DVD放浪記

【警告】記事中の作品のネタばれにご注意ください!

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>
2018-07-13 23:10:04

洋書バーゲン@13日の金曜日

テーマ:書店

午後、久しぶりに新宿タカシマヤ南館6階にある Books Kinokuniya Tokyo へ足を向ける。洋書バーゲンが今日から始まっているからだ。もちろん、見るだけでよほどのこと(たとえば、『くまのプーさん』のラテン語訳などが見つかるとか)がない限り購入するつもりはない。とはいうものの、どうも今日は13日の金曜日らしく不吉な予感がするのだが。 (^^;

◆ ★夏の洋書市2018★ 2018/7/13 (金) - 7/23 (月)開催!

 

 

今回も例年どおり、洋書フロア中央近くのスペースに何列も置かれた横長テーブルの上にペーパーバックを中心に洋書を詰め込んだ段ボール箱が所狭しと並んでいる。もちろん、その下にも補充用の在庫を収めた箱がいくつも置かれている。今回のバーゲンは1週間続くのである。

 

ざっと見た限りでは、エンタメ系ペーパーバックは400円(税込432円)。大判のペーパーバックが1300円(税込1404円)。その中間の700円(税込756円)ものはノンフィクションに多く見られるようだ。それ以上の専門書などの本体価格は、2000円、3000円といった値付けになっている。

 

たとえば、スティーヴン・キングの Stand(1439ページ)や It(1376ページ)、そしてあの『風と共に去りぬ』なども500円でお釣りがくるわけだ。いっぽう、シュプリンガーから出ている The three-body problem from Pythagoras to Hawking のような大判とはいえやや薄めのペーパーバックが2000円台というのは専門書だから当然だろう。

 

この本の三体問題の歴史を追った前半のあたりは読んでみたかったのだけれど、冷静に我が身を振り返り箱の中に戻しておいた。同様に、Oxford Companion to Children's Literature は700円台と比較的手頃な価格ではあったけれども、いったん入れていたカートから段ボール箱にそっと返しておいた。大学時代だったら、がむしゃらに頭から読み下していっただろうにと思うと実に情けない話だ。

 

 

ということで、この日私がレジ担当に渡したカートの中にあったのは以下のタイトルだ。

 

The Soul of an Octopus by Sy Montgomery(税込432円)

The Soul of an Octopus The Soul of an Octopus
1,070円
Amazon

 

Octopus by Richard Schweid(税込756円)

Octopus (Animal) Octopus (Animal)
 
Amazon

 

そう、イカとならんで私はタコも気になっているのだ! 前者は『愛しのオクトパスーー海の賢者が誘う意識と生命の神秘』として昨年亜紀書房から、後者は『タコの教科書』としてエクスナレッジから刊行されているのだけれど、どちらも(書籍版、キンドル版問わず)まだまだお高いのだ。

 

タコの教科書 タコの教科書
2,376円
Amazon

 

 

Asteroid Hunters by Carrie Nugent(税込432円)

 

これは、以前TEDがらみで紹介した Carrie Nugent の同名のプレゼンテーションの書籍版(なぜか、Ameba 側からはキンドル版しかヒットしない)。 

◆ 真面目に取り組んでおります!

 

Poetry The Basics by Jeffrey Wainwright(税込1404円)

Poetry: The Basics Poetry: The Basics
2,451円
Amazon

 

そして、この Poetry The Basics 第三版ほど私に縁遠いものはないのだけれど、ううう、これはちょっと事情があってやむをえないのだ。 (^^;

 

さて、そのバーゲン会場からは少し距離を置いた離れ小島に、英語以外の言語(スペイン語、イタリア語、フランス語、ドイツ語など)のバーゲン品を集めた一角があったのだが、こちらはさすがに閑散としていた。でも、私がヨーロッパ言語に翻訳されたヤマザキマリの『テルマエ・ロマエ』や森薫の『乙嫁物語』などのマンガとか絵本を能天気に物色していると、いかにもインテリ然とした(当然メガネをおかけの)眼光鋭い女性がやってきて、私が手にする本をフフンと一瞥してからは、黙々と箱を端から順に(たぶん)全タイトルを検分していた。ハイハイ、しょせん私とはお志が違いますよね!

