2010年6月23日、第三次房総探索。
文字通り海に向かって開いた袋のような地形。
その名も岩井袋の集落から
坂道を登ってゆくと…
現れるのが
隧道…なんだけども、手前のアレは何!?
何らかの碑のようだが、
大事にされてる感はあるのだが…。どっか別の場所に立ってたのを後年に嵌めこんだのだろうか?煉瓦でまわりを囲っているのが逆になんか安っぽい…。
近づいてよく見て見ると、それは
「道路改修工事竣成記念碑」だった。
左下には「昭和三年九竣工」との記述があるが、
実はこの隧道の建造は
昭和九年ではなく、大正四年!なんだそうで。
や、毎度おなじみ「平成16年度全国道路施設現況調査(国道交通省)」によるとそのように書いてありましたん。
ちなみにスペックは、延長109m、幅員5.5m、有効高4.2mだそう。
ああ、もちろんお名前は
「岩井袋隧道」でございます。
こちらが東側坑口。
かつて、岩井袋集落と外界をつなぐ生命線であったであろうこの隧道。
おそらくその役目は、今では南側の新道が担っているのだと思われるが、こうしてちゃんと今も使われている…まあ6年以上前の情報やけど(笑)。
…ナトリウム灯って、なんかホッとするなあ…。
以上、完結。