DVD放浪記 -5ページ目

日英対訳本は花盛り

 

今日は泌尿器科への出頭日。

 

実は、先月別の科での血液検査の際にあわせて採尿・採血を済ませてあったので、今日は検査結果で待たされることがなく、なんと8時半には病院の会計、9時前には隣接する薬局での会計も終わってしまうという奇蹟が起こってしまった! (^0^)

 

ということで、濃い茶とアイスクリーム(合計:419円)でひと息つくと、あとはもう自由時間という夢のような一日の始まりとなる! 私はただのガキかぁ……(^^;

 

 

 

 

せっかくなので、都心の新刊書店を覗いてみたら、日英対訳教材を積極的に出している IBS パブリッシングからちょっと毛色の変わった本が出ていた。忘れるといけないので、とりあえず、書名だけでも書き留めておきたい。

 

ひとつは、ジェームス・バーダマンの『戦国武将 From Samurai to Shogun』。同社の “対訳ニッポン双書”(新書サイズ)の最新刊で、時代背景の説明に続けて斎藤道三、武田信玄、織田、豊臣、徳川など主だった戦国武将35名を英語でコンパクトに紹介している。

 

 

 

 

 

これを読んでおけば、ドラマの「SHOGUN」を観てにわか戦国武将オタクになった外国人ともハッピーなひと時を過ごせるかもしれない。(^0^)

 

 

いっぽう、田中 忠芳/Ed Jacob の『日英対訳 身近なサイエンス Q&A 』は300ページ、Ed Jacob/深山真の『宇宙のすべて』は220ページ、“対訳ニッポン双書” より大判で、内容的には、講談社のブルーバックスとかSBクリエイティブのサイエンス・アイ新書の入門ガイド本の英語版といったところだ。英語語彙・表現面では Q&A のほうが広がりがあるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

「平易な英文だったら日本語訳は入れるべきではない!」とか「日本語訳ばかり読んでたら意味ないだろうが!」と、こうした対訳本を嫌うセンセイ方もいるだろうけれど、興味・関心から英語に接近するアプローチはありだろう。

 

この手の日英対訳本は、「TOEIC点数取りましたが、で、あとどうするんですか?」 という迷えるビジネスパーソンたちに、話すべきコンテンツ例、話題のネタを示す導きの星となっていくのだろうか? う~ん、お子ちゃまジジイの私にはよくわかりませ~ん! (^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

消えた千円札の謎

私は、スーパーなどでの支払いには交通系カード(Suica と PASMO)を使い、額が数千円を超えるとクレジットカードを利用している。
 
先週、駅の券売機に一万円札を入れて、カードに4000円分をチャージした。
 
 
 
 
 
 
おつりで出てきた札を数えたら5枚! (^^;
 
オヤと思ったけれど、北里柴三郎の肖像を掲げた新千円札が3枚ほど見えていた。この新千円札は紙質のせいか、枚数が重なると、隣接する札に密着してしまう傾向がありそうで、今回もそれそかもしれない。
 
その点については、以前の記事でも取り上げたことがある。
ところが、今回の新千円札はやはり3枚だけだった。残りは昔の野口英世夏目漱石、あるいは伊藤博文かとめくってみると……最後の1枚は、なんと二千円札だった! (@@;
 
これまで何度もATMや券売機を使ってきたけれど、おつりの中に二千円札が登場したのは今回が初めてだった。 (^^;
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その後、渋谷のスクランブル交差点で天津甘栗(300グラム袋:千円)を買うときに、ポケットから取り出したのがこの二千円札だった。
 
「ハイハイ、千円ね」
「あっ、いや、これ二千円札なんです……」
「あら、ごめんなさい!」
 
まあ、今どき間違えられてしまうのも無理はない。(^^;
 
「もう二千円札なんて見ないですよね?」
「いや、そうでもないですよ。外国人が多いかな? 一万円札を使うことが多いからかしら……」
 
なるほど、“一万円札を使うことが多い” か……。
 
私もなりたや外国人に! (^^;
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

“地元プチ古本市” 閉幕

 
地元の新刊書店前のオープンスペースに外部の古書店がワゴンを並べ、支払いは新刊書店のレジで行う方式(レシート上では「日販雑貨」として計上されている)の “地元プチ古本市” は5月末で終了した。
 
6月1日に訪れると、前日までワゴンをぎっしり埋め尽くしていた本はきれいさっぱりなくなっていた。
 
 
 
 
 
 
ワゴンの中から売れてゆくもの、残ってしまうものなどを眺めていると、なかなかに興味深いものがあった。といっても、私の場合もっぱらミステリーやSFの背表紙の文字しか目に入らないわけだが。 (^^;
 
