2010年6月23日、第三次房総探索。この日のネタで記事にしてるのは旧・小松橋、山太郎隧道、ギロッポン、正木1号橋、梅ノ木台一号・二号隧道、長浦橋&清水橋、清水隧道、鍵掛橋とその奥、そして岩井袋隧道。
こうして記事にしてるのはなぜかほとんど前半のブツばかり、今宵のお題もギロッポンと正木1号橋の間で、かなり序盤のネタは網羅してきたな~って感じ。
まずはこれ。
ここは君津市二入(ふたいり)地内、集落内の道のどん詰まり。場所はこちら。
どん詰まりなんだが、実際は正面にまだ道が続いているのがわかる(マピオン地図でも道が描かれている)。
ほれ、このとおり。
古道の趣を感じるめっちゃいい道が続いている!
このネタを知ったのは房総の隧道王子ことまきき師匠のレポートだった(お元気だろうか?)のだが、以前はこの正面に道があるなんてわからないほどの植生だったらしい。ありがたや。
そして歩くことわずか数分で、
お出ました~!ザ・房総ちっくな素掘り隧道!
先ほど古道の趣と書いたが、実際ここはかつて君津方面へのメインルートだったようなのだった。こちらをどうぞ。
【「今昔マップon the WEB」より作成】
【リンクも貼っておく】
中央にあるのがこの隧道だが、ご覧のように現在の国道465号とは異なり、この隧道を抜けてその先現・房総スカイライン(県道92号君津鴨川線の一部)をかすめ、やがて上書きされるようなルートだった。
ちなみに上の古地図は1894年~1915年のもの。つまりはこの隧道、
最新でも大正初期、かなりの確率で明治以前の隧道ということになる。当然ながら、1979(昭和54)年開通の房スカよりもこちらの道のほうが圧倒的に古い。
この隧道はかなりの有名物件であり、「二入の隧道」とか「二入トンネル」などの名称でググれば多くのレポートがヒットする(わたくしが知る限りはまきき師匠のものが最初だったと思うが)。
訪問から放置すること11年以上。そんな、レポとしては最後発(笑)な拙ブログだが、今回記事を書くにあたって調べてみたら…なんとあっけなく隧道の正式名称が判明してしまった。ええ、もちろんいつのように、愛と信頼の「全国Q地図」様のおかげである。またしても恩義が(笑)。
そのお名前は、「前坂(まえさか)隧道」。
…。
なんか、フツーね(笑)。
当たり前だけど、改めて「平成16年度道路施設現況調査(国土交通省)」を調べたら、普通にこの名前があった。堤山隧道と同じパターンで、これのことだったのか!っていう驚きが。
単になじみの問題か、「二入(ふたいり)隧道」のほうが全然しっくりくるけど、まあこれが事実。

この古洞のお名前は、前坂隧道です。皆さんよろしくお願いします(笑)。「いいや、俺の中では二入隧道だ!」と頑なな態度を取るのも、また良し(笑)。
ザ・房総ちっくたる所以の、
この滑らかな岩肌。柔らくて掘りやすいと評判の(笑)上総丘陵の典型的な地質ではないかと。
さて、入洞して振り返って~の
鉄板の構図。
やっぱ、坑口の形に個性のある素掘り隧道だとよりイイねえ~。ここのは、まるで蠟燭の炎みたいな面白いシルエットですな。
この写真を撮ってふと気づき、振り返って再確認。やっぱあるやん。
これ、いつの轍!?
とても最近のものとは思われなかった。だって、
抜けた先はコレモンなんだから。
【後篇】に続く。








