子どもって
散らかすのが仕事と言われるくらい
片付けないでどんどん出しますよね~。
散らかり放題の部屋を見て
「片付けて!!」って言うのは、
日常茶飯事ですが、
私が思うそのワケを書いてみました~。
①導線に合っていない
子どもは、基本的に「今」を生きています。
なので、「今」いらなければ、
その場に置いて次の欲しいものへ行くんです。
だから次から次へと物が出て、
結果的に散らかるんですが、
次の欲しいものへ気持ちが動いた時に
目の前に片付ける入れ物や場所があれば、
「ここにしまってね」
と声をかければ
片付けられるようになります。
なので、
片付けて欲しい場所が、
すぐそばにある事が大事。
小学校1年生も、
2~3歩歩いてしまう工程が面倒でやらないことがありますよ~。
②意図が伝わっていない
☑ なぜしまってほしいのか、
☑ しまうと何がいいのか
本人にとって
納得いっていない理由の可能性があります。
例えば、
片付ける理由は
「次に使う時のためにしまう」
「お友達が困るからしまう」
「なくなったら困る」
などと伝えると思うのですが、
これらの発想が理解できるのは
私の感覚からだと、5~6歳だと思っています。
なぜなら、
その年齢になってくると、
自分以外の人がいる!という理解や
時間の見通しが立つようになってくるから。
それまでは「今」「自分」を中心に
生きている子ども達なので、
その理由がピンときません。
だから
今のその子が納得いく意味をつけることが大事。
☑️ ここに入れたら、お母さんが喜ぶ
☑️ ここにしまったら、褒めてもらえる
☑️ 使う時に「すぐ見つけられたから、すぐ遊べるね」と声をかけてもらって理解する
など「今」その子にとってのメリットを感じることができて
いい行動をしたことと関連付けて教えることも大事だと思っています。
もし、即効性を求めるなら
☑️片付けないと本人にとって嫌な経験がある
という「それをされると嫌だからやる」のもアリです。
例を出すと
「片付けなければ捨てるよ!」
ですね。
私も使いますが、
こういうのは、
本人にとって痛みだと感じないと効果はないんですよ~。
また、人間は痛みに馴れるので、
この方法で相手を動かすのも限界が来ます…。
もっと大きな痛みを用意しないといけなくなって、
動かす方も動かされる方も、どちらも苦しくなっていきます。
だから、
ここぞ!という時に使うくらいの方がいいと思います。
③ 量が多い
これは②に繋がるところもありますが
量が多いと片付ける気になりません。
例えば、
夏になり、たくさん物がある物置から扇風機を出した場合、
秋から冬にかけて、そろそろしまおうか…と思っているけれど
「扇風機…あの物置にしまうのか…面倒だな…」
ってなりません??
目的がある時に出すのは簡単だけど、
それをしまうと億劫になるのは、
大人も一緒ですよね(笑)
物が多いと想像しただけで、げんなりします…。
なので、
なるべく量を減らしておくのも大事だと思っています。
減らす時は、
大人が勝手に減らすと
「勝手に捨てた!」と怒ってトラブルの元。
子どもに選ばせると、
やっていくうちにだんだんと
自分で要らないものと要るものの見極めがつくようになるので、
オススメです。
私が思う片付けの目安は
子どもが1つのオモチャをしまうのに
3秒以上かかるのは、
場所も量も子どもに合っていないと思っています。
見直してみると、やれることがあるかも知れませんよ~。
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