 

実は、イタリア語の『テルマエ・ロマエ』は入手したかったのだけれど、各巻が飛び飛びにしか見当たらなかったのでこれは断念した。そして節操もなくコロっとドイツ語に鞍替えして、ケストナーの『点子ちゃんとアントン』をコミック化した大型本(他に『ふたりのロッテ』もあったのだが)をカートに入れる。英語さえモノにできていないのにホトホト身のほど知らずである。黒田龍之助先生の『物語を忘れた外国語』に感化されたといえば格好つけすぎだが、まあ、これはただのインテリア用品と言っておこう。

 

Punktchen und Anton Ein Comic von Isabel Kreitz(税込1404円)

 

ちなみに、この本は、今日(2018年7月13日)現在のアマゾンでは、1969円で予約受付中(2018年10月1日発売予定)となっていた。おそらくはアマゾンの倉庫には秋口に納品されるということなのだろうが、紀伊國屋書店のほうが先行して販売とは! 私が買ったものって、もしかしてサンプル品だったのかな?

 

この日締めて4100円(+消費税328円)。13日の金曜日にしてはよく抑えたと自分をほめてやりたい! しかし、明日以降はまた本が補充されるからなぁ……あああ頭が痛いぞ。 (^^;

 

 

 

物語を忘れた外国語 物語を忘れた外国語
1,728円
Amazon

 

 

2018-07-11 15:11:59

綾瀬はるかの腹踊り

テーマ:TV(日本)

検査結果はまたしても「疑い」あり! そしてまた3ヶ月後に再検査だ。まったく、やれやれだぜ! (^^;

 

 

「ゲーム・オブ・スローンズ」は、今後の物語を支えていくと思われた主要人物が次々と殺される展開。ということで、第4シーズンに入る前に箸休めとして観たのが、綾瀬はるか主演の「義母と娘のブルース」第1回だ。

義母と娘のブルース|@ TBS Free

◆ ぴったんこカン・カン 2018年7月6日放送分

 

 

 

綾瀬が演じる岩木亜希子は、業界トップの金属会社の部長としてバリバリ働くキャリアウーマン。常に周到な事前調査を怠らず、目的達成のためには恐喝まがいの手段に訴えることもあえて辞さないという徹底した仕事人間だ。その彼女が竹野内豊演じる子持ちの男、宮本良一の後妻となり、ひとり娘みゆき(横溝菜帆)の義母となることになった。

 

とにかく仕事一途でやってきた亜希子だから、いざ義母としてみゆきと接するとなると経験不足は否めない。しかし、どこまでもビジネス社会の流儀が染み着いている彼女は、みゆきを自社のクライアントに見立て、課題の克服をめざすべく数々のソリューションを繰り出す。そして、いったんは成功を収めたかに見えたのだが、最後のツメを誤ってしまい……というのが第1回の概要である。

 

綾瀬と正面切って対等に渡り合うこの子役横溝の演技はなかなか達者だ。それにくらべると、初回を見るかぎりでは、竹野内はやや影が薄い。ただ、2009年の結婚でスタートする10年間に渡る物語(高校生のみゆきでは女優交替の予定)という設定で、「世界の中心で、愛を叫ぶ」「白夜行」「JIN-仁-」などを手掛けてきた森下佳子が、桜沢鈴の4コマ漫画を基に脚本を執筆しているので、今後の展開に興味津々といったところだ。

 

ところで、綾瀬が初回に披露した腹踊りは大爆笑ものなのだが(過去、ドラマの主演女優でこれをやってのけた御仁などいないのでは?)、あえて言わせてもらえば、この腹芸は本来、ヘソのずっと下あたりまで顔を描くか、上半身素ッ裸になるぐらいで演じないと効果が半減してしまうものだと思う。あらかじめ綾瀬の事務所側が釘を差していたのか、制作側の配慮だったのかは分からないが、この点中途半端な露出度に終わってしまっていたのが実に惜しい! 