美本の『横溝正史 自伝的随筆集』辻真先のややレアっぽい(ただし電子化済みの)『殺人小説大募集!』山田風太郎ものなどの多くは最後まで残っていたけれど、都筑道夫の文庫本はあっという間に消えてしまった。
 
その最終日、私はグズグズ迷った末に、桑原武夫『ソ連・中国の印象』を買った。昭和33年(1955年)に人文書院から刊行された本である。なぜこんな代物を買ったのか自分でもわからず、もう魔が差したとしか言いようがない! (^^;
 
 
 
 

 
 
 
この本には、以下のような取り扱い書店の投げ込みがあった。

 

 

 

 
 

 

古書店もいろいろと工夫を重ねているわけだ。この手の “プチ古本市” は今後とも続けてもらえると嬉しいなぁ! (^^)

 
 
 
 

アマゾンよりも紀伊國屋?

 
新宿にある洋書専門店 Books Kinokuniya Tokyo の洋書セールを覗いてきた。
 
 
 
 
 
 
「在庫処分セール50%OFF」の箱もあったけれど、個人的には見るべきものなくスルー! 基本的に、告知どおり、在来品の一律2割引きセールだった。
 
 
 

 
 
 

私がもっぱら気になるのは、電子書籍化されていない国産コミックの英語版や、海外のグラフィック・ノベルの類いである。

 

たとえば、Art Spiegelman のあの The Complete MAUS は、以下に掲げたシールにあるように、通常4541円(4128+税413)で販売されているけれど、今回のセールでは 3632円(たぶん3302+税330)で入手できる。

 
 
 

 

 

 

といっても、同じ商品が Amazon.co.jp では(このブログ執筆時点で)税込3,359円となっている。つまり、ここで洋書が2割引きになってもなおアマゾン扱いのほうが安いのだ。でも、その差は273円!

 

 

 

 

 

 

Amazon.co.jp の梱包・配送のあり方に全幅の信頼を置きかねる向きにとっては、商品の無事を確認のうえで購入できる安心感は貴重かもしれない。アート系のお高い本ならなおさらのこと。(^0^)

 

ちなみに、その The Complete MAUS の横には、宮崎駿の隠れた名作『シュナの旅』の英語版ハードカバーがうず高く平積みされていた。私が見たとき、MAUS は2冊だけしかなかったけど、爆速で売れた後だったってことかな? (^^;

 

 

 

 

 

私もこれにはかなり心をかき乱されたけれど、さすがに購入は思いとどまった! オリジナルのほうは、もう何度も何度も読み返している作品だ。 (^^;

 

 

 

 

 
 
 
店から出ると、空模様が怪しくなっていたので一瞬迷ったけれど、足早に代々木駅を目指した。若き日の黒田龍之介がロシア語を学んだミール・ロシア語研究所のあった建物は跡形もなくなっていた……。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

How to get to Books Kinokuniya Tokyo

かつての日常英会話のテキストの定番メニューのひとつに “道案内” があった。

 

ここをまっすぐ歩いて、2ブロック先の信号で右に折れて……などと比較的単純なパターンが多かったと思う。基本表現の学習だから当然のことではある。ただ、現実の道案内はもう少し複雑になりがちだ。

 

たとえば、JR新宿駅の南口から、紀伊國屋書店の洋書販売専門店舗である Books Kinokuniya Tokyo までの道順を教えるとしたら? (^^; 

 

同店のウェブサイトを覗いてみたら、こんなページがあった。

 

 

 

 

 

そして、洋書セールのページもあった! (^0^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

賽の河原 again !:2025年度 NHKラジオ語学講座

今年も懲りずに……(^^;

今年も?

 

 

 

【 注意!】

 

これは、ボケジジイの私が最近になって趣味で聴き始めたNHKラジオの英語講座について素朴な感想を記したものであって、“だれにも効果的な英語学習法” として同講座を推奨するものではありません。 <(_ _)>

 

 

 

● ラジオ英会話

 

NHKがプッシュ中(?)の大西泰斗講師が担当する一般向けの定番講座。基本フォーマットは例年どおりながら、従来のやや(講師独自の)文法面にかたよりがちな内容への反省からか、今期は音声面の解説コーナーが設けられている。まあ、“いちおうこっちにも気を配ってます” 感は拭えないけれど……(^^;

 

そうそう、アマゾンのテキスト紹介ページにあるレビュー欄での番組へのクレーム問題は今期も続いているようだけれど、アンチ組への支持は広がりを欠くようだ。(^^;

