公会計の動向 -152ページ目

自民党が2月中に財政再建研究会を設置

 読売は13日に「自民、「財政再建研究会」を月内設置へ」を配信。
 記事は、自民党の与謝野政調会長が13日の神奈川県箱根町での講演で、財政再建について党内で検討する「財政再建研究会」を、今月中に設置する考えを明らかにしたと報じる。会長は与謝野氏、座長は柳沢伯夫政調会長代理が務めるとのこと。研究会では、消費税率引き上げ問題を含む歳入・歳出改革について、抜本的に議論すると記事は伝える。

 がんばれ。

千葉県が博物館を有料化したら入場者が半減

 11日付け日本経済新聞地方経済面15面に「千葉県立博物館、有料化で入場者40%減に(メガロポリス異聞)」の記事。
 記事は、千葉県内に10カ所ある県立博物館の入場者数が、16年4月に踏み切った有料化のあおりで大幅に減少していると報じる。散歩ついでに気軽に立ち寄りたいと考える利用者の足が遠のいた格好で、博物館側では展示や接客などの充実を通じて盛り返そうと必死だが、住民からは有料化を機に地域における公立博物館のあり方を改めて問い直そうとの声も上がり始めたと記事は伝える。

17年度特別会計歳出予算純計は減少

 読売は9日に「05年度特別会計、2年ぶりに減少…財政審が概要報告」を配信。
 記事は、財務省が9日の財政制度等審議会に17年度の特別会計の概要を報告したと報じる。31ある特別会計の歳出総額(特別会計間の重複部分を除く)は前年度比1・1%減の205兆1610億円と、2年ぶりに減少に転じたとのこと。事業の合理化や整理などで事業費約3200億円を削減したことが主な理由で、ただ、国債の償還などに充てられる国債整理基金特会が同3・9%増の85兆5880億円となるなど、14の特会で歳出額が前年度を上回り、特会が依然、財政の圧迫要因となっていることを裏付けたと記事は伝える。

財制審が5月に財政の中期的展望の試算を発表

 日経は9日に「財制審、独自の財政試算・5月にも」を配信。
 記事は、財政制度等審議会が9日の会合で、将来の増税や歳出削減を織り込んだ中期的な財政試算を検討することを決めたと報じる。政府目標の2010年代初頭のプライマリーバランス(基礎的財政収支)均衡に向け、必要な政策を具体的に提言するとのこと。政府税制調査会と連携し、5月にもまとめる意見書に盛り込みたい考えと記事は伝える。来年度以降の財政に関する中期的な試算は財務省と内閣府がそれぞれ作成しており、財務省の試算は定率減税の縮小を除く増税や歳出削減を全く含んでおらず、一方、内閣府試算は公共事業削減などを織り込んでいるが、9日の財制審の会合では「もっと具体的な政策提言を盛り込んだ方がいい」との声が上がったとか。西室泰三・財政制度分科会長は会合終了後の記者会見で「財政や税制の政策の選択肢がいくつかある中でどれが1番いいのかという提案をするのが1番いい」と述べ、複数の試算を提示する考えを示し、また、「消費税を導入するとすれば何年から何%でというのも入ってもいいのかもしれない」とも語ったとか。財制審は4月の次回会合で、政府税調との連携策や試算作りの方向付けなどを協議し、試算については、早ければ5月にまとめる18年度予算編成の指針となる意見書に盛り込む方針とか。

退職手当を削減すると自己都合退職者が増加

 共同は8日に「手当削減前に駆け込み退職 和歌山市職員大量に」を配信。
 記事は、財政難の和歌山市が昨年、退職手当削減を17年1月から導入すると決めたところ、16年度末の定年退職予定者92人のうち34人が昨年末に“駆け込み退職”していたと報じる。例年なら自己都合の退職者は10人未満で、予想以上の大量退職に市人事課は補充が追い付かず当惑していると記事は伝える。市によると、昨年12月に可決された条例で、退職手当は17年1月から段階的に引き下げられ、さらに特別昇給の廃止などが重なるため、条例施行前に退職した方が課長級で約260万円カットを免れるとか。残りの期間働くよりも得になる計算との由。一般職員の場合、1人当たりの退職手当は平均約2500万円で、市は退職者のうち毎年数十人を月額約20万円で再任用する制度があるが、自己都合退職者は任用が認められにくいという話も紹介している。