 

あっ、これってセクハラに該当するのかぁ……(^^;

 

  

2018-07-06 08:55:02

ゲーム・オブ・スローンズ

テーマ:TV(海外)

昨日5日、午前中各所をまわる。6月29日に発生したトラブルは解決に向けて大きく前進するが、残りは明日以降へ持ち越し。昼食を済ませてから銭湯へ。

 

 

17時お茶の水某所にて闇の業界紙社長と密会し、希書を借り受ける。1時間半ほどよもやま話をして別れる。

 

 

HBOが制作した「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズをアマゾンで観始めてシーズン2に突入。ジョージ・R.R.マーティンの原作は読んでないけれど、これはかなり面白くなりそう。シーズン1は基本的に王位継承をめぐる権力闘争の物語だが、最終エピソードでファンタジー世界への扉が押し開けられていく。

 

冬の訪れ 冬の訪れ
300円
Amazon

 

 

 

 

 

 

 

 
2018-06-30 06:53:27

和英辞典でイカくらべ

テーマ:電子辞書

 

朝から病院で検査を受けるがその話はまた後日に。まだまだイカの話が続くのだ!

 

 

squid cuttlefish がそれぞれヤリイカ類、コウイカ類に対応する英単語であるという話をした。んなぁこたあ、和英辞典を引けば一発で解決だろう……そう、そうなのだ。だから私も辞書で調べたことはある。私は、ヤリイカ類やコウイカ類の個々の種類の英語名ではなく、イカの総称名を知りたかったわけなのだが。

 

 

今あらためて手元の電子辞書に収録されている和英辞典で「イカ」を調べてみた。

 

① 新和英大辞典 第5版

「いか5【烏賊】」でヒット


《動》a cuttlefish;a squid;a calamary

イカの甲

a cuttlebone;a pen

イカの墨

squid ink;cuttlefish ink

イカの足は10本だ.

A squid has ten「arms[tentacles].|〔厳密には〕A squid has eight arms and two tentacles.

イカは墨を吐く.

A「squid[cuttlefish]ejects ink

イカ釣り船

a squid「ship[boat]. 


 

 

② ジーニアス和英辞典 第3版

「イカ」→【烏賊】でヒット。


《ヤリイカ.スルメイカ》squid(複 squid,種類を表す時は 〜s)[C]《◆切られたものは[U];次の語も同じ》;

《コウイカ》cuttlefish(複 cuttlefish,種類を表す時は 〜es)[C]

◆イカ墨

squid ink [U]


 

 

③ ウィズダム和英辞典 第2版

「いか」→【烏賊】でヒット


《動物》(甲のない)(a) squid;(甲イカ)(a) cuttlefish.(!種類は[C].食用として切られたものは[U])

●イカの足

the arms[(触手)tentacles]of a squid


 

 

④ オーレックス和英辞典 第2版

「いか」→【以下】のみヒット! これでいいのかぁ、旺文社!? (^^;


ちなみに、

「もんごういか」→ヒットせず(新和英G和英W和英でも同様)

「やりいか」→ヒットせず(新和英G和英W和英ではヒット。spear squid、Bleeker's squid、calamary などが挙げられている)

 

 

 

①の大和英calamary が挙がっているけれど、結局はイタリア料理で用いられる食用イカの calamari などもからめての理解が必要になるのだろう。ちなみに、研究社の大英和では、calamary を「スルメイカ、ジンドウイカ(squid)」としている。「イカの足は10本だ」の例文で〔厳密には〕と注意を促しているのはさすがというかマニアックというか。10本の腕のうち特別に長い一対の腕は「触腕」として別扱いにされているのだ。「墨を吐く」もナイスなフレーズだと思うが、このあたりは紙幅の余裕の違いか。

②のG和英はもともと「英和を引き直す必要のない和英」をウリにして登場した経緯があり、これだけを見るかぎりでは、なるほど便利そうな感じではある。

③のW和英が「イカの足」としての arm に注意を促しているのはいいけれど、squid に対して「(甲のない)」とだけ記すのは評価が分かれるところではないだろうか。

 

世評の高い(@某 Amazon でのレビュー(^^;)④の『オーレックス和英辞典』だが、意外に穴もあるということなのだろうか? ともすれば、おまけ的なコラム記事に目がいきがちだけれど、辞書本来の用途もきっちり見据えて編集していただきたいものだ……と偉そうに言っておこう。 まさか、これCASIOのチョンボってことはないだろうな。それとも、これは私の引き方が悪いのか?(^^;

 

 

こうして見てくると、和英と英和、各社間の辞書のクロスチェックは欠かせず、それが簡単に行える電子辞書はやはり英語学習には手放せないツールだとつくづく思うのだ。

 

 

 

 

 

 

2018-06-27 22:00:00

イカは英語で如何に言う?

