最近はちょっとした空き時間にTEDtalkを見ている。
20分で終わるし、内容も本当に示唆に富むものばかりで、しかもプレゼンの構成の勉強になる。
一つの主張を20分で、ここまで質の高い時間の抽出ってのは、いかにプレゼンに集まった人たちの時間を貴重に感じているかということの現れな気がする。
20分で自分の一番伝えたいものを、社会に利益を還元する形で、自分のアイデンティティーのあり方やライフヒストリーも交えながら伝えていく。
もちろん直ぐに自分の人生や生き方、目の前の仕事に役立つものばかりではないが、役に立たないけどなにか感じるもの、なんかわからんけど勇気が出るもの、なんかわからんけど好きだなと思うもの、なんかわからんけど面白かったり感情を揺さぶられるもの、らの積み重ねが、実はその人の思考や価値観、思想のベースになり、結果として人生に大きく影響を与えていると思う。
このプレゼンは「ボディーランゲージは人を作る」というもの。
その人の態度や姿勢が相手に大きな印象をあたえるということはよく知られているが、この研究は、態度や姿勢がその人自身にも影響をあたえるのではないかというもの。
例えば、胸を張り、腕を広げた力強いポーズを2分間することで、力強さを司る体内のホルモン、テストロゲンが上昇し、ストレスを司るコルチゾールが減少すること、体を縮ませ方を小さくすくめるような弱々しいポーズをすることで全く逆の効果があった。
彼女には、大学生の時に交通事故で脳に外傷を負い、知的能力が低下したことで自分の拠り所と自信を失い「私はここにいるべきじゃない」と深く悩み続けながらも、出来るふりをしてあらゆることに挑み続けた過去があった。
そんな彼女は言っている。
「フリをしてやり過ごすのではなく フリを本物にしてくださいと それが本当に自分のものになるまでやるんです」 と。
動画は以下に
http://digitalcast.jp/v/14341/
「心が姿勢を作るだけでなく、姿勢が心を作る」というのは日本では昔から言われてきたことだけど、日本の場合は静けさや落ち着き、といった佇まいに力点が置かれており、この研究では自信というところに重きが置かれているところに、東洋と西洋の違いを意識させられる。
考えてみたらヨガだってそういう思想だね。
解決志向ブリーフセラピーの中に、奇跡が起こったふりをする、という技法がある。
今困っていることが解決し、すべてが上手く行った状態だったら明日からの一日をどう始めるか、どんかことに気づくか話し合い、奇跡が起こったふりをして行動することで、起こった小さな生活への変化が解決に向かうきっかけになるという考え方。
ブリーフセラピーの哲学は、小さな変化が流れを変え、大きな変化を引き起こすというもので、最初から全部を解決する、のではなく、今できる解決に向かう小さなことに取り組む、という姿勢が大事になる。 僕の場合は、実際に上手くいった真似まではしなくても、上手く行っている例外的なところや、状況を想定して、上手く行っているための要素について話し合い、その要素をエンパワメントする方法を見つけたり、要素が強くなるための環境を作っていくという非常に遠回りなことをやっている。
(これには僕の「意識できるか出来ないかギリギリのところまで遠回りする、間接的にするほうが実際はうまくいく」という体験や考えが影響しているのだろう)
彼女の研究を、奇跡を起こったことにする技法で使うなら、「もし奇跡が起こったら、あなたはどんな姿勢で毎日を過ごしますか?」という問いかけを行ってもいいかもしれないし、小さなことへチャレンジしてもらうためのブリッジとして有効なのではないかと思う。
20分で終わるし、内容も本当に示唆に富むものばかりで、しかもプレゼンの構成の勉強になる。
一つの主張を20分で、ここまで質の高い時間の抽出ってのは、いかにプレゼンに集まった人たちの時間を貴重に感じているかということの現れな気がする。
20分で自分の一番伝えたいものを、社会に利益を還元する形で、自分のアイデンティティーのあり方やライフヒストリーも交えながら伝えていく。
もちろん直ぐに自分の人生や生き方、目の前の仕事に役立つものばかりではないが、役に立たないけどなにか感じるもの、なんかわからんけど勇気が出るもの、なんかわからんけど好きだなと思うもの、なんかわからんけど面白かったり感情を揺さぶられるもの、らの積み重ねが、実はその人の思考や価値観、思想のベースになり、結果として人生に大きく影響を与えていると思う。
このプレゼンは「ボディーランゲージは人を作る」というもの。
その人の態度や姿勢が相手に大きな印象をあたえるということはよく知られているが、この研究は、態度や姿勢がその人自身にも影響をあたえるのではないかというもの。
例えば、胸を張り、腕を広げた力強いポーズを2分間することで、力強さを司る体内のホルモン、テストロゲンが上昇し、ストレスを司るコルチゾールが減少すること、体を縮ませ方を小さくすくめるような弱々しいポーズをすることで全く逆の効果があった。
彼女には、大学生の時に交通事故で脳に外傷を負い、知的能力が低下したことで自分の拠り所と自信を失い「私はここにいるべきじゃない」と深く悩み続けながらも、出来るふりをしてあらゆることに挑み続けた過去があった。
そんな彼女は言っている。
「フリをしてやり過ごすのではなく フリを本物にしてくださいと それが本当に自分のものになるまでやるんです」 と。
動画は以下に
http://digitalcast.jp/v/14341/
「心が姿勢を作るだけでなく、姿勢が心を作る」というのは日本では昔から言われてきたことだけど、日本の場合は静けさや落ち着き、といった佇まいに力点が置かれており、この研究では自信というところに重きが置かれているところに、東洋と西洋の違いを意識させられる。
考えてみたらヨガだってそういう思想だね。
解決志向ブリーフセラピーの中に、奇跡が起こったふりをする、という技法がある。
今困っていることが解決し、すべてが上手く行った状態だったら明日からの一日をどう始めるか、どんかことに気づくか話し合い、奇跡が起こったふりをして行動することで、起こった小さな生活への変化が解決に向かうきっかけになるという考え方。
ブリーフセラピーの哲学は、小さな変化が流れを変え、大きな変化を引き起こすというもので、最初から全部を解決する、のではなく、今できる解決に向かう小さなことに取り組む、という姿勢が大事になる。 僕の場合は、実際に上手くいった真似まではしなくても、上手く行っている例外的なところや、状況を想定して、上手く行っているための要素について話し合い、その要素をエンパワメントする方法を見つけたり、要素が強くなるための環境を作っていくという非常に遠回りなことをやっている。
(これには僕の「意識できるか出来ないかギリギリのところまで遠回りする、間接的にするほうが実際はうまくいく」という体験や考えが影響しているのだろう)
彼女の研究を、奇跡を起こったことにする技法で使うなら、「もし奇跡が起こったら、あなたはどんな姿勢で毎日を過ごしますか?」という問いかけを行ってもいいかもしれないし、小さなことへチャレンジしてもらうためのブリッジとして有効なのではないかと思う。