キリストは本当に『復活』したのでしょうか?こらは二千年にわたり、キリスト教会が死守してきた信仰の核心です。

私達が歴史的な背景を知るときに、聖書から復活の真実性を認め得る1つの状況証拠があります。

聖書におけるいわゆる「イエスの自伝」にあたる4福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネによる著作)の全ての記事は復活の出来事に言及しています。そして、その全ての記事の中で『最初に復活を目撃した人』について書いています。それは誰でしょうか?

イエスの弟子、使徒たちでしょうか?いいえ、それは「女性」だったと、全ての福音書に書かれています。

そこに何の問題があったでしょうか?現代の日本は信じられませんが、当時は女性は「数にもカウントされない人間」、「裁判で証言することも出来ない存在」として、男よりはるかに劣った人として扱われました。ゆえに、女性の証言は意味がないし、むしろ邪魔になるのです。

しかし、聖書はそれにも関わらず、最初の復活の証人は女性だったと記しています。

このように考えられます。もし私が復活の出来事を捏造したいならば、どのように復活の出来事を捏造して、人々に信じてもらいますか

私が復活という捏造記事の作者ならば、必ず男性が見たと書くでしょう。そうしないと人々は簡単に女性の発言を信用しないからです。

ここで導ける結論は1つです。

確かに女性達がイエスの復活を見ました。そして、確かに当時は誰もが無視したかもしれない女性の発言だったでしょう。もし復活の出来事を信じてもらいたいなら、男が見たと書くべきですが、本当に女性が最初に見たし、歴史的な事実なので、そう書くしかなかったでしょう。
それゆえに復活は単純な作り話ではないと言えるのです。