テーマ:英米語

朝一で病院に出かけて先日の検査の結果を聞いたところ、またもやグレーゾーンでこの土曜日(30日)にもうひとつ別の検査を行うことになる。以前からすっきりしない話でこちらもいいかげん参ってしまうが、そのいっぽうですっきりしたこともある。ということで、胃カメラの話からイカの話へ……。(^^;

 

 

以前からイカを英語で何というかが気になっていた。いちおう、squid という単語は知っていたのだけれど、これとは別に cuttlefish という単語もあるらしく、使い分けがいまいち分からなかったのだ。

 

先日触れた『イカはしゃべるし、空も飛ぶ』を読んでみると、そのあたりがきれいに整理されていた!

 

「世界の海にはおよそ32科450種内外のイカがすむ」というが、そのうち、胴が楕円形のふくろ状で、体内に舟形をした石灰質のいわゆる「いかの甲」(英語で cuttlebone)を持つコウイカ類があり、これらが cuttlefish と呼ばれている。

 

いっぽう、胴の細長いイカ類を「ツツイカ類」と総称することがあり、英語のスクイッド(squid)はこれにあたるという。そういわれると、なんとなく尖っていそうな語感がしなくもない(^^; なお、このうち、ケンサキイカ、ヤリイカ、アオリイカなどの沿岸回遊性の種類は眼に透明な膜があるので「閉眼類」、スルメイカやホタルイカなどの沖合性の種類には、眼には膜がなく、眼球が直接海水に洗われているところから「開眼類」と呼ばれている。

 

そして、巻末に掲載されているイカの分布状況を示す世界地図が面白い。著者によると、コウイカ類は全世界におよそ130種ほどいるけれど、南北アメリカ大陸にはコウイカ類(cuttlefish)は一種類もいない。ヤリイカ・ケンサキイカの仲間(squid)は世界におよそ60種あり、アメリカ大陸西岸に4種、東岸には7種ぐらいが見られるという。まあ、私が見ているのは1989年版なので、新装版ではもう少し違っているのかもしれないが。

 

つまり、squid と cuttlefish はイカの総称として相互に交換可能なものではなく、それぞれ違った種類のイカを示す単語だったのだ。つい最近まで「イカ=squid」、cuttlefish は squid のくだけた表現みたいなものかなと勝手に思い込んでいた私はホンマにドアホでした。ハイ。(^^;

 

 

2018-06-25 17:06:29

面白いイカ学入門

テーマ:サイエンス

最近魚介類に親しむ機会が増えている私は、イカもよく食べるようになっている。もちろん、自分で料理をするわけはなく、スーパーの総菜コーナーでイカリングというか、ゲソの部分も含めたイカの唐揚げを買ってくるのだ。そして、健康上どれだけの意味があるかは不明だけれど、衣の部分はそぎ落として身の部分だけを食べている。成分表示を信じるなら、比較的低カロリーで、脂質分が少なく、そこそこのタンパク質を摂取できるのだ。

 

そんなわけで、先日明倫館前の段ボール箱の中で新井智康氏の『大衆魚のふしぎ』(ブルーバックス)とともに奥谷喬司氏の『イカはしゃべるし、空も飛ぶ』(ブルーバックス791)を見つけたときは迷わずこれを買い求めたものだ。

 

 

なんかタイトルはちょっとふざけているけれど、「面白いイカ学入門」という副題が示すとおり、これは、イカの種類、体の構造、生態などを総合的に解説したガイドブック(1989年刊行)でなかなかの当たりの品だった。

 

構成は以下のとおり。


はじめに

第1章 イカと日本人

第2章 イカの設計図

第3章 イカの超能力をさぐる

第4章 イカの愛と性

第5章 イカの暮らし

第6章 イカに未来はあるか?