 

 

 

 

 

 

 

大西講師らのダジャレは相変わらずだが、番組冒頭のアシスタントとのやり取りには、当日レッスンで用いられるフレーズが露払い的に登場したり、ほかにもゲリラ的に興味深い表現が登場することがあるのでなかなか気が抜けない。 (^^;

 

例えば、4月24日(木)のオープニングはこんな具合だ。

【以下の書き起こし部分は私の脳内妄想リスニングの産物で、正確性はいっさい保証できない】

 

 

大西:“俺の気持ちがわかるか” シリ~ズ! 10年以上待ってたゲームがとうとうリリースされて、しっかりとホームページを確認したら、ボクのパソコンが対象機種に入っていなかった俺の気持ちがわかるか!

《中略》

David:I know that feeling through and through.

 

 

メモメモ……φ(. .  )

 

また、その前の金曜復習回の別れ際最後の1分では、初めて対面した人への挨拶フレーズの応用パターンが挙げられていた。

 

 

大西:Actually, I use the phrase “It's so great to finally meet you in person.” a lot, when I meet somebody in person.

秋乃:You know, another interesting phrase that's used in a similar situation when you haven't ever seen what the person looks like 

 is “It's great to finally put a face to the name.”

David:Oh, that's a good one. One I always wanted to use is “Your reputation precedes you.” But I don't think it gets much daily use.

大西:今の挨拶ですね、your reputation あなたのうわさですね、名声が、precedes you あなたの前に進んでいる。日本語の「お噂はかねがね」とほとんど同意味です。 

というわけで、今日はこのへんで!

一同:Bye!

 

 

メモメモ……φ(. .  )

 

 

 

● エンジョイ・シンプル・イングリッシュ

 

1回5分。約500語の英文を読みかつ聴くオールイングリッシュの番組。月-木は中学卒業レベル、金曜(今期は小泉八雲の怪談・奇談)は高校レベルとされている。それでも私の知らない単語・表現が出てくるのだが……(T-T) 

 

 

 

 

 

 

 

Who Was/Is...? シリーズがバカ高くなってしまってから、こちらのテキストを読んだり聴いたりする機会が増えてきている。

何、そのシリーズって?

 

 

ちなみに、私はキンドル版のテキストを使っているけれど、紙の書籍版は洋書のペーパーバックぽく、そのまま持ち歩ける体裁となっている。

 

それにしても、私は、「キラキラ女子」が、“流行に乗った若い女性” であることも、また、それを英語で “It girl” ということも知らなかった。 (T-T)

しかも、クララ・ボウにまでさかのぼるとは!

 

 

メモメモ……φ(. .  )

 

 

 

● 英会話タイムトライアル

 

言えそうで意外になかなか出てこない日常会話表現を単に知識として学ぶだけでなく、実際に口に出せるよう練習する講座……というと、いかにも凡庸に聞こえるかもしれないし、毎月3週(15日)分しかないテキストをざっと見て、コスパ的にイマイチと思う人は多いかもしれないけれど、私のような英語弱者には強い味方である。

 

 

 

 

 

 

特に、ソレイシイィ講師の口語英語まわりのミニ解説(あまりに初歩的過ぎてか、「ラジオ英会話」では拾ってくれないようなポイントもある)は貴重だと思う。実際、can と be able to の過去形の用い方とか、多くの疑問への糸口などが見えてきたのはこの講座のおかげである。ま、私のレベルはその程度なわけなのだ……(^^; 

 

 

 

● ラジオ ビジネス英語

 

基本的にはビジネスパーソン向けのつくりだけれど、そうしたものとは無縁の私は、「ラジオ英会話」のステップアップ編として聴いている。同じ内容を伝える際の英語表現のバリエーションを複数提示してくれるのが◎だ!  

 

 

 

 

 

 

金曜日のインタビュー回は、率直にいって私にとってはあまり面白くない内容が多いのだけれど、語彙・表現の拡充には役立っている。

たまに面白いものもあるけれど……(^^;

 

 

 

● ニュースで学ぶ「現代英語」

 

新たな年度を迎え、かなり様変わりしているので、項を改めて取り上げてみたい。番組関係者よ、心して待て! な~んちゃってね。(^^;

 

実は、無謀にも「まいにち中国語」を並行してやっているわけだけれど、それについてもまたいつか別の機会に……(^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古本とキンドル本

雨天になれば、オープンスペースのワゴンを新刊書店内に引っ込めて、“地元プチ古本まつり” は続いている。
 
 
 
 
 
 

 

 
“パリに生きた科学者” 湯浅年子の本は、以前からポツポツと見かけているけれど、いっそまとめて出てくれないものだろうかとどこまでもグータラな私。う~ん、やっぱり明倫館書店前のワゴンばかりを見ていてもダメか……(^^;
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

今回私が目にした安岡章太郎『私の墨東奇譚』は新潮文庫版だったが、現在では、中公文庫から『私の墨東奇譚ー増補・新版』が出ている。こちらには、彼の評論「水の流れ――永井荷風文学紀行」、そして、永井荷風『墨東奇譚』全編(木村荘八の挿絵入り)が収録されているという! ただし、新潮文庫版にあった『新潮日本文学アルバム』他からの写真などは割愛されているのだろう。たぶん。(^^; なお、電子版も出ていて、紙書籍の解説もキープされているもよう。

 

 

 

 

 

今回のワゴンには、横田順彌『幻綺行 完全版』『日露戦争秘話 西郷隆盛を救出せよ』(各500円)も出ていた。これに『大聖神』を加えた “中村春吉シリーズ” 3冊はいずれも竹書房文庫から刊行されていて、編者の日下三蔵はほんとうにいい仕事をしてくれている(あ、竹書房も!)。

ただ、私はすべてキンドル版で入手済みだったので、今回のワゴンものはパスさせていただいた。
 

 

これらの表紙にはわざと(カバーが一部欠けたように見せるなど)古書を模した装丁が施されているので、未練がないといえばウソになるのだけれど、それだけのために紙書籍をダブり買いするわけには……いや、ほんとうは欲しいっ! (^^; 

 

ちなみに、購入当時のキンドル版の価格は393円、393円、425円だった。今後同様のキャンペーンが行われるかどうか私にはわからない。

 

以前から英書はもっぱらキンドル本と決めていたけれど、このところ、古本も紙書籍とキンドル本との両にらみが続いている貧乏ジジイの私である。……(^^;


 
 
 

気分は志ん生?

定期検診での血液検査の結果、やはり本丸のほうの数値はまずまずで推移するも、尿酸値中性脂肪が高めに出ているとの警戒警報! 相変わらずフツーの内科診療である。 (^^;

 

整形外科にまわってその後のフォローアップ。

何の続き?

 

今回も若い、けれど専門の先生が登場。画像で見るかぎり深刻なものではないという。気になっていたギプスなどをつける必要などなく、フツーの生活オッケーなのでホッとする。

 

現状の痺れが軽微なもので、日常生活に支障のないかぎりは、それをなくすために手術云々ということではなく、やはり今のまま長く付き合っていくしかなさそうだ。

 

ただ、もうひとつの可能性として、痺れや疼痛などは内科的な原因で生じることもあるわけで、再び尿酸値にスポットライトがあたる。これは内科の領域だ……(^^;

 

一応もうひと月(気休め)投薬で様子を見て、あとは基本地元クリニックに引き継ぐ段取りとなる。いや、地元に整形外科なんてあったっけ?

 

 

 

 

「ラジオ英会話」などのスキットを毎日ブツブツつぶやくのにも少し飽きてきたので、気分転換に、志ん生になったつもりで「猫の皿」を声に出して読み上げてみる。

 

 

 

 

 

気分だけはもう名人である。 (^0^)

 

 

 

 

 

EMPIRE OF THE STARS 再び

大阪弁とキュリー家の人々

“地元プチ古本まつり” もそろそろ終盤を迎え、さすがにうっかり買ってしまいそうな本も徐々に減ってきた。とはいえ、油断は禁物。(^^;

うっかり買ってしまいそうな本?

 

 

1冊1000円を超える本は基本スルーすることにして、先日拾ったのが、前田勇の『大阪弁』(250円)と岩波新書の『キュリー家の人々』(200円)。どちらもアマゾンでもっと安く出品されているけれど、送料が加われば同じことだ。

 

『大阪弁』(朝日選書80)は、以前から気になっていた、私にとって未知の領域への道案内として入手したもの。ただ、初期段階で読むガイドブックとして正解なのかどうか……(^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『キュリー家の人々』は1964年に刊行された岩波新書(青539)。“マリ・キュリーの愛弟子として二代にわたってキュリー家と親交のあるコットン夫人が、学問的業績とその家庭生活および平和に対する強い関心など、多方面にわたってキュリー家の人々の姿をいきいきと描き出したもの” で、約190ページの本編に続く巻末の60ページほどの文集(ノーベル賞講演などを含む “科学と科学研究”、教育や婦人参政権などに関する “社会活動”、その他 “手紙と回想”)がちょっと嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

残りの期間もあとわずかか……。