正の整数x、y、zを用いて
  N=9z2=x6+y4
と表される正の整数Nの最小値を求めよ。
(注)
正の→0より大きい
9z2→9×z×z
6→xを6個掛け合わせた数
4→yを4個掛け合わせた数

 

昨年の東大入試と京大入試では小学生でも解ける問題が結構出されました(東大の文科で2問、京大の文系で2問、京大の理系で1問)。

東大の文科などは、4問中1問しか取れなくても受かる人がそれなりにいるのが現実なので、2問も出されたことにはさすがに驚かされました。

今年の東大、京大の入試で小学生が解ける問題は今回取り上げた京大の理系の問題ぐらいです。

知識が必要な分野を出されると厳しくなりますからね。

京大の文系の確率の問題(第3問)のnが具体的な値であれば、小学生でも解ける問題です。

実際、私が作成した灘中対策演習問題などに同じような問題が入っていますからね。

 

nが具体的な値であっても、きっちりとした解き方をすれば、京大の問題でも通用します。

最後に漸化式を解くという高校で習うルーティンワーク的な作業をするだけですからね。

さて、今回取り上げた京大の理系の問題ですが、N=9z2を見た瞬間に答えが2025かなと感じた受験生が結構いたでしょうね(実際、今年京医を受験した教え子も答えがすぐにわかったので、それを示すだけだったと言っていました)。
2025は平方数で9の倍数ですからね。

x、yを3で割った余りを考えれば、x、yがともに3で割り切れることが分かるので簡単に解決します。

詳しくは、下記ページで。

 京都大学2025年理系数学第2問(問題)

 京都大学2025年理系数学第2問(解答・解説)

 

 中学受験算数プロ家庭教師の生徒募集について

 中学受験算数プロ家庭教師のお申込み・ご相談

 

 

 

 

 

 図の三角形ABCと三角形DEFは正三角形で、AFとBDの交点をGとします。BEとECの長さの比は1:2で、ECとCFの長さの比は4:5です。三角形ABGと三角形DFGの面積の差は22cm2です。
(1)三角形ABFの面積を求めなさい。
(2)三角形ABGの面積を求めなさい。

  

 

 

 

 

 

上記のように、算数オリンピックレベルの平面図形の問題が出されることもある東海中学校ですが、この問題は簡単な問題です。

入学後のことを考えずに、算数は5割ぐらいで理科と社会で稼ぐというような方針で東海を受験しようとする子が結構多くて驚かされますが、そういう子にとっても合否を分ける問題でしょうね。

因みに、小6で算数ができないのであれば、一時的な妥協として算数5割ぐらいという上記の方針でとりあえず中学受験をクリアしようというのはありだと思います(合格後は、医学部などの理系を目指すのであれば、周りの子の2倍努力するぐらいの気持ちで数学を勉強しないといけないでしょう)が、小5からそういう方針で東海を受験しようとするのはやめておいた方がいいでしょうね。

仮に合格したとしても、後々苦労しますからね。

さて、今回取り上げた問題について考えてみましょう。

(1)は、面積の差の標準問題で、つけたしを考えておしまいです。

面積の差の問題で、単につけ足しを考えるだけではうまくいかない問題(麻布中学校2024年算数第2問など)もあります。

東海の受験生なら、しっかりマスターしておくべきでしょう。

(2)は、相似(ピラミッド相似とちょうちょ相似)といわゆる等高図形の面積比と等底図形の面積比を駆使して、(1)の面積の利用に持ち込みます。

相似、面積比の分野の基本的な解法がマスターできているか確認するのにちょうどいい問題だと思います。

詳しくは、下記ページで。

 東海中学校2025年算数第4問(問題)

 東海中学校2025年算数第4問(解答・解説)

 

 

 

 

 次の□にあてはまる数を答えなさい。
  2/(5×7)+4/(7×11)+6/(11×17)+8/(17×25)=□

 

各分数の分母が部分分数分解を示唆してくれているので簡単な問題ですね。

15年ぐらい前にアップロードした下の計算問題と同じようなものですね(因みに、下の計算問題はフィボナッチ数列を登場させています)。

今となっては、2/35+4/77+6/187+8/425と出されたとしてもすぐに解法が思いつかないといけません。

部分分数分解の問題が出されたときに、部分分数分解の作業をさぼって、分母にある2数の積のうち隣同士のものを消して、最初と最後だけが残るというような説明をする塾講師がいますが、最悪なことなので、きちんと(頭の中で)部分分数分解をして解きましょう。

以前はそんな愚かなことをしなかった子が塾に行ってそういう愚かなことをしだすのでびっくりしますよ。

水は低いところに流れるということを感じずにいられません。

分母の積を構成する2数と分子の関係を確認しながら部分分数分解を行わないと、出題者がわなを仕掛けたら間違えてしまいます。

詳しくは、洛南高校附属中学校2025年算数第1問(1)の解答・解説で。

 中学受験算数プロ家庭教師の生徒募集について

 中学受験算数プロ家庭教師のお申込み・ご相談

 

 

 

 

 

 

 

 2つのさいころA、Bを同時に振り、2つのさいころの出た目が異なるときは小さい方の目の数を得点とし、2つのさいころの出た目が同じときは得点を与えない。この操作を2回行ったとき、得点の合計が5点となる確率は[ ]である。
(注)
確率→小学生の場合、とりあえず、すべての場合に対してある場合が起こる割合と考えればよいでしょう。

 

先日取り上げた今年の灘高の場合の数・確率の問題とは異なり、かなり簡単な問題です。

 

 

灘中入試の1日目で出されても簡単な問題で、「手の運動」にしかならないでしょう。

サイコロを2個振る問題だから、解説では6×6の表を書いて解いていますが、この程度の問題であれば、表をかくまでもありません。

実際のところ、立方体のサイコロではなく、正十二面体や正二十面体のサイコロであっても、「手の運動」にしかなりませんからね(12×12の表や20×20の表をかくのはさすがに面倒ですが、表を書くまでもありませんからね)。

詳しくは、下記ページで。

 灘高等学校2025年数学第1問(3)(問題)

 灘高等学校2025年数学第1問(3)(解答・解説)

 

 中学受験算数プロ家庭教師の生徒募集について

 中学受験算数プロ家庭教師のお申込み・ご相談

 

 

 

 

 

 2025の正の約数のうち、3の倍数の総和をS、5の倍数の総和をTとする。S-Tの値を求めよ。
(注)
正の→0より大きい

 

SとTをそれぞれ求めてS-Tを求めるような真似をしてはいけません。

面倒なだけですからね。

例えば、45-3.14×6-(17-3.14)の計算をするときに、( )の中をまず計算するのではなく、引かれる数(45-3.14×5)と引く数(17-3.14)の両方に共通するもの(3.14を引く部分)を取り除いても差が一定であることに着目し、45-3.14×5-17=28-15.7=12.3とすると暗算で簡単に解けますが、これと同様のことを行います。

余裕のある人は、2025の代わりに、2025×2025×2025の場合を考えてみるとよいでしょう(中学受験にもたまに出される等比数列の和の求め方の確認のためにちょうどいい問題になりますよ)。

(参考)等比数列の和を求める処理の例

1+3+9+27+81+243+729を求める場合

 ①=1+3+9+27+81+243+729

 ③=  3+9+27+81+243+729+2187

③-①=②が2187-1=2186だから、求める和(①)は2186/2=1093

因みに、高校で習う等比数列の和の公式も同様の作業により導き出すことができます。

詳しくは下記ページで。

 西大和学園高等学校2025年数学第1問(4)(問題)

 西大和学園高等学校2025年数学第1問(4)(解答・解説)

 

 中学受験算数プロ家庭教師の生徒募集について

 中学受験算数プロ家庭教師のお申込み・ご相談