参考文献

付章Ⅰ 日本イカ学の系譜

付章Ⅱ イカの分類表

索引


 

【足 → 頭(眼と口のある所)→内蔵】が一直線に並ぶ「頭足類」に属するイカも昔は貝殻を持っていて、化石で知られるアンモナイトは遠い祖先筋にあたり、現在も見られるオウムガイ類は近縁種らしい。

 

また、コウイカ類は俗に「イカの甲」と呼ばれる舟形の貝殻を持ち、これが多孔質で軽く浮きの役割をはたすため、甲を持つイカ類は死にかけると浮き沈みのコントロールを失って海の表面を漂うことになる。いっぽう、ヤリイカやスルメイカでは貝殻は薄く膠質化して俗に「骨」と呼ばれ、体を支持するだけで「浮き」の働きはなく、海水より比重の大きい筋肉を持つので死ぬと海底に沈んでしまうとか、へえーの連続である。 (^^;

 

おなじみの「墨」の担う機能や「発光」の仕組みはもちろん、「飛翔能力」や体色変化によるコミュニケーションやボディ・ランゲージなど興味はつきないが、近年ではより研究が進んでいることだろう。

 

全体にイラスト図版が豊富で、決してうまい絵だなあとは思わないのだけれど、写真などよりよほど細部の状態が把握しやすく、この手の本ではありがたい。また、巻末にあるイカの分類表では、そのすべての科(33種類)それぞれについて、小さいながら特徴をとらえた全体像のイラストが用意されていて、本書はイカの小百科として実によくまとめられていると思う。

 

その後新装版が出ているが、少し前にアマゾンの「ちょっと見!」で目次と最初の章のあたりを見たときは、全体の章立てに変わりはなく、収穫量などの統計数値が更新されている程度だった。後に続く章ではおそらく産卵場所、回帰経路等についてのより新しい調査結果が記されているのだろう。機会があればこの新版(現在、版元では電子書籍のみ取り扱い)も覗いてみたいものだ。

 

 

2018-06-24 19:42:31

ひたすら文章を書き続ける女性

テーマ:日常生活

昼食を済ませた後、某駅前のドトールに入ってアイスコーヒーを注文し、Kindle を起動してアシモフの『サリーはわが恋人』の最初の3編を読む。それから、一昨日明倫館で200円で拾ってきた林晋の『ゲーデルの謎を解く』(岩波科学ライブラリー6)を読もうとしたところで、左隣にいるアラサー風女性がノートになにやら文章を書き込み続けていることにふと気づく。

 

 

喫茶店で試験勉強中の人が問題集の解答をメモ用紙に書き出していることはよくある。ポメラに向かってなんとか文章をひねり出そうと苦戦中の人もいる。中には、YouTube にでもアップされたものなのか、板書っぽいノートを小窓に表示させながらしきりにレクチャー中とおぼしき講師役(?)の動画をPC上で再生しつつ、その板書の内容を自分のノートに書き写している大学生らしき人物を(隣の席で)目撃したことだってある。

 

だが、この女性は、かたわらにスマホを置いてはいるものの、ごく普通のスパイラル綴じのノートの最上段から行空けもせずひたすら鉛筆で文章を書き込み続けているのだ。途中、ときたま消しゴムを使うことはあっても、書く作業そのものは淀みなく続いていく。チラと盗み見ても、文章の内容は分からないが、箇条書きのような部分はなく、左端から右端までぎっしり文字で埋まっている。それも、ふつうの人なら半ページも書けば少しは休むだろうに、ノンストップでページを次々と埋めていくのである。

 

テープ起こし? いや、それなら、途中ポーズを置くためのボタン操作などで作業を中断する必要があるはずだし、そもそも手書きのノートで納品などありえない話だ! 詩作? とてつもなく冗長な散文が泉のごとく次々湧き上がっているんだろうか? それとも、絶体絶命の締め切りに追われているラノベ作家? たぶん違うだろう。 (^^;

 

私の仮説(妄想):この女性はなにか(たとえば、看護師など)の見習いさんで、その深刻度は不明ながら、ある問題に関わり、その罰として反省文を書かされているのではないか? 左手前に置かれたスマホには、その反省文のオリジナルの文言(例えば、ナイチンゲールの言葉とか)が表示されているけれど、繰り返し書くうちにフレーズ全体を覚えてしまったのでどんどん書き進められるわけだ。いや、ホントかぁ?

