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「クレンジング後のW洗顔をするべきかしないべきか、見極めが難しい…、」
という話を最近よく聞きます。
クレンジング剤の基本成分からW洗顔推奨・非推奨の大まかな判断をする方法については
以下の記事でも解説していますが、
▶W洗顔って必要？不要？【W洗顔不要クレンジングオイル】の注意点
もし「W洗顔不要」のアイテムであっても
実は肌質や体質によってはやっぱりW洗顔はした方が良いという場合もあります。
だから上記事のように成分構成的にざっと区分することもまぁできる一方で、
肌質体質によっては一概には言い切れない面もあるので注意が必要です。
◎「油脂系クレンジング」はホントにW洗顔不要？
かずのすけが以前から推奨している
『油脂系クレンジング』
は、「オイル系なのにW洗顔不要でお使い頂ける」というのも大きなメリットです。
油脂クレンジングは主成分として配合されているオイル（「油脂」）が比較的流れやすく肌残留しにくいという点と、
さらに主成分が皮脂と類似の成分であるため多少残留しても肌の保湿剤として働いてくれるという点から
W洗顔をしなくても不快感が残りにくくしっとり洗い上げることができます。
なので以前より「W洗顔すると乾燥するような…」という方には
W洗顔を抜いてもいいですよ、という風にお答えしてきました。
しかし、注意しなければならないのは
冒頭でも書いたように
「誰でもW洗顔不要が合うとは限らない」
ということです。
体質や肌質によってはW洗顔を抜くとむしろ肌荒れにつながる懸念もありますので、
その点を必ず見極めていただかなくてはなりません。
◎残った油分がニキビや湿疹の原因になる？
特に油脂系クレンジングの主成分は、
『皮脂』と類似の成分であるから保湿作用が高いということになりますが…
ご存知の通り、
「皮脂」は放置するとニキビの原因になったり脂漏性湿疹の原因になったりもします。
肌の表面には『皮膚常在菌』という皮脂を分解している良い菌類がいるのですが、
普段は良い菌も増えすぎるとニキビや炎症を誘発するため、肌に悪影響になってしまいます。
そして「皮脂」と類似の「油脂」類も、皮膚常在菌にとっては餌になります。
ニキビができやすい体質の人は常在菌が増えすぎていたりするため
油脂クレンジング後にダブル洗顔を省くと常在菌にとっての餌が増えることになり、
これが原因で肌荒れを起こすことに繋がる場合も十分考えられます。
なので「自分は普段からニキビが出来やすいな」と自覚している場合は、
多少乾燥を感じたとしてもW洗顔を省くのはあまりオススメできません。
（この場合は出来るだけ洗顔料の洗浄力を調節した方が良いということになります。）
◎「油脂の分解物」が炎症の原因になる人も？
またこれもとても理不尽な話なのですが、
自分が分泌している皮脂で肌が常に炎症を起こしている…
という人も最近は増えています。
油が出やすいTゾーンが常に赤らんでいる人はこのタイプ。
これは皮脂そのものが原因になっているわけではなく、
上記で紹介した常在菌類が皮脂を分解して生成した「脂肪酸」などの副生成物が、
その人の体質的に合っていないからです。
「脂漏性湿疹」という有名な湿疹の原因は主にこれで、
皮脂の分解物が肌に刺激になったりアレルギー物質であったりするために
この体質の人は自分の皮脂のせいで肌が荒れてしまうのです…。
（多くは皮脂の分泌量が多すぎて、刺激物の生成量が増えすぎているのが原因ですが。）
そして例のごとく油脂クレンジングで残る油脂も、常在菌によって分解されると脂肪酸等の物質を生成しますから、
体質的にこのような副生成物が肌に合わない場合は、
油脂クレンジング後のW洗顔を省くとしばらくして痒みを伴う炎症などを誘発する場合も考えられます。
◎W洗顔する？しない？見極めのコツ
というわけで、
これを見極めるのはどうしたら良いのか…。
それはですね、やっぱり「とりあえず試してみる」しかないです(^_^;)
もちろん元からニキビができやすいという自覚がある人や、
すでに脂漏性湿疹持ちの人の場合は当然W洗顔推奨です。
ただどっち付かずで分からない・・・という方もおられると思いますので、
そういう場合はまずはやってみて、しばらく調子を伺ってみてください。
一日二日ではよくわからないので、
とりあえず一週間くらいが判断の目処だと思います。
（もちろん1日目で突然ニキビ大量発生とかになったらその時点で使用は控えましょう；）
しばらく続けてみて、
なんだか調子が崩れたなぁ、ニキビができやすくなったなぁ、
などと感じるようであればそれはやはりW洗顔した方が良いということです。
逆に調子が崩れないなぁと感じるようであればそのまま継続して良いということになります。
◎敏感肌やアトピーの傾向がある場合は基本的にW洗顔推奨！
また油脂クレンジングを使う場合は、
敏感肌・アトピーの傾向がある方は基本的にW洗顔を省かない方が良いです。
かくいうかずのすけもセラクレ使用後はW洗顔をするようにしています。
それはアトピーとか敏感肌の方は特に脂肪酸とかで肌が荒れやすいですから…。
安全性を第一に考えるのであれば
多少の乾燥を押してでもW洗顔をした方が良いです。
まぁ油脂系のクレンジングの場合は残留する油分が肌にそんなに密着しないので、
W洗顔用の洗顔料はアミノ酸系などのできるだけ優しいものを使用するのがベストです。
（かずのすけはセラクレを使用した時はエクストラでW洗顔が定番です。）
ちなみにクレンジング後W洗顔をして乾燥するかどうか、というのは、
一回や二回の使用では判断しない方がいいです。
どんな洗顔料でも化粧品でもそうなのですが
使い始めは一時期肌がびっくりして角質の代謝をはやめたり皮剥けができやすくなったりします。
この段階で『乾燥！』と思い込むのは時期尚早です。
しばらく使っていると肌が慣れてくるので、すぐに乾燥を感じなくなる場合も多々あります。
◎実際にはW洗顔しなくても良い人の方が多いが…
まぁここまでかなりW洗顔推奨の方向性で書いてますが、
実際にはこれまでのお使いいただいているユーザーの皆様からのお話を聞く感じでは、
W洗顔不要にしても肌の調子が崩れない人の方が多いように思います。
「W洗顔しなかったら肌が荒れた…」というのはむしろ稀なケースになりますね。
でもやはり安全性を第一に考えるのであればW洗顔をしていただくのが確実だと僕は考えています。
まぁこれまでも「基本はW洗顔推奨」という風に言ってきていると思いますが、
あくまで
「W洗顔は必ずしも必要ではない」
というのが油脂系クレンジングの基本スタンスということをまずご理解下さいませ。
「W洗顔抜いてもいいけど、調子が崩れないかを確認しながら試してみてね。」
という感じですね(;^o^A
ここを誤解してしまうと折角とても良いアイテムなのにうまく使いこなせなかったりということも起こりえますので、
ぜひともご注意頂きたく思いますm(_ _)m
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