昨日もちょっと書いたのだけど、スクールカウンセラーが、カウンセリングよりも手前の業務、例えば今ちょっと大変になってきた子を支える先生に専門的な見立てと、具体的な対処や介入についての方針設定を明らかにするようなことが出来るようになって来ると。

カウンセリングまでいく手前で対処ができるようになっていき、件数が減っていくようになる。

そういった専門家に対する専門家同士の助言をコンサルテーションと呼び、それが相互的になることでコラボレーションになっていくのだけど。

それが出来るようになってくると、今度は緊急対応のような学校全体のある事例に対するコンサルテーションとが依頼されるようになり、それはカウンセラーの仕事の範疇を超えた、(その事例限りの)学校コンサルティングということになっていく。

今の時点でもそういう視点を持ってスクールカウンセリングに取り組んでいる人、いつの間にか取り組まざるを得ない状況になっている人もいるかと思うけど、従来の、2.30年前から言っているような受容と共感レベルの話では、とても対応出来ない話で。

そこが当たり前のように十分に出来た上で、コミュニティ的なものの見方や発想がないと、そういう介入はむずかしいし、かといってそういう力がつくような教育体制が出来ていないし、教える側が必要性を感じていないのだろうな、とも感じる。

僕らは新しいのとを取り入れたいと思って頑張って学んでいるのに、頑張りすぎるとそこを脅かす新しい考えや感覚を無意識に拒否するようになってしまうのかもしれない。

今の時点でも、なんか感覚として受け付けにくい、頭に入って来ない考え方や技法もすでにあるんだけど、出来れば他の人が学んだり実践していることについては、よく分からずに拒否したり否定しないでいれると良いなと思う。