 

……などと勝手なことを考えている私だが、はたしてこの “反省文仮説” は当たっているのだろうか? もはや確認のしようもないのだけれど、なんか気になって自分の本がなかなか読み進められないでいるのだ。 (^^;

 

 

2018-06-23 21:35:46

108円ドーナツ無料引換券

テーマ:食べ物

夜の8時半過ぎに Mister Donut に立ち寄る。この日限定で「お好きな108円(税込)ドーナツ1個無料」のスマホ対応サービスが実施される旨のメールが届いていたからだ。

 

ただし、楽天カードを見せるだけではダメらしい。届いたメールには、引換券を見せなければならず、その引換クーポン(のバーコード)はスマホ経由で取得する必要があると記してあった。しかもよく見ると、そのクーポンは有効期限が20分! なんかせわしないサービスではあるが、いろいろ大人の事情があるのだろう。 (^^;

 

実は私はスマホを持っていない。電話はガラケー、iPod にモバイルルータでなんちゃってスマホがわり、大半は Kindle の Fire でネットライフをまかなっているのだ。ま、なんとかなるだろうと、Mister Donut の近くで iPod を起動し、ネットにつなげて件のメールを探しあてる。その【引換券はこちらから】のボタンを押すと、ページが切り替わり、クーポンとしてのバーコードが表示されてその下に、

 

クーポン有効期限

残り 19分59秒

 

のように残り時間がカウントダウンされていく。注文にそれほど時間がかかるわけはないと分かっていても、なんかドキドキしてしまい、いつもより足早に店舗の入り口をくぐる。

 

まずは「ホットコーヒーとカスタードクリームをお願いします」と注文すると、男性の店員がレジに打ち込みながら「最初のご注文をもう一度お願いします」と言う。すこしゆっくりと「ホットコーヒー」と言うと、今度は通じた。「それから、このクーポンは利用できますか?」と iPod の画面を見せると、一瞬間が空いてから、「108円の商品が売り切れてしまいましたので、129円のカスタードクリームで代用させていただきます」とのこと。おやおや、ドーナツはふたつ買おうかと考えていたのだけれど、方針変更。「じゃあ、それでお願いします」「ただ、レシート上は別の商品名が表示されますが……」「いやあ、全然かまいませんよ」と会話は続いた。その男性は外国人らしかったが、ゆっくりはっきり丁寧に話そうとする姿勢が伝わってきて好感が持てた。

 

レジ近くの席に座って食べていると、やはりクーポン利用客は多く、そのたびに店員が「129円以下の商品で対応させていただきます」を繰り返していた。30日の日にもこのクーポンサービスがあるそうだが、108円のドーナツをもっとたくさん用意しておくんだろうな。 (^^;

 

iPod を見直すと、ちょうど20分が経過するところだった。残り時間がゼロになると、「Rakuten・使用済み・ありがとうございました」の大きな丸いスタンプが押された画面に切り替わった。

 

利便性を考えれば、カードの提示だけでオッケーにすべきだが、メール登録者かどうかはカードのバーコードでは判別できないということなのだろうか? それとも、メールを読んでいるかどうかの調査なんだろうか? いつか元悪徳銀行員の現ディズニーアナリストに尋ねてみたいものだ。

 

 

2018-06-21 19:58:07

『心理戦争』再び

テーマ:業界遠眼鏡

アマゾンに出品されているポール・ラインバーガーの『心理戦争』に動きがあったようだ。書籍部門の Amazon 売れ筋ランキングが 798,722位になっているのだ(2018年6月21日22:00時点で)。私が前回見たときは100万番台だったので、この間に少なくとも最低1冊は購入されたことになる。 (^^;

『心理戦争』はどこへ行った

『心理戦争』の復活

 

 

もっとも、出展者が自身の品を購入することもシステム的には可能だろうから、厳密に言うなら、どこまで実態が反映された購入歴かは分からないわけだが、とにかく現時点で出品されている品には、6万9800円という以前にも見かけた価格が設定されている。今回もセロハンで表紙まわりが保護された本の写真が添えられているので、まあ、専門家にせよ、SFファンにせよじっくり検討いただき、願わくば、今回の品も購入されてアベノミクスのさらなる進展につながることを祈りたいものだ。 (^-^)

