リビングストーン教会礼拝説教



おはようございます。今日のQT個所(民数記32:1-15)です。

☆ルベンとガド部族の提案
32:1ルベンとガドの人々はおびただしい数の家畜を持っていた。彼らがヤゼルとギレアドの地方を見渡すと、そこは家畜を飼うのに適した所であったので、

イスラエル民族が戦い勝ち取ったギレアドの地は、家畜を飼うのに適していました。そして、ルベンとガド族は沢山の家畜を持っていたので、そこに住むのが良いと考えました。しかし、それは『約束の地』であるカナンの土地に入らない、ヨルダン川を越えないことを意味します。

32:4主がイスラエルの共同体の前で滅ぼしてくださった土地は、家畜に適した土地であり、僕どもは家畜を持っております。5もし、わたしたちがあなたの恵みを得ますなら、この土地を所有地として、僕どもにお与えください。わたしたちにヨルダン川を渡らせないでください。」

彼らはヨルダン川を越えてカナン族と戦争して約束の土地を得るよりは、今既に与えられた土地で満足しようと考えました。

☆『快適、満足』という心の中の偶像
ギレアドの地は神様の恵みにより、戦争に勝利して得た土地でした。それは素晴らしい神のプレゼントです。しかし、約束の土地ではありませんでした。神様の与えられた物に満足することは良いことです。しかし、神の使命、神の約束よりも今現在の与えられた快適さをもっと大切にするなら、それが心の偶像になります。
イスラエルの使命はカナンの土地を征服し、そこに神の国を立て、全ての民族にイスラエルの神の栄光を表すことでした。私達もまた、全ての民族に神の栄光を表すことが私達の使命であります。
私達はどうでしょうか?神様の使命を全うする人生より、今現在の状況、快適さの中で安住する心があるでしょうか?

☆他の民族を考えなかったルベンとガド
彼らの行いは、他の10部族の士気を大きく損ねることになります。他の部族が命をかけて戦いをする時に、ルベンとガドは与えられた土地でのんびりと暮すことになるからです。私達はどうでしょうか?自分の満足、自分の都合ばかり考えないで、他の人々に対する配慮と感謝をもって、共に主の働きを担っているでしょうか?

☆祈り
神様、私達の心の中にある「現在の快適さ」という偶像に支配されることなく、神様の使命と約束を常に心に留めて生きられるよう助けて下さい。