸透刺激あるかも…?くらいのもので
ほとんど無視できそうです。
なので3品の中では1番成分的な安全性が高そうと言えそうです!
さらに、
シートもとても分厚く出来ていて非常に頑丈です!
このように3つ比較すると一目瞭然。
取り出し口もパチっと閉まる設計になっているため、
占め忘れない限り内容物の水分が蒸発しにくく出来ておりとても便利だと思います。
このくらいシートが飛び出してても↓
難なく普通に閉まるのが凄いですね!
いやぁ~、
パンパースさんてかずのすけ的にはあまり優れた商品を見たことがないP&Gさんの商品なんですが…、
これは競合他社と比べるととても良くできていると感じました!
というわけで実際の使用感も見てみましょう。
確かに、3品の中では最も低刺激です!
ただ僕の皮膚では本当に微弱~な刺激感はなんとなくある感じはします。
やっぱりカプリン酸ソルビタンの影響か、もしくは他の何かかもしれません。
でも間違いなく3品の中では肌に優しい印象です。
ただ個人的な不満点が2つ。
まず使用感が「ぬるっと感が残る」のが気になります。
シリコーン系界面活性剤のせいではないかと思いますが、しっとり感というよりは単純にぬるっと感なので場合によっては不快感に繋がりそう。
(これで身体を拭くのは僕は無理です;)
そして香料が若干くさい…。
これは成分には「香料」とは書いていないのですが、『ペンタデカラクトン』という成分が香料の一種です。
特有の甘ったるい芳香があります。
それ以外は悪くないのではないかと思います!!
◎おしりふき3商品を一気に比較してみると…
ということで今までのお話を、ざっと一覧表にまとめるとこうなります↓。
ご覧のように、
問題のありそうな成分を赤字、やや問題のありそうな成分をオレンジ
で着色してあります。
メリーズとムーニーはう~ん…な感じで、
パンパースは何もありません。
あとは使用感の特徴もまとめています。
ところで最後の欄を見て頂きたいのですが、
一応Amazonなどを参考にして一枚あたりの参考価格を出してみました。
するとやはり最後のパンパースさんが1番高価であることが分かります。
成分だけでなくシートや容器にもこだわりがあったのでなるほどの価格感だと思います。
(ただドラッグストアとかだとオープン価格なので価格が変動していることもありそうです。)
一応個人的には有名ブランドだとパンパース一択かな?という感じなのですが、
しかし実際使えと言われるとあんまり使いたくない…と思ってしまうのも事実です(^^;)
使用感的には1番ぬるっとしててイマイチだったので…。。
そこでなのですが、
かずのすけ文句なしオススメの赤ちゃん&大人用のボディシート
が実は他にありまして…。。。
このお話をぜひしたいと思っています…。。
ただ…、、、
すごく心苦しいことに、
ここにあるおしりふきと比較すると
とてもコスパが悪い!
のです。。(T_T;)
なんと1枚約20円くらいするので…(苦笑)
ですので何かと要りようの育児にオススメするのはとても気が引けてしまうのですが;
あくまで
「価格にはこだわらずとにかく肌に優しいボディシート(おしりふき)が欲しい!」
という方に向けて、
次回はそのオススメボディシートをご紹介したいと思います!
ぜひご期待くださいね!(^o^)ゞ
吸収剤&酸化亜鉛フリー!最高指数UV下地【セラネージュ ハイエンドカバーUVベース】7/15発売【詳しくはこちら】
敏感肌のエイジングケアに!【セラシエルレッド モイストクリーム】発売!【詳しくはこちら】
オンラインストアURL:https://cores-ec.site/ceralabo/
超ベテランコスメ開発者と手掛ける魂の合作【美肌成分事典】10月19日発売!【詳しくはこちら!】
【秒でわかる!最強の家事-暮らしは、化学でラクになる】発売中! 【詳しくはこちら!】
【オトナ女子のための美肌図鑑】ベストセラー10万部突破!【詳しくはこちら!】
▶メイクも化学で徹底解明 【オトナ女子のための美容化学 しない美容】 大好評発売中!!
▶かずのすけがマンガに!【かずのすけ式美肌化学のルール】の紹介
▶究極の美肌法を徹底収録!【どんな敏感肌でも美肌になれる!オフスキンケア】の紹介
<公式ホームページ> ブログを見やすくまとめています!→詳しくはこちら!
【かずのすけのおすすめ化粧品まとめページ】
かずのすけが実際に使用している商品や四つ星&五つ星の商品をまとめています!
詳しい利用法について→こちら
オススメの解析
かずのすけ
Facebookページも宣伝
かずのすけ公式Facebookページのいいね!もお待ちしてます!
解析依頼はここから
※アメンバー限定です。
【かずのすけのブログ検索】
コメントや古すぎてAmeba検索でHITしないものも検索できます!
(バナー用画像↓ 加工OK!)