「5時までにおうちに帰らなかったら、家に入れないよ!」
「オモチャを片付けなければ、捨てるよ!」
「ゲームの時間を守らなければ、没収するよ!」
って言いますよね?
私も言ったことあります。
この
「条件付きのルール」にしたら
ダメですよね?
というご質問を頂きました。
私のお答えは
「条件付きの
効果を考えて
使ったらいいと
思います。」
例えば、
「ゲームの時間を1日1時間」
「もし、守れなければ没収ね!」
と決めたとします。
そのルールにより、
子どもはゲームを取り上げられたくないので、
緊張感を持って時間を守ろうとしますよね?
でも、そのうち
時間内でたまたまセーブポイントに
上手く辿り着けなかったり、
もうちょっとで敵を倒せそうだという
タイミングに時間がきてしまった…
というような予期せぬことがあって、
ルールが守れないタイミングが必ず来ます。
これはゲームだけに限らず、
どんな事でも決めたようにできないことは
あります。
そこで、
条件が発動するワケです。
「ルールを守らなかったんだから、没収!」
これにより、
☑ 子どもが「この人は本当に没収するんだ」とわかる
☑ ルールを守らないと痛い思いをする
☑ ルールを作る時は慎重に決めよう
などその人やルールに対する本気度が伝わる
可能性があると思います。
その反面
☑ 本当に大切なことを考える機会が少なくなる。
☑ 没収されないようにすることに頭が働くようになる
☑ 隠れてやりたいことをやるようになる
など
嫌なことから逃げるために
ルールを守っているように見せる
可能性があると思うんですよね。
と言うことは、
☑️ この人には逆らえない
☑️ ルールは守らないとダメ!
と言うことを理解させたいなら
効果がある可能性が高いですが、
☑️ なぜこのルールが必要なのか
☑️ どうしたら守れるルールを作れるのか
と言うことを考えさせたいのなら
その効果はあまりないと思うのです。
それに、
☑️ この人には逆らえない
☑️ ルールは守らないとダメ!
という効果を狙うのなら、
自分も
ルールを守ることが大事。
この場合、
子どもが「返して!」と涙の訴えに負けて
ゲームを返してしまうことを
何度も繰り返すと
子どもは
「取り上げる!って言いながら、
結局取り上げないよね。」
と思って、
その人が言うことに
だんだん信頼が薄れていきます。
そうなると、
絶対守って欲しいことや
こちらがどうしても譲れないことがあった時
こちらの言っている言葉に
耳を傾けなくなる可能性が
高くなっていきますよね。
信頼関係は、「何を言うか」より「誰が言うか」が大事なので、
脅しやはったりで約束をするのは、おススメしません。
つまり、
お互いが守れるような内容の
ルールにすること
が大前提なんです。
年齢も大きくなると、
一方的なルールは子どもが納得がいかず
通用しなくなっていくな~
と感じているので、
お互いが納得いくルールを
一緒に作る方が多くなりました。
どちらもメリットデメリットがあるので
今その子にはどちらが大事なのかを
考えて使ってみるといいですよ~。
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