1月末の外貨準備はユーロ安で減少

 読売は7日に「1月末の外貨準備高、9か月ぶり減少」を配信。
 記事は、財務省が7日発表した1月末の外貨準備高が、8409億6600万ドルと、前月末より35億7700万ドル減り、16年4月末以来、9か月ぶりの減少となったと報じる。昨年末まで史上最高値を更新していたドル安・ユーロ高の流れが今年1月に入ってから反転し、政府が保有するユーロ債などをドル建て換算した際の価格が下落したためとのこと。ただ、過去2番目の水準で、依然高い水準の外貨準備高を保有しているとか。16年11月末時点の外貨準備高の国際比較は、日本(8303億ドル)は中国(5795億ドル)を上回り、11年10月以降、5年2か月連続で世界一だったとも。

ピークに比べて半減した公共事業費

 8日付け日本経済新聞朝刊5面に「公共事業削減、曲がり角――政府目標の達成間近…、継続か増額か、議論迷走」の記事。
 記事は、公共事業の予算額をバブル崩壊以前の水準に戻す政府目標の達成が間近になってきたとして、小泉純一郎首相が進めてきた公共事業の削減路線が曲がり角に差しかかっていると評している。削減路線を打ち切るのか、膨らむ社会保障費などをにらみ絞り込みを加速するのか、ということで議論が起こっていると報じる。財務省では1月下旬に、「すき間はあと一千億円」「今年は天王山かもしれないな」という会話が交わされたとか。「すき間」とは政府が掲げてきた公共事業の削減目標と実際の予算額の隔たりのことで、政府は「景気対策で大幅追加が行われていた以前の水準」を目安にすると閣議決定し、14年度から4年連続で前年度当初比3―10%減額してきたが、17年度予算案の公共投資関係費は8兆3260億円で、景気対策を始める前の2年度(8兆2175億円)にあと1千億円強に迫り、補正予算後ベースではピーク時の10年度比でほぼ半減した状況となり、目標達成後に公共事業をどう位置づけるかで、政府・与党内は増額派と追加削減派に分かれつつあると記事は伝える。増額派の急先ぽうは国土交通省で、「18年度予算編成が勝負」として、「災害予防の必要性を訴えれば理解を得やすい」などの話が出ているとのこと。だが人口減少時代を控え増額には異論が多い。として、記事は、毎年、国際競争力ランキングを発表するスイスのビジネススクールIMDによると、人口2千万人以上の国で1キロ平方メートルあたりの道路距離は日本が世界一と紹介し、川本裕子・早大大学院教授の「社会保障財源を少しでも確保し、増税規模を圧縮するためにも削減幅を拡大すべきだ」との指摘も紹介する。また、内閣府内の試算として、現在、国と地方の公共投資額(公的固定資本形成)のうち維持更新コストは全体の10%未満で残りは新規投資だが、高度成長期から始まった公共インフラの維持更新コストが今後右肩上がりで増加し、2050年ごろには現在の投資総額にほぼ匹敵する規模に膨らむとの予想があり、「新規投資を削り、将来の維持更新に備えるべきだ」との内閣府関係者の主張を紹介する。

道路公団の天下りが衆議院予算委で問われている

 読売は4日に「社長以外の代表取締役、天下り32人増…道路公団」を配信。
 記事は、日本道路公団の近藤剛総裁が4日の衆院予算委員会で、日本道路公団のファミリー企業に社長以外の形で代表取締役に就任した同公団出身者が14年8月の時点よりも32人増えていることを明らかにしたと報じる。近藤氏は、うち17人は社長を辞めて副社長などに横滑りしたとしているとか。公団出身のファミリー企業の社長は14年8月は60人だったが、今年1月には17人と43人減り、逆に公団出身で代表権を持つ役員は17人から49人に増えたとか。