 

 

私は別に『心理戦争』の価格ばかりを気にしているわけではない。SFファンとしては、『海の沈黙』で知られるヴェルコールの『人獣裁判』にはより切実な関心を抱いていて、こちらの古書価格もそれなりのものなのだが、それはまた別の話だ。 (^^;

 

 

 

 

2018-06-19 18:31:13

炙り塩鯖定食

テーマ:食べ物

地域一番の売り上げを誇る吉野家のその店舗には、他の店と特段変わったところはない。しいて地の利をあげるなら、近くに有名私大が控えるターミナル駅に近いことぐらいか。だが、最短通学路からは外れた路地に立地しているし、もっと乗降客の多い駅はいくらでもある。もちろん、提供する品目に変わりはない。オーダーしてから品が出てくるまでの時間にも大差はない。むしろ遅いぐらいかもしれない。地域一番店の秘密は what でも when でもなく、how にあったのだ!

 

少し前にメニューから鯖味噌定食が消え、炙り塩鯖定食が加わった。朝の焼き魚定食に鮭の替わりに添えられることもあるのだが、メインは午後3時から零時まで供される炙り塩鯖定食である。今夜も私はそれを注文して他の客の様子を眺めながら待つことしばし。トレイを持った店員が私の席の前にやってくる。

 

「鯖を炙ります」

 

と店員が言うと同時に天井の照明が消え、居並ぶ客が驚いて何事かと店内を見回す。もちろん、ガラス戸越しに近隣の店からの明かりが差し込んでくるので真っ暗闇というわけではない。その暗がりの中で店員は携帯バーナーを取り出し、私の目の前の鉄板に横たわる塩鯖の切り身に向け、スイッチをひねった。ゴウっと青白い炎が吹き出し鯖の皮を炙ってゆく。トレイの周囲がボワアっと青白く透き通った光に包まれる。その光景を眺める客たちから口々におおっと押し殺した声が漏れる。炙り終えた店員がバーナーの炎を絞りきると同時に店内の照明も復活し、ひとときのカフェロワイヤル@吉野家ショーは幕を閉じたのだった。これを見て、次回炙り塩鯖定食を注文する人も少なくないはずだ。客単価アップも道理である。

 

 

 

 

なあんて店がホントにあるかどうかは知らないけれど、(^^; この吉野家の炙り塩鯖定食が私の最近のお気に入りであることは本当である。気のせいか、この塩鯖定食を注文するのは年輩客が多いように思われ、年齢的な相関関係があるのかもしれない。実際、若いときにくらべると、私はずいぶんと魚介類を食べるようになってきている。回転寿司に入っても、まず最初に注文するのは、学生時代なら見向きもしなかったイワシ、アジ、サバなどである。

 

その私は、スーパーでもサンマやサバの缶詰はよく買っているのだが、最近ちょっとした異変が起こっている。従来、税抜き98円で販売されていたマルハニチロの「さんま蒲焼」や「さんま塩焼」が一挙に188円に値上げされてしまったのだ。2倍近い値上げは尋常ではない! 

 

まあ、サンマ不漁の話はそこここで聞いていたわけだが、昨年サンマは半世紀ぶりの不漁で、2017年の漁獲量は前年比30パーセント減となっていたらしい。

どうなるサンマ漁のゆくえ|NHK News Web

サンマ、半世紀ぶり不漁|SankeiBiz

 

というわけで、神保町の古本街にやってきても、日本漁業の行く末を案ずる私が、明倫館書店前の歩道に置かれた200円均一段ボール箱の中にあったブルーバックスの『大衆魚のふしぎ サンマやイワシの奇妙な関係』を見逃すわけがない。いっしょに並んでいた『イカはしゃべるし、空も飛ぶ』とあわせて買って帰ったことは言うまでもないだろう。

 

 

もちろん、ずいぶん前に執筆されたものだから、ここ数年の状況に直結する話は望むべくもないが、まずは基本を押さえねば! (^^;

 

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス