リビングストン教会礼拝メッセージ


早天祈祷会2017.7.11
聖書本文:民数記27:1-11

【本文の流れ】
27:1ヨセフの子マナセの一族であるヘフェルの子ツェロフハドの娘たちが進み出た。娘たちの名はマフラ、ノア、ホグラ、ミルカ、ティルツァといい、その祖父ヘフェルはギレアドの子、ギレアドはマキルの子、マキルはマナセの子であった。
マナセ族のツェロフハドの娘達がモーセに訴えでた。
27:3「わたしたちの父は荒れ野で死にましたが、主に逆らって集まった仲間、あのコラの仲間に加わりませんでした。彼は自分の罪のゆえに死に、男の子はありませんでした。4男の子がないからといって、どうして父の名がその氏族の中から削られてよいでしょうか。父の兄弟たちと同じように、わたしたちにも所有地をください。」
訴えの内容は、『父の子供たちには息子が一人もいない、娘しかいない。娘の私達にも所有地を下さい』というものであった。
27:5モーセが娘たちの訴えを主の御前に持ち出すと、
モーセはまず神に御心を訪ねた。
27:7ツェロフハドの娘たちの言い分は正しい。あなたは、必ず娘たちに、その父の兄弟たちと同じように、嗣業としての所有地を与えねばならない。娘たちにその父の嗣業の土地を渡しなさい。
神様はこの娘たちの訴えを『正しい』ものとして受け入れ、娘達に父親の土地を与えるように命じた。

【考えるべきポイント】
・何よりも、当時は女性の立場は低く、「公式的」には女性に土地を受け継ぐ資格も権利もなかった。
・しかし、ツェロフハドの娘達は「大胆に」神の前に訴えた。
・神はそれを正しいものとして認めた。
・私達は、自ら、このような願いは聞き入れてもらえないだろうと決めつけていないだろうか?
・この内容は律法に書かれていない、これは神のルールの外にあるからと決めつけていないだろうか?
・神はもちろん、律法に従って行動されるが、律法が神ではない。
・神は自分達も神の約束の土地に入りたいと願う女性たちの願いを正しい者として認められた。
・神は女性をも「神の子」として下さる。それは、当時男性のみが土地を受け継ぐべき男性優位の社会において、女性も男性と同じ立場を得られるという、神の良い知らせの前触れのようである。
・信仰に基づいて、神に大胆に願い、祈る者になりましょう。