社保庁施設の売却方針が自民党会合で明らかにされる

 NHKは4日に「社保庁 施設は競争入札で売却」を配信。
 記事は、社会保険庁が、年金などの保険料で建設した厚生年金会館などの福祉施設を5年間をメドに一般競争入札で売却し、病院や老人ホームについては、ほかの施設に転用されないよう条件付きの入札で売却する方針を決め他と報じる。年金などの保険料をつかって建設された福祉施設は、新たに設置される「整理機構」で、5年後の平成22年度をメドに売却される方針で、関連の法案が今の国会に提出されることになっているとのこと。4日開かれた自民党の社会保険庁の改革チームの会合では、売却の具体的な方針が明らかになり、それによると、健康福祉センターや厚生年金会館、それに保養所など261の施設については年金財政などへの影響を最小限にとどめるために一般競争入札でできるだけ高値で売却するとし、厚生年金病院や社会保険診療所など地域医療にとって重要な施設や、入居者のいる有料老人ホームについては、ほかの施設に転用されないよう条件付きの競争入札とするとしているとのこと。

「委員長招待」に自粛の動き

 読売は5日に「公費パーティー取りやめを…民主が各党に働きかけへ」を配信。
 記事は、民主党が4日、衆参両院の常任・特別委員長が公費でパーティーを開いている長年の慣行を取りやめるよう各党に働きかけることを決めたと報じる。今年度は、衆院で同党が委員長を務める8つの常任・特別委員会での開催を見合わせ、他の委員会についても同党議員の出席を自粛するとか。来年度以降は完全に廃止するよう各党に働きかける方針で、参院についても今後検討すると記事は伝える。この種のパーティーは「委員長招待パーティー」と呼ばれ、衆参両院の各委員長が予算成立後に、委員や関係省庁の幹部職員らを招いて実施しており、1回あたりの費用は100万円前後で、衆院の場合、各委員長に支給される一律85万円の「委員長特別活動費」などで賄われているとのこと。

 「予算成立後に」というよりは、「年度末に」ということではないのかな。それまで昼食時の理事打ち合わせが多かった委員会は質素に開き、それほどでもなかった委員会はそれなりのところで開いているような気がする。
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 毎日は7日に「<委員長招待>原則廃止の民主方針に、自民真っ向から反対」〔坂口佳代〕を配信。
 記事は、衆参両院の常任・特別委員長が、関係省庁の幹部らを招き公費で宴会を開く「委員長招待」を民主党が原則廃止したことに自民党が7日「スムーズな議事運営に必要。無駄ではない」(小坂憲次・国対筆頭副委員長)と真っ向から反論し、波紋を広げたと報じる。国会から支給される「委員長運営活動費」の廃止論議も絡むだけに、問題がこじれる可能性もあると記事は評する。「委員長招待」は次年度予算が成立する3月ごろに、各委員長が委員や閣僚、省庁幹部らをホテルなどに招いて行われる宴会で、衆院事務局によると、各委員長には年間85万円の特別活動費と所属委員1人当たり1万7600円の委員会運営活動費(50人の場合は88万円)が支給され、これが原資になっているとのこと。民主党の鉢呂吉雄国対委員長は4日の記者会見で「華美にわたり、形式的」との理由から、今年度は同党選出の委員長について自粛し、来年度以降は自民党にも同調を呼びかける方針を打ち出したが、これに対し小坂氏は7日の記者会見で「役所の担当者の顔を知らない場合もあり、(宴会は)決して無駄にはなっていなかった」と反論したとか。委員長運営活動費の廃止につながりかねない民主党の呼びかけには応じない構えと記事は伝える。一方、公明党は以前から委員長招待は自粛していると記事は伝える。