今日は『イースター(復活節)」でしたね。東京リビングストーン教会でも恵みの主日礼拝を捧げることができて感謝します。
さて、キリスト教会、キリスト教の柱であり核心である『復活』は本当にあったのか、三回目に取り上げるテーマは「復活したのは何曜日か?」ということです。
このテーマを取り上げる前に質問したいことがあります。それは
『なぜ日曜日は休みですか?』というものです。日曜日が休日の理由、今まで考えたことがありますか?それは誰がいつ決めたのでしょうか?
国連でしょうか、アメリカでしょうか?古代ローマ帝国やエジプトの習慣でしょうか?
ある人こういうかもしれません。
「聖書の創世記に出てくる天地創造の物語、つまり神が6日で世界を創造、7日目に休まれたという話が起源では?」
半分当たってます。確かに一週間が7日なのは、聖書の天地創造物語(6日の創造と1日の安息日)が起源です。
しかし、そのように定められた安息日は実は土曜日です。(正確に言うと金曜夕方の日没から土曜夕方の日没まで)
カレンダーを見てください。一週間の始まりは日曜日であり、第7日目は土曜日なはずです。
実は厳格なユダヤ教徒は今も土曜日を安息日として守っています。
そのようにして、ユダヤ人は伝統を頑なに重んじる民族です。それではなぜ日曜日が休みに帰られたのでしょうか?
約二千年前の金曜にキリストは十字架で死にました。しかし、金曜も含めた3日目である日曜の朝にキリストは復活したのです。それを目撃した最初のクリスチャンたちが、復活のイエスを神の子、救い主として礼拝するために復活の日を礼拝の日『主日』としたのです。
ユダヤ人は頑なに伝統を重んじる民族です。簡単なことで伝統や慣習を変えることはありえません。もしユダヤ人が守るべき安息日を変更するよつなことがあれば、よほど大きな出来事があったとしか考えられないのです。
それこそが復活の出来事でした。そのようにしてキリストの復活の証しはエルサレムとユダヤを越えてヨーロッパ全土に広まりました。ローマ帝国では数々の迫害がありました。しかし、最終的にローマ帝国はキリスト教に飲み込まれ、キリスト教国家になります。そのようにして、ヨーロッパ全土が日曜日を復活の日、主日として礼拝するようになったのが、古代と中世の狭間でヨーロッパ全土が日曜日を休日とするに至った経緯です。
お分かり頂けましたか?キリストの復活がなければ、私達は今、日曜日を休みとはしていないのです。復活の事実を裏付ける状況証拠がここにあります。
Happy Easter !