平凡社ライブラリーのキンドル本のあれこれを眺めていてオヤと思ったことがあるので、ここにメモしておきたい......φ(. . )
以前、三島由紀夫の作品が国内では電子書籍化されていないようだが、例外的に、幻想譚まわりの小品とエッセイを東雅人がまとめたアンソロジー『幻想小説とは何か』にはキンドル版があると記したことがある。
ところが、いま見るとそのキンドル本が消えているようなのだ(でも、紙書籍のほうはちゃんとある)!
これが一時的なことなのかどうかは不明だ。もっとも、和書・洋書を問わず、キンドル本があるときフッと消えてしまうのは珍しいことではない。
理由はさまざまだろう。紙書籍のハードカバーが消え、新たにペーパーバックが登場するので、新価格への移行期間をおく必要があるかもしれないし、版元が変わるために生じるブランク期間かもしれない。そして、単に売れないので完全に消えてしまうこともあるのかも。ただし、紙書籍に比べて復活は(もしそれを本当に望むなら)はるかに容易だろう。
ただ、今回の三島作品のキンドル本消失事件は、編集サイドの著作権保護期間の理解と、著作権継承者の意向がからみあった特殊ケースなのかもしれないとも思う。ただ、これは私の単なる憶測=妄想に過ぎない。
とにかく本件に関しては、ブログ記事などに書き残しておかなければ、「三島由紀夫の電子書籍なんて、やっぱりあるわけないよなぁ」と自身のあやふやな記憶を塗り替えてしまっていたことだろう。
メモ代わりにブログに記すというのも、ときに役立つことがあるのかもしれない。(^^;
《教訓》
いつまでも
あると思うな
キンドル本